肺炎球菌感染症のポイント

接種を考慮すると良い方

65歳以上の成人の方、特に免疫力の低下している方、60歳以上で心臓・腎臓・呼吸器の機能に異常がある方やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に異常がある方。

2種類のワクチンがあり、以下のような特徴があります。

定期接種として接種できるかどうか

・ニューモバックスNP:定期予防接種として接種できる。(クリニックフォア採用)
・プレベナー13:定期予防接種としては接種できず、任意接種となる。

再接種が必要か否か

ニューモバックスNP:5年後に再接種が必要。(クリニックフォア採用)
プレベナー13:再接種不要。

カバーできる血清型

肺炎球菌の93種類の血清型のうち、
・ニューモバックスNP:23種類(クリニックフォア採用)
・プレベナー13:13種類

価格

ニューモバックスNP:7,500円(税込8,250円)/本+診察料

肺炎球菌感染症の感染経路と症状は?

肺炎球菌感染症は肺炎球菌という細菌(Pneumococcal Bacteria)によって引き起こされる病気です。この菌は主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の高齢者の3~5%の鼻や喉の奥に菌が常在しており、これらの菌が何らかのきっかけで進展して、中耳炎、気管支炎、肺炎などを引き起こします。

肺炎は日本人の死因の第3位を占めますが、肺炎の死亡者の95%以上が65歳以上の高齢者です。 肺炎の原因菌の中で最も頻度が高いのが肺炎球菌です。肺炎の症状としては、食欲が落ちたり、咳・痰、発熱、息苦しさ、呼吸が速くなるなどの症状が見られますが、高齢者ではこれらの症状がはっきりしない場合があり注意が必要です。
肺炎球菌の感染により、敗血症(血液中に肺炎球菌が入り、全身を回る病態)、髄膜炎などの重篤な合併症(侵襲性肺炎球菌感染症)を発症する場合もあります。

接種可能な肺炎球菌ワクチンの種類と価格は?

クリニックフォアグループでは、ニューモバックスNP(国産)のみをご用意しています。

ニューモバックスNP

*:別途、診察料が必要になります。また上記は税抜価格です。
・肺炎球菌には 93 種類の血清型があり、ニューモバックスNPはそのうちの23種類の血清型に効果があるのに対し、プレベナー13は13種類に効果があります。

・65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と、60歳から65歳未満の方で特定の疾患がある方は、ニューモバックスNPを定期接種(「予防接種法」に定められ、自己負担金以外の費用は地方自治体から支払われる)として接種することができます。

・様々な特徴を踏まえると、クリニックフォアグループ トラベルワクチンセンターとしては、

定期接種の年度に該当する方、より広い範囲の肺炎球菌を予防したいとお考えの方、日本でより多くの実績のある、ニューモバックスNP、をお勧めいたします。

価格については、ニューモバックスNP 7,500円(税込8,250円)/本、となります。

他のワクチンと一緒に接種できますでしょうか?

インフルエンザワクチンなど、他のワクチンと同時に接種可能です(ご希望の方はスタッフにお申し付けください)
※コロナワクチンと一緒に接種する場合は前後2週間空ける必要があります。

これまでにニューモバックスNPを投与したことがありますが、再度ニューモバックスNPやプレベナー13を接種することはできますか?

接種することが可能です。ただし、過去5年以内にニューモバックスNPを接種されたことのある方が、再度ニューモバックスNPを接種された場合、注射部位の疼痛・紅斑・硬結等の副反応が、初回接種よりも頻度が高く、程度が強く発現するとの報告がありますので必ず5年以上経過してから接種を受けてください。
ニューモバックスNPを接種した後、1年以上経過した場合、プレベナー13を接種することが可能です。

カード払い、あるいは、請求書払いは可能でしょうか?

クリニックフォアグループでは、保険診療・自費診療含め、全てのお支払いにクレジットカード、iD/QuickPay, 交通系IC(Suica/Pasmo)、QRコード決済(Paypay、LinePay)等をご使用いただけます。