破傷風のポイント
接種が必要な方
世界的に発症しており、どこの国・地域でも感染する危険性があります。特に渡航先が発展途上国であったり渡航先で怪我をする可能性が高い場合、接種を強く推奨します。
これまでに3回以上の予防接種を行っていない方の場合、合計3回の接種が必要で、渡航までに最低2回の接種が必要です。
3種類のワクチンがあり、それぞれ予防できる疾患・補償制度などが異なります。
価格
国産破傷風ワクチン 4,500円(税込4,950円)/本+診察料
国産ジフテリア/破傷風ワクチン 5,500円(税込6,050円)/本+診察料
輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン(T-dap) 9,800円(税込10,780円)/本+診察料
どこへ渡航する時に破傷風ワクチン接種が必要でしょうか?
破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、特に動物の糞便で汚染された土壌が危険であるため、途上国に渡航される場合は接種を強く推奨します。
破傷風は傷口から感染するので、渡航先が途上国でなくても、冒険旅行などで怪我をする可能性の高い場合は接種をおすすめします。
破傷風の感染経路と症状は?
破傷風は破傷風菌が産生する毒素である神経毒素(破傷風毒素)によりけいれんなどが生じる急性の伝染性疾患です。破傷風は、傷口から破傷風菌が体の中に侵入することにより感染します。
感染すると3日から3週間の潜伏期間の後に、口を開けにくい、首筋が張る、顎が疲れる、体が痛いなどの症状に始まり、その後体全体のしびれや痛み、歩行や排尿・排便の障害などを経て、重篤な場合は全身の筋肉が固くなって全身を弓なりに反らせたり(けいれん発作)、呼吸ができなくなり、死亡することもあります。
接種可能な破傷風ワクチンの種類と価格は?
クリニックフォアグループでは3種類の破傷風ワクチンをご用意しています。輸入ワクチンに関しては、国際的に広く使用されている、安全性の高いワクチンを輸入しております。
B. 輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン(T-dap)(Boostrix:破傷風とジフテリアと百日咳を予防するワクチン)
国産破傷風ワクチン (破傷風トキソイド) | 輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン (T-dap) | |
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接種回数 | 3回 初回、3〜8週後、1年〜1年半後 | 追加接種の際に使用 (10年毎に1回) |
渡航までの接種回数 | 2回 | 1回 (破傷風に対するワクチンを3回以上接種済みの方) |
接種方法 | 皮下注射/筋肉内注射 | 筋肉内注射 |
予防できる疾患 | 破傷風 | 破傷風/ジフテリア/百日咳 |
効果持続期間 | 5〜10年 | 10年 |
対象年齢 | ー | 10歳以上 |
ワクチン価格 | 4,500円/本 | 9,800円/本 |
補償制度 | 予防接種健康被害救済制度 | ワクチン輸入会社による補償制度 |
備考 | 国産の安心感、ワクチン保証制度あり | 破傷風に加えてジフテリア、百日咳も予防したい方に |
*:別途、診察料が必要になります。また上記は税抜価格です。
様々な特徴を踏まえると、クリニックフォアグループ トラベルワクチンセンターとしては、
ワクチン接種率の低い発展途上国や不衛生な地域へ渡航する場合や留学に伴い指定されている場合は、混合ワクチンである輸入破傷風/ジフテリア/百日咳ワクチン
破傷風のみ予防したい場合、国産破傷風ワクチン
をお勧めいたします。
他のワクチンと一緒に接種できますでしょうか?
他のワクチンと同時に接種可能です(ご希望の方はスタッフにお申し付けください)
※コロナワクチンと一緒に接種する場合は前後2週間空ける必要があります。
渡航までに、何回接種する必要がありますか?どれくらいの期間が必要ですか?
追加接種1回、もしくは抗体が切れている方は渡航前に2-3回接種が必要となります。
渡航前に接種する回数は、年齢や小児期の基礎接種が完遂しているかによって異なります。カウンセリングの際に母子手帳をお持ちの方はご持参ください。
半年後〜1年後の接種の時に日本にいないのですがどうしたら良いでしょうか?
半年後〜1年後の追加接種の時に、日本にいないケースが多くあります。
渡航までに最低2回の接種が推奨されていますが、破傷風に対する免疫を獲得するためには、合計3回の接種が必須であり、3回目の接種も忘れずに行う必要があります。国産の破傷風ワクチン(破傷風トキソイド)は、現地のクリニックや病院で置いている場合が多いわけではありませんので、帰国されたタイミングで実施することが多いです。
接種証明書は発行していただけますか?
ご希望の方には、接種記録カードを無料で発行しております。
必要があれば、英文での接種証明書(INTERNATIONAL CERTIFICATE OF VACCINATION OR PROPHYLAXIS)を発行します(有料)
カード払い、あるいは、請求書払いは可能でしょうか?
クリニックフォアグループでは、保険診療・自費診療含め、全てのお支払いにクレジットカード、iD/QuickPay, 交通系IC(Suica/Pasmo)、QRコード決済(Paypay、LinePay)等をご使用いただけます。
また、まとまった人数での接種が必要な場合、企業単位でのご請求書での支払いも承ります。
企業のご担当者様より、contact@clinicfor.lifeまでご連絡ください