喫煙者に聞いた!「タバコミュニケーション」に関する実態調査



近年の健康志向の高まりにより、喫煙者数は年々減少傾向にあります 。
さらに、改正健康増進法の施行により、公共の場や職場などでの喫煙スペースも縮小しています。このような状況の中、喫煙所で行われる喫煙者同士のコミュニケーション(通称:「タバコミュニケーション」)は今も存在しているのでしょうか。
今回クリニックフォアでは、喫煙所でのコミュニケーションの実態と、喫煙者が喫煙によって感じるメリットとデメリット、また禁煙意欲の有無について調査しました。


【調査概要】
調査対象:喫煙者の男女521名
調査期間:2024年5月21日~2024年5月22日
調査方法:インターネット調査
※調査結果をご紹介いただく際は、「クリニックフォア調べ」と注釈をご記載ください。
※調査結果の数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合があります。

【調査サマリー】

  • 喫煙の目的として半数以上が「ストレス解消・リラックス(56%)」「気分の切り替え(54%)」と回答
  • 「職場でのコミュニケーションが喫煙本数・時間に影響している」と感じる人は95%
  • 働くうえで感じる喫煙のメリットとしては「喫煙所や喫煙者同士だと業務にまつわる相談や会話がしやすい」がトップに
  • 「喫煙所でのコミュニケーションによって仕事が円滑に進んだことがある」人は74%
  • 働くうえで感じる喫煙のデメリットは「健康への悪影響(健康診断など)(53%)」「匂いなど周囲への配慮(43%)」
  • 7割以上が「禁煙したいと思っている」と回答。理由は「お金がかかる(53%)」「家や服の匂いが気になる(44%)」

【調査結果】

喫煙の目的として半数以上が「ストレス解消・リラックス(56%)」「気分の切り替え(54%)」と回答

喫煙者521名に喫煙の目的を聞いたところ、「ストレス解消・リラックスのため(56%)」「気分の切り替えのため(54%)」が半数以上という結果に。次いで3割が「生活の習慣になっているため(30%)」と回答しています。

そのほか、「職場でのコミュニケーションのため(22%)」や、「友人同士のコミュニケーションのため(13%)」に喫煙を利用している人も一定数おり、喫煙が交流の手段としても機能していることがわかります。

 

 

「職場でのコミュニケーションが喫煙本数・時間に影響している」と感じる人は95%

喫煙の目的として「職場でのコミュニケーションのため」と回答した114名に対して、「職場でのコミュニケーションが喫煙本数や喫煙に費やす時間に影響していると感じるか?」と聞いたところ、95%とほとんどが「影響していると感じる」という結果になりました。

 

 

働くうえで感じる喫煙のメリットとしては「喫煙所や喫煙者同士だと業務にまつわる相談や会話がしやすい」がトップに

働くうえで感じる喫煙のメリットについての質問では、「喫煙所や喫煙者同士だと業務にまつわる相談や会話がしやすい(37%)」が最も多く、次いで「オンオフの切り替えがしやすい(32%)」「仕事によるストレスが和らぐ(29%)」となりました。喫煙の目的として上位に挙がったストレス解消・気分の切り替えよりも、喫煙所でのコミュニケーションにおいてメリットを感じている人が多いという結果になりました。

 

 

「喫煙所でのコミュニケーションによって仕事が円滑に進んだことがある」人は74%

喫煙者全体に、喫煙所でのコミュニケーションやたばこ休憩を通じて仕事が円滑に進んだと感じた経験があるか質問したところ、74%が「感じたことがある」と回答しています。

 

 

働くうえで感じる喫煙のデメリットは「健康への悪影響(健康診断など)(53%)」「匂いなど周囲への配慮(43%)」

働くうえで感じる喫煙のデメリットについての質問では、「健康への悪影響(健康診断など)(53%)」が半数以上、次いで「匂いなど周囲への配慮(43%)」も上位に。「たばこ休憩による業務時間の減少(26%)」「仕事が頻繁に中断される(20%)」と、業務効率への悪影響を感じている人もいるようです。

 

 

7割以上が「禁煙したいと思っている」と回答。理由は「お金がかかる(53%)」「家や服の匂いが気になる(44%)」

今現在の禁煙への意欲については、7割以上が「禁煙したいと思う」と回答しています。その理由としては、「お金がかかる(53%)」「家や服の匂いが気になる(44%)」が上位に挙がりました。

 

 

【クリニックフォア・医師のコメント】

今回の調査によると、多くの方が喫煙による社内コミュニケーションの活性化を実感していますが、同時に半数以上の方が喫煙による健康への悪影響を感じています。また、全体の7割以上の方が「禁煙したい」と考えていることもわかりました。

たばこには、5,300種類以上の化学物質と70種類以上の発がん物質が含まれています。これらは、脳卒中や心臓病、慢性的な肺疾患、糖尿病、慢性腎臓病など、さまざまな生活習慣病を引き起こすだけでなく、肺がんをはじめとする多くのがんの原因にもなります。

禁煙を望んでいても、自力での禁煙が難しい場合には、医療の力を借りて禁煙に取り組むことも一つの有効な解決方法です。実際に当院が行っている『禁煙の”成功の秘訣”と”失敗の理由”に関する調査』でも、禁煙のために医師や医療機関のサポートを望む人が多いという結果がでています。医療機関で処方されるお薬には、たばこの代わりにニコチンを体内に取り込むことで離脱症状を和らげる「ニコチネルTTS」という貼り薬や、ニコチン受容体に作用することでたばこが美味しくなく感じる「バレニクレン(チャンピックス海外後発品)」という内服薬があります。さらに治療アプリなどを併用することで、より効果的に禁煙を達成することができます。ご自身や周囲の健康を守るためにも、禁煙を考えることは非常に重要です。治療を検討される方は、まずは医師に相談してみてくださいね。

本調査以外にも、喫煙経験者を対象にした『禁煙の成功の秘訣・失敗の理由に関する実態調査』を配信しています。ぜひあわせてご覧ください。
URL:https://www.clinicfor.life/telemedicine/quit-smoking/treatment/pr-002/

「やめたくてもやめられない」喫煙習慣には禁煙治療

医学的に喫煙は、「ニコチン依存症」という病気にあたります。ニコチンは脳に作用して快感を与えるため、たばこを突然やめると、イライラや不安などの離脱症状が現れます。そのため、禁煙を成功させるためには、医師の指導や服薬が非常に重要です。クリニックフォアのオンライン禁煙治療では、禁煙補助薬を処方することで離脱症状を軽減し、禁煙を成功させるためのサポートを行います。

クリニックフォアのオンライン診療は、自宅など好きな場所から受診ができ、お薬をご自宅のポストに配送します。治療中はメールでの診療サポートも行っています。「禁煙治療を始めたいけれど忙しくて通院の時間が取れない」「続けられるか不安」という方も、安心してご利用いただけます。

<オンライン禁煙治療の特長>

  • 通院の手間が無く、オンラインで完結
  • 治療期間分のお薬をまとめて処方するプログラムを用意
  • お薬は最短翌日に自宅に届く(※)
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(※)発送日は決済完了時間により前後します。北海道、九州、沖縄、その他離島に関しましては、発送からお届けまで最短2日必要となります。
※オンライン禁煙治療は自由診療です。

各治療目安期間のプランに基づき概算した標準的な費用(税込):13,746円~27,390円/4週
(内服薬24週間分~貼付薬8週分の金額を各4週分として。禁煙治療補助デバイス除く)
※別途、診察料税込1,650円・送料税込550円がかかります
主な副作用:頭痛、吐き気など

【クリニックフォアについて】

ちょっと調子が悪いと思った時、すぐに予約して時間どおりに診てもらえること。いつも通る道にあって、信頼できるかかりつけ医として定期的に通いやすいこと。クリニックフォアは、みなさんの健康と時間を何より大切にし、プライマリ・ケアを実践するクリニックです。

現在、田町・新橋・飯田橋・有楽町・大手町・四谷・大宮・池袋・渋谷・心斎橋・亀戸の11ヶ所(2024年5月時点)に開設。最寄りのクリニックで受診いただけるほか、お持ちのスマートフォンなどを用いてオンラインでも受診いただけます。

<診療時間>
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