ステンドラとは?第4のED治療薬の基本情報
ステンドラは、バイアグラ・レビトラ・シアリスに次いで開発された「第4のED治療薬」と呼ばれるお薬です。
有効成分はアバナフィルで、田辺三菱製薬が開発した成分ですが、アメリカの製薬会社によって製品化されました。
2012年にFDA(米国食品医薬品局)の承認を受けており、アメリカやヨーロッパなどで使用されています。
日本では未承認のお薬であり、国内の承認審査で品質・有効性・安全性が確認されたものではない点に注意が必要です[2]。
ステンドラ(アバナフィル)の特徴
ステンドラの大きな特徴は、効き始めの早さです。
米国の承認情報では、ステンドラ(アバナフィル)の開始用量は100mgで、性行為の約15分前から服用できます。
効果や忍容性に応じて、200mgでは約15分前から、50mgでは約30分前からの服用が推奨されています[1]。
空腹時に服用した場合、有効成分アバナフィルの血中濃度は服用後30〜45分ほどで最も高くなるとされています[1]。
また、ステンドラは食事の有無にかかわらず服用できるとされています[1]。
高脂肪食と一緒に服用すると吸収が遅れることが報告されていますが、食事の有無を問わず服用できる点は使いやすさにつながるでしょう[1]。
急なタイミングでも対応しやすい点が、ステンドラの特徴といえるでしょう。
ステンドラの効果発現時間と持続時間
ステンドラは、米国の承認情報で性行為の約15分前から服用できるとされており、効き始めが早いお薬です[1]。
50mgの場合は、性行為の約30分前の服用とされています[1]。
空腹時に服用した場合、血中濃度は服用後30〜45分ほどで最も高くなるとされています[1]。
効果の持続時間について承認情報に明確な時間は示されていませんが、成分の量が体内で半分に減るまでの時間(半減期)は約5時間とされています[1]。
そのため、効果が長く続くタイプのシアリスと比べると、作用時間は短めのお薬と考えられます。
成分が体内から比較的早く抜けるため、副作用が長引きにくいというメリットとして捉える方もいらっしゃいます。
日本では未承認だがFDAでは承認されている
ステンドラは2012年4月27日にFDAの承認を受けており、アメリカでは正式なED治療薬として処方されています。
ヨーロッパでも「スペドラ」という名称で承認されています。
しかし、日本国内ではステンドラは製造販売承認を受けておらず、未承認のお薬という位置づけです。
国内で正規に流通している医薬品は医薬品医療機器等法に基づいて品質・有効性・安全性が確認されていますが、海外から個人輸入される医薬品にはそのような保証はありません[2]。
日本でステンドラを入手する場合は、医療機関で処方を受けるか、個人輸入という方法がありますが、後者にはリスクが伴います[2]。
ステンドラの硬さはどのくらい?
ステンドラの硬さについて、ほかのED治療薬と直接比較した公的なデータは限られています。
感じ方には個人差があるため、硬さだけでなく効き始めの早さや作用時間も含めて、医師と相談しながら選ぶことが大切です。
ステンドラはPDE5阻害薬として陰茎への血流を増加させるお薬であり、作用の仕組みは他のED治療薬と同じです。
なお、米国の承認情報では、ステンドラの硬さをほかのED治療薬と直接比べたデータは示されていません[1]。
硬さの感じ方には個人差があるため、一概に「硬い」「硬くない」と断言することはできません。
ご自身に合ったお薬かどうかは、医師と相談しながら判断することが大切です。
ステンドラの硬さを「マイルド」と感じる方もいる
ステンドラの硬さについては、バイアグラなどと比べて「マイルド」と感じたという声があります。
強い硬さというより、より自然な硬さだったと表現する方もいます。
ただし、こうした感想は個人の体験にもとづくものであり、効果の強さを示すデータではない点に注意が必要です。
硬さに物足りなさを感じる場合は、自己判断で量を増やさず、医師に相談しましょう。
「しっかりとした硬さが得られた」と感じる方もいる
一方で、ステンドラで「しっかりとした硬さが得られた」と感じる方もいます。
米国の承認情報では、臨床試験でステンドラを服用した方は、有効成分を含まない偽薬(プラセボ)を服用した方と比べて、勃起機能の指標が改善したことが示されています[1]。
お薬との相性には個人差があるため、ステンドラが合う方にとっては十分な硬さが得られる可能性があります。
硬さの感じ方には個人差がある
ED治療薬の硬さの感じ方には個人差があり、同じお薬でも人によって評価が異なります。
EDの原因や重症度、体質、その日の体調、服用方法など、さまざまな要因が効果に影響を与えます。
ステンドラで十分な硬さが得られなかった場合でも、服用方法の見直しや用量の調整について医師と相談することで、改善につながる可能性があります。
自己判断で諦めず、医師に相談することをおすすめします。
ステンドラと他のED治療薬を比較|硬さ・効き始め・作用時間
ED治療薬にはそれぞれ特徴があり、硬さの感じ方も人によって異なります。
ステンドラ、バイアグラ、レビトラ、シアリスはすべてPDE5阻害薬であり、基本的な作用の仕組みは同じです。
ただし、有効成分の違いにより、効き始めの早さや作用時間、副作用の傾向が異なります。
硬さについてはこれらのお薬を直接比べた公的なデータが限られているため、効き始めの早さや作用時間、体質との相性なども含めて、医師と相談しながら選ぶことが大切です。
バイアグラとの比較:効き始めの早さに違いがある
バイアグラは世界初のED治療薬として長い実績があるお薬です。
硬さについては「しっかりとした効果が得られた」という声がある一方、ステンドラと直接比べた公的なデータは限られています。
効き始めの早さについては、ステンドラは承認情報で性行為の約15分前から服用できるとされています[1]。
硬さや効き始めの早さ、食事の影響など、何を重視するかによって合うお薬は異なるため、医師と相談して選ぶとよいでしょう。
レビトラとの比較:どちらも効き始めが早いとされる
レビトラとステンドラは、どちらも効き始めが比較的早いED治療薬とされています。
硬さについては「レビトラの方がやや強い」と感じる方もいますが、両者を直接比べた公的なデータは限られています。
なお、レビトラは国内での流通状況が変化しているため、処方を希望する場合は医療機関に確認しましょう。
どちらが合うかは体質や目的によって異なるため、医師と相談しながら選ぶことが大切です。
シアリスとの比較:作用時間の長さが大きな違い
シアリスとステンドラは、どちらも「自然な硬さ」と表現されることがあるお薬です。
シアリスは効果が長く続くのが特徴で、週末を通して効果が続くことから「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。
一方、ステンドラは半減期が約5時間とされ、シアリスと比べると作用時間は短めです[1]。
長時間の効果を求めるか、効き始めの早さを重視するかによって、合うお薬は異なると考えられます。
硬さの質について両者を直接比べた公的なデータは限られているため、医師と相談しながら選ぶことが大切です。
ステンドラの効果を引き出すための正しい飲み方
ステンドラの効果を十分に引き出すためには、正しい飲み方を守ることが大切です。
米国の承認情報では、開始用量は100mgで、性行為の約15分前から服用でき、服用は1日1回までとされています[1]。
食事の内容やタイミングによる影響も考慮しながら、適切なタイミングで服用しましょう。
正しい飲み方を守ることが、お薬の効果を実感するための基本です。
食事の有無にかかわらず服用できる
米国の承認情報では、ステンドラは食事の有無にかかわらず服用できるとされています[1]。
ただし、血中濃度が最も高くなるまでの時間が30〜45分ほどとされているのは空腹時に服用した場合で、食事と一緒に服用すると吸収が遅れます[1]。
食後すぐに服用すると、効き始めるまでの時間が長くなる可能性があります。
効き始めの早さを重視したい場合は、服用のタイミングを医師に相談するとよいでしょう。
脂っこい食事の後は効き始めが遅れることがある
ステンドラを服用する際は、脂っこい食事の影響を知っておくことが大切です。
米国の承認情報では、高脂肪食と一緒に服用すると、血中濃度が最も高くなるまでの時間が平均で1時間あまり遅れ、最高血中濃度も約4割低下したと報告されています[1]。
チーズたっぷりのピザやラーメン、焼き肉など脂肪分の多い食事の直後は、効き始めが遅れる可能性があります。
デートで食事をする場合は、和食やあっさりした料理を選ぶと良いでしょう。
性行為の15〜30分前に服用する
ステンドラは、用量に応じて性行為の約15〜30分前に服用するお薬です。
米国の承認情報では、100mgと200mgは性行為の約15分前から、50mgは約30分前に服用するとされています[1]。
効き始めが早いため、急なタイミングにも対応しやすいのが特徴です。
服用は1日1回までとされているため、効果が足りないと感じても、同じ日に追加で服用しないでください[1]。
血中濃度のピークは服用後30〜45分頃
ステンドラの血中濃度のピークは、空腹時に服用した場合、服用後30〜45分頃とされています[1]。
ただし、効果の感じ方には個人差があり、性的な刺激がなければ勃起は起こりません[1]。
半減期は約5時間とされているため、服用から時間が経つにつれて、成分の量は少しずつ減っていきます[1]。
焦らずにリラックスした状態で臨むことも、効果を実感するためのポイントといえるでしょう。
ステンドラで硬さが足りない場合の対処法
ステンドラを服用しても期待した硬さが得られない場合は、いくつかの対処法があります。
すぐに「効かない」と判断せず、服用方法の見直しや用量の調整について医師に相談してみましょう。
それでも改善しない場合は、他のED治療薬への変更も選択肢の一つです。
自己判断で対処せず、医師に相談することが大切です。
用量を医師に相談して調整する
ステンドラで硬さが足りない場合は、用量の調整について医師に相談しましょう。
米国の承認情報では、ステンドラには50mg・100mg・200mgの3種類があり、開始用量は100mgとされています[1]。
効果や副作用の出方に応じて、最大200mgへの増量や50mgへの減量が検討されます[1]。
ただし、用量を増やすと副作用のリスクも高まるため、自己判断で増量することは避けてください。
医師と相談しながら、ご自身に合った用量を見つけることが大切です。
1〜2回で判断せず医師に相談する
ステンドラの効果は、1〜2回の服用では判断しにくいことがあります。
体調や精神状態、食事内容、服用タイミングなど、さまざまな要因が効果に影響するためです。
初回で思うような効果が得られなくても、服用のタイミングや食事との間隔を見直すことで、効果を感じやすくなる可能性があります。
何度か服用しても効果が実感できない場合は、自己判断で量を増やさず、医師に相談しましょう。
他のED治療薬への変更を検討する
ステンドラで十分な効果が得られない場合は、他のED治療薬への変更を検討しましょう。
ED治療薬にはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど複数の選択肢があり、それぞれ効き始めの早さや作用時間などの特徴が異なります。
EDの原因や症状によって適したお薬は異なるため、医師に相談して最適なお薬を選ぶことが大切です。
医師に現在の症状や希望を伝え、最適なお薬を処方してもらいましょう。
ステンドラの入手方法と注意点
ステンドラは日本国内では未承認のお薬であるため、入手方法には注意が必要です。
ステンドラを使用する際は、適切なルートで入手することが大切です。
個人輸入で入手した医薬品が偽造品であったという事例があり、健康被害の危険性もあります[3]。
医療機関で医師の診察を受けてから処方してもらうことをおすすめします。
ステンドラは日本国内では未承認
ステンドラは2012年にFDAの承認を受けていますが、日本国内では製造販売承認を受けていません。
日本で承認されているED治療薬には、バイアグラ(シルデナフィル)やシアリス(タダラフィル)などがあり、ステンドラ(アバナフィル)は含まれていません。
ステンドラを日本で入手する場合は、医療機関で処方を受けるか、個人輸入という方法があります。
ただし、個人輸入には大きなリスクが伴います[2]。
個人輸入には偽造品のリスクがある
インターネットを通じた個人輸入では、偽造品を入手してしまうリスクがあります[3]。
ED治療薬を製造販売する製薬会社4社の合同調査では、インターネットで入手したED治療薬70件のうち約4割(28件)が偽造品であったと報告されています[4]。
偽造品には、有効成分が承認用量を超えて含まれているものや不足しているもの、まったく含まれていないもの、不純物が含まれているものが確認されています[4]。
品質の確認が行われていない医薬品は、期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれていたりする場合があります[2]。
偽造品は本物と外見がよく似ているものが多く、見た目だけで見分けることは困難です[4]。
個人輸入した医薬品は救済制度の対象外
個人輸入した医薬品で副作用が発生しても、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
この制度は、日本国内で正規に処方・販売された医薬品を適正に使用したにもかかわらず副作用が発生した場合に、医療費などの給付を行う公的な制度です[5]。
厚生労働省も、個人輸入された医薬品による健康被害は救済の対象にならないとしています[2]。
つまり、個人輸入したステンドラで健康被害が発生しても、公的な救済を受けることができないのです。
すべて自己責任となるため、個人輸入には大きなリスクが伴います。
安全に入手するなら医療機関での処方がおすすめ
ステンドラを使用するためには、医療機関で医師の診察を受けてから処方してもらうことをおすすめします。
当院では、医師の判断のもと、ステンドラを輸入し、処方しています。
なお、ステンドラは国内未承認のお薬のため、医療機関で処方された場合でも医薬品副作用被害救済制度の対象にはならない点に注意が必要です。
医師の診察を受けることで、持病や服用中のお薬との飲み合わせを確認してもらえます。
オンライン診療に対応している医療機関もあり、自宅にいながら診察を受けてお薬を郵送してもらうことも可能です。
恥ずかしさから受診をためらう方も、オンライン診療なら利用しやすいでしょう。
ステンドラの硬さに関するよくある質問
Q. ステンドラで十分な硬さは得られますか?
ステンドラで十分な硬さが得られるかどうかは、個人差があります。
ステンドラはPDE5阻害作用により陰茎への血流を増加させ、勃起をサポートするお薬です。
「マイルド」と表現されることがある一方で、「しっかりとした硬さが得られた」と感じる方もいらっしゃいます。
ご自身に合うかどうかは、医師と相談しながら判断することをおすすめします。
Q. バイアグラとステンドラではどちらが硬くなりますか?
硬さについて、バイアグラとステンドラを直接比べた公的なデータは限られています。
バイアグラは「しっかりとした硬さが得られる」という声がある一方、ステンドラは効き始めが早く、より自然な硬さと表現されることがあります。
どちらが良いかは目的や体質によるため、医師に相談して選ぶことをおすすめします。
Q. ステンドラで硬さが足りない場合はどうすればいいですか?
まずは服用方法を見直し、食後すぐ、特に脂っこい食事の直後の服用を避けるなどを試してみてください。
それでも改善しない場合は、用量の調整について医師に相談しましょう。
1〜2回の服用で判断せず、効果が実感できない場合は医師に相談することをおすすめします。
最終的に効果が実感できない場合は、他のED治療薬への変更も選択肢の一つです。
Q. ステンドラを個人輸入で購入しても大丈夫ですか?
個人輸入での購入はおすすめできません。
製薬会社4社の合同調査では、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品であったと報告されています[4]。
また、個人輸入した医薬品による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象にならないとされています[2]。
使用するためには、医療機関で医師の診察を受けてから処方してもらうことをおすすめします。
まとめ
ステンドラは、米国の承認情報で性行為の約15分前から服用できるとされている、効き始めの早さが特徴のお薬です[1]。
硬さについては「マイルド」と表現されることがある一方で、「しっかりとした硬さが得られた」と感じる方もいらっしゃいます。
硬さの感じ方には個人差があるため、脂っこい食事の直後の服用を避けるなど、正しい飲み方を実践することが大切です。
ステンドラで十分な効果が得られない場合は、用量の調整や他のED治療薬への変更について医師に相談しましょう。
ステンドラは日本国内では未承認のお薬であり、個人輸入には偽造品や救済制度対象外などのリスクがあります。
ステンドラを使用するためには、医療機関で医師の診察を受けてから処方してもらうことをおすすめします。
ED治療薬は複数の選択肢があるため、ご自身の目的やライフスタイルに合ったお薬を見つけてください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
