年末年始に月経移動したい方必見!ピルで生理をずらす方法と受診タイミングを解説

年末年始の旅行や帰省、初詣などの予定と生理が重なりそうで困っている方も多いのではないでしょうか。年末年始は医療機関の休診日が多く、いつまでに受診すればいいのか分かりにくいと感じる方もいるでしょう。
生理を早める方法と遅らせる方法では受診タイミングが異なるため、ご自身の生理周期と年末年始の予定を照らし合わせて計画を立てる必要があります。
この記事では、月経移動の2つの方法、年末年始に向けた受診タイミング、服用するお薬と副作用、成功させるポイントについてまとめています。
年末年始を快適に過ごしたい方は、ぜひ最後までお読みください。

月経移動とは?2つの方法を解説

月経移動とは、ピル(経口避妊薬)を使って生理の時期を意図的にずらすことです。旅行やイベント、試験などの大切な予定と生理が重ならないよう調整するために行われます。

月経移動には「生理を遅らせる方法」と「生理を早める方法」の2種類があり、それぞれ服用開始時期や期間が異なります。

生理を遅らせる方法

生理を遅らせる方法は、次回の生理予定日の5〜7日前からピルの服用を開始し、生理を避けたい期間が終わるまで毎日1錠ずつ服用を続けるというものです[1]

ピルに含まれるホルモンの作用で子宮内膜が維持されるため、服用中は生理が起こらなくなります[2]。服用を中止すると数日後に消退出血(生理のような出血)が起こり、その後は通常の生理周期に戻ることがほとんどです。

項目内容
服用開始生理予定日の5〜7日前[1]
服用期間生理を避けたい期間が終わるまで
消退出血服用中止後、数日後

メリット: 次回の生理予定日が近づいてからでも対応できる点にあります。

デメリット: イベント期間中もピルを服用し続ける必要があり、副作用が出た場合は旅行中も症状を抱えることになる点です。

生理を早める方法

生理を早める方法は、ずらしたい生理の1つ前の生理が始まってから5日目までにピルの服用を開始し、10〜14日間服用を続けるというものです[1][3]。服用を中止すると数日後に消退出血が起こり、これが「早めた生理」となります。

項目内容
服用開始前回生理開始から5日目まで[1][3]
服用期間10〜14日間[1][3]
消退出血服用中止後、数日後

メリット: イベント期間中にピルを服用する必要がなく、副作用を気にせず過ごせる点です。確実性が高く、計画的に月経移動を行いたい方に向いています。

デメリット: 1つ前の生理開始から5日以内に服用を開始する必要があるため、早めの計画と受診が求められる点が挙げられます。

年末年始の月経移動|受診タイミングの目安

年末年始に生理が重ならないようにするためには、余裕を持った受診が欠かせません。医療機関の年末年始休診を考慮すると、早めの行動が成功の鍵となるでしょう。

年末年始で受診が間に合わない場合の選択肢を知っておこう

どうしても対面での受診が難しい場合は、オンライン診療を活用する方法があります。オンライン診療については後述しますが、年末年始でも受診可能な場合があり、自宅からスマートフォンやパソコンで相談できます。

生理を遅らせる場合

生理を遅らせる方法で年末年始から月経移動を行う場合、12月中旬までに受診することをおすすめします。年末年始(12月29日〜1月3日頃)に生理を避けたい場合、生理予定日が12月下旬であれば12月20日頃から服用を開始することになります。

多くの医療機関は12月28日頃から休診に入るため、余裕を持って12月中旬には受診しておくと安心でしょう。服用開始が遅れると月経移動がうまくいかない可能性があるため、早めの受診を心がけてください。

生理を早める場合

生理を早める方法で月経移動を行う場合は、11月下旬〜12月上旬に受診する必要があります。年末年始に生理を避けたい場合、12月中旬〜下旬に予定される生理を前倒しで終わらせておく必要があります。

11月の生理開始日から5日以内に服用を開始し、10〜14日間服用を継続することで、12月上旬〜中旬に消退出血が起こります[1][3]。この方法であれば年末年始にはピルを服用する必要がなく、副作用を気にせずイベントを楽しめるでしょう。

月経移動の相談は余裕を持って早めに行うことが推奨されているため、年末年始に向けた相談は11月中に済ませておくのが理想的です[1]

方法受診目安服用開始目安
遅らせる12月中旬まで生理予定日の5〜7日前
早める11月下旬〜12月上旬11月の生理開始から5日以内

月経移動に服用するお薬と副作用

月経移動には主に中用量ピル(プラノバール)が処方されます。低用量ピルに比べてホルモン含有量が多いため、副作用が出る可能性がある点を理解しておく必要があるでしょう。副作用の多くは一時的なもので、過度に心配する必要はありません。

中用量ピル(プラノバール)の特徴

プラノバールは、ノルゲストレル(合成プロゲスチン)0.5mgとエチニルエストラジオール(合成エストロゲン)0.05mgの2種類のホルモンを含む中用量ピルです[2]。これらのホルモンの作用により、子宮内膜を維持して生理の開始を遅らせたり、服用中止後に消退出血を起こしたりすることができます。

1日1錠を毎日決まった時間に服用することで、ホルモン濃度を一定に保つことが大切です。プラノバールは医師の処方が必要なお薬のため、医療機関を受診して処方を受ける必要があります。

低用量ピルを普段から服用している方は、休薬期間を調整することで中用量ピルを使わずに月経移動が可能な場合もあります[1]。副作用が心配な方や過去に中用量ピルで強い副作用が出た方は、低用量ピルでの月経移動について医師に相談してみてください。

主な副作用と発症頻度

プラノバールの主な副作用として、悪心・嘔吐、食欲不振、頭痛、乳房緊満感、浮腫、体重増加などが報告されています[2]。これらの副作用の発症頻度は0.1〜5%未満とされており、すべての方に起こるわけではありません[2]

副作用は服用開始から数日間に出やすく、体がホルモンの変化に慣れると軽減していくことがほとんどです。また、重篤な副作用として血栓症がありますが、発症頻度は0.1〜5%未満とされています[2]。副作用の現れ方には個人差があるため、症状が強い場合や長引く場合は医師に相談することをおすすめします。

副作用発症頻度
悪心
・嘔吐、食欲不振、頭痛、乳房緊満感、浮腫、体重増加など
0.1〜5%未満[2]
血栓症0.1〜5%未満[2]

副作用への対処法

副作用の中で最も多いのは悪心(吐き気)ですが、就寝前に服用することで症状を軽減できる可能性があります。医療機関によっては吐き気止め(プリンペラン等)を一緒に処方してもらえるため、不安な方は相談してみてください。頭痛がある場合は、医師に相談の上、鎮痛剤を使用することも可能です。

注意すべき症状(血栓症の兆候)

ふくらはぎの急激な痛みやむくみ、激しい頭痛、胸の痛み、息苦しさ、四肢の脱力・麻痺、急性の視力障害などの症状が現れた場合は血栓症の可能性があるため、すぐに服用を中止して医療機関を受診してください[2]

長時間の移動がある場合は、こまめに水分を摂り、定期的に足を動かすよう心がけることが大切です。

月経移動を成功させるポイント

月経移動は正しい方法で行えば高い確率で成功しますが、飲み忘れや服用開始時期のずれによって失敗することもあります。

年末年始を快適に過ごすために、成功率を高めるポイントを押さえておきましょう。

服用開始時期を守る

月経移動を成功させるためには、医師から指示された服用開始時期を守ることが最も重要です。生理を遅らせる場合は予定日の5〜7日前から、早める場合は生理開始から5日以内に服用を開始する必要があります[1][3]

服用開始が遅れると、ピルのホルモン効果が十分に発揮されず、予定通りに生理をずらせない可能性が高まります。特に生理を早める方法では、服用開始のタイミングを逃すとその周期での月経移動ができなくなってしまいます。カレンダーやスマートフォンのリマインダー機能を活用して、服用開始日を忘れないよう管理しましょう。

飲み忘れを防ぐ工夫

ピルは毎日決まった時間に服用することで効果を発揮するため、飲み忘れを防ぐ工夫が必要です。スマートフォンのアラーム機能を設定したり、毎日の習慣(歯磨きや就寝前など)と組み合わせたりすると忘れにくくなるでしょう。

飲み忘れに気づいた場合の対応は、飲み忘れた時間や状況によって異なります。飲み忘れに気づいた際は、自己判断せず医師の指示に従ってください。2日以上連続で飲み忘れると月経移動の効果がなくなる可能性があるため、十分に注意しましょう。

年末年始の月経移動はクリニックフォアへ相談を

年末年始は多くの医療機関が休診となりますが、クリニックフォアのオンライン診療を活用すれば自宅から受診することが可能です。スマートフォンやパソコンから予約・問診・診察を完結でき、お薬は最短翌日にご自宅へお届けします。

クリニックフォアは全国で10院以上のクリニックを展開しており、対面の医療機関で保険診療も行う医師が診察を担当するため、月経移動が初めての方でも安心して相談できるでしょう。クリニックフォアでは、中用量ピル(プラノバール)に吐き気止めを処方してお届けしており、副作用への対策も行っています。

仕事や帰省の準備で忙しい方、近くに婦人科がない方、年末年始の休診で受診できない方は、ぜひクリニックフォアのオンライン診療をご活用ください。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※対面診療をご案内する場合もございます。

よくある質問

年末年始ギリギリでも月経移動は間に合う?

生理予定日の5〜7日前までであれば、遅らせる方法で対応できる可能性があります[1]。ただし、服用開始が遅れると成功率が下がるため、できるだけ早めに受診することをおすすめします。不安な場合は医師に相談してみてください。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

低用量ピルを服用中でも月経移動できる?

低用量ピルを服用中の方は、休薬期間を調整することで中用量ピルを使わずに月経移動が可能です[1]。次回の月経を移動したい場合は中用量ピルで遅らせる方法、次々回の月経を移動したい場合は低用量ピルの継続服用で早める方法が選択できます。詳しい服用方法は医師に相談してください。

月経移動のピルに避妊効果はある?

月経移動のために短期間服用するピルでは、確実な避妊効果は期待できません。避妊を目的とする場合は、別途避妊具を使用するか、低用量ピルの継続服用を検討してください。

年末年始の旅行中にピルを飲み続けても大丈夫?

旅行中もピルの服用を継続して問題ありません。ただし、長時間の移動では血栓症のリスクがわずかに高まるため、こまめに水分を摂り、定期的に足を動かすよう心がけてください[2]

まとめ

年末年始に月経移動を成功させるためには、遅くとも12月中旬までに医療機関を受診することが大切です。生理を遅らせる場合は予定日の5〜7日前から服用を開始し、早める場合は1つ前の生理から5日目までに服用を開始する必要があります[1][3]

月経移動には主に中用量ピル(プラノバール)が処方され、悪心や頭痛などの副作用が出る可能性がありますが、頻度は0.1〜5%未満とされています[2]。また、血栓症についても発症頻度は0.1〜5%未満です[2]

年末年始は医療機関の休診が多いため、オンライン診療を活用すれば自宅から受診できて便利です。飲み忘れを防ぎ、服用開始時期を守ることで月経移動の成功率を高めることができます。

年末年始を快適に過ごしたい方は、早めに医師に相談してみてはいかがでしょうか。

参考文献

  1. 日本産科婦人科学会/日本女性医学学会「OC・LEPガイドライン 2020年度版」(2021年3月発行)
  2. あすか製薬株式会社「プラノバール配合錠 添付文書」(2024年7月改訂)
  3. 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会「産婦人科診療ガイドライン-婦人科外来編2023」
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