EDサプリメントとは?ED治療薬との違い

EDに悩む男性の中には、医療機関を受診する前にサプリメントを試してみたいと考える方も少なくありません。

ドラッグストアやインターネット通販では「男性の活力をサポート」とうたう製品が数多く販売されており、手軽に入手できる点が魅力といえるでしょう。

しかし、サプリメントとED治療薬では法律上の位置づけや期待できる作用が大きく異なります。

ここでは、EDサプリメントの基本的な知識とED治療薬との違いについて整理していきます。
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EDサプリメントの定義と位置づけ

EDサプリメントは、法律上「食品」に分類される製品です。

厚生労働省によると、サプリメントを含む健康食品には法律上の明確な定義がなく、「健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されている食品」を広く指す言葉として使われています[1]。

医薬品のように病気の治療や予防を目的として製造されているわけではないため、「EDが治る」「勃起力が上がる」といった効能効果を表示することはできません。

あくまでも栄養素の補給や体調を整える目的で利用するものであり、医薬品とは根本的に性質が異なる点を理解しておく必要があります。

食品安全委員会も「健康食品で病気が治ることを期待すべきではない」と注意喚起を行っており、過度な期待は禁物といえるでしょう[7]。

ED治療薬(バイアグラ・シアリス等)との違い

ED治療薬とサプリメントの最大の違いは、医学的に効果が認められているかどうかという点にあります。

バイアグラやシアリスといったED治療薬は、厚生労働省の承認を受けた医薬品であり、PDE-5阻害薬という分類に属しています。

これらのお薬は性的刺激があった際に陰茎への血流を促進し、勃起を補助する作用が臨床試験によって確認されています。

服用後30分〜1時間程度で効果が現れ始め、即効性がある点も特徴のひとつです。

一方、サプリメントは食品であるため、このような即効性は期待できません。

継続的に摂取することで体の調子を整え、間接的に男性機能をサポートする可能性があるという位置づけにとどまります。

また、ED治療薬は医師の診察と処方が必要ですが、サプリメントは誰でも自由に購入できるという違いもあります。

サプリメントに期待できることと限界

サプリメントに期待できるのは、日常の食事で不足しがちな栄養素を補い、体のコンディションを整えることです。

亜鉛やシトルリンといった成分は、血流の促進やホルモンバランスのサポートに関与するとされており、継続的な摂取によって体調面での変化を感じる方もいます。

ただし、消費者庁は「健康食品は医薬品ではないため、病気の治療や予防の効果は期待できない」と明確に示しています[6]。

EDの原因が糖尿病や高血圧などの基礎疾患にある場合、サプリメントだけで改善することは難しいでしょう。

器質性EDや重度の症状がある方は、サプリメントに頼るのではなく医療機関で適切な診察を受けることが大切です。

サプリメントはあくまでも生活習慣の改善をサポートする補助的な存在として捉え、過度な期待を持たないことが重要といえます。

EDサプリメントに含まれる主な成分と効果

EDサプリメントには、男性の活力をサポートするとされるさまざまな成分が配合されています。

代表的なものとしては、亜鉛、シトルリン、アルギニン、マカ、高麗人参などが挙げられます。

それぞれの成分がどのような働きを持ち、体にどう作用する可能性があるのかを正しく理解しておくことで、自分に合った製品を選ぶ際の参考になるでしょう。

ここでは、EDサプリメントによく配合される5つの成分について詳しく見ていきます。

亜鉛|テストステロンの生成をサポート

亜鉛は、男性ホルモンであるテストステロンの生成に関わる重要なミネラルです。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人男性の亜鉛推奨摂取量は1日あたり11mgと定められています[2]。

亜鉛は精子の形成や生殖機能の維持にも深く関与しており、不足すると性腺発育障害などの症状が現れることが知られています。

厚生労働省eJIMでも、亜鉛欠乏によってテストステロンレベルが低下する可能性があると報告されています[4]。

ただし、亜鉛が十分に足りている方がさらに摂取しても、テストステロンが増加するわけではありません。

亜鉛の役割はあくまでも「不足している状態を正常に戻す」ことであり、通常の食事で摂取量が足りている方への追加効果は限定的と考えられています。

不足が気になる方は、まず食生活を見直したうえでサプリメントの活用を検討するとよいでしょう。

シトルリン|一酸化窒素を増やして血流を改善

シトルリンは、スイカから発見されたアミノ酸の一種で、血流改善への作用が注目されている成分です。

体内に取り込まれたシトルリンはアルギニンに変換され、一酸化窒素(NO)の産生を促進します。

一酸化窒素には血管を拡張させる働きがあり、血液の流れをスムーズにする効果が期待できます。

勃起は陰茎海綿体への血流が増加することで起こる生理現象であり、血流改善は男性機能のサポートにつながる可能性があります。

スイカ100gあたりに含まれるシトルリンは約180mg程度とされており、食事だけで十分な量を摂取するのは現実的ではありません。

効率よく摂取したい方にはサプリメントの利用が選択肢となります。

血流を良くすることは男性機能だけでなく全身の健康維持にも役立つため、生活習慣の改善と併せて取り入れることで相乗効果が期待できるでしょう。

アルギニン|血管拡張作用で勃起をサポート

アルギニンは、一酸化窒素を生成するために必要なアミノ酸であり、シトルリンと同様に血管拡張作用が期待される成分です。

体内で一酸化窒素が産生されると血管の平滑筋が弛緩し、血流が促進されます。

この仕組みは、実はED治療薬であるPDE-5阻害薬と関連しており、一酸化窒素による血流促進を補助する作用が医薬品では応用されています。

アルギニンを直接摂取する方法もありますが、腸管での吸収率が低く肝臓で代謝されやすいという特徴があります。

近年ではアルギニンよりもシトルリンを摂取したほうが効率的に体内のアルギニン濃度を高められるという考え方も広まっています。

アルギニンを高用量で摂取すると胃腸の不快感や下痢を引き起こすことがあるため、用量には注意が必要です。

サプリメントを選ぶ際は、シトルリンとアルギニンの両方が配合されている製品を検討してみるのもひとつの方法でしょう。

マカ|性欲改善・滋養強壮に期待

マカは、ペルーのアンデス山脈を原産とするアブラナ科の植物で、古くから滋養強壮に用いられてきた素材です。

「アンデスの人参」とも呼ばれ、現地では伝統的に活力を高める食材として親しまれてきました。

マカに含まれる栄養素としては、必須アミノ酸やミネラル、ビタミンB群などが挙げられます。

一般的なサプリメントでの推奨摂取量は1日あたり1.5〜5.0g程度とされており、効果を実感するまでには数週間から数ヶ月の継続が必要といわれています。

マカの作用としては性欲の改善や疲労回復への効果が報告されていますが、テストステロンを直接増加させるという明確なエビデンスは確立されていません。

アブラナ科の植物にアレルギーがある方は摂取を控えるか、医師に相談してから利用することをおすすめします。

即効性を求めるのではなく、長期的な体質改善の一環として取り入れる姿勢が大切です。

高麗人参(ジンセン)|活力向上に働きかける

高麗人参は、東アジアで古くから珍重されてきた生薬であり、滋養強壮や疲労回復に効果があるとされています。

有効成分であるサポニン(ジンセノサイド)には、血管を拡張させる作用やホルモンバランスを調整する作用があると考えられています。

韓国や中国では伝統医学において男性機能の改善目的で用いられてきた歴史があり、現在でもサプリメントの原料として広く利用されています。

一部の研究では、高麗人参の摂取によって性機能に関する指標が改善したという報告もありますが、大規模な臨床試験による確実なエビデンスは十分とはいえません。

高麗人参は比較的安全性が高いとされていますが、血圧や血糖値に影響を与える可能性があるため、持病がある方は医師に相談してから摂取することが望ましいでしょう。

他の成分と組み合わせて配合されている製品も多いため、自分の体調や目的に合ったものを選ぶことが重要です。

EDサプリメントの効果に関する科学的根拠

EDサプリメントを選ぶ際に気になるのは、「本当に効果があるのか」という点ではないでしょうか。

インターネット上にはさまざまな情報があふれていますが、科学的な裏付けがあるかどうかを確認することが大切です。

ここでは、EDサプリメントに配合される代表的な成分について、公的機関が公表している情報や研究報告をもとに解説していきます。

成分ごとの科学的根拠を理解することで、サプリメント選びの判断材料になるでしょう。

亜鉛不足とテストステロン低下の関係

亜鉛と男性ホルモンの関係については、複数の研究で報告されています。

厚生労働省eJIMによると、亜鉛は体内で300種類以上の酵素反応に関与しており、生殖機能の維持にも重要な役割を果たしています[4]。

亜鉛が欠乏した状態では、テストステロンの産生が低下することが動物実験や一部のヒト研究で確認されています。

国立健康・栄養研究所の「健康食品の安全性・有効性情報」でも、亜鉛欠乏症の症状として性腺発育障害が挙げられています[8]。

亜鉛は肉類や魚介類などに多く含まれますが、偏った食事が続くと不足することもあるため、食事で十分にとれていない場合はサプリメントで補うこともひとつの方法です。

ただし、亜鉛が十分に足りている方への追加摂取でテストステロンが増加するという確実なエビデンスはないため、過度な期待は禁物です。

シトルリン・アルギニンと一酸化窒素の研究

シトルリンとアルギニンは、いずれも一酸化窒素(NO)の産生に関わるアミノ酸として注目されています。

一酸化窒素は血管内皮細胞から放出される物質で、血管の平滑筋を弛緩させて血流を促進する作用があります。

この仕組みはED治療薬の作用機序とも関連しており、PDE-5阻害薬は一酸化窒素による血管拡張作用を持続させることで効果を発揮します。

シトルリンは体内でアルギニンに変換されるため、間接的に一酸化窒素の材料となります。

アルギニンを直接摂取するよりもシトルリンを摂取したほうが、血中のアルギニン濃度を効率的に高められるという報告もあります。

ただし、サプリメントとして摂取した場合にED治療薬と同等の効果が得られるわけではありません。

消費者庁も健康食品について「医薬品のような効果を期待すべきではない」と注意喚起しており、補助的な位置づけとして捉えることが重要です[6]。

マカの性欲・勃起機能に関する研究報告

マカについては、南米を中心にいくつかの研究が行われています。

健康な成人男性を対象とした研究では、マカを一定期間摂取したグループで性欲に関する自己評価が改善したという報告があります。

また、軽度のED症状がある男性を対象とした試験では、マカ抽出物の摂取により勃起機能に関する指標がやや改善したというデータも存在します。

ただし、これらの研究は規模が小さく、大規模な臨床試験による確実なエビデンスとしては不十分とされています。

厚生労働省の「健康食品の正しい利用法」でも、健康食品の効果を判断する際には「どのような研究で確認されたのか」を確認することが重要だと述べられています[1]。

マカには即効性がなく、効果を実感するまでには数週間から数ヶ月の継続が必要とされています。

科学的根拠が十分でないことを理解したうえで、体質改善の一環として取り入れるかどうかを判断することが大切です。

EDサプリメントの選び方|5つのポイント

市場には数多くのEDサプリメントが販売されており、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。

価格やパッケージのデザインだけで選んでしまうと、期待した効果が得られなかったり、体に合わなかったりすることもあります。

ここでは、EDサプリメントを選ぶ際にチェックしておきたい5つのポイントを解説します。

自分に合った製品を見つけるための参考にしてください。

含有成分と配合量を確認する

サプリメントを選ぶ際に最も重要なのは、どのような成分がどれだけの量で配合されているかを確認することです。

厚生労働省の「健康食品の正しい利用法」では、成分名だけでなく含有量の表示がない製品は品質管理に問題がある可能性があると指摘されています[1]。

亜鉛であれば1日あたりの摂取目安量、シトルリンやアルギニンであれば配合量がしっかり明記されている製品を選びましょう。

「〇〇エキス配合」といった曖昧な表現だけで具体的な数値が記載されていない場合は、十分な量が含まれていない可能性があります。

成分表示を確認する習慣をつけることで、効果が期待できる製品を見極める力が身につきます。

複数の成分が配合されている製品では、それぞれの成分量をチェックし、自分の目的に合ったバランスかどうかを判断することが大切です。

継続しやすい価格帯を選ぶ

サプリメントは医薬品と異なり、継続して摂取することで体調を整えていくものです。

効果を実感するまでには数週間から数ヶ月かかることが多いため、無理なく続けられる価格帯の製品を選ぶことが重要になります。

高額な製品が必ずしも効果が高いわけではなく、価格と品質は必ずしも比例しません。

1ヶ月あたりのコストを計算し、長期間継続できるかどうかを考慮して選びましょう。

定期購入コースを利用すると割引が適用される場合もありますが、解約条件をしっかり確認してから申し込むことをおすすめします。

途中で続けられなくなってしまうと、せっかくの取り組みが無駄になってしまうため、現実的な予算設定が大切です。

国内製造・品質管理の確認

サプリメントの安全性を確保するためには、製造元や品質管理体制を確認することが欠かせません。

食品安全委員会は「健康食品は医薬品並みの品質管理がなされているものではない」と注意喚起しており、製品によって品質にばらつきがある可能性があります[7]。

国内のGMP認定工場で製造された製品であれば、一定の品質基準をクリアしていることが確認できます。

GMPとは「Good Manufacturing Practice」の略で、原材料の受け入れから製造、出荷までの全工程において適切な管理が行われていることを示す基準です。

海外から個人輸入した製品の中には、品質管理が不十分なものや、表示されていない成分が含まれているものもあるため注意が必要です。

信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、安心して継続することができるでしょう。

飲みやすい形状を選ぶ

サプリメントには錠剤、カプセル、粉末、ドリンクなどさまざまな形状があります。

毎日継続して摂取するものだからこそ、自分にとって飲みやすい形状を選ぶことが長続きのコツです。

錠剤やカプセルは持ち運びに便利で、外出先でも手軽に摂取できるメリットがあります。

粉末タイプは水や飲み物に溶かして飲むことができ、錠剤を飲み込むのが苦手な方に適しています。

1日あたりの摂取回数や1回あたりの粒数も確認しておくと、ライフスタイルに合った製品を選びやすくなります。

飲みにくいと感じる製品を選んでしまうと、途中で挫折してしまう原因になるため、自分の好みや生活習慣に合わせて選択しましょう。

複数成分配合か単体かで選ぶ

EDサプリメントには、単一の成分だけを配合した製品と、複数の成分を組み合わせた製品があります。

特定の成分を重点的に摂取したい場合は、単体成分のサプリメントが適しています。

亜鉛だけを補給したい、シトルリンを集中的に摂りたいといった明確な目的がある方には、単体タイプがおすすめです。

一方、複数成分配合タイプは、さまざまな成分をバランスよく摂取できる点がメリットといえます。

ただし、複数成分が配合されている製品では、個々の成分量が少なくなっている場合があるため注意が必要です。

自分がどの成分をどれだけ摂取したいのかを明確にしたうえで、目的に合った製品を選ぶことが大切です。

EDサプリメントの注意点と副作用リスク

サプリメントは食品に分類されるため、医薬品に比べて安全というイメージを持っている方も多いかもしれません。

しかし、食品安全委員会は「健康食品だからといって安全とは限らない」と明確に警告しています[7]。

摂取量や摂取方法を誤ると、健康被害につながる可能性があることを理解しておく必要があります。

ここでは、EDサプリメントを利用する際に知っておきたい注意点と副作用リスクについて解説します。

過剰摂取による健康被害の可能性

サプリメントは手軽に摂取できるため、「たくさん摂れば効果が高まる」と考えてしまいがちです。

しかし、厚生労働省は「錠剤やカプセル状の製品は過剰摂取になりやすい」と注意を促しています[1]。

亜鉛を過剰に摂取すると、銅の吸収が阻害されて貧血や免疫機能の低下を引き起こす可能性があります。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人男性の亜鉛の耐容上限量は1日あたり40〜45mgと設定されています[2]。

シトルリンやアルギニンの過剰摂取では、頻尿や頭痛、胃腸の不快感などが報告されています。

製品に記載されている1日の摂取目安量を必ず守り、「多く摂れば効く」という考えは捨てることが重要です。

体調に異変を感じた場合は、すぐに摂取を中止して医療機関に相談してください。

持病がある方・お薬を服用中の方は医師に相談

持病がある方やお薬を服用中の方は、サプリメントを利用する前に必ず医師に相談することが大切です。

厚生労働省は「健康食品と薬を併用することの安全性については、ほとんど解明されていない」と指摘しています[1]。

高血圧や糖尿病、心疾患などの治療を受けている方は、サプリメントの成分がお薬の効果に影響を与える可能性があります。

高麗人参には血圧や血糖値に作用する成分が含まれており、降圧剤や血糖降下薬との相互作用が懸念されます。

食品安全委員会の19のメッセージでも「病気の人が摂るとかえって病状を悪化させる健康食品がある」と警告されています[7]。

自己判断でサプリメントを摂取するのではなく、かかりつけ医や薬剤師に相談してから利用を開始しましょう。

安心してサプリメントを活用するためにも、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

効果が出るまでには時間がかかる

サプリメントはED治療薬のような即効性を持っていないことを理解しておく必要があります。

ED治療薬は服用後30分〜1時間程度で効果が現れますが、サプリメントは継続的な摂取によって徐々に体調を整えていくものです。

効果を実感するまでには、一般的に数週間から数ヶ月の期間がかかるとされています。

「すぐに効果が出ない」と感じて短期間で摂取をやめてしまうと、本来得られたかもしれない効果を逃してしまう可能性があります。

一方で、長期間摂取しても変化を感じられない場合は、そのサプリメントが自分に合っていない可能性も考えられます。

消費者庁は「良い実感がないときは利用法を見直すことが必要」と述べており、漫然と続けることは推奨されていません[6]。

効果の有無を判断するためには、摂取前の状態を記録しておき、一定期間後に比較してみることが有効です。

サプリメントで改善しない場合の対処法

サプリメントを一定期間試しても満足のいく結果が得られない場合は、別のアプローチを検討する必要があります。

EDの原因は心理的な要因から身体的な疾患までさまざまであり、サプリメントだけでは対応できないケースも少なくありません。

ここでは、サプリメントで改善しない場合に検討すべき対処法について解説します。

より確実な改善を目指すためにも、適切な選択肢を知っておくことが大切です。

医療機関でED治療薬の処方を受ける

サプリメントで効果を実感できない場合は、医療機関でED治療薬の処方を受けることを検討しましょう。

バイアグラ、レビトラ、シアリスといったED治療薬は、厚生労働省の承認を受けた医薬品であり、臨床試験によって効果と安全性が確認されています。

これらのお薬はPDE-5阻害薬と呼ばれ、性的刺激があった際に陰茎への血流を促進して勃起を補助する作用があります。

サプリメントとは異なり、服用後30分〜1時間程度で効果が現れる即効性を持っています。

ED治療薬には心臓や血管に作用する成分が含まれているため、持病がある方は医師の診察を受けたうえで処方してもらう必要があります。

泌尿器科やED専門クリニックを受診することで、自分の症状に合った適切な治療を受けることができます。

恥ずかしさから受診をためらう方もいますが、EDは多くの男性が経験する一般的な症状であり、専門医に相談することで解決への道が開けるでしょう。

オンライン診療という選択肢

「医療機関に直接行くのは抵抗がある」という方には、オンライン診療という選択肢があります。

オンライン診療では、スマートフォンやパソコンを通じて医師の診察を受けることができ、自宅にいながらED治療薬を処方してもらえます。

対面での診察に比べてプライバシーが守られやすく、忙しい方でも隙間時間を活用して受診できる点がメリットです。

初診からオンラインで対応しているクリニックも増えており、以前よりも気軽に相談できる環境が整ってきています。

処方されたお薬は自宅に配送されるため、薬局に行く必要もありません。

ただし、オンライン診療であっても医師による適切な問診と診察が行われるため、安心して利用することができます。

ED治療に踏み出す第一歩として、オンライン診療を活用してみてはいかがでしょうか。

生活習慣の見直しも重要

EDの改善には、サプリメントやお薬だけでなく、日常の生活習慣を見直すことも重要な要素となります。

EDの原因には、肥満、運動不足、喫煙、過度な飲酒、ストレス、睡眠不足などの生活習慣が深く関わっています。

特に喫煙は血管を収縮させて血流を悪化させるため、EDのリスクを高める大きな要因とされています。

適度な運動を習慣化することで血流が改善し、男性機能の維持にも良い影響を与える可能性があります。

バランスの取れた食事を心がけ、亜鉛やビタミン類を自然な形で摂取することも大切です。

厚生労働省も「健康の維持・増進の基本は、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な休養」であると述べています[1]。

サプリメントや治療薬に頼るだけでなく、根本的な体質改善に取り組むことで、より持続的な効果が期待できるでしょう。

EDサプリメントに関するよくある質問

ここでは、EDサプリメントについて多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。

サプリメントを利用する際の参考にしてください。

Q1. EDサプリメントは本当に効果がありますか?

EDサプリメントは食品であり、医薬品のような治療効果は認められていません。

亜鉛やシトルリンなどの成分には血流改善やホルモンバランスのサポートに関与する可能性がありますが、ED治療薬のような即効性や確実性は期待できません。

あくまでも栄養補給や体調管理の補助として捉え、過度な期待を持たないことが大切です。

効果には個人差があるため、自分に合うかどうかは実際に試してみないとわからない部分もあります。

Q2. ED治療薬とサプリメントは併用できますか?

基本的には併用可能とされていますが、事前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

サプリメントの成分によっては、ED治療薬の作用に影響を与える可能性がゼロではありません。

特に持病がある方やほかのお薬を服用中の方は、自己判断での併用は避けてください。

医療機関で処方を受ける際に、摂取しているサプリメントがあれば伝えておくと安心です。

Q3. サプリメントの効果が出るまでどのくらいかかりますか?

サプリメントは即効性がなく、効果を実感するまでには一般的に数週間から数ヶ月の継続が必要とされています。

短期間で判断せず、まずは2〜3ヶ月程度を目安に継続してみることをおすすめします。

ただし、長期間摂取しても変化を感じられない場合は、製品が自分に合っていない可能性があります。

体調の変化を記録しておくと、効果の有無を判断しやすくなるでしょう。

Q4. 市販のサプリメントでおすすめの成分は何ですか?

男性機能のサポートを目的とする場合、亜鉛、シトルリン、アルギニン、マカなどが代表的な成分として挙げられます。

亜鉛は日本人男性に不足しがちなミネラルであり、食事で十分に摂取できていない方には補給の意義があります。

シトルリンやアルギニンは血流改善に関与する成分として注目されています。

どの成分が自分に合うかは個人差があるため、目的や体調に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ

EDサプリメントは、医薬品ではなく食品に分類される製品であり、ED治療薬のような即効性や治療効果は期待できません。

亜鉛やシトルリン、マカといった成分には血流改善やホルモンバランスのサポートに関与する可能性がありますが、科学的に効果が確立されているわけではない点を理解しておく必要があります。

サプリメントを選ぶ際は、含有成分と配合量を確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。

過剰摂取は健康被害につながる可能性があるため、1日の摂取目安量を必ず守ってください。

持病がある方やお薬を服用中の方は、医師に相談してから利用を開始しましょう。

サプリメントで改善しない場合は、医療機関でED治療薬の処方を受けることも有効な選択肢です。

生活習慣の見直しと併せて、自分に合った方法でEDの悩みに向き合っていきましょう。

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

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参考文献

  1. 厚生労働省「健康食品の正しい利用法」
  2. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
  3. 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」
  4. 厚生労働省eJIM「亜鉛」
  5. 厚生労働省「いわゆる『健康食品』のホームページ」
  6. 消費者庁「健康食品」
  7. 食品安全委員会「『健康食品』に関する情報」
  8. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「『健康食品』の安全性・有効性情報」
  9. 東京都健康安全研究センター「健康食品ウソ?ホント?」
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