花粉症のレーザー治療とは?効果・費用・持続期間を解説

毎年つらい花粉症の症状に悩み、「内服薬を飲んでも効かない」「眠気が出て仕事に集中できない」とお困りではありませんか?
花粉症のレーザー治療は、鼻の粘膜にレーザーを照射して症状を抑える方法で、とくに鼻づまりに高い効果が期待できます。
保険適用で受けられ、麻酔を含めた治療時間も30分〜1時間ほどで日帰りで完了するため、忙しい方にも適した治療法です。

この記事では、花粉症のレーザー治療についてや効果、費用、治療の流れなどについて詳しく解説します。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

花粉症のレーザー治療とは

花粉症のレーザー治療(下甲介粘膜レーザー焼灼術)は、鼻の粘膜にレーザーを照射してアレルギー反応を起こしにくくする治療法です。

花粉が鼻に入ると、鼻粘膜にあるマスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出され、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が引き起こされます[3][4]

レーザー治療では、鼻粘膜の表面にレーザーを照射して粘膜を変性させ、花粉に対する過敏な反応を抑えます。

保険適用で日帰りで受けられるうえ、体への負担が比較的少ないことから、多くの耳鼻咽喉科で実施されている治療です。

ただし、アレルギー体質そのものが変わるわけではなく、あくまで一定期間症状を抑える対症療法となります[3][4]

レーザー治療の効果

レーザー治療は、鼻づまりの改善を目的としておこなわれることが多く、内服薬や点鼻薬などの薬物療法で十分な効果が得られなかった場合に、選択肢の一つとして検討されることがあります。

一方で、目のかゆみや充血といった鼻以外の症状に対しては、直接的な改善効果は期待できません。

また、レーザー治療をすれば確実に花粉症の症状が治るわけではありません。症状に応じた治療の組み合わせを考えることが大切です。

鼻づまり・くしゃみ・鼻水への効果

鼻粘膜をレーザーで焼灼(しょうしゃく)※することで粘膜が縮小し、鼻腔内の空気の通り道が広がるため、鼻づまりの改善が期待されます。

くしゃみや鼻水に対しても一定の改善がみられる場合がありますが、おもな治療目的は鼻づまりの軽減であり、これらの症状に対しては補助的な位置づけの治療となります。

一般的に抗ヒスタミン薬の内服は、くしゃみや鼻水には効果を示しやすい一方で、鼻づまりに対する効果は限定的とされることが多いです。そのため、レーザー治療と内服薬を併用することで症状全体をコントロールしやすくなります[3][4]

※焼灼:高周波電流やレーザーなどの熱エネルギーを用いて、組織を凝固・変性させることで、病変の治療や止血、組織の縮小などをおこなう処置

効果の持続期間と再治療の可能性

レーザー治療の効果の持続期間には個人差があり、1~2シーズン程度効果が持続する方もいれば、それ以上効果を実感される方もいます。

効果が徐々に薄れていくのは、レーザーで焼灼した鼻粘膜が時間の経過とともに回復・再生してくるためで、これは生体の自然な修復反応によるものです。

効果が薄れてきたと感じた場合は、再度レーザー治療を受けることもできます。効果の持続期間には個人差があるため、症状や経過に応じて、数年おきあるいは毎シーズン前に再治療を検討する方もいます。

レーザー治療の種類

アレルギー性鼻炎のレーザー治療では、CO₂(炭酸ガス)レーザーが一般的に用いられています。CO2レーザーは鼻粘膜を均一かつ短時間で照射でき、狭い部位でも精密な手術が可能な点が特徴です。

また、症状や機器の特性に応じて、KTPレーザーや半導体(ダイオード)レーザー、Nd:YAGレーザーなど、複数のタイプのレーザー光源が選択されることがあります。

使用するデバイスやレーザーの種類によって、粘膜変性の深さや組織への侵襲度が異なるため、治療方針は医師と相談してください。

ガイドラインにおける位置づけ

鼻アレルギー診療ガイドライン2020では、アレルギー性鼻炎に対する手術療法が目的別に3つに分類されています[1][2]

  1. 「鼻粘膜の変性」を目的としたレーザー手術や凝固手術
  2. 「鼻腔形態の改善」を目的とした鼻中隔矯正術や粘膜下下鼻甲介骨切除術
  3. 「鼻漏の抑制」を目的とした後鼻神経切断術

レーザー治療は1つ目の分類に該当し、体への負担が比較的少ない外来手術として広く実施されています。

レーザー治療の費用と保険適用

レーザー治療は保険適用で受けられる治療法であり、自由診療と比較すると費用負担を抑えやすいという特徴があります。

保険適用での治療費の目安

レーザー治療は保険診療としておこなわれており、3割負担の場合、診療報酬上の手術料のみの自己負担金額は nは両鼻で r8,730円とされています[10]

ただし、この金額は手術料のみの費用であり、初診料や再診料、術前の検査費用は含まれていません。

初診時にはアレルギー検査費用が必要になることが多く、術後は1週間後と1か月後程度に経過観察のための診察がおこなわれることがあります[6]

総額でどの程度の費用がかかるかは個々の状況によって異なるため、初診時に医師や医療機関のスタッフに確認しておくとよいでしょう。

医療保険の給付対象になる場合

加入している民間の医療保険によっては、レーザー治療が手術給付金の支払い対象となる場合があります。

レーザー治療は正式には「下甲介粘膜レーザー焼灼術」という名称で保険診療に登録されており、手術として扱われています。

給付金を受け取れる場合には、結果として自己負担額が軽減される可能性がありますので、治療を検討している方は、保険会社に問い合わせるか、保険証券の内容を確認してみるとよいでしょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

レーザー治療を受けられる可能性のある方・受けられない場合がある方

レーザー治療は、花粉症に伴う鼻づまり症状が強い方などに対して検討されることのある治療法ですが、すべての方が無条件で受けられるわけではありません。

事前に医師の診察を受け、ご自身がレーザー治療の適応となるかどうかをしっかり確認することが大切です。

レーザー治療を受けられる可能性のある方

レーザー治療は、内服薬や点鼻薬を使用しても症状が十分にコントロールできない方に適しています。

レーザー治療は、次のようなケースで治療の選択肢として検討されることがあります。

  • アレルギー性鼻炎による鼻づまりがおもな症状である場合
  • 抗アレルギー薬や点鼻薬などの薬物療法で十分な改善が得られない場合
  • 薬物療法で副作用が強く継続が難しい場合
  • 薬物療法以外の治療選択肢を希望する場合(妊娠中なども含め検討されることがある)

これらは、医師が診察・検査をおこなったうえで、個々の症状や背景を踏まえて判断されます。

レーザー治療を受けられない場合がある人

以下の状況にある方は、治療の適応とならない場合や、慎重な判断が必要となることがあります。

  • 重症の喘息がある方

…レーザー治療の刺激によって喘息発作を誘発するおそれがあるため

  • 血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬)を服用している方や出血傾向のある方

…術中・術後の出血リスクが高まるため

  • 心臓病や高血圧などの循環器系の疾患がある方、緑内障や前立腺肥大のある方

…麻酔薬の影響を考慮する必要があるため

また、妊娠中の方は主治医の判断によりレーザー治療を受けられないことがあります。

妊娠を予定している方は、妊娠前の時期にレーザー治療を検討するとよいでしょう。

レーザー治療の流れの一例

レーザー治療は、事前の検査から治療当日、術後の経過観察まで一連の流れに沿って進められます。

治療自体は、麻酔の処置を含めてもおおむね30分〜1時間程度で終了することが多く、通常は入院の必要がなく日帰りでおこなわれます。

治療前の検査と準備

レーザー治療を受ける前には、必要に応じてアレルギー検査や鼻腔内の状態の確認がおこなわれます。

血液検査や皮膚テストなどでアレルギーの原因物質を調べ、あわせて鼻中隔弯曲症などの形態異常がないかを内視鏡で確認します[5][6]

すでに他の医療機関でアレルギー検査を受けたことがある方は、検査結果の資料を持参することで、医師の判断により一部の検査は省略が可能です。

治療当日の流れ

治療当日は、最初に鼻の粘膜へ表面麻酔をおこないます。

麻酔液を浸したガーゼを鼻の中に挿入し、15〜20分程度待機して麻酔が効くのを待ちます。

その後、内視鏡でモニターを見ながらレーザーを鼻粘膜に照射していきます。

照射時間は片側の鼻で5分程度、両鼻でも10〜15分程度で終了することが一般的です。

治療中は粘膜が焼ける独特のにおいがすることがあります。

治療後の経過とダウンタイム

レーザー治療の直後は、一時的に鼻水や鼻づまりの症状が悪化することがあります。

これはレーザー照射による炎症反応であり、治療後にみられることのある一般的な経過です。

治療後1〜2週間程度は鼻の中にかさぶたが形成され、鼻をかんだときに少量の血液が混じることがありますが、多くの場合は自然に改善します。

かさぶたが自然に剥がれ落ちる頃には鼻の通りが良くなり、レーザー治療の効果を実感できるようになります。

レーザー治療を受けるのに適した時期

レーザー治療は原則として通年実施可能な治療法ですが、治療効果や術後経過を考えると、時期を選んでおこなうことが重要です。
とくに季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)の場合は、花粉の飛散状況を考慮して治療時期を決める必要があります。

スギ花粉症の場合の適したタイミング

スギ花粉症の方がレーザー治療を受ける場合は、花粉飛散時期を避けることが一般的です。
レーザー治療後は、照射による炎症反応の影響で、1〜2週間ほど一時的に鼻づまりや鼻水などの症状が強くなることがあります。

この時期に大量の花粉にさらされると、炎症が強く出やすくなり、治療効果を十分に実感しにくくなる可能性も否定できません。

そのため、多くの地域ではスギ花粉が本格的に飛散し始める2月より前、目安として10月〜1月頃までに治療を終えておくことが推奨されることが多いとされています。

なお、秋から冬にかけてはレーザー治療の予約が混み合う傾向があるため、治療を検討している場合は早めに医療機関に相談しておくことが望ましいでしょう。

通年性アレルギー性鼻炎の場合

ダニやハウスダストが原因の通年性アレルギー性鼻炎の場合は、基本的には一年を通してレーザー治療を受けることが可能です[4]

ただし、鼻炎症状が強く出ている時期に治療をおこなうと、術後のダウンタイムによって症状が一時的にさらに悪化する可能性があります。
そのため、まず内服薬や点鼻薬などで炎症をある程度落ち着かせてから、レーザー治療をおこなうことが一般的です。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

レーザー治療以外の花粉症治療法

花粉症の治療法はレーザー治療だけではなく、症状の重さや生活への影響、治療の目的に応じて、さまざまな選択肢があります。

内服薬・点鼻薬・点眼薬による対症療法

対症療法は、花粉症の症状を抑えるために最も広くおこなわれている治療法です。

第二世代抗ヒスタミン薬は、くしゃみや鼻水などの症状に対して効果を示しやすく、鼻づまりが強い場合には、抗ロイコトリエン薬や鼻噴霧用ステロイド薬が用いられることが多くなります[3][4]

また、花粉飛散前から治療を開始する「初期療法」をおこなうことで、シーズン中の症状を軽減できることが知られています。

舌下免疫療法(体質改善を目指す治療)

舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質を少量ずつ継続的に体内に取り込むことで、アレルギー反応を起こしにくい状態へ導いていく治療法です[4][7]

内服薬やレーザー治療がおもに症状を抑える対症療法であるのに対し、舌下免疫療法は、アレルギー疾患の長期的な改善が期待できる治療法として位置づけられています。

現時点ではスギアレルギーとダニアレルギーのみ治療可能であり、 g治療期間は3〜5年と長期にわたりますが、治療終了後も効果が一定期間持続することが期待できるとされています[3][7]

その他の手術療法

レーザー治療で十分な効果が得られない場合には、鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術、後鼻神経切断術などの手術療法が検討される場合もあります[1][2]

レーザー治療に比べて侵襲が大きく、入院が必要になる場合もありますが、症状が重く他の治療で十分な改善が得られない方にとっては、有効な選択肢となることもあります。

【2026年最新】花粉症の飛散予測と早めの対策

2026年春の花粉飛散量は、東海から北海道にかけて例年より多くなると予測されており、とくに東北地方と北海道では、例年と比べて2倍以上となる「非常に多い」飛散量になる可能性が示されています[8][9]

また、全国平均でも「例年比約146%」と例年より多い飛散量になる見込みです[9]

このような予測から、2026年の花粉シーズンは、例年以上に早めからの対策を意識することが重要になると考えられます。

スギ花粉の飛散開始は、2月上旬から中旬頃になる見込みとされており[8]、初期療法は、花粉の飛散が始まる前である1月中旬から下旬頃までに開始することが望ましいとされています。

また、レーザー治療を検討している方は、治療後に1〜2週間程度、鼻の症状が一時的に悪化する時期(ダウンタイム)が生じる可能性があることを考慮しましょう。花粉飛散シーズンよりも前の、余裕をもった時期に治療を受けることがすすめられます。

クリニックフォアの花粉症オンライン診療の特徴

クリニックフォアの花粉症オンライン診療は、保険適用で受けられる点が大きな特徴です。

スマートフォンやパソコンから予約・受診ができ、最短当日1時間前から予約が可能なため、症状が出たときにすぐに診察を受けられます。

診察後は抗ヒスタミン薬や点鼻ステロイド薬などのお薬が自宅に届き、最短翌日には受け取ることが可能です。

診察料・システム利用料は合計2,200円で、お薬代は処方内容によって異なりますが、保険適用のため自己負担は3割となります。

通院時間を節約したい方や、花粉症シーズン中に外出を控えたい方にとって、オンライン診療は便利な選択肢といえるでしょう。

当クリニックで処方できるお薬は以下のものがあります。

<クリニックフォアの花粉症オンライン診療で処方できるお薬>

種類薬剤名料金(税込)
内服薬ビラノアOD60日分 900円
ルパフィン60日分 720円
アレグラ60日分 900円
ザイザル60日分 720円
アレロック60日分 720円
ディレグラ28日分 920円
キプレス60日分 1,080円
デザレックス60日分 720円
点鼻薬モメタゾン点鼻液50μg2本(2ヶ月分相当) 490円
点眼薬アレジオン眼瞼(がんけん)クリーム0.5%2本(2ヶ月分相当) 2,030円
アレジオンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 1,480円
エピナスチンLX点眼液0.1%2本(2ヶ月分相当) 760円
エピナスチン点眼液0.05%4本(2ヶ月分相当) 480円
パタノール点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 520円
リザベン点眼液0.5%4本(2ヶ月分相当) 370円
フルオロメトロン点眼液0.1%4本(2ヶ月分相当) 110円

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。
※診察料・システム料が別途2,200円(税込)かかります。
※配送料は無料です。
※価格は2026年1月時点のものになります。

お薬は決済完了後に発送され、15時までの決済で当日発送、最短翌日にはご自宅のポストに届きます。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※お薬が届くまでの日数は、診察時間や配送先により異なります。

クリニックフォアの舌下免疫療法

クリニックフォアでは、花粉症を根本から改善したい方に向けて舌下免疫療法もおこなっています。

舌下免疫療法は、スギ花粉またはダニのアレルギー原因物質を含む錠剤を毎日舌の下に置いて服用することで、体を慣らしてアレルギー反応を弱めていく治療法です。治療を続けた患者さんの多くに症状を抑える効果が期待でき、治療終了後も効果が持続することがあります[7]

初回投与は医療機関でおこなう必要があるため、オンライン診療は2回目以降の継続処方に限られる点にはご注意ください。

また、スギ花粉症の舌下免疫療法は花粉飛散時期を避けて開始するため、新規受付は5月〜12月のみとなります。

他院で舌下免疫療法を受けている方も、診断書や処方履歴があれば継続処方としてオンライン診療を利用できます。

<料金(税込)>

項目金額
シダキュア(60日分)2,700円
ミティキュア(60日分)3,600円
診察料
・システム利用料
2,200円
配送料無料

※処方を希望されるお薬によってお薬のお値段は異なります。
※お薬の処方がない場合は診察料1,650円(税込)がかかります。
※価格は2026年1月時点のものになります。

\予約時は”アレルギー科”にてご予約ください/

 

※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。

よくある質問

ここでは、レーザー治療についてのよくある質問をQ&A形式でご紹介します。治療前の不安を軽減するための参考にしてください。なお、クリニックフォアではレーザー治療を実施しておりません。

Q1 レーザー治療は痛いですか?

レーザー治療は、表面麻酔をおこなってから照射するため、個人差はありますが治療中の強い痛みは感じにくいとされています。

麻酔は注射ではなく、ガーゼに浸した麻酔液を鼻に入れる方法が一般的です。そのため、注射による痛みはありませんが、処置に違和感を覚える方もいるかもしれません。

治療後に軽いヒリヒリ感を感じることがありますが、多くの場合、数日程度で自然に軽快していきます。

Q2 何歳から治療を受けられますか?

レーザー治療は、治療中にじっとしていられる年齢であれば受けることが可能です。

協力が得られるお子さんであれば受けられることが多いですが、年齢の目安は医療機関によって異なります。

年齢が低い場合は、事前にお子さんに治療内容をしっかり説明し、納得したうえで受けることが大切です。

Q3 治療後すぐに仕事に戻れますか?

レーザー治療は日帰りで受けられる治療であり、多くの場合、治療後は大きな制限なく日常生活に戻ることができます。

術後に少量の出血がみられることはありますが、多くの場合、当日から仕事や軽い家事などは可能です。

ただし、治療当日は激しい運動や飲酒、長時間の入浴は避け、無理のない範囲で過ごすようにしましょう。

まとめ

花粉症のレーザー治療は、鼻粘膜にレーザーを照射することで粘膜の反応性を低下させ、症状の軽減を目指す治療法です。内服薬では十分な改善が得られにくい鼻づまりに対して、症状の改善が期待できる治療法のひとつとされています。

レーザー治療は保険適用で受けられることが多く、処置自体は比較的短時間で、入院の必要がなく日帰りでおこなわれるのが一般的です。ただし、治療の流れや所要時間は医療機関や患者さんの状態によって異なる場合があります。

スギ花粉症の方は、花粉飛散シーズン前の時期に治療を受けておくことで、シーズン中の症状が軽減される可能性があります。2026年は、東日本や北日本を中心に例年よりも多い花粉の飛散が予測されていることから、例年以上に早めの対策を意識することが大切です。

なお、レーザー治療は対症療法のひとつであり、アレルギー体質そのものを根本的に治す治療ではありません。内服薬や点鼻薬による治療、舌下免疫療法などと組み合わせることで、症状コントロールの選択肢が広がると考えられます。

鼻づまりの症状が強い方や、内服薬だけでは十分な効果を実感できない方は、レーザー治療が適しているかどうかについて、一度医療機関で相談してみるとよいでしょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※お薬が届くまでの日数は、診察時間や配送先により異なります。

参考文献

  1. 朝子幹也「鼻アレルギー診療ガイドライン2020―改訂のポイントと手術治療の位置付け」アレルギー 72(1), 8-12, 2023
  2. 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会「アレルギー性鼻炎ガイド2021年版」
  3. 厚生労働省「的確な花粉症の治療のために(第2版)」
  4. アレルギーポータル「花粉症」
  5. アレルギーポータル「よくある質問|花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)」
  6. 日本アレルギー学会「アレルギーを知ろう/Q&A」
  7. 日本アレルギー学会「アレルゲン免疫療法の手引き」
  8. 日本気象協会「2026年 春の花粉飛散予測(第2報)」
  9. ウェザーニュース「2026年春の花粉飛散予想」
  10. 厚生労働省「診療報酬の算定方法の一部を改正する件(令和6年厚生労働省告示第57号)別表第一 医科診療報酬点数表」
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