タミフルとは?他の抗インフルエンザ薬との違いや特徴を医師監修で解説

インフルエンザと診断され、タミフルを処方された方もいるのではないでしょうか。
タミフルは2001年から使用されている抗インフルエンザ薬で、20年以上の使用実績があります。

内服薬のため飲みやすく、小児から高齢者まで幅広い年齢層の方に処方されています。
インフルエンザの治療薬にはタミフルのほかにもイナビルやゾフルーザなどがあり、それぞれ剤形や服用方法が異なります。

この記事では、タミフルの特徴や他の抗インフルエンザ薬との違いについて解説します。
ご自身に合った治療薬を選ぶ際の参考にしてください。

タミフルとは

タミフル(一般名:オセルタミビルリン酸塩)は、インフルエンザウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬です。

2001年に日本で発売され、20年以上にわたって使用されてきた実績があります。

ノイラミニダーゼ阻害薬に分類され、A型・B型インフルエンザどちらにも効果が期待できます[1]

剤形はカプセルとドライシロップの2種類があり、カプセルは成人や体重37.5kg以上の小児に、ドライシロップはカプセルが飲みにくい方や小児に処方されます[1][2]

タミフルは生後2週以降から使用可能であり、小児から高齢者まで幅広い年齢層に対応しているお薬です[2]。※クリニックフォアではカプセルのみを採用しています

発症から48時間以内に服用を開始することで、発熱期間を1〜2日程度短縮する効果が期待できます[3]

タミフルと他の抗インフルエンザ薬の違い

インフルエンザの治療薬にはタミフル以外にも複数の選択肢があります。

それぞれ剤形や服用回数、対象年齢などが異なるため、特徴を理解したうえで医師と相談して選ぶことが大切です。

主な抗インフルエンザ薬の比較

現在、日本で使用されている主な抗インフルエンザ薬は、タミフル・イナビル・リレンザ・ゾフルーザ・ラピアクタの5種類です[3]

タミフル・イナビル・リレンザはノイラミニダーゼ阻害薬、ゾフルーザはキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬に分類されます。

以下の表で各薬剤の特徴を比較します。

薬剤名剤形用法(治療)対象年齢特徴
タミフル内服1日2回×5日間生後2週以上ジェネリックあり
イナビル吸入1回のみ小児可1回で治療完了
リレンザ吸入1日2回×5日間5歳以上吸入操作が必要
ゾフルーザ内服1回のみ小児可1回で治療完了
ラピアクタ点滴1回のみ小児可入院患者向け

吸入タイプのお薬は正しく吸入できないと十分な効果が得られない場合があるため、吸入が難しい方には内服タイプが適しています。

タミフルが選ばれる理由

タミフルは内服薬であり、お薬を体内に届けやすい点がメリットの一つです。

吸入タイプのお薬は正しい吸入操作が必要ですが、タミフルは飲むだけで服用が完了します。

そのため、吸入が難しい小さなお子さまや高齢の方にも処方しやすいお薬です。

また、20年以上の使用実績があり、安全性に関するデータが豊富に蓄積されています。

ジェネリック医薬品も発売されているため、費用を抑えたい方にも選ばれています。

タミフルを服用できない人・注意が必要な人

タミフルは多くの方に処方されるお薬ですが、服用できない場合や注意が必要な場合があります。

タミフルを服用できない人

過去にタミフルを服用して過敏症(アレルギー反応)を起こしたことがある方は、タミフルを服用できません[1]

過敏症の症状には、発疹やじんましん、呼吸困難などがあります。

以前タミフルを服用した際にこれらの症状が出た方は、必ず医師に伝えてください。

服用に注意が必要な人

以下に該当する方は、タミフルの服用に注意が必要です[1]

  • 腎機能が低下している方:用量の調整が必要になる場合があります
  • 妊娠中・授乳中の方:治療上の有益性を考慮して医師が判断します
  • 他のお薬を服用中の方:ワルファリンなど一部のお薬との併用に注意が必要です

持病がある方やお薬を服用中の方は、受診の際に医師へ正確に伝えましょう。

タミフルのジェネリック医薬品について

ジェネリック医薬品とは、先発品(新薬)の特許が切れた後に発売される、同じ有効成分を含むお薬です。

タミフルにもジェネリック医薬品(オセルタミビルカプセル)があり、先発品と同等の効果が期待できます。

薬価はタミフルカプセル75が1カプセルあたり約229円、ジェネリック医薬品は約110円程度です[4][5]

5日間(10カプセル)服用した場合、薬剤費だけで約1,200円の差が生じます。

ジェネリック医薬品を希望する場合は、受診の際に医師や薬剤師に相談してみてください。

インフルエンザの診察・処方はクリニックフォアで

タミフルは医師の処方が必要なお薬であり、市販では購入できません。

インフルエンザが疑われる場合は、医療機関を受診して診察・検査を受けましょう。

クリニックフォアでは、対面診療だけでなくオンライン診療にも対応しています。

高熱でつらいときも、自宅にいながら医師の診察を受けることが可能です。

また、インフルエンザの予防内服薬のオンライン処方も行っています。

ご家族がインフルエンザにかかって不安な方や、受験や大切なイベントを控えている方はお気軽にご相談ください。

オンライン保険診療 | クリニックフォア

※対面診療をご案内する場合もございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合もございます。

タミフルに関するよくある質問

タミフルは何歳から服用できますか?

小児にはドライシロップが処方され、体重に応じて用量が調整されますが、クリニックフォアではカプセル剤のみの取扱いのため、体重37.5kg以上の小児に処方可能です

タミフルとイナビル、どちらがいいですか?

タミフルとイナビルで効果に大きな差はありません。

タミフルは内服薬で5日間服用が必要ですが、イナビルは吸入タイプで1回の吸入で治療が完了します。

吸入が難しい方にはタミフル、1回で治療を終わらせたい方にはイナビルが適しているでしょう。

どちらが良いかは症状や年齢によって異なるため、医師と相談して決めましょう。

タミフルは市販で購入できますか?

タミフルは処方薬であり、市販では購入できません。

医療機関を受診して医師の診察を受け、処方してもらう必要があります。

個人輸入で入手する方法もありますが、品質や安全性の保証がないため推奨されていません。

タミフルは予防目的でも処方してもらえますか?

インフルエンザ感染者と接触した場合、予防目的でタミフルを処方してもらえることがあります[1]

ただし、予防投与は保険適用外となるため、自費での処方となります。

受験や大切なイベントを控えている方は、医師に相談してみてください。

まとめ

タミフルは2001年から使用されている抗インフルエンザ薬で、20年以上の使用実績があります。

内服薬のため吸入が難しい方でも確実に服用でき、小児から高齢者まで幅広い年齢層に対応しています。

イナビルやゾフルーザなど他の治療薬もあり、剤形や服用方法がそれぞれ異なります。

どのお薬が適しているかは症状や年齢によって異なるため、医師と相談して選びましょう。

タミフルにはジェネリック医薬品もあり、費用を抑えたい方にも選択肢があります。

タミフルは処方薬のため、インフルエンザが疑われる場合は医療機関を受診してください。

発症から48時間以内の早めの受診が、回復を早めるポイントです。

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

参考文献

  1. 中外製薬株式会社「タミフルカプセル75 添付文書」
  2. 中外製薬株式会社「タミフルドライシロップ3% 添付文書」
  3. 厚生労働省「令和6年度インフルエンザQ&A」
  4. 医療用医薬品の薬価基準収載品目リスト
  5. 沢井製薬株式会社「オセルタミビルカプセル75mg 添付文書」
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