B型肝炎:Hepatitis B

B型肝炎のポイント

●接種が必要な方:アフリカ、南米、中米/カリブ海、中東、アジア、東/南ヨーロッパへ渡航される方で局地的な発生があるなど、リスクがある場合には接種を検討してください。
●2種類のワクチンがあり、予防できる疾患・効果持続期間・補償制度が異なります。
●接種回数:渡航までに2回接種(4週間隔)が望ましいですので、渡航4週間前の初回接種が必要です。
●予防できる疾患:B型肝炎に加えてはA型肝炎も予防したい方は輸入ワクチンを
・国産B型肝炎ワクチン:国産でB型肝炎のみを予防

・輸入A型/B型肝炎ワクチン:輸入ワクチンでB型肝炎に加えてA型肝炎も予防

●効果持続期間:長い効果持続期間を希望の方は輸入ワクチンを
・ 国産B型ワクチン:約5年間効果持続
・ 輸入A型/B型肝炎ワクチン:約10~15年間効果持続
●価格:
・ 国産B型肝炎ワクチン:7,000円/本(2回で14,000円)+診察料
・ 輸入B型肝炎ワクチン:14,800円/本(回で29,600円)+診察料

どこへ渡航する時にB型肝炎ワクチン接種が必要でしょうか?

・世界保健機関(WHO)が2012年にB型肝炎のリスクのある地域を公表しています。(上記世界地図の黄色のエリアがA型肝炎感染リスクのある地域となります。)
アフリカ、南米、中米/カリブ海、中東、アジア、東/南ヨーロッパへ渡航される方で渡航先にB型肝炎の局地的な発生があるなど、リスクがある場合にはワクチンの接種を検討してください。

B型肝炎の感染経路と症状は?

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝臓の炎症を伴う感染症です。
成人になってからの感染の場合には、慢性化せずに一過性感染となる場合がほとんどで、その70〜80%の人は発症しても症状がはっきりせずに治癒する不顕性感染で終わりますが、残りの20〜30%の人は急性肝炎を発症します。
急性肝炎は、感染後潜伏期間(平均75日)の間は症状を生じませんが、その後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)といった症状を生じます。急性肝炎の2%程度の人は劇症肝炎となり、死に至ることがあります。
また、成人になってからの感染でも一部の人(免疫能が低下している場合など)では肝炎が慢性化し、慢性肝炎・肝硬変になったり、肝細胞癌を生じることがあります。

B型肝炎では感染者の血液や、唾液、月経血、膣分泌液や精液などのさまざまな体液との経皮的接触または粘膜による接触により感染します。また患者から生まれた新生児は、出産時の母子感染(垂直感染)により生まれた時点で感染していることがあります。

日本ではB型肝炎ワクチンは2016年に初めて小児の定期の予防接種になり、それ以前は小児期にB型肝炎ワクチンの接種が行われていませんでした。B型肝炎の予防のためには渡航前にワクチン接種を行うとともに、感染の危険性のある不特定多数との性行為や、不衛生な場所での医療行為・皮膚穿孔(耳ピアス、入れ墨や鍼など)などを行わないことが重要です。

接種可能なB型肝炎ワクチンの種類と価格は?

・クリニックフォアグループでは、2種類のB型肝炎ワクチンをご用意しています。輸入ワクチンに関しては、国際的に広く使用されている、安全性の高いワクチンを輸入しております。

それぞれ以下のような特徴があります。

国産B型肝炎ワクチン
(ヘプタバックス-II)
輸入A型/B型肝炎ワクチン
(Twinrix)
接種回数 3回
初回、4週後、半年後
3回
初回、4週後、半年後
渡航までの接種回数 2回(最低4週必要) 2回(最低4週必要)
接種方法 皮下注射/筋注 筋注
予防できる疾患 B型肝炎 A型/B型肝炎
効果持続期間 5年 10-15年
対象年齢 生後2ヶ月後以上 16歳以上
ワクチン価格* 7,000円/本 14,800円/本
補償制度 予防接種健康被害救済制度 ワクチン輸入会社による補償制度
特徴 国産の安心感、ワクチン補償制度を求める方に B型肝炎に加えて、A型肝炎も予防したい方に

*:別途、診察料が必要になります。

・B型肝炎ワクチンには、国産ワクチン1種類と輸入ワクチン1種類があり、予防できる疾患・効果持続期間・価格が異なります。

・様々な特徴を踏まえると、クリニックフォアグループ トラベルワクチンセンターとしては、

B型肝炎に加えてA型肝炎もあわせて予防したい方は、輸入A/B型肝炎ワクチン(Twinrix)

国産ワクチンの安心、予防接種健康被害救済制度を求める方は、国産B型肝炎ワクチンをお勧めいたします。

・価格については、国産B型肝炎ワクチン 7,000円/本(2回で計14,000円)、輸入A型/B型肝炎ワクチン 14,800円(2回で計29,600円)となります。

その他のQ&A

B型肝炎の輸入ワクチンと国産ワクチンの違いを教えてください

当院では、国際的に広く使用されている、安全性の高いワクチンを輸入しております。
補償制度が国産ワクチンと輸入ワクチンでは異なります。日本国内で承認されているワクチンは予防接種法、施行令によって健康被害に対する救済制度(予防接種健康被害救済制度)が確立しています。しかし、日本国内未承認ワクチン(輸入ワクチン)についてはその救済制度は対象外となります。そのため、国内未承認ワクチンの副作用に関する救済補償制度は、当院がワクチンの輸入を依頼している代行業者による独自の補償制度に従うことになります。

他のワクチンと一緒に接種できますでしょうか?

他のワクチンと同時に接種可能です(ご希望の方はスタッフにお申し付けください)
本ワクチンの接種前に、他のワクチンを接種している場合は、一定期間の間隔を開けることが必要です(生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間あける必要があります)
本ワクチンを接種後、次回ワクチン接種まで、少なくとも1週間あける必要があります。

渡航までに、何回接種する必要がありますか?どれくらいの期間が必要ですか?

国産B型肝炎ワクチン(ヘプタバックス-II)、輸入A型/B型肝炎ワクチン(Twinrix)ともに、渡航前に2回接種が必要です。(少なくとも4週間必要です)

半年後の接種の時に日本にいないのですがどうしたら良いでしょうか?

半年後の追加接種の時に、日本にいないケースが多くあります。
そのような事が事前にわかっている場合には、海外で広く使用されている輸入ワクチン(Twinrix)を初回よりご使用されることを推奨いたします。
国産のB型肝炎ワクチン(ヘプタバックス-II)は、現地のクリニックや病院で置いている場合が多いわけではありませんので、追加接種が必要な場合には、帰国されたタイミングで実施することが多いです。

接種証明書は発行していただけますか?

ご希望の方には、接種記録カードを無料で発行しております。
必要があれば、英文での接種証明書(INTERNATIONAL CERTIFICATE OF VACCINATION OR PROPHYLAXIS)を発行します。

カード払い、あるいは、請求書払いは可能でしょうか?

クリニックフォアグループでは、保険診療・自費診療含め、全てのお支払いにクレジットカード、iD/QuickPay,交通系IC(Suica/Pasmo)、QRコード決済(Paypay、LinePay)等をご使用いただけます。
また、まとまった人数での接種が必要な場合、企業単位でのご請求書での支払いも承ります。企業のご担当者様より、contact@clinicfor.lifeまでご連絡ください。

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