デュタステリドのジェネリック一覧|ザガーロとの違い・価格比較・選び方を解説

「デュタステリドのジェネリックにはどのような種類があるのか」「先発品のザガーロと何が違うのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

デュタステリドのジェネリック医薬品は、ザガーロの特許期間満了後、2020年前後以降国内で複数発売されています。
先発品のザガーロと同一の有効成分を含み、同等の効果が期待できるお薬でありながら、価格を抑えてAGA治療を継続できる選択肢として注目されています。
ジェネリックを選ぶ際は、価格だけでなく信頼性、入手方法、取り扱い方なども考慮することが大切です。

この記事では、デュタステリドのジェネリック医薬品一覧、ジェネリック医薬品の選び方のポイント、通販や個人輸入の注意点まで詳しく解説しています。ご自身に合ったジェネリックを選ぶ参考にしてください。

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デュタステリドのジェネリック医療用医薬品一覧【先発・国内・海外】

デュタステリド製剤には、先発品のザガーロのほか、国内ジェネリックや海外ジェネリックなど複数の選択肢があります。

それぞれ有効成分は同じですが、価格や入手方法、製造国などに違いがあります。ご自身の優先事項にあわせて、適切な製品を選ぶことが大切です。

ザガーロ(先発品)の基本情報

ザガーロはグラクソ・スミスクライン社が製造販売する、国内で最初に承認されたAGA治療用デュタステリド製剤です。

もともとデュタステリドは、前立腺肥大症の治療薬として開発・承認されたお薬で、2009年にアボルブという商品名で排尿障害治療薬として臨床使用が始まりました。

その後、男性型脱毛症(AGA)の発症にDHT(ジヒドロテストステロン)が関与すると考えられることから「男性における男性型脱毛症」を適応症とするデュタステリドの開発が進められました。2015年9月には製造販売承認を取得し、2016年6月から販売が開始されています[1]

規格は0.1mgと0.5mgの2種類があり、AGA治療では通常0.5mgを1日1回服用します[1]

ザガーロは先発品として長年の実績があり、品質や安全性に関するデータが豊富である点が大きな特徴です。

国内ジェネリック製品一覧

国内では2020年以降、複数のメーカーからデュタステリドのジェネリック医薬品が発売されています。

ジェネリック医薬品とは、先発品の特許期間満了後に、同じ有効成分・同じ効果を持つお薬として厚生労働省の承認を受けて製造販売される医療用医薬品です[2]

以下は主な国内ジェネリック製品の一覧です。

製品名製造販売元規格
デュタステリドカプセルZA「トーワ」東和薬品0.1mg/0.5mg
デュタステリドカプセル「AFP」東亜薬品/東洋カプセル0.5mg
デュタステリドカプセルZA「サワイ」沢井製薬0.5mg
デュタステリドカプセルZA「MYL」ヴィアトリス
・ヘルスケア
0.5mg
デュタステリドカプセル「BMD」ビオメディクス0.5mg
デュタステリドカプセル「YD」陽進堂0.5mg
デュタステリドカプセルZA「ANG」アンファー製薬株式会社0.5mg
デュタステリドカプセルZA「イワキ」岩城製薬0.5mg
デュタステリド錠ZA「FCI」富士化学工業0.5mg
デュタステリド錠ZA「明治」Meiji Seikaファルマ0.5mg
デュタステリド錠ZA「F」富士製薬工業0.5mg
デュタステリド錠ZA「NS」日新製薬株式会社0.1mg/0.5mg
デュタステリドカプセルZA「SN」シオノケミカル0.5mg

国内ジェネリック製品は厚生労働省の承認を受けており、生物学的同等性試験などを通じて、先発品と同等の有効性・安全性が確認されています。

取り扱っているジェネリック医薬品は医療機関やクリニックによって異なります。特定のメーカーや剤形に希望がある場合は、事前に確認するとよいでしょう。

海外ジェネリック製品・個人輸入品の種類

海外では日本より早くデュタステリドのジェネリック医薬品が発売されており、個人輸入で入手できる製品があります。

以下は個人輸入で流通している主な海外ジェネリック製品です。

製品名製造国製造元
デュプロストインドCipla
デュタスインドDr. Reddy’s Laboratories
ベルトリドインドIntas Pharmaceuticals Ltd.
デュタボルブフィリピンLloyd Laboratories

海外ジェネリック製品は国内製品よりもさらに安価に入手できることもありますが、これらの製品は日本の厚生労働省による承認を受けていません。

個人輸入で入手する場合は、偽造品のリスクや品質管理の問題、副作用発生時の補償がないなどの注意点があります。

製造元が信頼できる大手製薬企業であっても、流通過程で偽造品にすり替わるリスクは否定できません。安心して治療を受けるためにも、国内の医療機関で処方を受けましょう。

デュタステリドのジェネリック医薬品の選び方

ジェネリック製品を選ぶ際は、何を重視するかによって選択が変わります。価格、飲みやすさ、信頼性など、ご自身の優先順位を明確にすることが大切です。

以下のポイントを参考に、ご自身に合った製品を選んでください。

価格重視で選ぶ場合

治療費をできるだけ抑えたい方は、ジェネリック医薬品の中でも価格の安いものを選ぶとよいでしょう。

国内ジェネリック製品の価格はメーカーによって若干の差があり、医療機関によっても処方価格が異なります。

国内ジェネリック製品は、先発品と同じ有効成分を含みながら、お薬代を抑えられる点が特徴です。先発品と比べて価格が5割程度安くなることが一般的であり、製品によってはさらに差が出る場合もあります[2]

同じ製品であっても、クリニックによって価格差があることはめずらしくありません。複数のクリニックで価格を比較し、継続しやすい価格帯のところを選ぶとよいでしょう。

また、オンライン診療を行っているクリニックでは、対面診療よりも安価に処方を受けられる場合があります。オンライン診療は通院の手間や交通費も省けるため、総合的なコスト削減につながります。

また、まとめての処方による割引を設定しているクリニックもあるため、長期処方が可能か確認してみてください。

価格だけで判断して海外の個人輸入品を選ぶことは、品質や流通面にリスクがあるため推奨されません。

治療を継続しやすい価格帯の中で、国内で承認されたジェネリック製品を比較しながら検討することが、結果的に無理のない治療につながります。

飲みやすさで選ぶ場合

飲みやすさを重視する方は、薬のサイズにも注目して選ぶ方法があります。カプセルや錠剤のサイズはメーカーによって異なるためです。

飲みやすさは毎日の服用継続に直接影響するため、気になる方は医師や薬剤師に相談してみてください。

ご自身にとって飲みやすいメーカーの製品を選ぶことで、治療の継続率を高めることができるでしょう。

信頼性・安心感で選ぶ場合

信頼性や品質を重視する場合は、医療機関で処方されているかどうかを一つの基準にすると安心です。

デュタステリドのジェネリック医薬品は、先発品(ザガーロ)と有効成分・作用機序が同一であり、効果に差はありません。

国内で承認されているジェネリック医薬品は、いずれも厚生労働省の審査を受けており、製造はGMP(医薬品の製造管理および品質管理の基準)に基づいて行われています。そのため、品質や有効性、安全性について一定の基準が確保されており、承認を受けたジェネリック医薬品であれば安心して使用できます。

先発品であるザガーロは、長年の使用実績や臨床試験データが豊富ですが、効果の面ではジェネリック医薬品と本質的な違いはありません。そのため「先発品のほうが効く」「ジェネリックは効果が劣る」といった心配は必ずしも不要です。

一方で、治療における安心感を左右するのは、お薬そのものよりも、医師の診察を受けたうえで適切に処方されているかどうかという点です。

医療機関で処方されるデュタステリドは、既往歴や体調、併用薬などを確認したうえで使用され、治療中も必要に応じて経過観察や調整が行われます。

ジェネリック医薬品を選ぶ場合であっても、自己判断での購入や個人輸入ではなく、医師の管理下で処方を受けることが、安心して治療を継続するための重要なポイントといえるでしょう。

ザガーロ(先発品)とジェネリック医薬品の違い

先発品のザガーロとジェネリックには、いくつかの違いがあります。有効成分や効果は基本的に同じですが、添加物や価格面で異なる点があります。

違いを正しく理解することで、ご自身に合った製品を選びやすくなるでしょう。

有効成分・効果の違い

先発品のザガーロと国内ジェネリックは、いずれも有効成分としてデュタステリドを同量含んでいます。先発品とジェネリック医薬品に有効成分・効果の違いはありません。

ジェネリック医薬品は、先発品と同じ有効成分・用量であることに加え、生物学的同等性試験などを通じて、先発品と同等の効果が得られることが確認されたうえで承認されています[2]

国内で承認されているジェネリック医薬品は、厚生労働省による審査を経ているため、適切に使用した場合、先発品と同様の治療効果が期待できるのです。

そのため、有効成分や薬理作用の観点からは、先発品とジェネリックの間に本質的な違いはないと考えられています。

添加物・剤形の違い

ジェネリック医薬品は有効成分が同じでも、添加物や剤形が先発品と異なる場合があります。添加物とは、お薬の品質を保つために使用される成分で、着色料、安定剤、賦形剤などが含まれます。

これらの添加物は、お薬の効果に影響を与えるものではないとされています。ただし、製品によって使用される種類が異なります。

先発品のザガーロは軟カプセル剤であり、カプセルの色は淡橙色(0.1mg)または淡紅色(0.5mg)です[1]

多くの国内ジェネリック医薬品も同様の軟カプセル剤として製造されていますが、カプセルの色やサイズは製品によって異なる場合があります。

特定の添加物にアレルギーがある方は、処方前に医師や薬剤師へ使用されている添加物について確認しておくことが大切です。

また、カプセルの大きさや剤形が気になる場合は、取り扱いのある製品の種類について、事前に医療機関へ相談するとよいでしょう。

価格の違い

ジェネリック医薬品の場合、先発品のザガーロを選んだ場合と比較して、大幅に価格を抑えられる点がメリットです。

ジェネリック医薬品は一般的に、先発品と比較して5割程度安い価格設定となっています[2]。デュタステリドのジェネリックもこの傾向にあります。

AGA治療は効果を維持するために長期的な継続が一般的であり、月々の費用が長期間にわたって発生します。仮に月3,000円の差額があれば、年間で36,000円、5年間で180,000円、10年間で360,000円の節約につながります。

この差額は決して小さくなく、長期的な治療継続の大きな助けとなるでしょう。

コストを抑えながら安心して治療を続けるには、ジェネリック医薬品を選ぶこともひとつの選択肢となります。

通販や個人輸入のリスクと注意点

インターネット上では、デュタステリド製品を海外から個人輸入できるほか、個人輸入されたお薬を取り扱う通販サイトもみられます。

これらはいずれも、日本国内の医療機関で処方される医療用医薬品とは流通や管理の仕組みが異なるため、安易に利用しないようにしてください。

以下では、個人輸入および個人輸入品を扱う通販サイトを利用する際に共通するリスクや注意点について解説します。

個人輸入に伴う法的・制度面の注意点

お薬の個人輸入は、一定の条件のもとで認められていますが、品質については入手した本人自身の判断に委ねられます[3]

個人輸入や個人輸入品を扱う通販サイトを通じて入手したお薬は、日本の厚生労働省による品質等の審査を受けていません。

また、個人輸入されたお薬によって健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります[4]

このため、治療に伴うリスクや対応については、あらかじめ理解しておくことが大切です。

なお、個人輸入はあくまで個人使用の範囲に限られており、第三者への譲渡や販売は禁止されています[3]

品質管理・偽造品に関するリスク

海外から流通するお薬の中には、偽造品や品質が十分に確認できない製品が含まれる可能性があります。

一部の国や地域では、流通しているお薬の中に偽造品が含まれているとの報告もあります[5]

偽造品には、有効成分が含まれていない、含有量が異なる、あるいは不純物が混入しているケースがあり、期待した効果が得られないだけでなく、健康被害が生じるおそれがあります。

また、デュタステリド製剤に多い軟カプセル剤は温度の影響を受けやすく、輸送や保管環境によっては品質が変化する可能性も否定できません。

これらの点から、流通経路や管理体制が確認できない場合には、慎重な判断が求められます。健康被害を防ぐためにも、信頼性が確認できない経路でのお薬の入手は避けるべきでしょう。

医療機関で処方を受けるメリット

AGA治療を継続するうえでは、医療機関で医師の診察を受けたうえで処方を受ける方法が選択肢となります。

医療機関で処方される医療用医薬品は、厚生労働省の承認を受け、正規の流通ルートを通じて供給されているものです。

医師の診察を受けることで、AGAの進行度や体質、既往歴などを踏まえた治療薬や用量の判断が行われます。自己判断で治療を進める場合と比べ、より状況に応じた対応が受けられます。

また、治療中に体調の変化や副作用が疑われる症状があらわれた場合にも、医師に相談しながら対応を検討できる点は、医療機関で処方を受けるメリットのひとつでしょう。

デュタステリドジェネリックに関するよくある質問

デュタステリドのジェネリックについては「先発品と効果に違いはあるのか」「切り替えても問題ないのか」「どこで処方してもらえるのか」など、治療を始める前や継続中にさまざまな疑問を持つ方も多いでしょう。

ここでは、デュタステリドジェネリックに関してよく寄せられる質問をQ&A形式で整理し、基本的な考え方をわかりやすく解説します。

Q1:デュタステリドのジェネリック医薬品は先発品と同じ効果がありますか?

国内で承認されているジェネリック医薬品は、先発品のザガーロと同じ有効成分を同量含み、同等の効果があります。

厚生労働省の審査により、生物学的同等性試験に合格し、品質・有効性などが先発品と同等であることが確認されています。

Q2:ザガーロからジェネリックに切り替えても大丈夫ですか?

基本的に問題なく切り替えることができます。

有効成分と効果は同等であるため、切り替えによって治療効果が低下する可能性は低いと考えられています。切り替え後も同じペースで服用を続けてください。

Q3:デュタステリドのジェネリックはどこで処方してもらえますか?

皮膚科、AGA専門クリニック、内科などの医療機関で処方を受けることができます。

オンライン診療を行っているクリニックでも処方可能な場合がありますので、通院が難しい方はオンライン診療を検討してみてください。またデュタステリドは保険給付の対象とならない薬剤です。

Q4:個人輸入と医療機関での処方、どちらがよいですか?

継続的な治療管理の観点から、デュタステリドは医療機関での処方を受けることをおすすめします。

個人輸入の場合、品質や成分が保証されない製品が混在する可能性があり、副作用が生じた際も医師のフォローや公的な補償を受けられません。

治療を安心して続けるためには、医師の診察のもとで処方を受けることが望ましいでしょう。

まとめ

デュタステリドのジェネリック医薬品を選ぶことで、先発品であるザガーロと同じ有効成分・効果を持ちながら、費用を抑えてAGA治療を継続できるでしょう。

国内では2020年以降、複数のメーカーからジェネリック製品が発売されています。これらのジェネリック医薬品は厚生労働省の厳格な審査を経て承認されており、生物学的同等性試験などによって、先発品と同等の効果が確認されています。したがって、治療効果の面で過度に心配する必要はありません。

一方で、ジェネリックを選ぶ際には価格だけでなく、飲みやすさや製造背景、入手方法なども含めて、ご自身が無理なく続けられるかを考えることが大切です。

海外ジェネリックの個人輸入は、偽造品や品質管理の問題、副作用が生じた際の補償が受けられないなどのリスクがある点には注意が必要です。安心して治療を続けるためには、国内の医療機関で正規品の処方を受ける方法が一般的といえるでしょう。

ジェネリック医薬品を上手に活用することで、経済的な負担を抑えながら、長期的なAGA治療を継続しやすくなります。どの製品がご自身に適しているか迷った場合は、まずは医師に相談してみてください。

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参考文献

  1. グラクソ・スミスクライン株式会社「ザガーロカプセル インタビューフォーム」
  2. 安心してご利用ください ジェネリック医薬品 | 政府広報オンライン
  3. 医薬品等の個人輸入について |厚生労働省
  4. 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ | あやしいヤクブツ連絡ネット
  5. 偽造医薬品対策 | 日本製薬工業協会
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