ディレグラは眠くなる?眠気の頻度や運転への影響についてわかりやすく解説

「花粉症のお薬を飲むと眠くなるから、仕事中や運転前の服用が不安」「ディレグラは眠気が少ないと聞いたけど本当?」
このような疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。
仕事や学校、車の運転に支障が出ないよう、できるだけ眠気の少ないお薬を選びたいところです。

結論からお伝えすると、ディレグラは花粉症のお薬の中でも眠気が出にくいお薬です。
有効成分のフェキソフェナジンが脳に届きにくい第2世代の抗ヒスタミン薬であること、もう一つの成分プソイドエフェドリンに覚醒作用があることがその理由です。
添付文書にも運転に関する禁止や注意の記載はなく、眠気を気にせず服用しやすい点が大きな特徴といえるでしょう。

この記事では、ディレグラが眠くなりにくい仕組みや副作用データ、他の花粉症のお薬との比較についてわかりやすくお伝えします。

 

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ディレグラで眠気は出る?副作用データと運転への影響

ディレグラで眠気が出る可能性は非常に低いといえます。

そもそも花粉症のお薬で眠くなるのは、有効成分が脳に入り込み、覚醒を維持するヒスタミンの働きをブロックしてしまうことが原因です。

とくに古いタイプの抗ヒスタミン薬(第1世代)や、市販の総合かぜ薬・鼻炎薬にはこの傾向が強く、「花粉症のお薬=眠くなる」というイメージはここから来ています。

一方、ディレグラに含まれるフェキソフェナジンは脳に届きにくい第2世代の抗ヒスタミン薬であり、さらにもう一つの成分プソイドエフェドリンには覚醒作用があります[1]

この2つの特性により、ディレグラは花粉症のお薬の中でもとくに眠気が出にくいお薬として位置づけられています。

ここからは、実際の臨床データと添付文書の記載内容を詳しく確認していきましょう。

臨床試験での眠気の報告はどのくらい?

ディレグラの臨床試験では、眠気の報告は確認されていません。

国内で実施された臨床試験(347例)で報告された副作用は、頭痛2例(0.6%)、発疹2例(0.6%)、疲労1例(0.3%)、口渇1例(0.3%)の計5例(1.4%)のみでした[1]

眠気はこの中に含まれておらず、添付文書でも「頻度不明」として記載されている程度です[1]

発売後に行われた使用成績調査(912例)でも、眠気に関連する報告は傾眠2例(0.2%)のみにとどまっています[2]

一方で不眠症は3例(0.3%)報告されており、眠気よりも「眠れない」方が起こりやすい傾向がうかがえます[1]

臨床データからも、眠気を心配されている方にとって安心して服用しやすいお薬といえるでしょう。

運転しても大丈夫?添付文書の記載内容について

ディレグラの添付文書には、運転に関する禁止や注意の記載がありません[1]

多くの花粉症のお薬では「運転に注意」や「運転させないよう注意」といった記載がありますが、ディレグラにはそうした制限が設けられていないのが特徴です。

これは、フェキソフェナジンが脳に届きにくく、気づかないうちに集中力や判断力が低下する現象(インペアード・パフォーマンス)も起こしにくいことが確認されているためです[1]

運転を日常的にされる方や機械を操作するお仕事の方にとっても、服用しやすいお薬といえるでしょう。

ただし、眠気の感じ方には個人差があるため、初めて服用する際は体調の変化に注意してください。

ディレグラが眠くなりにくい2つの理由

ディレグラが眠くなりにくいのは、有効成分それぞれの特性が関係しているためです。ひとつはフェキソフェナジンが脳に届きにくいこと、もうひとつはプソイドエフェドリンに覚醒作用があることです。

多くの花粉症のお薬は抗ヒスタミン成分が脳に作用して眠気を引き起こしますが、ディレグラはこの2つの特性が組み合わさることで、花粉症のお薬の中でもとくに眠気が出にくいお薬として位置づけられています。

それぞれの仕組みについて詳しく見ていきましょう。

理由1:フェキソフェナジンが脳に届きにくい

抗ヒスタミン薬が眠気を引き起こすのは、お薬の成分が脳に入り込み、覚醒を維持するヒスタミンの働きをブロックしてしまうことが原因です。

私たちの体には、血液中の物質がむやみに脳へ入り込まないようにするバリア機能(血液脳関門)があります。

フェキソフェナジンはこのバリアを通過しにくい性質を持っているため、脳内のヒスタミンの働きに影響を与えにくいとされています[1]

古いタイプの抗ヒスタミン薬(第1世代)はこのバリアを簡単に通過してしまうため、強い眠気が問題になっていました。

市販の総合かぜ薬や鼻炎薬を飲んで眠くなった経験がある方は、この第1世代の成分が含まれているケースが多いでしょう。

フェキソフェナジンはこうした課題を克服した第2世代の抗ヒスタミン薬であり、アレルギー症状はしっかり抑えつつ脳には影響を与えにくい点が特徴です[1]

理由2:プソイドエフェドリンの覚醒作用

プソイドエフェドリンは鼻粘膜の血管を収縮させて鼻づまりを改善する目的で配合されている成分です[1]

同時に、交感神経を刺激する覚醒作用も持っており、眠気とは逆の方向に体を働かせます。

交感神経は体を活動的な状態にする神経で、この神経が刺激されることで目が覚めた状態が維持されやすくなります。

実際に、発売後の調査(912例)では眠気(傾眠)が2例(0.2%)だったのに対し、不眠症が3例(0.3%)報告されており、この覚醒作用の影響と考えられています[1]

ディレグラとアレグラ、眠気の違いは?

ディレグラとアレグラはどちらもフェキソフェナジンを含むため、眠気の出にくさは共通しています。

どちらの添付文書にも運転に関する禁止や注意の記載はなく、眠気を気にせず服用しやすいお薬です[1]

大きな違いは、ディレグラにはプソイドエフェドリンが追加で配合されている点です。

この成分には覚醒作用があるため、ディレグラはアレグラよりもさらに眠くなりにくい傾向があります。

ただしその分、「眠れなくなる(不眠)」という副作用が出る可能性がある点はディレグラ特有の注意点です。

効果面では、アレグラがくしゃみ・鼻水を中心に抑えるのに対し、ディレグラは鼻づまりの改善もしっかり期待できます[1]

眠気の少なさを重視する方はどちらも安心して選べますが、鼻づまりがつらい方はディレグラが適しているでしょう。

 

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他の花粉症のお薬と眠気を比較|運転できるお薬はどれ?

花粉症の治療に使われるお薬には多くの種類があり、眠気の出やすさはお薬によって大きく異なります。

どのお薬なら運転しても問題ないのか、どのお薬は注意が必要なのかを知っておくと、医師に相談する際にも役立つでしょう。

添付文書に記載されている運転に関する注意事項は、「記載なし」「注意させること」「従事させないよう注意すること」の3段階に分かれており、眠気のリスクの目安となります。

ここでは、ディレグラとアレグラの比較を含め、お薬ごとの眠気の違いを整理していきます。

ディレグラとアレグラの眠気の違い

ディレグラとアレグラはどちらもフェキソフェナジンを含むため、眠気の出にくさは共通しています。

どちらの添付文書にも運転に関する禁止や注意の記載はなく、眠気を気にせず服用しやすいお薬です[1]

大きな違いは、ディレグラにはプソイドエフェドリンが追加で配合されている点にあります。

この成分には覚醒作用があるため、ディレグラはアレグラよりもさらに眠くなりにくい傾向がある一方、不眠の副作用が出る可能性がある点はディレグラ特有の注意点です[1]

効果面では、アレグラがくしゃみや鼻水を中心に抑えるのに対し、ディレグラは鼻づまりの改善も期待できるため、鼻づまりがつらい方にはディレグラが適しているでしょう[1]

運転の制限がない花粉症のお薬

添付文書に運転に関する記載がないお薬は、脳への影響が少なく眠気が出にくいお薬として位置づけられています。

代表的なお薬は以下の通りです[2]

  • フェキソフェナジン(アレグラ/ディレグラ)
  • ロラタジン(クラリチン)
  • デスロラタジン(デザレックス)
  • ビラスチン(ビラノア)

車を日常的に運転する方や、仕事中の集中力を維持したい方はこれらのお薬について医師に相談するとよいでしょう。

ただし、運転制限の記載がなくても眠気の感じ方には個人差があるため、初めて服用する際は体調の変化に注意してください。

運転に注意・運転禁止の花粉症のお薬

添付文書に「注意させること」と記載されているお薬には、エピナスチン(アレジオン)、セチリジン(ジルテック)、オロパタジン(アレロック)などがあります[2]

これらは効果が期待できる一方で、眠気が起こる可能性があるため、服用後に眠気を感じた場合は運転を控える判断が必要です。

さらに強い制限として「従事させないよう注意すること」と記載されているお薬には、ケトチフェン(ザジテン)やd-クロルフェニラミン(ポララミン)などがあります[2]

これらは脳への影響が大きく、強い眠気を引き起こす可能性があるお薬です。

「眠くなる薬のほうが効く」というイメージを持つ方もいますが、眠気の少ないお薬でも花粉症への効果は十分に期待できます。

眠気が気になる方は、運転制限のないお薬について医師に相談してみましょう。

クリニックフォアのオンライン診療について

ディレグラの処方を受けたいけれど、花粉症シーズンの通院は混雑や感染リスクが気になるという方も多いでしょう。

クリニックフォアでは、アレルギー科の保険診療でディレグラの処方に対応しており、初診からオンラインで診察を受けることができます。

たとえば、仕事や運転で眠気が出にくいお薬を処方してほしい方や、花粉症シーズンの混雑した待合室を避けたい方、通院の時間が確保しにくい方などに利用しやすい選択肢です。

クリニックフォアは全国に15院※を展開しており、オンライン診療と対面診療の両方に対応しています。

グループ内でカルテが共有されているため、オンラインで受診した後に対面での診察が必要になった場合でも、症状を一から説明し直す必要がありません。

「まずはオンラインで相談したい」という方にも、「鼻の状態を直接診てもらいたい」という方にも、どちらにも対応できるクリニックです。

 

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ディレグラを飲むときに知っておきたい副作用

ディレグラは眠気が出にくいお薬ですが、プソイドエフェドリンの交感神経を刺激する作用により、眠気とは異なるタイプの副作用が起こることがあります。

プソイドエフェドリンは鼻づまりを改善する一方で、心臓や血管、睡眠にも影響を及ぼす可能性がある成分です。

とくに「不眠」と「動悸・血圧上昇」の2つは、服用前に知っておきたいポイントです。

あらかじめ理解しておくことで、症状が出たときに落ち着いて対処できるでしょう。

眠れなくなることがある(不眠)

プソイドエフェドリンの覚醒作用により、眠気とは逆に眠れなくなることがあります。

とくに夕方の服用時間が遅すぎると、就寝時に覚醒作用が残って眠りにつきにくくなりがちです。

不眠のリスクが不安な方は、夕方の服用が遅くなりすぎないよう心がけるとよいでしょう。

服用タイミングに問題がないにもかかわらず不眠が続く場合は、体質的に覚醒作用が出やすい可能性があるため、医師に相談して別のお薬への変更を検討しましょう。

動悸・血圧上昇などの症状

交感神経が刺激されることで、心臓の拍動が速くなったり血圧が上昇したりすることがあります。

発売後の調査(912例)では、動悸4例、頻脈1例、血圧上昇1例が報告されています[1]

発生頻度は高くありませんが、高血圧や心臓病の持病がある方はとくに注意が必要です。

重症の高血圧や重い心臓の病気がある方は、ディレグラの服用が禁止されています(禁忌)[1]

また、糖尿病や甲状腺の病気がある方も、事前に医師への相談が必要です[3]

服用を開始した後に動悸や胸の違和感、息苦しさなどを感じた場合は、服用を中止して速やかに医師に相談してください。

ディレグラと眠気に関するよくある質問

ディレグラの眠気や副作用について、よく寄せられる疑問をまとめました。

服用前に気になるポイントを確認しておきましょう。

Q. 仕事中に飲んでも集中力は落ちませんか?

ディレグラは集中力に影響が出にくいお薬です。

有効成分のフェキソフェナジンは脳に届きにくいため、気づかないうちに集中力が落ちる現象(インペアード・パフォーマンス)を起こしにくいことが確認されています[1]。ただし眠気や覚醒作用の感じ方には個人差があるため、初めての服用は休みの日などに試すと安心です。

Q. 市販の花粉症のお薬とディレグラ、どちらが眠くなりにくいですか?

成分によって異なりますが、ディレグラのほうが眠くなりにくい傾向があります。

市販の総合かぜ薬や鼻炎薬の多くには古いタイプの抗ヒスタミン成分が含まれており、眠気が強く出やすいためです。

眠気を避けたい方は、第2世代の抗ヒスタミン成分を使ったお薬を選ぶか、医療機関で医師に相談するとよいでしょう。

Q. 眠気が出た場合はどうすればいいですか?

まずは無理をせず休息を取り、車の運転や危険を伴う作業は控えてください。

ディレグラで眠気が出る可能性は低いものの、個人差によって感じることもあります[1]

眠気が繰り返し起こる場合は、医師に相談のうえ別のお薬への変更を検討しましょう。

Q.ディレグラを飲んで車を運転しても大丈夫ですか?

添付文書には運転に関する禁止や注意の記載がなく、他の花粉症のお薬と比べて運転しやすいお薬に分類されています[2][3]

ただし記載がないことが眠気が起こらないことを保証するものではないため、体調に異変を感じた場合は運転を控えてください。

Q.ディレグラは2週間以上飲み続けられますか?

添付文書上、2週間を超える服用は推奨されていないため、自己判断で延長せず、医師に相談してください[3]

ただし、クリニックフォアでディレグラを処方する場合は、28日分で処方が可能です。

花粉シーズンのピーク時にディレグラを服用し、その後はフェキソフェナジン単剤などに切り替えるケースもあります。

まとめ:ディレグラは眠気が少なく運転や仕事中にも服用しやすい

ディレグラは、花粉症のお薬の中でも眠気が出にくいお薬です。

有効成分のフェキソフェナジンが脳に届きにくい第2世代の抗ヒスタミン薬であることに加え、もう一つの成分であるプソイドエフェドリンに覚醒作用があることが理由です。

添付文書にも運転に関する禁止や注意の記載はなく、仕事中や運転前でも服用しやすいでしょう。

アレグラと眠気の出にくさは共通していますが、ディレグラは鼻づまりへの改善も期待できる点が強みです。

一方で、プソイドエフェドリンの作用により不眠や動悸といった副作用が起こる可能性があるため、気になる場合は、夕方の服用が遅くなりすぎないよう心がけると安心です。

症状の変化や気になることがあれば、自己判断で中止せず医師に相談してください。

花粉症の鼻づまりにお悩みの方は、ご自身の症状や生活スタイルに合ったお薬について、医療機関で相談してみてはいかがでしょうか。

 

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参考文献

  1. PMDA|ディレグラ配合錠 添付文書(2023年4月改訂)
  2. LTLファーマ株式会社|ディレグラ配合錠 インタビューフォーム(2023年5月改訂 第10版)※URLのリンク切れが確認された場合はPMDAのIF検索ページから取得可能
  3. 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会|鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版(改訂第10版)
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