【2026年版】ステロイド点鼻薬の効果とは?飲み薬との違いやメリット・デメリット、正しい使い方を解説

「ステロイド点鼻薬って本当に効果があるの?」「どのような特徴があるの?」と不安を感じていませんか?
花粉症やアレルギー性鼻炎の治療に使われるステロイド点鼻薬は、鼻水やくしゃみ、鼻づまりの症状を抑える効果が期待できます。
鼻の粘膜に直接作用するため全身への影響が少ないお薬ですが、効果を最大限に発揮するには正しい使い方を知ることが大切です。

この記事では、ステロイド点鼻薬の効果やメリット・デメリット、飲み薬との違い、正しい使用方法について詳しく解説します。
ステロイド点鼻薬への不安を減らし、適切な治療につなげるための参考にしてください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

ステロイド点鼻薬の効果とは

ステロイド点鼻薬に期待できる効果として以下が挙げられます。

  • 鼻づまりが改善する
  • くしゃみ・鼻水が軽減する

花粉症の3大症状である鼻づまり・くしゃみ・鼻水のすべてに効果が期待でき、日本の鼻アレルギー診療ガイドラインでは軽症から重症まで幅広く推奨されているお薬です[1]

それぞれの効果について詳しくみていきましょう。

鼻づまりが改善する

ステロイド点鼻薬は、鼻の粘膜の腫れを抑える作用により、鼻づまりの改善が期待できるお薬です。

鼻づまりの原因は、花粉症によるアレルギー反応で、鼻の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることです。

ステロイドには抗炎症作用があり、鼻の粘膜に直接作用することで鼻の通りを改善させる可能性があります。

飲み薬(抗ヒスタミン薬)では鼻づまりの改善が十分でないケースでも、ステロイド点鼻薬を併用することでであれば効果が期待できる場合があります。

鼻づまりが症状の主体である場合は、点鼻ステロイド薬が適しているといえるでしょう[1]

くしゃみ・鼻水が軽減する

ステロイド点鼻薬は、くしゃみや鼻水の症状にも効果が期待できます[1]

花粉が体内に侵入するとアレルギー反応にかかわる化学伝達物質の放出が起こりますが、ステロイドにはこの化学伝達物質の放出を抑える作用があるためです。

鼻づまりに加えてくしゃみ・鼻水もある場合、ステロイド点鼻薬を併用すること1つで複数の症状に対処できる可能性があります。

ステロイド点鼻薬のメリット・デメリット

ステロイド点鼻薬の使用にあたって、知っておきたいメリット・デメリットに以下が挙げられます。

【メリット】

  • 全身への副作用が少ない
  • 飲み薬と併用できる

【デメリット】

  • 即効性がない
  • 毎日続ける必要がある

ステロイド点鼻薬は花粉症に効果的なお薬ですが、使用する際には特徴を理解しておくことが大切です。

メリット・デメリットについて詳しく解説しますので、ご自身に合った治療法を選ぶ参考にしてください。

【メリット】全身への副作用が少ない

ステロイド点鼻薬は鼻の粘膜に直接作用し、多くの場合、全身への影響がみられにくいお薬です[2]

医師の指示に従い用法・用量を守って使用すれば、1年以上の連用でも全身的な副作用は少ないと報告されています[3]

とくに飲み薬の抗ヒスタミン薬でみられる眠気などの副作用が起こりにくいのが特徴的です[3]

仕事や勉強などで集中力を維持したい方にとって、大きなメリットといえるでしょう。

【メリット】飲み薬と併用できる

ステロイド点鼻薬は、抗ヒスタミン薬などの飲み薬だけでは効果が不十分な場合に併用可能です。

鼻アレルギー診療ガイドラインでは、重症・最重症の花粉症には飲み薬とステロイド点鼻薬の併用が推奨されています[1]

飲み薬だけでは症状が十分に抑えられない場合に、点鼻薬を追加することでより高い効果が期待できます。

ただし自己判断で飲み薬とステロイド点鼻薬を併用すると思わぬ副作用を起こす可能性があるため、お薬の効果が不十分だと感じた場合には医師に相談しましょう。

【デメリット】即効性がない

ステロイド点鼻薬は、使ってすぐに効果を実感できるお薬ではありません。

効果が現れるまでに数日程度かかるケースもあり、今すぐ鼻づまりを解消したいという場合には不向きです[3]

鼻づまりがつらく呼吸がしにくい場合は、即効性が期待できる「血管収縮薬」の併用について医師に相談してみましょう[1]

【デメリット】毎日続ける必要がある

ステロイド点鼻薬は、症状が出たときだけ使用しても十分な効果が得られません。

飲み薬と同じように、決まった時間に定期的に点鼻することで効果を発揮します[1]

花粉症シーズン中は毎日欠かさず使用し、長期的に症状をコントロールすることが大切です。

ステロイド点鼻薬と飲み薬(抗ヒスタミン薬)の違い

花粉症の治療でよく処方される「抗ヒスタミン薬」との主な違いは以下の3つです。

  • 作用する場所
  • 効果が現れるまでの時間
  • 副作用

自分に合ったお薬を選んだり、治療に対する不安感を軽減したりするために、それぞれのお薬の特徴を理解しましょう。

作用する場所

ステロイド点鼻薬は鼻の粘膜に直接作用し、鼻の症状に対して効率よく効果を発揮するお薬です。

一方、抗ヒスタミン薬は全身に作用するため、眠気などの副作用を起こしやすい傾向があります[1]

ステロイド点鼻薬は局所的に作用するため、全身への影響が少なく、眠気の副作用が気になる方にとって適した選択肢といえます。

お薬を選ぶ際は、症状の出方や生活スタイルに合わせて、医師と相談しながら決めましょう。

効果が現れるまでの時間

抗ヒスタミン薬は服用後比較的早く効果が現れる傾向がありますが、ステロイド点鼻薬では数日程度かかることがあります[3]

早めに症状を抑えたいといった場合には、ステロイド点鼻薬より抗ヒスタミン薬の方が向いているといえるでしょう。

ただしステロイド点鼻薬は鼻づまりに対する効果が期待できるお薬で、抗ヒスタミン薬で効果が不十分な場合に併用するケースもあります。

効果発現時間だけでお薬を選ばず、症状の程度や治療目的によって使い分けをすることが大切です。

副作用

飲み薬の抗ヒスタミン薬は、眠気や口の渇きなどの副作用が現れることがあります[1]

一方、ステロイド点鼻薬は鼻の局所的な副作用(鼻出血、刺激感、乾燥感など)が現れることがありますが、全身的な副作用は多くの場合ありません[4]

副作用が心配な場合は、医師に相談して自分に合ったお薬を選んでもらいましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

ステロイド点鼻薬の正しい使い方

ステロイド点鼻薬の効果を最大限に発揮するには、以下のポイントを守ることが大切です。

  • 使用前に鼻をかむ
  • 容器をよく振ってから噴霧する
  • 1日1〜2回、決まった時間に使用する

間違った使い方をすると、十分な効果が得られない可能性があります。

それぞれのポイントをわかりやすく解説しますので、つらい花粉症の症状を少しでも和らげられるよう4つのポイントを守りましょう。

使用前に鼻をかむ

ステロイド点鼻薬を使用する前に、軽く鼻をかんで鼻の通りをよくしておきましょう。

鼻水や鼻づまりがひどい状態で噴霧すると、お薬が鼻の粘膜にしっかり届かないことがあります。

鼻をかんでから使用することで、薬剤が鼻腔内に均一に広がりやすくなります。

ただし、強くかみすぎると鼻の粘膜を傷つける可能性があるため、やさしくかむようにしましょう。

容器をよく振ってから噴霧する

ステロイド点鼻薬の多くは懸濁性のため、使用前に容器をよく振る必要があります[3]

振らずに使用すると、適切な量のお薬が噴霧されない可能性があります。

使用前には容器を上下にしっかり振ってから噴霧するようにしましょう。

※一部の点鼻薬では、振らずに使用する製品もあります。どちらのタイプかわからない場合は、医師か薬剤師に確認しましょう[5]

1日1〜2回、決まった時間に使用する

ステロイド点鼻薬は、1日1〜2回、決まった時間に使用することで効果を発揮するお薬です[4][6]

年齢やお薬の種類によって使用回数は異なりますので、医師の指示に従って定期的に使用しましょう。

またステロイド点鼻薬は継続使用によって花粉に対するアレルギー症状をコントロールするため、症状がないときも継続して使用することが大切です[1]

花粉症の症状が落ち着いているからといって使用をやめてしまうと、再び症状が悪化する可能性もあります。

花粉の飛散量によっては症状が軽い日もあるかもしれませんが、自己判断で使用を中止せず、医師の指示に従って毎日使用を続けましょう。

2026年の花粉飛散予測

日本気象協会によると、2026年のスギ花粉の飛散開始時期は地域によって以下のような特徴があります[7]

  • 九州地方では2月上旬から、そのほかの地域ではおおむね2月中旬から下旬にかけて飛散が始まると予想されている
  • 東海から北海道では、例年よりも多くの花粉が飛散する可能性がある

ただし花粉飛散開始後に花粉症のお薬の使用を開始しても、アレルギー反応を十分に抑えられない可能性があります。

ステロイド点鼻薬を効果的に使用するには、花粉症シーズンよりも少し前からお薬の使用を開始する「初期療法」を取り入れるのが大切です。

例年花粉症の症状がひどい方では、花粉飛散開始日の1週間ほど前からお薬の使用を始めることもあるため、シーズンの前に医療機関を受診しお薬を準備しておきましょう[8]

※花粉飛散予測は気象条件により変動する可能性があります。
※お住まいの地域の花粉飛散情報は、日本気象協会の花粉飛散情報で確認できます。定期的にチェックして、早めの対策を心がけましょう。

クリニックフォアのオンライン診療なら点鼻薬の処方が可能

クリニックフォアでは、花粉症の治療薬としてステロイド点鼻薬などのお薬をオンライン診療にて処方しています。

オンライン診療には、主に以下のメリットがあります。

  • スマートフォンやパソコンを使って、自宅やオフィスなどのお好きな場所から受診可能です
  • 医療機関まで移動する必要がないため、花粉症シーズンで外出を控えたい方に便利です
  • 診察後はお薬が自宅に届くため、薬局に行く手間がかかりません

クリニックフォアではステロイド点鼻薬だけでなく、抗ヒスタミン薬などの飲み薬も、重症度に合わせて処方可能です。

初めての方でも簡単に予約・受診ができるシステムを整えていますので、花粉症でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

根本治療なら舌下免疫療法がおすすめ

アレルギー体質そのものを改善したい方には「舌下免疫療法」がおすすめです。

舌下免疫療法は、スギ花粉エキスを少量ずつ体内に取り込むことで、徐々にアレルギー反応を起こしにくい体質へと改善していく治療法です。

スギ花粉症の治療には「シダキュア」というお薬が使用され、3〜5年にわたって毎日服用を続ける必要があります[9]

根気のいる治療ですが、治療後は将来的にお薬に頼らずに花粉症シーズンを過ごせる可能性があります。

クリニックフォアでは、オンライン診療で舌下免疫療法の継続処方に対応しており、料金は以下の通りです。

項目料金(税込)
シダキュア(60日分)2,700円
診察料
・システム利用料
2,200円
配送料無料

舌下免疫療法では初回服用時に対面での診療が必須となるため、安定して服用できている方に限りオンライン診療で をご利用いただけるのは2回目以降の継続処方が可能です に限られます。

また花粉が飛散している時期は治療を開始できないため、新規で舌下免疫療法を始められる方の受付は5月〜12月のみとなっております。

舌下免疫療法について詳しく知りたい方や、治療をご検討中の方は、クリニックフォアまでお気軽にご相談ください。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。

つらい花粉症には初期療法が効果的

花粉シーズンになると毎年つらい思いをしている方には、「初期療法」もおすすめです。

初期療法は、花粉が本格的に飛び始める1週間ほど前から治療をスタートする方法です[8]
早めにお薬を使い始めることで、症状のピークを抑えたり、ひどくなるのを防いだりする効果が期待できます。

クリニックフォアのオンライン診療では、初期療法に関するご相談にも対応しています。
花粉症の症状を少しでも楽にしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

よくある質問

ステロイド点鼻薬について、よくある質問にお答えします。お薬を使用する際の不安や疑問を解消するための参考にしてください。

ステロイド点鼻薬は長期間使用しても大丈夫ですか?

ステロイド点鼻薬は、医師の指示を守って用法・用量どおり使用すれば、長期間使用可能なお薬です[3]

鼻の粘膜に局所的に作用するため、全身への影響は多くの場合ありません。

ただし長期間使用する場合は、定期的に医療機関を受診し、症状の経過や副作用の有無を確認してもらうと安心でしょう。

市販の点鼻薬と処方薬の違いは何ですか?

市販の点鼻薬と処方薬では、主に使用できる期間に違いがあります。

市販のステロイド点鼻薬は、1年間のうち3か月までの使用に制限されているのが一般的です[10]

一方、処方薬は医師の診察のもとで処方されるため、花粉症の重症度によっては3か月以上使用できる場合もあります。

症状が長引く場合や市販薬で効果が不十分な場合は、医療機関を受診し相談しましょう。

ステロイド点鼻薬を使っても効果がない場合はどうすればよいですか?

ステロイド点鼻薬を使っても効果がない場合、まずは使い方が正しいかどうかを確認してみましょう。

点鼻薬の使用方法のポイントは以下のとおりです。

  • 使用前に鼻をかんで、鼻のとおりをよくする
  • 頭を下げてややうつむき加減にする
  • よく振った点鼻薬を、左右の鼻にそれぞれ噴霧する

※ステロイド点鼻薬の種類や年齢によって、1日の使用回数・1回あたりの噴霧回数が異なります。
※一部のステロイド点鼻薬には、使用前に振り混ぜる手技が不要な製品もあります。

ステロイド点鼻薬には即効性がないため、効果を実感するまでに数日程度かかることも珍しくありません[3]

正しい方法で噴霧し、数日以上継続しているにもかかわらず効果がみられない場合は、ウイルス性の鼻炎や副鼻腔炎など別の原因が考えられるため医師に相談しましょう。

子どもでもステロイド点鼻薬は使用できますか?

お薬の種類によって使用できる年齢が異なりますが、基本的にステロイド点鼻薬は15歳未満の子どもでも医師の管理のもとで使用可能です[11]

ただし2歳未満の子どもに対する安全性ははっきりしていないため、飲み薬で治療する場合があります[4]

子どもの花粉症で鼻づまりなどの症状がひどい場合は、自己判断でステロイド点鼻薬を使用せず、小児科や耳鼻咽喉科の医師に相談しましょう。

点鼻ステロイド薬の効果を最大限に引き出そう

ステロイド点鼻薬は、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を効果的に抑えるお薬です。

鼻づまり、くしゃみ、鼻水のすべてに効果が期待でき、全身への副作用が少ないというメリットがあります。

眠気の副作用もないため、仕事や運転に支障を出したくない方にも適しています。

ただし即効性が感じにくく、使用開始からしばらくは鼻づまりといった症状が改善しない方もいるかもしれません。

十分な効果を得るには、毎日継続して使用することが大切です。

効果がみられない場合は、飲み薬との併用でさらに効果が高まることもあるため、我慢せずに医師と相談しながら治療を進めましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

参考文献

  1. 鼻アレルギー診療ガイドライン2021年版|日本アレルギー学会
  2. 厚生労働省「花粉症の疫学と治療そしてセルフケア」
  3. アラミストのQ&A|グラクソ・スミスクライン
  4. アラミスト添付文書|独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
  5. ベクロメタゾン点鼻液50μg「DSP」添付文書|独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
  6. フルナーゼ点鼻液50μg添付文書|独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
  7. 2026年 春の花粉飛散予測(第2報)|日本気象協会
  8. 花粉症|日本アレルギー学会
  9. アレルゲン免疫療法の手引き2025|日本アレルギー学会
  10. ST点鼻薬クールプラス〈季節性アレルギー専用〉|独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
  11. ]花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)よくある質問|日本アレルギー学会
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