ジフテリアのポイント

接種が必要な方

今も世界で散発的に発症しており、どこの国・地域でも感染する危険性があります。感染すると致死率は5〜10%と高く、小児期に3回以上の予防接種を完了していない方は、接種が望ましいと言えます。

これまでに3回以上の予防接種を行っていない方の場合、合計3回の接種が必要で、渡航までに最低2回の接種が必要です。

2種類のワクチンがあり、予防できる疾患・補償制度などが異なります。

価格

国産ジフテリア/破傷風ワクチン 5,500円(税込6,050円)/本+診察料

輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン(T-dap) 9,800円(税込10,780円)/本+診察料

どこへ渡航する時にジフテリアワクチン接種が必要でしょうか?

かつては年間8万人以上のジフテリア患者が発生していましたが、現在ではワクチン接種の強化により各国で散発的に発生するのみになりました。しかし、感染すると5〜10%程度の死亡率のある疾患で、海外渡航者の感染発症も報告されており、海外に渡航される際には破傷風と合わせて、ジフテリアワクチンの接種を行うことが望ましいと言えます。

ジフテリアの感染経路と症状は?

ジフテリアは、感染した患者の気道分泌物(咳など)に存在するジフテリア菌(Corynebacterium diphtheriae)が鼻や喉などの上気道に感染して生じる疾患です(飛沫感染)。鼻ジフテリアでは血液の混じった鼻汁が出て、鼻孔・上唇のびらんが見られます。扁桃・咽頭ジフテリアでは扁桃・咽頭周辺に白〜灰白色の膜のようなもの(偽膜)が形成されます。喉頭ジフテリアでは、声のかれや犬が吠えるような咳、呼吸困難を生じます。

合併症として、上気道閉塞、心筋炎、脳神経、末梢神経障害などをきたすことがあります。
ジフテリアの悪化により気道閉塞を来たしたり、合併症の心筋炎の悪化によって、死に至ることもあり、ジフテリアの致命率は5〜10%と言われています。

接種可能なジフテリアワクチンの種類と価格は?

クリニックフォアグループでは2種類のジフテリアワクチンをご用意しています。輸入ワクチンに関しては、国際的に広く使用されている、安全性の高いワクチンを輸入しております。

A. 国産ジフテリア/破傷風ワクチン(DTビック:破傷風とジフテリアを予防するワクチン)

B. 輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン(T-dap)(Boostrix:破傷風とジフテリアと百日咳を予防するワクチン)

*:別途、診察料が必要になります。また上記は税抜価格です。

様々な特徴を踏まえると、クリニックフォアグループ トラベルワクチンセンターとしては、

これまで基礎接種(3回以上の接種)が完了していない場合には、国産ジフテリア/破傷風ワクチン

これまで3回以上の接種が完了している方の追加接種には、破傷風・ジフテリアに加えて百日咳も予防したい場合には輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン、国産ワクチンの安心、予防接種健康被害救済制度を求める方は 国産ジフテリア/破傷風ワクチン
をお勧めいたします

価格については、国産ジフテリア/破傷風ワクチン 5,500円(税込6,050円)/本、輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン(T-dap)ワクチン 9,800円(税込10,780円)/本、となります。

他のワクチンと一緒に接種できますでしょうか?

他のワクチンと同時に接種可能です(ご希望の方はスタッフにお申し付けください)
本ワクチンの接種前に、他のワクチンを接種している場合は、一定期間の間隔を開けることが必要です(生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間あける必要があります)
本ワクチンは不活化ワクチンであり、接種後次回ワクチン接種まで、少なくとも1週間あける必要があります

半年後〜1年後の接種の時に日本にいないのですがどうしたら良いでしょうか?

半年後〜1年後の追加接種の時に、日本にいないケースが多くあります。
渡航までに最低2回の接種が推奨されていますが、ジフテリアに対する免疫を獲得するためには、合計3回の接種が必須であり、3回目の接種も忘れずに行う必要があります。国産ジフテリア/破傷風ワクチン(DTビックは、現地のクリニックや病院で置いている場合が多いわけではありませんので、帰国されたタイミングで実施することが多いです。

接種証明書は発行していただけますか?

ご希望の方には、接種記録カードを無料で発行しております。
必要があれば、英文での接種証明書(INTERNATIONAL CERTIFICATE OF VACCINATION OR PROPHYLAXIS)を発行します(有料)

カード払い、あるいは、請求書払いは可能でしょうか?

クリニックフォアグループでは、保険診療・自費診療含め、全てのお支払いにクレジットカード、iD/QuickPay, 交通系IC(Suica/Pasmo)、QRコード決済(Paypay、LinePay)等をご使用いただけます。
また、まとまった人数での接種が必要な場合、企業単位でのご請求書での支払いも承ります。
企業のご担当者様より、contact@clinicfor.lifeまでご連絡ください。