シアリスは毎日飲んでも大丈夫?
シアリスは効果の持続時間が最大36時間と長いお薬であるため、「毎日飲んでも体に悪影響はないのか」「成分が蓄積して危険なのではないか」と心配される方も少なくありません。
しかし、添付文書に記載された用法・用量を守り、24時間以上の服用間隔を空ければ、シアリスを毎日服用することは可能です[1]。
ただし、毎日服用する場合は高用量(10mgや20mg)ではなく、低用量(5mg以下)を用いることが一般的であり、自己判断で高用量を毎日服用することは副作用のリスクを高めるため、避けてください。
ここでは、シアリスの添付文書に基づいた正しい用法・用量と、毎日服用と頓服(必要時服用)の違いについて解説します。
添付文書の用法・用量を確認
シアリスを毎日服用しても問題ないかどうかを判断するためには、まず添付文書に記載された正式な用法・用量を確認することが大切です。
シアリスの添付文書では「通常、成人には1日1回タダラフィルとして10mgを性行為の約1時間前に経口投与する」と記載されており、基本的には性行為の前に必要に応じて服用する「頓服」としての使い方が想定されています[1]。
また、「1日の投与は1回とし、投与間隔は24時間以上とすること」という注意事項があり、これは1日に複数回服用してはいけないこと、そして次の服用までに24時間以上の間隔を空ける必要があることを意味しています[1]。
この用法・用量を守っている限り、毎日1回ずつ服用することは添付文書上も認められており、医学的にも問題ないとされています。
毎日服用を検討している方は、自己判断ではなく医師に相談し、ご自身の症状や体質に合った用量を処方してもらうことをおすすめします。
24時間以上の間隔を空ければ毎日服用可能
シアリスを毎日服用する場合に守らなければならない最も重要なルールは、服用間隔を24時間以上空けるということです。
シアリスの有効成分であるタダラフィルは、体内での半減期(血中濃度が半分になるまでの時間)が長いため、短い間隔で服用を繰り返すと成分が体内に蓄積し、血中濃度が想定以上に高くなってしまう可能性があります[1]。
血中濃度が過度に上昇すると、頭痛やほてり、動悸といった副作用が強く現れるリスクが高まるため、服用間隔を守ることが大切です。
毎日服用する場合は、できるだけ同じ時間帯に服用する習慣をつけると、自然と24時間以上の間隔を確保できるようになります。
「昨日の夜に飲んだから今日の朝も飲みたい」といった短時間での追加服用は、効果を感じなかったとしても必ず避けてください。
毎日服用と頓服(必要時服用)の違い
シアリスの服用方法には、性行為の前に必要に応じて服用する「頓服(オンデマンド服用)」と、毎日決まった時間に低用量を服用する「毎日服用」の2つのパターンがあります。
頓服の場合は、性行為の約1〜3時間前に10mgまたは20mgを服用し、その効果は最大36時間持続するため、必要な時だけ服用すれば良いという手軽さがあります[1]。
一方、毎日服用の場合は、低用量(2.5mgまたは5mg)を1日1回決まった時間に服用し続けることで、血中濃度を常に一定に保ち、いつでも自然な勃起が得られる状態を維持するという考え方に基づいています。
頓服は「今日は性行為があるかもしれない」というタイミングに合わせて服用する必要がありますが、毎日服用であれば服用のタイミングを気にする必要がなく、より自然な形でパートナーとの時間を過ごすことができます。
どちらの服用方法が自分に合っているかは、性行為の頻度やライフスタイル、費用面などを考慮して、医師と相談しながら決めるのがベストです。
シアリスを毎日飲むとどうなる?よくある疑問に回答
シアリスを毎日飲むことに対して、「効果が弱くなるのでは」「副作用が強くなるのでは」「依存症になるのでは」といった不安や疑問を持っている方は多くいらっしゃいます。
これらの疑問の多くは、アルコールや一部の睡眠薬など「飲み続けると耐性がついて効かなくなる」性質を持つ物質のイメージから生じているものですが、シアリスにはそのような性質はありません。
ここでは、シアリスを毎日飲むことに関してよく寄せられる疑問について、一つひとつ丁寧にお答えしていきます。
毎日飲むと効果が弱くなる(耐性がつく)?
耐性については、現時点で明確な報告は限られていますが、感じ方には個人差があります。継続服用の適否は医師に相談しながら判断しましょう。
耐性とは、お薬を繰り返し服用することで体が慣れてしまい、同じ量では効果が得られなくなる現象のことを指しますが、シアリスを含むPDE5阻害薬にはこのような耐性は報告されていません。
むしろ、シアリスを継続的に服用することで陰茎周辺の血流が改善され、効果がより安定しやすくなるという見方もあります。
また、シアリスを服用して性行為の成功体験が積み重なることで、勃起不全の心理的な要因が軽減され、結果としてお薬の効果をより実感しやすくなるケースも少なくありません。
「毎日飲んでいるうちに効かなくなるのでは」という心配は不要ですので、医師の指示に従った服用を続けてください。
毎日飲むと副作用が強くなる?
用法・用量を守っている限り、シアリスを毎日服用しても副作用が強くなることは基本的にありません。
シアリスの主な副作用である頭痛、ほてり、消化不良、鼻づまりなどは、お薬の血管拡張作用によって引き起こされるものであり、高用量を一度に服用した際に血中濃度が急上昇することで現れやすくなります[1]。
一方、低用量(5mg以下)を毎日服用した場合は、血中濃度が急激に上昇することなく常に安定した状態に保たれるため、副作用が起こりにくく、もし現れたとしてもその程度は軽いことがほとんどです。
さらに、多くの方は服用を続けるうちに体が慣れ、最初は気になっていた軽度の副作用も次第に感じなくなっていく傾向があります。
ただし、24時間の服用間隔を守らなかったり、自己判断で高用量を毎日服用したりすると副作用のリスクは高まるため、必ず医師の指示に従った服用を心がけてください。
毎日飲むと依存症になる?
シアリスには依存性は報告されていないため、毎日服用しても依存症になる心配は基本的にありません。
依存性とは、お薬を繰り返し服用することで精神的または身体的にお薬なしではいられなくなる状態を指しますが、シアリスにはこのような依存性は報告されていません。
一部の方が「シアリスがないと勃起できない」と感じることがあるかもしれませんが、これは、お薬によるサポートに心理的に頼っている状態であり、 医学的な「依存症」の状態ではありません。
また、シアリスの服用を中止しても、離脱症状(服用をやめた時に現れる身体的な症状)が起こることはなく、いつでも服用を中断することができます。
「依存症になったらどうしよう」という不安から服用をためらっている方も、医師の指導のもとで治療を始めていただければと思います。
毎日飲むと性機能が低下する?
シアリスを毎日飲み続けても、性機能が低下することは報告されていません。
「勃起不全治療薬に頼り続けると、自力での勃起力が落ちるのでは」という不安を持つ方は少なくありませんが、シアリスはあくまで血管拡張をサポートするお薬であり、体本来の性機能を弱める作用は確認されていません。
勃起は、脳が性的刺激を感じ取り、神経を通じて信号が送られ、陰茎の海綿体に血液が流れ込むことで起こる現象であり、シアリスはこの血流を促進するサポート役に過ぎません。
シアリスの長期服用中に性欲や勃起力が落ちたと感じる場合は、加齢や生活習慣病の進行、ストレスなど、お薬とは別の要因による性機能の変化である可能性が考えられます。
シアリスを服用しながら、生活習慣の改善にも取り組むことで、より良い効果が期待できるでしょう。
毎日飲むと勃起不全は完治する?
心因性勃起不全(不安や緊張、過去の失敗体験などが主な原因の勃起不全)の場合は、シアリスを服用して性行為の成功体験を積み重ねることで、心理的な障壁が取り除かれ、やがてお薬なしでも勃起が維持できるようになるケースもあります。
しかし、多くの勃起不全は加齢や生活習慣病による血管障害などの器質的な要因と、心理的な要因が複合した「混合性勃起不全」であり、シアリスの服用で治すことは難しいとされています。
シアリスはあくまで勃起不全の症状を改善するお薬であり、勃起不全の根本原因を取り除くものではないため、生活習慣の改善やパートナーとのコミュニケーションも大切な要素となります。
シアリスを上手に活用しながら、総合的なアプローチで勃起不全の改善を目指していきましょう。
シアリスを毎日飲むメリット
シアリスを毎日服用することには、頓服(必要時服用)にはない独自のメリットがいくつかあります。
最も大きなメリットは、性行為のタイミングを気にせずいつでも自然な勃起が得られるようになることであり、「飲んだから成功させなければ」という精神的なプレッシャーから解放されることで、よりリラックスしてパートナーとの時間を楽しめるようになります。
ここでは、シアリスを毎日服用することで得られるメリットについて詳しく解説します。
性行為のタイミングを気にしなくていい
シアリスを毎日服用する最大のメリットは、性行為のタイミングを気にする必要がなくなることです。
頓服の場合は、「今日は性行為があるかもしれない」と予測して事前に服用しておく必要があり、効果が現れるタイミングを計算しながら「今飲まなければ」というプレッシャーを感じることも少なくありません。
しかし、毎日服用であれば血中濃度が常に一定に保たれているため、24時間いつでも性的刺激に対して体が反応しやすい状態が維持されます。
「飲み忘れたらどうしよう」「効果が切れる前に性行為を終わらせなければ」といった焦りから解放されることで、より自然な流れでパートナーとの時間を過ごせるようになるでしょう。
性行為の頻度が高い方や、パートナーとの関係をより自然なものにしたい方にとって、毎日服用は有効な選択肢といえます。
血中濃度が安定して自然な勃起が得られる
低用量のシアリスを毎日服用することで、血中濃度が常に安定した状態に保たれ、より自然な勃起が得られるようになります。
頓服の場合は、服用後に血中濃度が急上昇し、その後時間とともに低下していくため、効果の強さに波が生じます。
一方、毎日服用の場合は血中濃度が常に一定のラインで保たれるため、特定のピークを意識する必要がなく、性的刺激があった時に自然な形で勃起が起こりやすくなります。
この安定した状態は、「お薬を飲んだから勃起させなければ」という人工的な感覚ではなく、「自然に反応している」という感覚をもたらしてくれるため、精神的な負担も軽減されます。
自然な勃起を求める方や、お薬を飲んでいることを意識したくない方には、毎日服用が適しているといえるでしょう。
副作用が軽減される可能性がある
意外に思われるかもしれませんが、低用量のシアリスを毎日服用することで、副作用が軽減される可能性があります。
シアリスの副作用である頭痛やほてりは、主に血中濃度が急激に上昇した時に起こりやすく、高用量を一度に服用する頓服では副作用を感じやすい傾向があります。
一方、低用量を毎日服用した場合は血中濃度が急上昇せず、常に低く安定した状態が保たれるため、体への負担が少なく、副作用が起こりにくくなります。
また、服用を続けるうちに体がお薬に慣れ、最初は気になっていた軽度の副作用も次第に感じなくなっていく方も多くいらっしゃいます。
「頓服で副作用がつらかった」という経験がある方は、医師に相談して毎日服用への切り替えを検討してみるのも一つの選択肢です。
前立腺肥大症に伴う排尿障害の改善も期待できる
シアリスの有効成分であるタダラフィルは、勃起不全の治療だけでなく、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬としても日本で正式に承認されています。
加齢とともに多くの男性が経験する「尿の勢いが弱い」「夜中に何度もトイレに起きる」「残尿感がある」といった症状は、前立腺肥大によって尿道が圧迫されることで起こりますが、タダラフィルは前立腺や膀胱周辺の血流を改善し、尿道の圧迫を緩和する効果が期待できます。
実際に、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療には「ザルティア」という名称でタダラフィルが処方されており、シアリスと同じ有効成分が使われています。
勃起不全と排尿障害の両方に悩みを持つ方にとって、タダラフィルは、製品によって承認されている効能・効果が異なります。ED治療としての使用可否や、排尿症状に関する相談は、医師に確認してください。
このような症状がある方は、医師に相談してみることをおすすめします。
シアリスを毎日飲むデメリット・注意点
シアリスの毎日服用にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。
特に費用面では、必要な時だけ服用する頓服と比較すると、毎日服用は当然ながらお薬の消費量が増えるため、経済的な負担が大きくなることは避けられません。
また、高用量(20mg)を毎日服用することは副作用のリスクを高めるため、必ず避けてください。
ここでは、毎日服用を検討する際に知っておくべきデメリットと注意点について解説します。
費用がかかる
シアリスを毎日服用する最大のデメリットは、費用がかかることです。
勃起不全治療は保険適用外の自由診療となるため、お薬代は全額自己負担であり、毎日服用する場合は月に30錠を消費することになります。
先発品のシアリス5mgを毎日服用した場合、月額で2〜3万円程度の費用がかかる可能性があり、頓服(週に1〜2回の服用)と比較すると経済的な負担は大きくなります。
費用を抑えたい場合は、ジェネリック医薬品である「タダラフィル錠」を選ぶことで、先発品の半額程度の価格で処方を受けることができる可能性があります。
毎日服用を検討している方は、費用面も含めて医師と相談し、ご自身の状況に合った服用方法を選ぶことが大切です。
毎日服用を忘れないようにする必要がある
毎日服用の場合は、服用を忘れないように自己管理をする必要があります。
頓服であれば「性行為の前に飲む」という明確なタイミングがあるため忘れにくいですが、毎日服用の場合は特別なイベントがなくても毎日飲み続ける必要があるため、うっかり飲み忘れてしまうことがあります。
飲み忘れが続くと血中濃度が安定しなくなり、毎日服用のメリットである「いつでも自然な勃起が得られる」という状態が維持できなくなってしまいます。
飲み忘れを防ぐためには、毎日同じ時間に服用する習慣をつけることが効果的であり、スマートフォンのアラームを設定したり、歯磨きや朝食など毎日のルーティンと組み合わせたりする工夫がおすすめです。
自己管理が苦手な方は、必要な時だけ服用する頓服のほうが向いているかもしれません。
高用量(20mg)の毎日服用は危険
シアリス20mgを毎日服用することは、副作用のリスクを高めるため必ず避けてください。
シアリス20mgは効果が最大36時間も持続するため、毎日服用すると前日に服用した分の成分が体内に残っている状態で新たに服用することになり、血中濃度が想定以上に高くなってしまいます[1]。
血中濃度が過度に上昇すると、血圧の急激な低下、重度の頭痛、動悸、めまいといった副作用が強く現れるリスクがあり、重篤な場合は心血管系への影響を引き起こす可能性もあります。
シアリス20mgは、あくまで性行為の前に「必要な時だけ」服用するための用量(頓服用)であり、毎日服用には適していません。
毎日服用を希望する場合は、必ず医師に相談し、適切な低用量(5mg以下)を処方してもらうようにしてください。
シアリスを毎日飲む場合の正しい用量・飲み方
シアリスを毎日服用する場合は、適切な用量と飲み方を守ることが重要です。
頓服の場合とは異なり、毎日服用には低用量(5mg以下)を使用し、毎日同じ時間に服用することで血中濃度を安定させるという考え方があります。
自己判断で高用量を毎日服用したり、服用間隔を守らなかったりすると、効果が高まるどころか副作用のリスクだけが増大してしまうため、必ず医師の指示に従った服用を心がけてください。
毎日服用には低用量(2.5mgもしくは5mg)を使用
シアリスを毎日服用する場合は、5mg以下の低用量を使用するのが一般的です。
低用量を毎日服用することで、血中濃度が急上昇することなく常に安定した状態が保たれ、副作用のリスクを抑えながら効果を維持することができます。
「10mgや20mgを毎日飲んだほうが効果が高いのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、高用量の毎日服用は副作用のリスクを高めるだけで、効果の増強は期待できません。
最適な用量は個人の体質や症状によって異なるため、医師と相談しながら自分に合った用量を見つけていくことが大切です。
毎日同じ時間に服用する
シアリスを毎日服用する場合は、できるだけ毎日同じ時間に服用することをおすすめします。
同じ時間に服用する習慣をつけることで、自然と24時間以上の服用間隔を確保できるようになり、飲み忘れも防ぎやすくなります。
また、毎日同じ時間に服用することで血中濃度がより安定し、効果を一定に保ちやすくなるというメリットもあります。
服用する時間帯は朝でも夜でも、ご自身のライフスタイルに合わせて選んで問題ありませんが、毎日継続しやすい時間を選ぶことが重要です。
歯磨きや朝食など、毎日必ず行うルーティンと組み合わせて服用するタイミングを決めておくと、飲み忘れを防ぎやすくなるでしょう。
服用間隔は必ず24時間以上空ける
シアリスを服用する際は、前回の服用から24時間以上の間隔を空けることが必須です。
これは頓服でも毎日服用でも共通のルールであり、24時間未満で追加で服用すると血中濃度が高くなりすぎて副作用のリスクが増大します[1]。
「昨日飲んだけど効果が感じられなかったから今日はもう少し早く飲みたい」といった考えで服用間隔を短くすることは、効果を高めることにはつながらず、体への負担を増やすだけです。
また、中等度以上の腎機能障害がある方は、服用間隔を48時間以上空ける必要があるとされており、より慎重な服用が求められます[1]。
服用間隔については医師から指示された内容を必ず守り、自己判断で変更しないようにしてください。
シアリスを毎日飲む前に確認すべきこと
シアリスを毎日服用する前には、いくつかの重要な確認事項があります。
特に、シアリスには一緒に服用すると命に関わる重大な副作用を引き起こす可能性がある「併用禁忌薬」が存在するため、現在服用中のお薬がある方は必ず医師に確認する必要があります。
また、心臓病や血圧異常などの持病がある方は、シアリスの服用自体が適さない場合もあるため、自己判断ではなく必ず医師の診察を受けてから服用を開始してください。
併用禁忌薬がないか確認
シアリスを服用する前に、最も重要な確認事項として併用禁忌薬がないかどうかをチェックする必要があります。
特に注意が必要なのが硝酸剤との併用であり、ニトログリセリン(ニトロペン、ミオコールなど)、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド(フランドルテープ、ニトロールなど)を服用中の方は、シアリスを服用することが禁止されています[1]。
シアリスと硝酸剤はどちらも血管を拡張させる作用を持っているため、両方を同時に服用すると血圧が危険なレベルまで急激に低下し、失神やショック状態を引き起こす可能性があります[1]。
また、一部の降圧薬やα遮断薬なども、シアリスとの併用で血圧が下がりすぎる可能性があるため、慎重な判断が必要とされています。
現在服用中のお薬がある方は、処方薬だけでなく市販薬やサプリメントも含めて、すべて医師に申告してください。
持病がある方は医師に相談
心臓病、高血圧、低血圧、不整脈などの持病がある方は、シアリスの服用を開始する前に必ず医師に相談してください。
シアリスは血管拡張作用を持つお薬であるため、心血管系に問題がある方には慎重な投与が求められます。
特に、過去3ヶ月以内に心筋梗塞を起こした方、治療でコントロールされていない不整脈がある方、極端な血圧異常がある方は、シアリスの服用が禁忌とされています[1]。
また、肝機能障害や腎機能障害がある方は、タダラフィルの代謝や排泄に影響が出る可能性があるため、用量の調整が必要になることがあります[1]。
持病があるからといって必ずしもシアリスが服用できないわけではありませんが、医師に正確な情報を伝え、安全に服用できるかどうかを確認することが重要です。
自己判断ではなく医師の指導のもとで服用する
シアリスの毎日服用は、自己判断ではなく必ず医師の指導のもとで行ってください。
インターネット上には「シアリスを毎日飲むと効果が高まる」「高用量を毎日飲んでも問題ない」といった誤った情報も存在しますが、医学的な根拠に基づかない服用方法は健康被害を招く恐れがあります。
医師は、ご自身の症状や体質、服用中のお薬、持病の有無などを総合的に判断したうえで、毎日服用が適しているかどうか、適切な用量はいくらかを決定してくれます。
また、服用を開始した後も、効果や副作用の状況を医師に報告し、必要に応じて用量を調整してもらうことで、より最適な治療を受けることができます。
ED治療は医師との二人三脚で進めていくものであり、信頼できる医師に相談しながら治療を続けていくことが大切です。
シアリスの処方を受ける方法
シアリスは処方箋医薬品に指定されているため、医師の診察を受けて処方されるものです。
安心してお薬を手に入れ、効果的な治療を続けていくためには、正規のルートで処方を受けることが重要であり、個人輸入サイトなどで購入することは大きなリスクを伴います。
ここでは、シアリスを処方してもらうための方法について、対面診療とオンライン診療の両方の選択肢と、個人輸入の危険性について解説します。
医療機関(泌尿器科・内科)での処方
シアリスを処方してもらう最も確実な方法は、医療機関を直接受診して対面で医師の診察を受けることです。
勃起不全治療を行っている医療機関としては、泌尿器科が専門ですが、内科や勃起不全専門クリニックでも処方を受けることができます。
対面診療のメリットは、医師が直接患者さんの状態を確認できること、詳しい問診や必要に応じて検査を行えること、そして疑問点をその場で質問できることです。
特に持病がある方や服用中のお薬が多い方は、対面での診察のほうがより詳細な確認ができるため安心できるでしょう。
初めてシアリスを服用する方や、毎日服用を検討している方は、まずは対面診療で医師にしっかりと相談してから処方を受けることをおすすめします。
オンライン診療での処方
オンライン診療は、スマートフォンやパソコンを使って自宅にいながら医師の診察を受け、処方されたお薬を自宅まで届けてもらえるサービスです。
オンライン診療の最大のメリットは、医療機関に足を運ぶ必要がないため、人目を気にせず診察を受けられるという点であり、「勃起不全で医療機関に行くのは恥ずかしい」と感じている方にとっては心理的なハードルが大きく下がります。
また、通院にかかる時間や交通費が節約できること、待ち時間がないこと、仕事が忙しくても診察を受けやすいことなど、利便性の面でも多くのメリットがあります。
オンライン診療であっても、医師が患者さんの症状や服用中のお薬を確認し、併用禁忌に該当しないかチェックしたうえで処方を行うため、安心感は対面診療と変わりません。
中には診察料無料で即日発送に対応しているクリニックもあるため、「すぐにお薬がほしい」「費用を抑えたい」という方にもオンライン診療は適した選択肢といえるでしょう。
個人輸入の危険性
インターネット上には、医師の診察を受けずにシアリスを海外から個人輸入できるサイトが存在しますが、これらのサイトを利用することは危険であり、避けてください。
政府広報オンラインでは、個人輸入される医薬品は日本の法律に基づく品質・有効性・安全性の確認がされていないため、正規品を装った偽造品や、有害な成分が混入した粗悪品である可能性があると注意喚起しています[2]。
厚生労働省も、個人輸入によるED治療薬には偽造品が多数混入しており、有効成分が含まれていなかったり、逆に過剰に含まれていたり、有害な不純物が混入していたりするケースが報告されていると警告しています[3]。
さらに重要なのは、個人輸入で入手したお薬を服用して重篤な副作用が発生しても、「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるため、医療費や障害への補償を一切受けることができないという点です[4]。
「安いから」「手軽だから」という理由で個人輸入に手を出すことは、ご自身の健康を害するリスクがあるため、医師の診察を受けて正規品を処方してもらうようにしてください。
シアリスの毎日服用に関するよくある質問
Q. シアリスを毎日飲むと効果が弱くなりますか?
シアリスを毎日飲み続けても、効果が弱くなることは報告されていません。
シアリスを含むPDE5阻害薬には耐性(飲み続けると効かなくなる性質)は報告されておらず、むしろ継続服用によって血流が改善され、効果が安定しやすくなるという見方もあります。
用法・用量を守って服用を続ければ、安定した効果が期待できるでしょう。
Q. シアリスを毎日飲むと副作用は強くなりますか?
用法・用量を守っている限り、毎日服用しても副作用が強くなることは基本的にありません。
低用量(5mg以下)を毎日服用した場合は血中濃度が急上昇せず安定した状態が保たれるため、むしろ副作用が軽減される傾向があります。
ただし、24時間の服用間隔を守らなかったり高用量を毎日服用したりすると副作用のリスクは高まるため、医師の指示に従った服用を心がけてください。
Q. シアリスを毎日飲むと依存症になりますか?
シアリスには依存性は報告されていないため、毎日服用しても依存症になる心配は基本的にありません。
服用を中止しても離脱症状は起こらず、いつでも服用を中断することができます。
「お薬がないと不安」と感じることがあっても、それは医学的な依存症ではなく、治療を続けるなかで自信がつけば軽減されることが多いです。
Q. シアリスを毎日飲むと勃起不全は完治しますか?
心因性勃起不全(心理的な要因が主な原因)の場合は、成功体験が積み重なることでお薬なしでも勃起できるようになるケースもありますが、器質的な要因と心因性の両者が原因である混合性勃起不全ではお薬で完全に治すことは難しいとされています。
シアリスはあくまで勃起不全の症状を改善するお薬であり、生活習慣の改善も併せて行うことが大切です。
まとめ
シアリスは、医師の指導のもとで適切な用量を守れば、毎日服用しても問題のないお薬です。
添付文書では「1日の投与は1回とし、投与間隔は24時間以上とすること」と記載されており、24時間以上の間隔を空ければ毎日の服用が認められています[1]。
「毎日飲むと効果が弱くなる」「副作用が強くなる」「依存症になる」といった心配をされる方もいらっしゃいますが、シアリスには耐性や依存性は報告されておらず、用法・用量を守れば副作用が強まることもありません。
むしろ、低用量(5mg以下)を毎日服用することで血中濃度が安定し、性行為のタイミングを気にせず自然な勃起が得られるというメリットがあります。
ただし、高用量(20mg)を毎日服用することは副作用のリスクを高めるため必ず避け、医師の指示に従った用量を守ってください。
毎日服用を検討している方は、費用面や自己管理の必要性なども考慮したうえで、医師と相談しながら自分に合った服用方法を選ぶことが大切です。
オンライン診療を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受けてお薬を郵送で受け取ることもできるため、まずは気軽に相談してみてください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。 ※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
