生理をずらすデメリットとは?体への影響・副作用・注意点をわかりやすく解説

「生理をずらしたいけど、お薬の副作用やデメリットが心配…」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

旅行や結婚式、試験などの大切なイベントと生理が重なりそうなとき、中用量ピルで生理日を移動させる方法がありますが、体への影響が気になるところですよね。
中用量ピルの「プラノバール」には、吐き気などの副作用がみられたり、ホルモンバランスに影響したりといったデメリットがあります。

この記事では、お薬で生理をずらす際に起こりうるデメリットやリスク、それらを軽減するための対策について詳しく解説します。
生理日の移動を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※対面診療をご案内する場合もございます。

 

 

生理をずらす主なデメリット

生理をずらす際に起こる主なデメリットとして、以下が挙げられます。

  • 吐き気・頭痛などの副作用が出ることがある
  • 不正出血が起こる可能性がある
  • 血栓症のリスクがある

デメリットを事前に把握しておくことで、診察時に医師に相談できます。
ここからは、それぞれのデメリットについて詳しく解説します。

吐き気・頭痛などの副作用が出ることがある

プラノバールで生理をずらす際に、多くの方が経験するデメリットは吐き気や頭痛などの副作用です。

これはプラノバールに含まれる女性ホルモンの影響で、体内のホルモンバランスが変化するためです。

吐き気・嘔吐、頭痛、倦怠感、むくみなどの症状が0.1〜5%未満の確率で現れることがあります[1]

体がホルモンの変化に慣れるにつれて落ち着いてくることも少なくありませんが、副作用の程度には個人差があります。

大切なイベント当日に副作用が起こる可能性も考慮したうえで、生理をずらすか決めましょう。

不正出血が起こる可能性がある

プラノバールのデメリットとして、不正出血の副作用も挙げられます[1]

プラノバールに含まれる女性ホルモンには子宮内膜の増殖を促す働きがありますが、服用開始直後などにホルモン量が不安定になると、内膜の一部が剥がれ落ちて出血を起こすためです[1]

また生理予定日の直前に服用を開始した場合は、すでに子宮内膜が剥がれ始めていることがあり、出血を止められない可能性があります。

不正出血の副作用は個人差の影響も大きいため、お薬の服用期間中は、念のためナプキンやおりものシートを携帯しておくと安心です。

血栓症のリスクがある

プラノバールで生理をずらす大きなデメリットとして、血栓症のリスクも挙げられます[1]

血栓症とは血管のなかで血の塊が詰まり血流を妨げる状態で、発生部位によっては命に関わることもある副作用です[2]

プラノバールに含まれるエストロゲン(卵胞ホルモン)には血液を固まりやすくする作用があるため、服用中は血栓ができるリスクがわずかに高まる可能性があります[3]

月経移動によく使用されるプラノバールの添付文書では、血栓症の発現頻度は0.1〜0.2%未満と報告されており、決して高い確率ではありませんが経過観察は必要です[1]

血栓症に特有の症状は以下のとおりです[1]

  • 足の急激な痛みや腫れ
  • 突然の息切れ
  • 激しい頭痛
  • 手足が痺れる、力が入らない

このような症状がみられた場合は、直ちに服用を中止し医療機関を受診しましょう。


生理をずらさない方がよいケース

お薬での月経移動は多くの方が利用できる方法ですが、健康状態や生活習慣によっては服用を避けた方がよいケースがあります。

  • 喫煙習慣がある方
  • 血栓症の既往歴や家族歴がある方
  • 特定の持病がある方

自分が該当するかどうかを事前に確認し、不安な点があれば必ず医師に相談してから服用を開始しましょう。

ここでは中用量ピル・低用量ピルで、生理をずらさない方がいいケースについて詳しく解説します。

喫煙習慣がある方

喫煙習慣がある方は、ピルの服用による血栓症のリスクが高まる可能性があります[1]

たばこに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、ピルに含まれるエストロゲンの作用と相まって血栓ができやすい状態になるためです。

とくに35歳以上で1日15本以上喫煙する方では、血栓症の危険性が顕著に増大する可能性が指摘されており、ピルの服用期間中は喫煙を避ける必要があります[1]

禁煙が難しい場合は、必ず医師にその旨を伝え、月経移動が可能かどうかを相談しましょう。

血栓症の既往歴や家族歴がある方

血栓症の既往歴がある方はピルの禁忌にあたるため、原則としてピルを処方することができません[1]

家族に血栓症の方がいる場合も、遺伝的に血栓ができやすい体質の可能性があるため、診察時に必ず伝えるようにしましょう。

生理をずらしたい場合は、必ず医師に血栓症の既往歴がある旨を伝え、リスクと効果を十分に検討したうえで処方してもらうことが大切です。

安心して月経移動を行うためにも、自己判断でピルを服用するのは避けましょう。

特定の持病がある方

高血圧や糖尿病など、特定の持病がある方もピルを服用できない場合があります[1]

ピルに含まれる女性ホルモンが、血圧や血糖のコントロールに影響を与え、症状を悪化させる可能性があるためです。

現在治療中の疾患やお薬がある場合は、医師への相談を欠かさないようにしましょう。

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※対面診療をご案内する場合もございます。

 

 


デメリットを減らすためにできること

デメリットやリスクを完全になくすのは難しいですが、適切な対策をとれば軽減できる可能性があります。

  • 服用前の準備をしっかり行う
  • 服用中の注意点を守る
  • 異常を感じたらすぐに医師に相談する

月経移動への不安やデメリットを減らすため、事前の準備や服用中の注意点を把握することが大切です。

ここでは、中用量・低用量ピルの両方に共通する「デメリットを軽減する具体的な対策」について詳しく解説します。

服用前の準備をしっかり行う

生理を遅らせたい場合は早めに婦人科を受診し、余裕を持ったスケジュールで服用を開始することが大切です。

生理予定日の直前に服用を始めると不正出血が起こりやすくなったり、十分な効果が得られなかったりする可能性があるためです。

次回の生理をずらしたい場合、遅くとも生理予定日の5〜7日前には服用を開始できるよう、イベントの2〜3週間前には受診しましょう[4]

また吐き気が心配な方は、診察時に吐き気止めを一緒に処方してもらうのがおすすめです。

生理をずらす際は計画的に準備して、デメリットを最小限に抑えましょう。

服用中の注意点を守る

ピル服用中は、禁煙を心がけることが血栓症予防において非常に重要です[1]

喫煙は血栓症のリスクを大幅に高めることが知られており、とくに35歳以上の喫煙者ではその危険性が顕著なためです[1]

短期間の服用であっても喫煙は避け、受動喫煙にも注意するようにしましょう。

また他のお薬やサプリメントとの相互作用により、ピルの効果が弱まる場合があります[1]

一部の抗生物質や抗てんかん薬、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含むサプリメントなどは注意が必要です。

普段から飲んでいるお薬やサプリメントがある方は、診察時に必ず医師へ伝えるようにしましょう。

異常を感じたらすぐに医師に相談する

ピル服用中に体調の変化や異常を感じたら、我慢せずにすぐに医師に相談することが大切です。

とくに血栓症の初期症状である下肢の急激な痛みや腫れ、突然の息切れ、激しい頭痛などが現れた場合は直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください[1]

このほかの軽い副作用であっても、症状が長引く場合や日常生活に支障が出る場合は早めに相談しましょう。

処方を受けた医療機関の連絡先を控えておくと、いざというときにスムーズに相談できます。


生理を早める方法と遅らせる方法の違い

生理をずらす方法には、「生理を早める」方法と「生理を遅らせる」方法の2種類があり、それぞれ以下のような違いがあります。

早める方法[4]遅らせる方法[4]
適したケース次々回以降の生理を移動させたい場合次回の生理を移動させたい場合
服用開始時期次回生理の3〜5日目生理予定日の5〜7日前
服用期間10日以上イベント最終日まで
生理が来るタイミング服用中止後2〜5日
※個人差があります
服用中止後2〜5日
※個人差があります
イベント中の服用不要必要
メリットイベント当日に副作用が出る心配がないイベントまでの期間が短くても対応できる
デメリットイベントまで1か月以上の期間が必要イベント当日にお薬の副作用が出る可能性がある

イベント当日に副作用の影響を受けたくない方は、生理を早める方法がおすすめです。

一方、イベントまでの期間が短い場合は、遅らせる方法を選ぶことになるかもしれません。

どちらの方法が適しているかは生理周期やイベントの日程によって異なるため、余裕を持って受診し、医師と相談して自分に合った方法を選びましょう。


中用量ピルと低用量ピルの違い

月経移動に使用されるピルには、中用量ピルと低用量ピルの2種類があり、それぞれ以下の特徴があります。

中用量ピル(プラノバール)[1]低用量ピル[4][5][6]
ホルモン含有量エチニルエストラジオール0.05mgエチニルエストラジオール0.05mg未満
副作用主な副作用:吐き気、頭痛、倦怠感、むくみなど中用量ピルと同様の副作用がある。
低用量ピルの方が吐き気や胃の不快感は出にくいとされているが、不正出血の頻度は高くなる。
血栓症のリスクややある(0.1〜0.2%未満)中用量ピルより低いとされる

一般的に、月経移動には中用量ピルのプラノバールが使用されます。

ただし、吐き気や頭痛などの副作用が出やすい傾向があるため、副作用が心配な方は低用量ピルを選択するのもひとつの方法です。

低用量ピルを継続服用すると月経困難症の改善が期待できるため、定期的に月経をコントロールしたい方は低用量ピルの服用を検討してください。

月経移動を検討している方は、どちらのお薬が自分に合っているか、診察時に医師と相談しながら決めましょう。


生理をずらすならクリニックフォアのオンライン診療を

クリニックフォアでは、生理をずらすためのピル(中用量・低用量)をオンライン診療で処方しております。

クリニックフォアのオンライン診療には以下のメリットがあります。

  • スマートフォンやパソコンを使って、自宅から診療が受けられます
  • 仕事や学校で忙しい方でも、スキマ時間に相談できます
  • お薬は最短翌日に届くため、急なイベントにも対応しやすいです
  • 吐き気止めも一緒に処方されるため、副作用が心配な方にもおすすめです

月経移動には中用量ピル(プラノバール)を使用するのが一般的ですが、副作用に抵抗がある方や過去に強い副作用が出た方には、低用量ピルで生理をずらすことも可能です。

どちらのお薬が適しているかは、医師と相談して決めることをおすすめします。

クリニックフォアの月経移動にかかる料金の目安は以下のとおりです。

項目料金(税込)
診察料1,650円
お薬代中用量ピル(プラノバール)
5,478円(1シート21錠/吐き気止め21錠付)
低用量ピル(マーベロン)
税込6,556円(2シート)
配送料税込550円

初めてピルを服用する方や副作用が不安な方も、医師にしっかり相談したうえで処方を受けられます。

大切なイベントを快適に過ごすために、まずはオンライン診療でお気軽にご相談ください。

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※対面診療をご案内する場合もございます。

 

 


よくある質問

生理をずらすデメリットや方法など、よくある質問にお答えします。

不安や疑問を解消する参考にしてください。

生理をずらすと体に悪いですか?

短期間の月経移動であれば、体に大きな影響を及ぼす可能性は少ないと考えられます。

ただし、吐き気や頭痛などの副作用がみられる可能性があるほか、血栓症のリスクがわずかに高まる可能性が指摘されています。

喫煙者や持病がある方は、月経移動に使用する中用量ピルの服用ができないこともありますので、事前に医師に相談しましょう[1]

月経移動が妊娠に影響する可能性はありますか?

誤って妊娠中にピルを服用した場合に、胎児へ催奇形性があると明確に示した報告はないとされています[4]

ただし妊娠中や妊娠している可能性がある方は、ピルを服用することはできません。

もし服用中に妊娠が判明した場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

生理を早めるのと遅らせるのはどちらがデメリットが少ない?

一般的に生理を早める方法の方が、イベント当日にデメリットが出にくいとされています。

遅らせる場合はイベント期間中もお薬の服用を続ける必要があり、その間に副作用が出る可能性があるためです。

どちらの方法が適しているかは生理周期やイベントの日程によって異なるため、医師に相談して決めましょう。

市販薬で生理をずらすことはできますか?

市販薬で生理をずらすことはできません。

月経移動に使用される「中用量ピル」や「低用量ピル」は医療用医薬品であり、医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。

婦人科やオンライン診療で相談し、適切なお薬を処方してもらいましょう。

生理をずらすのは何回までなら大丈夫?

月経移動の回数に明確な制限はありません。

ただし月経移動を繰り返すとホルモンバランスが乱れやすくなったり、体への負担が大きくなったりする可能性があります。

月経移動は、生理が重なると困るイベントがある場合に限定して行い、継続的な生理コントロールが必要な方は低用量ピルの連続服用を医師と検討しましょう。


生理をずらす際はデメリットを理解したうえで医師に相談しましょう

中用量ピルや低用量ピルで生理をずらすことは可能ですが、副作用や不正出血、血栓症のリスクといったデメリットがあります。

とくに中用量ピルは低用量ピルと比べてホルモン含有量が多く、吐き気や頭痛などの副作用が出るかもしれません。

デメリットを軽減するために、余裕を持ったスケジュールで服用を開始し、服用中は禁煙を心がけましょう。

クリニックフォアでは、オンライン診療で中用量ピルや低用量ピルの処方を行っております。

大切なイベントの際はオンライン診療をご検討ください。

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※対面診療をご案内する場合もございます。

 

 

参考文献

  1. プラノバール添付文書|独立行政法人医薬品医療機器総合機構
  2. プラノバール患者向け医薬品ガイド|独立行政法人医薬品医療機器総合機構
  3. 手術時に休薬が必要な経口女性ホルモン製剤|鹿児島市医師会
  4. 産婦人科診療ガイドライン一般婦人科外来編2023|日本産科婦人科学会
  5. 低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案)|日本産科婦人科学会
  6. 複合ホルモン避妊と静脈血栓塞栓症のリスク:ガイドライン|アメリカ生殖医学会
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