2020.09.02

インフルエンザ検査は発症して何時間後に受ける?どんな検査をするの?医師が解説します。

2020年度のインフルエンザ予防接種ですが10月1日より、予約開始・接種開始予定です。 もうしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。

暑い夏の季節が終わり、空気が乾燥してくると次はインフルエンザが流行してきます。

インフルエンザにかかったかもしれないと思った場合、いつ検査を受けるとよいのか、また、検査の方法について詳しく解説します。

インフルエンザの検査の時期はいつが最適?

インフルエンザは日本の場合12月~翌年の3月にかけて流行を見せるのですが、インフルエンザのウイルスは夏にも流行するものがあるため、夏の時期にインフルエンザにかかる方もいらっしゃいます。そのため、1年中インフルエンザにかかる可能性はあると考えておくとよいでしょう。

インフルエンザの検査は、適したタイミングで受ける必要があります。インフルエンザの検査は、ウイルス量が少ないと感染していたとしても判定が陽性ではなく陰性として出てしまいます。このことを偽陰性と呼んでいます。そのため、症状がまだ出ていない感染初期の頃や、インフルエンザに感染した方と濃厚接触をしたから自分も感染していないか検査をしたいという場合、正しい検査結果を得られない可能性もあります。

インフルエンザ検査の時期は、発熱してから12~24時間経過してから受けることで正しい検査結果を得ることができます。ただし、症状が辛いという場合には発熱をしてから12時間経過していなくても病院を受診すること自体は問題ありません。ですが、この時に行ったインフルエンザの抗原検査はほとんどの場合が陰性と出てしまうため、症状を和らげるための対処療法にとどまり、後日もう一度受診していただいて改めて検査を行うことが必要となります。

また、感染から48時間を経過するとウイルスが排出されてしまい体内のウイルス量が減るため、感染からすぐに検査をした時と同様に陰性という結果が出てしまうこともあります。そのため、感染から12時間後~遅くとも48時間以内に検査を受けることが望ましいです。

インフルエンザの検査方法は? 

インフルエンザの検査方法として現在医療機関では、「迅速抗原検出キット」を使う検査が一般的です。迅速抗原検出キットとは鼻やのどの粘液を綿棒を検査薬に浸した後、検査キットにその液体を滴下すると、インフルエンザのA型もしくはB型にかかっているかどうか、あるいは陰性かどうかを判定してくれます。検査の結果は10~20分ほどで出てきます。

鼻に綿棒をいれて検体を採取しなくても鼻をかんだ液で検査をすることも可能ですが、この場合鼻水の量によっては正しい検査結果が出ないこともあるため、量には注意が必要です。鼻に綿棒を入れて鼻水を採取するため、痛みを伴うこともあります

また、インフルエンザの検査にも抗体検査があり、インフルエンザに対する抗体ができたかどうかをチェックすることができます。感染の10〜14日後に上昇する特異抗体を使って調べるのですが、これは回復したときだけでなく感染している時にも採血をしておく必要があります。ですので、例えば、インフルエンザに罹ったかどうかを知るために抗体検査を行っても正しい診断を得ることはできません。

インフルエンザ検査の費用は?

インフルエンザの検査は、インフルエンザにかかっているかどうかの診断をする抗原検査の場合は保険適用で行うことができます。ですが、抗体検査の場合は保険が適用とならないこともあるため、自費で検査を受けなければならないこともあります。

クリニックフォアグループの内科でもインフルエンザの検査を行っております。インフルエンザと思わしき症状が見られた方は、クリニックフォアグループでも検査をさせていただきますのでご相談ください。

公開日:9月2日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

北里大学 https://www.kitasato-u.ac.jp/jp/news/20190110-04.html

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

シオノギ製薬 http://www.shionogi.co.jp/wellness/diseases/influenza.html

https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ivd/PDF/880020_22300AMX01153000_A_01_02.pdf

東京都 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/flu/news/1998-2002/pro/p7/