※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
花粉症でもコンタクトは装用できる?
基本的には花粉症でもコンタクトレンズは装用可能ですが、以下のようにメガネが推奨されるケースもあります。
| 晴れて暖かい日や風の強い日に外出する場合[1] | 花粉が飛散しやすく、メガネを使用しないと目からの花粉曝露量が増えて花粉症が悪化する可能性があります。 |
| 目のかゆみや充血がある場合[2] | 目のかゆみや充血がある場合にコンタクトを装用すると、コンタクトに付着した花粉がまぶたとこすれて、さらに目の炎症を悪化させる可能性があります。 |
| 過去に花粉症で結膜炎を起こしたことがある場合[3] | アレルギー性結膜炎の既往がある方は症状が再発しやすく、花粉飛散シーズン中のコンタクトの装用には慎重な判断が必要です。 |
メガネを使用する方が花粉の侵入を防ぐ効果も期待できますので、目のかゆみや充血などの症状がつらいときは無理をせずメガネを着用しましょう。
花粉症でも目の症状がない場合やお薬の服用で症状がコントロールできている場合は、医師の指導のもとでコンタクトを装用できることもあります。
ただし花粉症の症状の程度は花粉の飛散量によっても変わるため、コンタクトを装用する場合には定期的に医療機関を受診しましょう。
【2026年】花粉飛散予測とコンタクト対策を始めるタイミング
花粉症シーズンもコンタクトを装用したい方は、花粉の飛散状況を早めにチェックしておきましょう。
日本気象協会の発表によると、2026年春のスギ花粉は2月上旬に九州で飛散が始まり、2月中旬には関東以西の広い範囲でシーズンがスタートする見込みです。
2026年春の地域別の飛散量予測は以下のとおりです。
| 地域 | 例年比 | 前シーズン比 |
| 北海道 | 例年の約2.5倍 | 非常に多い |
| 東北 | 例年より多い | 多い |
| 関東甲信 | 例年より多い | 多い |
| 北陸 | 例年より多い | 多い |
| 東海 | 例年より多い | 多い |
| 近畿 | 例年並み | やや少ない |
| 中国 | 例年並み | やや少ない |
| 四国 | 例年並み | やや少ない |
| 九州 | 例年並み | やや少ない |
東日本・北日本にお住まいの方はとくに注意が必要です。 花粉症シーズンにコンタクトを快適に装用するためには、シーズン前からの準備がポイントです。
1月下旬〜2月上旬のうちに、花粉症用のメガネや1dayタイプのコンタクト、抗アレルギー点眼薬などを準備しておきましょう。
花粉飛散量が多い日はメガネに切り替えるなど、日々の飛散情報をチェックしながら柔軟に使い分けることが大切です。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
花粉症でコンタクト装用時に起きる目のトラブル
花粉症の人がコンタクトを装用する場合、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。
- 目のかゆみや充血がみられる
- 涙や目やにで視界がぼやける
- まぶたが腫れて異物感が出る
目に異常があるにもかかわらず、コンタクトの装用を続けると症状が悪化したり、治療が必要になったりする可能性があります。
花粉症の時期にコンタクトを装用する場合のリスクについて知り、異常が起きたらすぐに気づけるようにしましょう。
目のかゆみや充血がみられる
花粉症シーズンは目に入った花粉がまぶたとコンタクトの間に滞留しやすく、炎症を起こす可能性があります[2]。
花粉症の人は花粉に対するアレルギー反応を起こしやすい状態です。花粉が体内に侵入すると身体が花粉を異物とみなし、アレルギー反応によってヒスタミンが放出され目がかゆくなったり充血したりします[4]。
コンタクトを装用する際は目に赤みがないか確認し、異常があれば早めに医療機関を受診するようにしましょう。
涙や目やにで視界がぼやける
目から侵入した花粉を排除しようと分泌された涙や目やにがレンズに付着すると、視界がぼやける原因になります[2]。涙や目やにが多い場合は、コンタクトを装用するのを一旦中止しましょう。
また目をこすると目の表面に傷がつく可能性があります。目がぼやけて違和感があるときは目をこすらないようにし、見えにくい状態が続く場合は早めに眼科を受診しましょう。
まぶたが腫れて異物感が出る
花粉によるアレルギーで結膜に炎症が起こると、コンタクト装用時に異物感がみられる場合があります[5]。
結膜はまぶたの裏側から眼球の表面を覆う薄い粘膜で、アレルギー反応による炎症で表面がざらつくと、まばたきをしたときに異物感の原因になります[6]。
コンタクト装用中にゴロゴロするなど、異物感がある場合はコンタクトを外しメガネに切り替えましょう。異物感が続くときは、目の表面に傷がついている可能性もありますので、医療機関を受診し原因を調べてもらうと安心でしょう。
花粉症でコンタクトを装用する場合の対策
花粉症でコンタクトを装用する場合は、以下の3つの対策を試すと症状を和らげたり、目のトラブルを防いだりする効果が期待できます。
- 外出時や症状が強い日はメガネを活用する
- 抗アレルギー点眼薬を使用する
- 1dayタイプの装用や、外出後のレンズケアを徹底する
しっかりと対策をして花粉症シーズンにも快適にコンタクトが装用できるようにしましょう。
外出時や症状が強い日はメガネを活用する
目から入る花粉の量を減らすため、外出時はメガネを着用しましょう[1]。
度が入っていないメガネでも花粉症対策は可能です[2]。
とくに花粉の飛散量が多い日や花粉症の症状が強い日は、コンタクトを装用せずメガネに切り替えることが推奨されています[7]。通常のメガネでも目に入る花粉の量を約40%減らす効果が期待できますが、防御カバーがついたタイプの花粉症用メガネでは約65%の花粉の曝露量を減らす効果が期待できます[8]。
花粉が飛散しやすい晴れて気温が高い日や空気が乾燥していて風が強い日には、メガネを活用するようにしましょう。
抗アレルギー点眼薬を使用する
コンタクト装用中に目のかゆみがある場合は、アレルギー症状を抑える点眼薬を使用すると症状の緩和が期待できます。なかでも、コンタクト装用中でも使用できる抗アレルギー薬としてよく処方されるのはアレジオン点眼液(一般名:エピナスチン塩酸塩点眼液)です。
ただしコンタクトと点眼薬を併用できる人は限られており、目にかゆみや充血があるときは、コンタクト自体の装用ができないケースもあります。コンタクト装用時にかゆみがあり、点眼薬を使用したい場合は医療機関で相談しましょう。
また目に違和感がある場合やかゆみ・充血といった症状がある場合は医療機関で診察を受け、コンタクトを装用できるか相談すると安心でしょう。
1dayタイプの装用や、外出後のレンズケアを徹底する
花粉症シーズンは、レンズに付着した花粉や汚れを毎日リセットできる1日使い捨て(1day)タイプのコンタクトレンズへの変更も有効な対策です。2weekなど繰り返し装用できるコンタクトの場合は、帰宅後にレンズの洗浄(こすり洗い)を念入りにおこないましょう。
コンタクトそのものに花粉が付着し汚れが落としきれないと、次回装用時に目の違和感やかゆみ・充血を起こす原因になります[9]。
目に付着した花粉を洗い流すことは、目のかゆみや充血の悪化予防にもなります。水道水での洗眼は浸透圧の違いから目に刺激を与えたり、涙の成分を洗い流しすぎたりする場合があるため、防腐剤の入っていない人工涙液(点眼薬)などを使用しましょう[10]。
花粉症とコンタクトに関するよくある質問
ここでは、花粉症でコンタクトを装用する場合に関してよくある疑問についてお答えします。花粉症の症状を悪化させないよう、コンタクトを装用する際の注意点を参考にしてください。
コンタクトをしたまま使える花粉症の点眼薬はありますか?
クリニックフォアでは、コンタクトを装用したまま使える点眼薬として、アレジオン点眼液・アレジオンLX点眼液を処方しております。そのほかの点眼液については、コンタクトと併用する場合に以下のルールを守る必要があります。
| パタノール点眼液 ・リザベン点眼液(抗アレルギー点眼薬)[11] | ソフトコンタクトレンズ装用中の使用はできません。 点眼時はレンズを外し、点眼から10分以上経ったあとに再度装用してください[11]。 |
| フルメトロン点眼液(ステロイド点眼薬) | ソフトコンタクトレンズ装用中の使用はできません。 点眼時はレンズを外し、点眼から5〜10分後に再度装用してください。※フルメトロンなどのステロイド点眼薬は、眼圧上昇などの副作用に注意が必要なため、必ず医師の指示に従って使用してください。 |
また目のかゆみがひどい場合やまぶたが腫れている場合、充血している場合など、花粉症の症状の重さによっては、コンタクトではなくメガネの使用が推奨されることがあります。
コンタクトと点眼薬を併用したい場合は医師に相談し、使用可否を確認したうえで使用しましょう。
花粉症の場合はコンタクトとメガネのどちらがよいですか?
個人差がありますが、目に負担をかけないため花粉症の季節はメガネを使用するのが基本です[2]。コンタクトに花粉が付着したり、コンタクトと目の間に花粉が滞留したりすると、花粉症の症状が悪化する可能性があります[9]。
メガネは目に負担をかけにくいだけでなく、目に入る花粉の量を減らす効果も期待できます。基本的にはメガネの使用を優先し、どうしてもコンタクトを装用したい場合は医師に相談してみましょう。
コンタクトが曇るのは花粉のせいですか?
花粉でアレルギー反応が起こり、涙や目やにが増えるとコンタクトが汚れて曇る可能性があります[2]。
また花粉症シーズンは涙液中のタンパク質などの分泌が増え、コンタクトレンズが通常より汚れやすいです。繰り返し装用タイプのコンタクトでは汚れが蓄積し、曇りの原因となることがあります。
コンタクトが曇って日常生活に支障をきたしている場合は、メガネを使用するのも一つの手です。どうしてもメガネを使用できない場合は、医療機関を受診し、目の状態を詳しくみてもらったうえでコンタクトを装用してもよいか相談してみましょう。
花粉症シーズンはメガネとコンタクトを使い分けましょう
花粉症の時期でも、目の状態が安定していればコンタクトレンズの装用は可能です。しかしコンタクトを装用することで結膜炎や、目の異物感といったトラブルを招く場合もあります。
毎日コンタクトを装用することにこだわらず、目の調子やその日の花粉飛散量にあわせて、柔軟にメガネとコンタクトを使い分けるのが大切です。また自己判断でかゆみや充血を我慢して使い続けるのではなく、少しでも目に異常を感じたら直ちに装用を中止し、医師に相談しましょう。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

