花粉症にクラリチン(ロラタジン)は効く?効果・副作用・使い方・市販薬との違いを解説

花粉症の症状を抑えるお薬のひとつであるクラリチンは、有効成分ロラタジンを含む第二世代抗ヒスタミン薬で、1日1回の服用で効果が持続し、眠気が出にくいという特徴から花粉症治療に広く使われています。

また、クラリチンと同じ有効成分を含む市販薬「クラリチンEX」も販売されていますが、医療用医薬品とは効能効果や服用上の注意に違いがあるため正しく理解しておくことが大切です。

本記事では、クラリチンの効果や副作用、正しい使い方、市販薬との違いについて添付文書の情報をもとに詳しく解説します。
花粉症のお薬選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

クラリチンとはどのようなお薬なの?

クラリチンは、花粉症をはじめとするアレルギー性疾患の治療に広く使われている抗ヒスタミン薬です。

有効成分のロラタジンがアレルギー症状の原因となるヒスタミンの働きをブロックすることで、くしゃみや鼻水、かゆみなどの症状を抑えます。

1日1回の服用で効果が持続し[1]、眠気が出にくいという特徴から、仕事や学業に支障をきたしたくない方にも選ばれているお薬です。

剤形は以下の3種類があり、患者さんの年齢や好みに合わせて選ぶことができます。

  • 錠剤
  • レディタブ錠(口腔内崩壊錠)
  • ドライシロップ

レディタブ錠は水なしでも服用でき、ドライシロップは3歳以上の子どもが服用できるため[2]、ご自身やご家族に合った剤形を医師に相談することができるでしょう。

クラリチンは第二世代抗ヒスタミン薬に分類され、第一世代と比べて脳への移行が少ない特性があるため、眠気や集中力低下といった副作用が軽減されています。

添付文書にも自動車運転への影響は認められなかったと記載されており、日中に車を運転する方や集中力が必要な仕事をしている方でも比較的安心して服用できます[1]

【2026年】花粉飛散予測とクラリチンを飲み始めるタイミング

クラリチンで花粉症対策を考えている方は、花粉の飛散状況を早めにチェックしておきましょう。

日本気象協会の発表によると、2026年春のスギ花粉は2月上旬に九州で飛散が始まり、2月中旬には関東以西の広い範囲でシーズンがスタートする見込みです。

2026年春の地域別の飛散量予測は以下のとおりです。

地域例年比前シーズン比
北海道例年の約2.5倍非常に多い
東北例年より多い多い
関東甲信例年より多い多い
北陸例年より多い多い
東海例年より多い多い
近畿例年並みやや少ない
中国例年並みやや少ない
四国例年並みやや少ない
九州例年並みやや少ない

※参考:日本気象協会「2026年春の花粉飛散予測」

東日本・北日本にお住まいの方はとくに注意が必要です。

クラリチンには抗アレルギー作用もあるため、症状が出はじめる前や軽いうちから服用を開始したほうが効果を実感しやすくなります。

1日1回の服用で24時間効果が持続するため、毎日続けやすいお薬です。

スギ花粉の場合、1月下旬〜2月上旬には医療機関を受診してお薬を準備しておきましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

クラリチンの効果や効能

クラリチンの効果は花粉症による症状を抑えるだけではありません。

  • アレルギー性鼻炎
  • 蕁麻疹
  • 皮膚疾患によるかゆみ

幅広いアレルギー症状に対応できることから、さまざまな診療科で処方されています。

ここでは、クラリチンが効果を発揮する症状について詳しく解説します。

くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎に効く

クラリチンは、アレルギー性鼻炎による症状の改善に効果が期待できるお薬です。

花粉やハウスダストなどのアレルゲンが鼻の粘膜に付着すると、体内でヒスタミンが放出されてくしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状があらわれます。クラリチンはこのヒスタミンの働きを抑えることで症状を緩和します。

鼻アレルギー診療ガイドライン2020では、アレルギー性鼻炎に対して第2世代抗ヒスタミン薬が推奨されています[3]

臨床試験でも、クラリチンを1日1回9週間投与したところ、最終全般改善率(中等度改善以上)は65.3%であったと報告されています[1]

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)だけでなく、ダニやハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎にも効果が期待できるため、年間を通じてアレルギー症状に悩まされている方にも適したお薬です。

くしゃみや鼻水がつらい方は、クラリチンの処方について医師に相談してみてください。

蕁麻疹による皮膚のかゆみや発疹を抑える

クラリチンは、蕁麻疹による皮膚のかゆみや発疹を抑える効果も持っています。

蕁麻疹は皮膚にヒスタミンが作用することで、かゆみを伴う赤い膨らみ(膨疹:ぼうしん)があらわれる疾患です。

クラリチンはヒスタミンの作用をブロックすることでこれらの症状を和らげます。

臨床試験では、慢性蕁麻疹に対するクラリチンの有効性が確認されており、かゆみスコアの有意な改善が認められています[2]

急に蕁麻疹が出たときはもちろん、繰り返し蕁麻疹が出やすい体質の方にも継続的に服用することで症状をコントロールできる可能性があります。

蕁麻疹でお悩みの方は、皮膚科やアレルギー科を受診してクラリチンの処方について一度医師に相談してみましょう。

湿疹・皮膚炎によるかゆみに効果がある

クラリチンは、湿疹や皮膚炎に伴うかゆみを抑える効果も期待できます。

アトピー性皮膚炎をはじめとする湿疹・皮膚炎では、皮膚のかゆみが大きな問題となり、かゆみを我慢できずに掻いてしまうと、症状が悪化する悪循環に陥りやすくなります。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021では、抗ヒスタミン薬は外用療法の補助療法として提案されており、非鎮静性第2世代抗ヒスタミン薬の服用が推奨されています[4]

クラリチンを服用することでかゆみを軽減し、この悪循環を断ち切る手助けになる可能性があります。子どもを対象としたアトピー性皮膚炎の臨床試験でも、クラリチンはかゆみスコアの改善において有効性が確認されています。

かゆみが強くて夜眠れない方や、掻きむしりによる皮膚の悪化が気になる方は、医師に相談してクラリチンの処方を検討してみてください。

クラリチンの正しい服用方法

クラリチンの効果を最大限に発揮するためには、正しい用法用量を守って服用することが大切です。

年齢や剤形(薬の形)によって服用方法が異なるため、医師の指示をよく確認しましょう。

ここでは、クラリチンの正しい使い方について詳しく解説します。

成人の場合|1回10mgを1日1回食後に服用

成人がクラリチンを服用する場合は、1回10mg(1錠)を1日1回、食後に服用します[1]。クラリチンは食後投与を基本としており、国内の臨床試験も食後投与の条件で実施されました。効果が不十分な場合、2錠ずつ服用する場合もあります。

服用するタイミングは朝食後でも夕食後でも構いませんが、毎日同じ時間帯に服用することで血中濃度を安定させやすくなります。

就寝時に鼻づまりがつらい方や、朝起きたときに症状があらわれやすい方は、夕食後に服用するのが推奨されます。

1日1回の服用で効果が24時間持続するため、飲み忘れが少なく続けやすいのもクラリチンの特徴といえるでしょう。

子どもの場合|7歳以上は錠剤、3歳以上はドライシロップ

子どもがクラリチンを服用する場合は、年齢に応じて剤形と用量が異なります。

7歳以上の子どもには成人と同じクラリチン錠10mgまたはレディタブ錠10mgを1日1回、食後に服用します[1]

3歳以上7歳未満の子どもにはクラリチンドライシロップを服用し、1回0.5g(ロラタジンとして5mg)を1日1回、食後に服用します[2]

ドライシロップは水やぬるま湯に溶かして飲むこともでき、小さな子どもでも服用しやすい剤形になっています。

子どもの年齢や体重によって適切な用量が異なる場合もあるため、必ず医師の指示に従って服用させてください。

飲み忘れたときの対処法

クラリチンを飲み忘れた場合は、気づいた時点でできるだけ早く1回分を服用してください。次の服用時間が近い場合は、飲み忘れた分はとばして次の時間に1回分だけ服用するようにしましょう。

飲み忘れたからといって2回分を一度に服用することは避けてください。

過剰摂取により副作用が強くあらわれる可能性があるため、用量を守ることが大切です。

毎日同じ時間に服用する習慣をつけたり、スマートフォンのアラームを活用したりすることで、飲み忘れを防ぐ工夫をしてみましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

クラリチンの副作用

クラリチンは比較的副作用が少ないお薬として知られていますが、まれに副作用があらわれることがあります。

副作用の症状を事前に知っておくことで、異常が起きたときに早めに対処できるでしょう。

ここでは、クラリチンの副作用について詳しく解説します。

主な副作用|眠気・倦怠感・頭痛・口渇など

クラリチンの主な副作用は、以下の症状が挙げられます。

  • 眠気
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 口渇(口の渇き)

添付文書によると、眠気と倦怠感は比較的多く報告されており、そのほかめまい、頭痛、鼻の乾燥感、咽頭痛なども報告されています[1]

クラリチンは第二世代抗ヒスタミン薬の中でも「非鎮静性」に分類されるお薬で、脳内への移行が少ないため眠気が出にくいとされています[5]

ただし、完全に眠気が出ないわけではなく、個人差があります。

また、消化器系の副作用としてあらわれる症状もあります[1]

  • 腹痛
  • 嘔気・嘔吐
  • 下痢
  • 便秘

頻度はまれですが、ショック・アナフィラキシー、肝機能障害・黄疸といった重い副作用が報告されることもあります。

体調に異変を感じた場合は自己判断で服用を中止せず、医師または薬剤師に相談してください。

副作用が出たときの対処法

クラリチンを服用して副作用と思われる症状があらわれた場合は、慌てずに症状の程度を確認しましょう。

軽度の眠気や口渇などであれば、しばらく様子を見ることで改善する場合もあります。

症状が続く場合や日常生活に支障が出る場合は医師に相談することをおすすめします。

呼吸困難やひどい発疹、意識がもうろうとするなどの重い症状があらわれた場合は、すぐに服用を中止して医療機関を受診してください。全身のだるさ、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなるなどの症状も早めの受診が必要です[1]

医師から処方されたお薬は、副作用が出たからといって急にやめてしまうと治療している病気を悪化させてしまうことがあります。副作用かどうか判断に迷う場合でも、自己判断で服用を中止しないようにしましょう。

クラリチンを服用する際の注意点

クラリチンは比較的安心して服用できるお薬ですが、一部の方には注意が必要な場合があります。

  • てんかんなどの持病がある方
  • 肝機能障害・腎機能障害がある方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • エリスロマイシン・シメチジンなどを服用している方

ここでは、クラリチンを服用する際の注意点について詳しく解説します。

てんかんの既往がある方

てんかんの既往がある方は、クラリチンの服用によって発作が誘発される可能性があるため注意が必要です。

添付文書には、てんかんまたはその既往歴のある患者に対しては慎重に投与するよう記載されています[1]

抗ヒスタミン薬は脳内のヒスタミン神経系に影響を与えることがあります。

ヒスタミンは痙攣を抑制する働きを持つ神経伝達物質であるため、その作用が阻害されると発作が誘発される可能性があると考えられています[6]

クラリチンは脳内移行が少ない非鎮静性の抗ヒスタミン薬ですが、てんかんの持病がある方や過去にてんかん発作を起こしたことがある方は、服用前に必ず医師にその旨を伝えてください[1]

肝機能障害・腎機能障害がある方は医師に相談

肝機能障害や腎機能障害がある方は、クラリチンを服用する前に医師に相談する必要があります。

クラリチンは主に肝臓で代謝され、腎臓から排泄されるため、これらの臓器に障害がある場合はお薬の血中濃度が上昇しやすくなる可能性があります[1]。添付文書では、肝障害のある患者さんではロラタジンおよび代謝物の血漿中濃度が上昇することが報告されており、慎重な投与が求められています。

腎障害のある患者さんについても同様の注意が必要です。

肝臓や腎臓に持病がある方は、必ず医師にその情報を伝えた上で、適切な用量や服用方法の指示を受けてください。

併用に注意が必要なお薬|エリスロマイシン・シメチジンなど

クラリチンには、併用に注意が必要なお薬がいくつかあります。

添付文書では、エリスロマイシン(抗生物質)やシメチジン(胃薬)との併用により、ロラタジンおよび代謝物の血漿中濃度が上昇する可能性があると記載されています[1]。これらのお薬は肝臓の薬物代謝酵素(CYP3A4、CYP2D6)を阻害する作用があり、クラリチンの代謝が遅くなることで血中濃度が上昇する可能性があります。

現在服用しているお薬がある方は、クラリチンを処方してもらう際に必ず医師または薬剤師にその旨を伝えて、飲み合わせを確認してもらってください。

妊娠中・授乳中の方でも服用可能

添付文書には、妊婦または妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すると記載されています[1]

一方で、蕁麻疹診療ガイドライン2018では、妊婦への抗ヒスタミン薬の服用について「明らかに危険であるという証拠はない」とされています[7]。クラリチンは妊婦の服用経験の蓄積があり、比較的使いやすい薬剤の一つとされています。

授乳中については、国立成育医療研究センターの妊娠と薬情報センターでは、ロラタジン(クラリチン)を授乳中に安全に服用できると考えられる薬として挙げています[8]

医療用医薬品「クラリチン」と市販薬「クラリチンEX」の違い

クラリチンと同じ有効成分ロラタジンを含む市販薬「クラリチンEX」がドラッグストアなどで販売されていますが、それぞれ違いがあります。

  • 有効成分は同じだが効能効果に違いがある
  • 服用できる年齢に違いがある
  • 推奨する服用期間に違いがある

ここでは、医療用医薬品クラリチンと市販薬クラリチンEXの違いについて詳しく解説します。

有効成分は同じだが効能効果に違いがある

医療用医薬品のクラリチンと市販薬のクラリチンEXは、有効成分と配合量が同じです。どちらもロラタジンを1錠あたり10mg含んでおり、抗ヒスタミン作用による鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状を抑える効果は基本的に同等といえます。

クラリチンEXは2017年にスイッチOTC医薬品として販売が開始され、それまで医療機関でしか処方されなかったクラリチンと同じ成分のお薬が、ドラッグストアでも購入できるようになりました。

ただし、効能効果として認められている症状には違いがあります。

お薬効能効果として認められている症状
医療用医薬品のクラリチン・アレルギー性鼻炎
・蕁麻疹
・皮膚疾患(湿疹
・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
市販薬のクラリチンEX・鼻のアレルギー症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)の緩和

医療用医薬品のクラリチンは幅広い症状に適応がありますが、市販薬のクラリチンEXは鼻のアレルギー症状の緩和のみが効能効果として認められています。

蕁麻疹や皮膚のかゆみでお悩みの方は、市販薬ではなく医療機関を受診して医療用医薬品のクラリチンを処方してもらう必要があります。

服用できる年齢に違いがある

医療用医薬品のクラリチンと市販薬のクラリチンEXでは、服用できる年齢にも違いがあります。医療用医薬品のクラリチンは7歳以上の子どもから服用でき、ドライシロップであれば3歳以上の子どもにも服用可能です[2]

一方、市販薬のクラリチンEXは15歳以上の成人のみが服用でき、15歳未満の子どもは服用することができません。

これは市販薬が医師の診察なしで服用されることを想定しているため、より慎重な年齢制限が設けられているからです。

子どもの花粉症やアレルギー症状でお悩みの場合は、市販薬ではなく小児科や耳鼻咽喉科を受診して、適切なお薬を処方してもらうようにしてください。

推奨する服用期間に違いがある

医療用医薬品と市販薬では、服用期間に関する考え方にも違いがあります。

医療用医薬品のクラリチンは医師の診察のもとで服用するため、症状に応じて長期間継続して服用することが可能です。

一方、市販薬のクラリチンEXは一時的な症状の緩和を目的としており、2週間を超えて服用しないよう注意書きがあります。

花粉シーズンを通して長期間お薬を服用したい方は、市販薬よりも医療用医薬品のほうが適しているため、医療機関の受診を検討してみてください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

クラリチンが効かないときの対処法

クラリチンを服用しても症状が改善しない場合、以下の方法で対処を試みてみましょう。

  • 用法用量を守って正しく服用しているか確認する
  • 医療機関を受診してより効果の高いお薬を処方してもらう

お薬の効き方には個人差があり、クラリチンを服用しても症状がやわらがない方もいます。

ここでは、クラリチンが効かないときの対処法について解説します。

用法用量を守って正しく服用しているか確認する

クラリチンが効かないと感じたときは、まず用法用量を正しく守って服用しているか確認してみましょう。

クラリチンは1日1回食後に服用するお薬ですが、食前に服用したり服用を忘れたりすると十分な効果が得られない可能性があります。

また、花粉症の症状がひどくなってから服用をはじめると、効果を実感しにくいことがあります。

クラリチンには抗アレルギー作用もあるため、症状が出はじめる前や軽いうちから服用を開始したほうが効果を実感しやすくなります[9]

まずは用法用量を守って1〜2週間継続して服用し、それでも効果が不十分な場合は医療機関への受診を検討してみてください。

医療機関を受診してより効果の高いお薬を処方してもらう

クラリチンを正しく服用しても効果が不十分な場合は、医療機関を受診して医師に相談しましょう。

抗ヒスタミン薬は同じ第二世代であっても、成分によって効き方に個人差があり、クラリチンで効果が感じられなくてもアレグラやデザレックス、ビラノアなど、他のお薬に変更することで症状が改善することがあります。

また、花粉症の治療には抗ヒスタミン薬以外にも、鼻づまりに効果的なステロイド点鼻薬や、症状が重い場合に服用するロイコトリエン受容体拮抗薬など、さまざまな選択肢があります[3]

医師の診察を受けることで、症状の程度に合わせた複数のお薬を組み合わせた治療を受けることもできるでしょう。

症状がつらい場合は我慢せず、早めに医療機関を受診して適切な治療を受けることを検討してみてください。

クラリチン以外の花粉症のお薬はクリニックフォアのオンライン診療でも処方可能

「医療機関を受診したいけれど忙しくて時間がない」「花粉が飛んでいる時期に外出したくない」という方には、自宅で診察を受けられるオンライン診療がおすすめです。

花粉症シーズン中の耳鼻咽喉科や内科は混雑しやすく、数時間待たされることも珍しくありません。

オンライン診療なら待ち時間がなく、予約した時間に自宅で診察から処方まで完結できます。

クリニックフォアでは花粉症のオンライン診療を提供しており、スマートフォンやパソコンから予約してビデオ通話で医師に症状を相談することが可能です。

クラリチンはクリニックフォアでの取扱いはございませんが、それ以外の内服薬だけでなく、点鼻薬、点眼薬など症状に応じたさまざまなお薬を処方可能で、複数のお薬を組み合わせることもできます。

<クリニックフォアの花粉症オンライン診療で処方できるお薬>

種類薬剤名料金(税込)
内服薬ビラノアOD60日分 900円
ルパフィン60日分 720円
アレグラ60日分 900円
ザイザル60日分 720円
アレロック60日分 720円
ディレグラ28日分 920円
キプレス60日分 1,080円
デザレックス60日分 720円
点鼻薬モメタゾン点鼻液50μg2本(2ヶ月分相当) 490円
点眼薬アレジオン眼瞼(がんけん)クリーム0.5%2本(2ヶ月分相当) 2,030円
アレジオンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 1,480円
エピナスチンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 760円
エピナスチン点眼液0.05%4本(2ヶ月分相当) 480円
パタノール点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 520円
リザベン点眼液0.5%4本(2ヶ月分相当) 370円
フルオロメトロン点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 110円

※診察料・システム料が別途2,200円(税込)かかります。
※配送料は無料です。

お薬は最短翌日に届くため、すぐに治療をはじめたい方にも便利です。

※診察時間や配送先により異なります。

花粉症の症状でお悩みの方は、クリニックフォアのオンライン診療をぜひ活用してみてください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

クラリチンで症状の改善がなければ舌下免疫療法の検討を

クラリチンをはじめとする抗ヒスタミン薬は、花粉症の症状を一時的に抑えるお薬であり、アレルギー体質そのものを改善するわけではありません。

毎年花粉シーズンになると症状に悩まされる方や、お薬を飲んでも十分な効果が得られない方には、舌下免疫療法を検討してみる価値があります。

舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ体内に取り込むことで、体を徐々に慣らしてアレルギー反応を弱めていく治療法です。

日本アレルギー学会の手引きによると、舌下免疫療法は自然に改善することが少ないスギ花粉症に対して、自然経過を修飾する可能性のある唯一の治療法とされています[10]

3〜5年の治療を継続することで、治療終了後も長期間にわたって効果が持続することが期待でき、お薬の服用量を減らせる可能性があります。

クリニックフォアでは、舌下免疫療法のオンライン診療(継続処方)にも対応しています。

<クリニックフォアの舌下免疫療法で処方可能なお薬>

お薬の名称対象お薬代(自己負担費用)
シダキュア スギ花粉舌下錠 5,000JAUスギ花粉症60日分 2,700円(税込)
ミティキュア ダニ舌下錠 10,000JAUダニアレルギー60日分 3,600円(税込)

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。
※上記は薬剤費のみの金額です。
※別途、診察料・システム利用料として2,200円(税込)がかかります。
※配送料は無料です。

初回の服用は医療機関で医師の監督のもとおこなう必要がありますが、2回目以降の継続処方はオンライン診療で受けることが可能です。

すでに舌下免疫療法をはじめている方で、忙しくて通院の時間が取れない方は、オンライン診療での継続処方を活用することもできます。

舌下免疫療法をこれからはじめたい方は、クリニックフォアの対面診療で、スギ・ダニアレルギーの確定診断のための血液検査と初回導入をおこないましょう。

スギ花粉の舌下免疫療法は花粉飛散期には開始できないため、毎年5月頃から12月末までの間に新規治療を受け付けています。

花粉症を根本から改善したい方は、ぜひ一度クリニックフォアにご相談ください。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

※舌下免疫療法の初回受診時にはオンライン診療はご利用いただけません。クリニックを選択し、「アレルギー科」を選んでご予約ください。
※舌下免疫療法は花粉の飛散時期には開始できないため、治療をご希望の方はゴールデンウィーク明けから年末までの間にご相談ください。

クラリチンに関するよくある質問

花粉症治療薬のクラリチンに関するよくある質問をまとめました。

服用回数や服用タイミングなどについてお答えします。

クラリチンは1日何回飲めばいいですか?

クラリチンは1日1回の服用で効果が24時間持続するお薬です[1][2]

毎日同じ時間帯に服用することで血中濃度を安定させやすくなるため、決まったタイミングで服用する習慣をつけるとよいでしょう。

クラリチンを飲むと眠くなりますか?

クラリチンは第二世代抗ヒスタミン薬の中でも眠気が出にくいお薬として知られています。

ただし、眠気の感じ方には個人差があり、まったく眠くならないというわけではありません。添付文書には副作用として眠気が報告されているため、初めて服用する際は体調の変化に注意してください[1][2]

クラリチンは食前と食後どちらに飲むべきですか?

クラリチンは食後に服用することが推奨されています。

食事と一緒に服用することで吸収が良くなるとされており、添付文書にも「食後投与」と記載されています[1][2]

朝食後、昼食後、夕食後のいずれでも構いませんが、毎日同じタイミングで服用するようにしましょう。

クラリチンと市販薬のクラリチンEXはどちらがいいですか?

どちらも有効成分と配合量は同じですが、服用目的や状況によって選ぶお薬が異なります。

鼻のアレルギー症状を一時的に抑えたい15歳以上の方であれば市販薬のクラリチンEXを服用できますが、蕁麻疹や皮膚のかゆみは医師の診断が必要であるため、医療用医薬品のクラリチンを処方してもらわなければなりません。

2週間以上継続して服用したい場合や子どもに服用したい場合も、医療機関を受診して医療用医薬品を処方してもらいましょう。

まとめ

クラリチンは有効成分ロラタジンを含む第二世代抗ヒスタミン薬で、1日1回の服用で効果が持続し、眠気が出にくいという特徴があります。

  • アレルギー性鼻炎によるくしゃみ・鼻水・鼻づまり
  • 蕁麻疹
  • 湿疹・皮膚炎によるかゆみ

これらに対する効果が期待できるお薬です。

副作用は比較的少ないですが、眠気や倦怠感、まれに肝機能障害などが起こる可能性があるため、異常を感じたら医師に相談してください。

市販薬のクラリチンEXは医療用医薬品と有効成分・配合量は同じですが、効能効果が鼻のアレルギー症状に限られ、服用できる年齢も15歳以上に制限されています。

クラリチンが効かない場合は、他の抗ヒスタミン薬への変更や医療機関の受診を検討しましょう。

忙しくて通院が難しい方は、自宅で診察を受けられるオンライン診療を活用するのも便利な選択肢です。

花粉症の症状でお悩みの方は、クリニックフォアの花粉症オンライン診療を利用し、お気軽に医師へご相談ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

参考文献

  1. KEGG MEDICUS「クラリチン錠10mg 添付文書」
  2. KEGG MEDICUS「クラリチンドライシロップ 添付文書」
  3. 大久保公裕「鼻アレルギー診療ガイドライン2020年版」
  4. 日本皮膚科学会・日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」
  5. 谷内一彦「薬理作用から見た理想的な抗ヒスタミン薬治療」日耳鼻 123: 196-204, 2020
  6. 日本小児神経学会「熱性けいれん診療ガイドライン2023」
  7. 日本皮膚科学会「蕁麻疹診療ガイドライン2018」
  8. 国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター「授乳中に安全に使用できると考えられる薬」
  9. 大久保公裕「的確な花粉症の治療のために」
  10. 日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き2025」
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