デュタステリドは半年で効果が出る?変化の目安や効果を実感しにくい原因を解説

「デュタステリドを半年服用しているけれど、効果が実感できない」「半年でどのくらい変化があるの?」このような不安や疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。

デュタステリドは即効性のあるお薬ではなく、治療効果は6か月程度服用したのちに評価されます。服用初期は見た目に変化があらわれにくいため、半年を迎える前に効果を判断しないことが大切です。

この記事では、デュタステリドの効果を得るのに時間がかかる理由や変化の目安、効果を感じにくい場合に考えられる原因について解説します。
効果を得るために意識したいポイントもご紹介しますので、デュタステリドを半年服用した時点の効果に疑問を感じている方は参考にしてください。

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。

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デュタステリドの効果を得るには半年以上の継続が必要

デュタステリドは即効性のあるお薬ではなく、変化が出てくるまでには半年程度の期間が必要です。

デュタステリドの添付文書にも「効果が確認できるまで通常6か月の連日投与が必要である」と記載されています[1]

焦らず治療を続けるために、まずは効果を実感するまでに時間がかかる理由と、服用開始から半年までの一般的な経過を把握しましょう。

効果を実感するのに時間がかかる理由

デュタステリドの効果を実感するまでに半年程度かかるのは、毛髪の成長サイクルが関係しています。

毛髪には成長期・退行期・休止期というヘアサイクルがあり、AGAでは成長期が短くなることで薄毛が進行します[2]

成長期が短縮するおもな原因は、男性ホルモンから作られる「ジヒドロテストステロン(DHT)」が毛包に作用することです。

デュタステリドはこのDHTの産生を抑える作用があるため、短縮していた成長期は正常に近づいていきます。

しかし、DHTの影響が抑えられても、退行期・休止期に入っている毛髪がすぐに成長期へ移行するわけではありません。毛髪が目に見えるほど伸びるまでには、さらに時間がかかります。

このため、デュタステリドの効果を実感するまでには、ある程度の期間が必要なのです。

服用開始から半年までの変化の目安

デュタステリドを服用し始めると、3か月程度で抜け毛の減少や髪質の変化を実感する方もいます。

たとえば、「髪にハリやコシが出てきた」「抜け毛の本数が減った」といった間接的な変化から、効果を実感することがあります。

12週(約3か月)時点で写真評価を行った臨床試験では、デュタステリド0.5mgを服用したグループは、服用しなかったグループと比べて頭頂部の毛髪数が有意に増加しました[3]

3か月時点でも、医学的評価では変化が確認されたことがわかります。

ただし、臨床試験は医師による専門的な評価に基づく結果であり、鏡ですぐに気づく変化ではありません。

多くの場合、服用開始から半年が経っていない段階では、見た目の変化を実感しにくい傾向があります。目立った変化を感じなくても、ヘアサイクルが整い始めている段階と捉え、治療効果を短期間で判断しないことが大切です。

半年が効果判定の目安となる時期

服用開始から半年頃は、デュタステリドの効果を評価する目安となる時期です。

添付文書には「6か月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合には投薬を中止すること」と記載されています。半年は、治療効果を確認するひとつの基準とされているのです。

臨床試験でも、24週(約6か月)で効果を確認しているものが多く、一定期間の継続服用を前提に評価されています。

24週時点の効果を調べた国際共同臨床試験では、デュタステリド0.5mgを服用したグループで、頭頂部(直径2.54cmの円内)の毛髪数が平均89.6本増加しました[3]。一方、プラセボ群は平均4.9本減少しており、統計学的に有意な差が認められています[3]

専門家による写真評価でも、24週時点で頭頂部・前頭部いずれも改善が認められました[3]

効果は少しずつあらわれるため、ご自身では変化に気づきにくいこともあります。

しかし、客観的には改善が認められるケースもあるため、半年を目安に医師の診察を受け、専門的な視点で評価してもらうことが大切です。

デュタステリドを半年服用しても効果を感じにくい場合の原因

半年間デュタステリドを服用しても効果を感じられないと、不安や焦りを感じてしまうものです。「自分には合わないかもしれない」と悩む方もいるでしょう。

効果のあらわれ方や感じ方には個人差がある一方で、実感しにくい場合には他の原因も考えられます。

代表的な原因として、次のような点が挙げられます。

  • 決められた用法・用量で服用できていない
  • AGAが進行しすぎている
  • AGA以外の脱毛症である

半年間服用しても効果が実感できず心配になったときは、ご自身に当てはまるものがないか確認してみてください。

原因1:決められた用法・用量で服用できていない

デュタステリドは、医師の処方どおりに服用することで効果を発揮するお薬です。飲み忘れが多いと血中濃度が安定せず、十分な効果が得られません。

毎日できるだけ同じ時間帯に服用し、決められた用法・用量を守ることがAGA治療の基本です。

原因2:AGAが進行しすぎている

AGAの進行度によって、効果のあらわれ方が異なる場合があります。

デュタステリドは、脱毛の原因となるDHTの産生を抑制し、DHTが毛包に及ぼす影響を軽減することで、AGAの進行を抑えるお薬です。毛包の機能が保たれている段階では、デュタステリドの効果が得られやすい傾向があります。

一方でAGAが進行し、毛包の機能が低下している状態では、DHTの影響を抑えても毛髪の成長につながりにくいことがあります。

半年服用して効果を感じにくい場合は、医師から今一度AGAの進行度を評価してもらうことが必要です。

原因3:AGA以外の脱毛症である

デュタステリドは男性型脱毛症に対して効果が認められているお薬であり、他の脱毛症には適応がありません[1]

薄毛の原因はAGA以外にも、以下のような病気や状態が考えられます[2][4]

  • 円形脱毛症
  • 慢性休止期脱毛
  • 甲状腺疾患や膠原病などの全身疾患
  • 貧血や栄養不足
  • 急激なダイエット(過度な食事制限)や強いストレス

これらが原因の場合、デュタステリドを継続服用しても効果は期待できません。

半年以上服用しても効果を実感しにくい場合は、より詳しく診察を受けることをおすすめします。AGAではなく別の脱毛症の可能性も含めて、医師に相談してみましょう。

デュタステリドを半年服用しても効果を感じにくい場合の選択肢

デュタステリドを半年服用しても効果を感じにくい場合、治療方針を見直すことも可能です。検討できる選択肢としては、おもに以下が挙げられます。

  • ミノキシジルとの併用を検討する

受診する際には、AGA治療に特化した医療機関を選び、あらためて診察を受けるとよいでしょう。

AGAを専門とする医師から、ご自身に合う治療方針を提案してもらうことが大切です。

デュタステリドの用量を見直す

デュタステリドには0.1mgと0.5mgの2つの用量があります。現在0.1mgを服用している方で効果を感じにくい場合は、医師が用量の見直しを検討することもあります。

臨床試験では、デュタステリド0.5mgを服用したグループは、0.1mgを服用したグループに比べて頭頂部の毛髪数が多く増加しました。

<国際共同臨床試験における毛髪数の変化(24週)[3]

用量頭頂部の毛髪数の変化(平均)
デュタステリド0.5mg+89.6本
デュタステリド0.1mg+63.0本
プラセボ−4.9本

ただし、適切な用量は体格や体質、持病の有無などを考慮して判断されます。自己判断で飲む量を増やさず、医師に相談したうえで調整してもらいましょう。

ミノキシジルとの併用を検討する

デュタステリド単独で効果を感じにくい場合、ミノキシジルと併用することも選択肢のひとつです。

デュタステリドの「抜け毛を抑える」働きに対し、ミノキシジルは「発毛を促す」働きをもつお薬です。ミノキシジルは、血管拡張作用や毛包への直接作用などを通じて発毛効果を示すと考えられています。

脱毛の進行抑制と発毛促進では役割が異なるため、2つのお薬を併用することで治療効果が高まる可能性があります。

日本皮膚科学会ガイドラインにおいて、ミノキシジル外用薬はデュタステリドと同様に「推奨度A」に位置づけられています[2]

ミノキシジル外用薬とデュタステリド内服薬の併用治療は、一般的にも広く行われている方法です。

なお、ミノキシジルには内服薬もあり、デュタステリドと併用して治療することも可能です。ただし、ミノキシジル内服薬は日本では未承認であり、日本皮膚科学会ガイドラインでは有用性や安全性が十分に検証されていないとされています[2]。服用を検討する場合は、医師からリスクと効果について十分な説明を受けることが重要です。

ただし、併用治療が適切かどうかは専門的な知見のもと判断する必要があります。医師の診察を受け、ご自身に合う治療方法か判断してもらいましょう。

デュタステリドの効果を得るために意識したい3つのポイント

デュタステリドの効果を得るためには、決められた服用方法を守ることが基本となります。

また、生活習慣にも気を配り、頭皮の健康を整えることも大切です。

治療経過は医師に確認してもらい、効果を適切に評価してもらいましょう。

ポイント1:毎日決まった時間に継続して服用する

デュタステリドの効果を得るためには、毎日欠かさず服用を続けることが重要です。

デュタステリドは1日1回の服用を継続することで、DHT産生を抑制する効果を発揮します[1]。飲み忘れが続くとお薬の効果が安定せず、十分な効果が得られない可能性があります。

飲み忘れを防ぐためには、毎日同じ時間帯に服用する習慣をつけましょう。

<服用を習慣化するコツ>

  • スマートフォンのアラーム機能を活用する
  • 朝の歯磨き後や夕食後など、毎日のルーティンに組み込む
  • ピルケースを使って服用状況を把握できるようにする
  • 家族に声をかけてもらう

デュタステリドは食事の影響を受けにくいお薬のため、朝・昼・夜のいずれの時間帯に服用しても構いません。ご自身の生活リズムに合った時間を選んで継続してください。

ポイント2:生活習慣を整える

AGA治療を進めるうえでは、お薬だけに頼らず、生活習慣を整えることも大切です。

睡眠不足や強いストレスは、頭皮環境に影響を与える可能性があるといわれています。質のよい睡眠を確保し、心身の負担をため込まないように意識するとよいでしょう。

食事面では、栄養バランスを意識することが重要です。ビタミンB群やビタミンD、亜鉛、鉄などは、毛髪の成長や維持に関与すると考えられています[5]

また、喫煙や過度な飲酒は血行に影響を与え、頭皮への栄養供給を妨げる可能性があります[6]。できる範囲で生活習慣を見直してみてください。

ポイント3:定期的に医師の診察を受けて経過を確認する

デュタステリドによる治療を効果的に進めるためには、定期的に医師の診察を受けることが大切です。自分では気づきにくい変化も、医師が客観的に評価することで治療効果を正確に把握できます。

効果が不十分と判断された場合は、用量の調整やほかの治療法との併用など、治療計画の見直しが検討されることもあります。

副作用の有無を定期的に確認することも、安心して治療を継続するうえで欠かせません。

気になる症状について気軽に相談できるクリニックを選ぶと、長期的に治療が続けやすくなるでしょう。

安心してAGA治療を続けるために

デュタステリドを半年服用しても効果を実感しにくいと、治療を続けるべきか迷うこともあるでしょう。

そのようなときは、現在の治療状況を医師と一緒に確認し、今後の方針を整理することが大切です。

クリニックフォアは、AGAオンライン診療に対応しており、ご自宅からご相談いただけます。

一人ひとりの症状やお悩みに合わせた治療を提案しており、必要に応じて方針の見直しも行っています。

ただし、頭皮の状態や症状によっては対面での診察が必要となる場合があるため、医師の判断に従うことが大切です。

半年続けても変化を実感できずに悩んでいる方は、一度ご相談ください。

▶クリニックフォアのオンライン診療はこちら

※自由診療
※医薬品副作用被害救済制度等の対象外となります。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。医師の診察を受け、診断された適切な治療方法をお守りください。
※医師の判断でお薬の処方可否・お薬の処方日数は変わります。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

デュタステリドの服用開始から半年目によくある質問

デュタステリドを半年間服用した方からよく寄せられる疑問にお答えします。

効果面や治療方針に関する疑問を解消し、安心してAGA治療に取り組みましょう。

Q1.デュタステリドは半年で効果が出ますか?

デュタステリドは、半年で効果を実感できる方もいますが、個人差があります。臨床試験では、24週間(約半年)の服用で頭頂部の毛髪数が増加したことが確認されています[3]

ただし、効果のあらわれ方には個人差があり、半年以上かかる場合もあります。医師に経過を確認してもらいながら、ご自身のペースで焦らず治療を続けることが大切です。

Q2.デュタステリドを半年服用しても効果がない場合はどうすればいいですか?

半年間服用しても効果を感じられない場合は、まず医師に相談しましょう。状態に応じて、用量の調整やミノキシジルとの併用など、治療内容の見直しが検討されることもあります。

また、AGA以外の脱毛症の可能性も考えられるため、あらためて診察を受けることが大切です。

Q3.デュタステリドとミノキシジルは併用できますか?

デュタステリドとミノキシジルは、併用して治療することもあります。この併用療法は、AGA治療において広く用いられている選択肢のひとつです。

デュタステリドは抜け毛の原因となるDHTを抑え、進行を抑制する働きがあります。一方、ミノキシジルは発毛を促す作用をもつお薬です。作用の仕組みが異なるお薬を併用することで、治療効果が高まる可能性があります。

ただし、併用が適切かどうかは体質や症状によって異なるため、希望する場合は医師に相談してください。

Q4.デュタステリドの効果判定はいつ行いますか?

デュタステリドの効果判定は、一般的に服用開始から半年が目安です。添付文書では「6か月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合には投薬を中止すること」と記載されています[1]

一方で、効果が出ているからと自己判断で治療を中止してしまうと、再び脱毛が進行する可能性があります。6か月経過後も医師に経過をみてもらいながら治療を続けることが大切です。

まとめ

デュタステリドは、服用開始から半年が効果を評価する目安とされています。

数か月程度の服用では、間接的な変化にとどまることが多く、半年以降に治療効果を判断することが一般的です。

半年間服用しても効果を感じにくい場合は、用法用量を守って服用できているか、生活習慣が乱れていないかなどを振り返ってみてください。

必要に応じて、医師と治療方針を見直すことも可能です。

大切なのは、ご自身のみで効果を判断しないことです。医師による専門的な視点で評価してもらいましょう。

通院が難しい場合はオンライン診療を活用しながら、ご自身に合ったAGA治療を続けてください。

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参考文献

  1. ザガーロカプセル添付文書
  2. 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
  3. ザガーロカプセルインタビューフォーム
  4. American Academy of Dermatology. Hair loss: Who gets and causes.
  5. Micronutrients and Androgenetic Alopecia: A Systematic Review - PubMed
  6. Hair loss: Tips for managing|American Academy of Dermatology Association
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