ドロエチ配合錠とはヤーズのジェネリック医薬品
ドロエチ配合錠「あすか」は、バイエル薬品が製造販売する先発品「ヤーズ配合錠」と同じ有効成分を含むジェネリック医薬品です[1][2]。
ドロエチ配合錠は、あすか製薬が製造を担っています。2022年6月に薬価収載されて以降、月経困難症の治療において経済的な選択肢として処方されるようになりました。
「ドロエチ」という名称は、有効成分であるドロスピレノン(DRSP)と、エチニルエストラジオール(EE)の頭文字を組み合わせたものに由来しています。
先発品と同等の治療効果が期待できるうえに薬価が抑えられている点から、長期的な服用が必要な月経困難症の治療ではメリットがあるといえるでしょう。
ここからは、ドロエチ配合錠の有効成分に関する基本情報と、先発品ヤーズとの具体的な違いを順に見ていきます。
ドロエチ配合錠の基本情報と有効成分
ドロエチ配合錠には、黄体ホルモンであるドロスピレノン(DRSP)3mgと、卵胞ホルモンであるエチニルエストラジオール(EE)0.02mgが配合されています[1]。
EEの含有量が0.02mgと非常に少なく、「超低用量」に分類される点が特徴です。ホルモン量が少ない分、体への負担が軽減されやすい傾向があります。
ドロスピレノンは第4世代の黄体ホルモンに分類され、従来の黄体ホルモンと比較してアンドロゲン(男性ホルモン)作用が少ないことが知られています[1]。
アンドロゲン作用が少ないため、ニキビや多毛といった症状の負担が軽減される傾向があるとされています。
ドロスピレノンには抗ミネラルコルチコイド作用もあり、体内の水分貯留を抑える性質を持っているため、むくみが起こりにくい傾向があるとされています[1]。
こうした成分特性から、ドロエチ配合錠は副作用の負担を抑えながら月経困難症の治療に取り組みたい方にとって、検討しやすい選択肢のひとつといえます。
ドロエチ配合錠とヤーズ配合錠の違い
ドロエチ配合錠と先発品ヤーズ配合錠の主な違いは以下のとおりです[1][2]。
| 比較項目 | ドロエチ配合錠 | ヤーズ配合錠 |
| 有効成分 | ドロスピレノン3mg+エチニルエストラジオール0.02mg(同一) | 同左 |
| 分類 | ジェネリック医薬品 | 先発品 |
| 製造元 | あすか製薬 | バイエル薬品 |
| 薬価(1シート) | 2112.3円 | 3756.4円 |
| シート構成 | 実薬24錠+プラセボ4錠(28日周期) | 同左 |
| 連続服用(最長120日) | 非対応 | ヤーズフレックスで対応可能 |
| 生物学的同等性 | 確認済み | ー |
※薬価は2026年4月時点のものであり、改定により変動する場合があります
月経困難症の治療は長期間にわたって継続する必要があるケースが多く、1周期あたり約1600円の差は年間で約20000円の節約につながる計算です。
一方、ヤーズには長期連続服用が可能な「ヤーズフレックス配合錠」というタイプも存在します。ドロエチ配合錠は28日周期の服用にのみ対応しており、連続服用には対応していません。
先発品からの切り替えを検討する際は、薬価のメリットと服用スケジュールの違いを踏まえたうえで、担当の医師と相談して決めることが大切です。
ドロエチ配合錠の名称の由来と製造元
ドロエチ配合錠の「ドロエチ」は、ドロスピレノン(DRSP)の「ドロ」とエチニルエストラジオール(EE)の「エチ」を組み合わせた略称です。
ジェネリック医薬品では、一般名(薬品名)をそのまま製品名に用いるのが基本的なルールですが、「ドロスピレノン・エチニルエストラジオール配合錠」では長すぎるため、省略名称として「ドロエチ」と名づけられました。
製造販売元はあすか製薬で、先発品ヤーズ配合錠を製造するバイエル薬品とは異なる製薬会社が担当しています。
添加物の種類に若干の違いはあるものの、有効成分の種類と量は先発品と同一であるため、治療効果に差が生じる可能性は低いと考えられています[1][2]。
ジェネリック医薬品に対して、「先発品と本当に同じ効果があるのか」と不安を感じる方もいるかもしれません。承認前に生物学的同等性試験をクリアしているため、その点を理解しておくと安心でしょう[1]。
お薬の名称や製造元の違いが気になる場合は、処方時に医師や薬剤師に確認してみてください。
ドロエチ配合錠の効果と適応
ドロエチ配合錠は、月経困難症の治療を目的として処方される超低用量LEP製剤です[1]。
含有される2種類の女性ホルモンが排卵を抑制し、子宮内膜の増殖を抑えることで月経時の痛みや出血量を軽減するお薬として位置づけられています[1]。
月経困難症には、子宮内膜症や子宮筋腫などの原因疾患がある「器質性月経困難症」と、明らかな原因疾患がない「機能性月経困難症」の2種類があります。ドロエチ配合錠は、どちらのタイプにも処方が可能です[1]。
ただし、日本国内ではあくまで月経困難症の治療薬として承認されており、避妊を目的とした処方は認められていません。
ここからは、月経困難症に対する効果の仕組みと、保険適用の条件について詳しく見ていきましょう。
月経困難症に対する効果の仕組み
月経痛・生理痛の主な原因の一つに、子宮内膜から分泌されるプロスタグランジンという物質が子宮の筋肉を収縮させることがあります。
ドロエチ配合錠に含まれるホルモン成分は排卵を抑制し、子宮内膜が厚く成長するのを防ぐ働きがあるため、プロスタグランジンの産生量が減少します[1]。
産生量が減ることで子宮の過剰な収縮が抑えられ、月経時の強い痛みが和らいでいく仕組みです。
子宮内膜が薄い状態に維持されると経血量も減少するため、月経期間中の出血が多くて悩んでいる方にとっても改善が期待できるでしょう。
有効成分のドロスピレノンには抗アンドロゲン作用があり、ニキビや肌荒れといった症状が起こりにくい点も特徴です[1]。
月経困難症の治療を受けている方のなかでも、肌への影響が気になる方にとって選択肢のひとつとなる可能性があります。
保険適用の条件
ドロエチ配合錠の適応症は「月経困難症」であり、医師の診断のもとで保険適用による処方を受けられます[1]。
保険が適用される場合は3割負担(年齢や所得による)で済むため、自由診療のピルと比較して経済的な負担が軽くなる点はメリットです。
一方、海外ではドロスピレノンとエチニルエストラジオールの配合剤が経口避妊薬として広く処方されていますが、日本国内では避妊目的での承認を受けていません[1]。
医療機関で「避妊のために処方してほしい」と伝えても、ドロエチ配合錠を保険適用で処方してもらうことはできないため注意が必要です。
排卵を抑制する作用がありますが、日本国内では避妊効果を保証するお薬として承認されていないため、避妊目的での服用はできません[1]。
避妊を主な目的とする場合は、医師に相談のうえで適切な経口避妊薬(OC)を選択することが望ましいでしょう。
子宮内膜症に伴う月経困難症にも対応できる
ドロエチ配合錠は、子宮内膜症を原因とする器質性月経困難症に対しても処方が可能なお薬です[1]。
子宮内膜症では、子宮内膜に類似した組織が卵巣や腹膜などに広がり、月経のたびに炎症や痛みを引き起こすことがあります。
ドロエチ配合錠に含まれるホルモン成分が排卵と子宮内膜の増殖を抑えることで、子宮内膜症による痛みの軽減が期待できるとされています[1]。
研究では、LEP製剤の服用により月経困難症スコアが改善したとの報告もあり、継続的な服用が症状のコントロールに役立つ可能性があるでしょう[1]。
ただし、子宮内膜症の進行度や症状の程度によっては手術療法やほかのお薬が適しているケースもあるため、治療方針は医師とよく相談して決めることが大切です。
気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
ドロエチ配合錠の正しい服用方法
ドロエチ配合錠は、1シート28錠の構成で、毎日1錠ずつ決まった順番どおりに服用するお薬です[1]。
28錠のうち最初の24錠が有効成分を含む淡赤色の実薬で、残りの4錠が有効成分を含まない白色のプラセボ(偽薬)となっています[1]。
プラセボ期間を設けることで28日間毎日服用する習慣が途切れず、飲み忘れを防ぎやすい設計になっている点が特徴です。
服用を開始するタイミングや飲み忘れた際の対応にはルールがあるため、正しい知識を身につけたうえで服用を続けることが大切でしょう。
以下では、具体的な服用スケジュールと飲み忘れ時の対処法を確認していきます。
淡赤色錠24日+プラセボ4日の28日周期で服用する
ドロエチ配合錠の服用は、月経が始まった初日(月経第1日目)からスタートします[1]。シートの矢印に従って淡赤色の実薬を24日間連続で服用したのち、白色のプラセボ錠を4日間服用します。1シート28錠を飲み切った翌日から、新しいシートの実薬に進んでください[1][2]。
プラセボ期間中に月経のような出血(消退出血)が起こるのが一般的ですが、出血の有無にかかわらず28日間で1シートを終える点は変わりません。
毎日できるだけ同じ時刻に服用することが推奨されており、服用時刻がずれるとホルモンの血中濃度が安定しにくくなる可能性があります[1]。
就寝前や朝食後など自分の生活リズムに合わせて服用時刻を決め、スマートフォンのアラーム機能などを活用すると飲み忘れの防止に役立つでしょう。
飲み忘れた場合の対処法
実薬を1日分飲み忘れた場合は、気づいた時点でできるだけ早く忘れた分の1錠を服用し、当日分はいつもの時刻に予定どおり服用してください[1][2]。
結果的に1日に2錠服用することになりますが、1日分の飲み忘れであればこの方法で対処が可能とされています[1]。
2日以上連続で飲み忘れてしまった場合は、気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日分は通常の時刻に服用し、以降は通常スケジュールで継続して服用を続けます[1]。
2日以上の飲み忘れがあった場合、不正出血が起こりやすくなるほか、排卵が抑制されない可能性があります。その場合は担当の医師に状況を伝え、指示を仰ぐことが望ましいでしょう。
白色のプラセボ錠は有効成分を含んでいないため、プラセボ期間中に飲み忘れたとしても治療効果には影響がありません。
ただし、飲み忘れたプラセボ錠は破棄し、残りのプラセボ錠を順番どおりに服用したうえで、予定日に新しいシートへ進むようにしてください。
服用開始が月経第1日目から遅れた場合の注意点
ドロエチ配合錠は月経第1日目から服用を開始するのが原則ですが、なんらかの事情で開始が遅れる場合もあるかもしれません[1]。
服用開始日が月経第1日目から遅れた場合は、飲みはじめの最初の1週間はホルモン剤以外の避妊法を併用する必要があるとされています[1]。
これは、排卵抑制の効果が十分に発揮されるまでに一定の期間がかかるためです。
2シート目以降は前のシートの翌日から自動的にスタートするため、初回の服用タイミングにさえ注意すれば、その後は28日周期をくり返すだけで問題ありません。
服用開始のタイミングに不安がある場合は、自己判断で調整せず受診時に医師へ確認しておくと安心でしょう。
お薬の効果を十分に得るためにも、正しい開始日と飲み忘れ防止を意識して服用を続けてください。
ドロエチ配合錠の副作用とリスク
ドロエチ配合錠は先発品ヤーズと同一の有効成分を含むため、副作用もヤーズと同様です[1][2]。
臨床試験で報告されている主な副作用の頻度は以下のとおりです[1]。
| 副作用 | 発現頻度 |
| 悪心(吐き気) | 29.8% |
| 不正子宮出血 | 25.4% |
| 頭痛 | 41.0% |
| 乳房の不快感 | 報告あり |
| 傾眠(眠気) | 報告あり |
これらの多くは服用開始から数か月の間にあらわれることが多く、体がホルモンに慣れるにつれて軽減していく傾向があります[1]。
一方で、頻度は低いものの血栓症のように命にかかわる重大な副作用も報告されており、初期症状を見逃さないことが極めて重要です[1]。
以下では、副作用の詳細と血栓症のリスクについて確認していきます。
不正出血・悪心・頭痛などの主な副作用
悪心に関しては、就寝前に服用することで日中の不快感を軽減できる場合があるため、服用時刻の工夫を担当の医師に相談してみるのもよいでしょう。
不正出血が数か月以上続く場合や、悪心が強く日常生活に支障をきたす場合は、お薬の変更を含めて医師に早めに相談することが大切です。
副作用を過度に心配して自己判断で服用を中止すると、月経困難症の症状が再び悪化する可能性があるため、気になる症状があれば必ず医師の判断を仰いでください。
血栓症は見逃せない重大な副作用
ドロエチ配合錠を含むLEP製剤・経口避妊薬では、血栓症が重大な副作用として添付文書に記載されています[1]。
血栓症とは血管の内部に血の塊(血栓)ができる病態で、四肢の深部静脈血栓症や肺塞栓症、脳血栓症、心筋梗塞、網膜血栓症などがあります。
以下のような初期症状がひとつでもあらわれた場合は、ただちにドロエチ配合錠の服用を中止し、救急対応が可能な医療機関を受診してください[1]。
- ふくらはぎの急激な痛みや腫れ
- 突然の息切れや胸の痛み
- 激しい頭痛
- 手足の脱力やしびれ
- 舌のもつれ
- 急に視野が欠ける
リスクは服用開始から数か月以内にとくに高く、その後は徐々に低下していきますが、服用期間を問わず体調の変化への注意を怠らないことが重要です。
副作用があらわれた場合の対処と受診の目安
ドロエチ配合錠の副作用は、症状の種類や程度によって対処法が異なります。
悪心や不正出血といった一般的な副作用は、数か月程度の服用で自然に軽減するケースが多いため、まずは服用を継続しながら経過を観察するのが基本的な対応です。
一方、ふくらはぎの激しい痛みや突然の息切れ、激しい頭痛、手足のしびれなど血栓症を疑う症状があらわれた場合は、ただちに服用を中止して救急対応が可能な医療機関を受診してください[1]。
激しい下痢や嘔吐が続いた場合にはお薬の吸収が不十分になり、不正出血や排卵抑制効果の低下につながる可能性がある点にも注意が必要です[1]。
自己判断で服用を中止したりお薬を変更したりすると、月経困難症の症状が悪化するおそれがあるため、判断に迷ったら早めに担当の医師に相談しましょう。
副作用の不安を感じながら我慢して服用を続ける必要はなく、気になることがあれば遠慮せずに医師に相談することが大切です。
ドロエチ配合錠を服用できない方・注意が必要な方
ドロエチ配合錠には、服用してはいけない「禁忌」に該当する条件が複数定められています[1]。
禁忌に該当する方が服用すると、血栓症をはじめとする重篤な副作用の発症リスクが著しく高まる可能性があるため、処方前の問診で該当項目がないか必ず確認が行われます[1]。
ここからは、禁忌に該当する具体的な条件と、服用中に気をつけるべき生活習慣・併用薬について確認していきます。
禁忌に該当する具体的な条件
以下のいずれかに該当する方は、ドロエチ配合錠を服用できません[1]。
- 血栓性静脈炎・肺塞栓症・脳血管障害・冠動脈疾患にかかっている方、またはこれらの病気にかかったことがある方
- 35歳以上で1日に15本以上たばこを吸う方
- 閃輝暗点や星型閃光などの前兆を伴う片頭痛がある方
- 心臓弁膜症のうち肺高血圧症や心房細動を合併している方
- 糖尿病で血管病変を伴う方
- 妊娠中の方、妊娠している可能性がある方、授乳中の方
- エストロゲン依存性の悪性腫瘍(乳がんなど)がある方
- 重篤な肝障害・腎障害を抱えている方
- 手術前4週以内および術後2週以内の方
- 産後4週以内の方
持病がある場合は必ず医師に申告してください。
服用中に注意すべき生活習慣と併用薬
禁忌には当てはまらなくても、以下の点には注意が必要です[1]。
- 喫煙:禁忌に該当しない方でも、喫煙本数が増えるほど血栓症リスクは上昇するため、服用中は禁煙が推奨されている
- 他のホルモン製剤との併用:経口避妊薬(OC)や、別のLEP製剤との同時服用は原則として認められていない
- セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート):ドロエチ配合錠の代謝を促進して効果を弱める可能性があるため、摂取を控える必要がある
- CYP3A4誘導薬(リファンピシン・フェノバルビタールなど):ドロエチ配合錠の血中濃度が低下して十分な効果が得られなくなるおそれがあるため、服用中の方は医師に必ず伝える
手術前後や長期安静時の服用中断について
手術前4週以内および術後2週以内の方は、ドロエチ配合錠の服用が禁忌とされています[1]。
手術に伴う長期間の安静状態では、血流が停滞して血栓症のリスクが高まるためです[1]。
産後4週以内の方も同様に禁忌に該当するため、出産後にドロエチ配合錠の服用を再開するタイミングは医師と相談して決める必要があります[1]。
長期にわたってベッドで安静にしている方も血栓症のリスクが上がるため、服用の可否について医師の判断を仰ぐことが大切でしょう。
手術や入院の予定がある場合は、事前に主治医や担当の医師にドロエチ配合錠を服用中であることを必ず伝えてください。
お薬の服用を一時的に中断する場合の再開タイミングについても、自己判断ではなく医師の指示に従うようにしましょう。
ドロエチ配合錠の処方はオンライン診療でも受けられる
ドロエチ配合錠は医師の処方が必要なお薬ですが、近年ではオンライン診療を通じて処方を受けることも可能になっています。
通院の時間が取りにくい方や、ご自宅から相談したい方にとって、クリニックフォアのオンライン診療は選択肢のひとつとなります。
クリニックフォアのオンライン診療では、スマートフォンやパソコンを使って予約から診察・処方までを自宅で完結でき、お薬は最短で翌日(※)に届きます。
初めてLEP製剤の服用を検討している方や、ヤーズからジェネリックへの切り替えを考えている方も、クリニックフォアのオンライン診療であれば、医師に相談しながら自分に合った治療方針を決められます。
当院のオンライン診療でのドロエチ処方は月経困難症の方でも医療保険が適用外の自由診療となりますので、ご承知おきください。
【オンライン診療を受ける前にご確認ください】
血栓症の既往がある方や禁忌に該当する可能性がある方は、対面での診察や血液検査が必要になるケースもあるため、まずはオンラインで医師に相談してみることをおすすめします。
また、下肢の急激な痛みや腫れ、突然の息切れや胸痛など血栓症を疑う症状がある場合は、オンライン診療ではなく速やかに対面の医療機関を受診してください。
定期的な処方が必要な月経困難症の治療では、通院の手間を減らして治療を継続しやすい環境を整えることが、症状の安定につながります。
ドロエチ配合錠に関するよくある質問
Q1. ドロエチ配合錠の服用で体重が増えることはありますか?
ドロエチ配合錠の有効成分であるドロスピレノンには、抗ミネラルコルチコイド作用があり、体内に水分をためこみにくい性質を持っています。
従来のピルと比較して、むくみや体重増加が起こりにくいとされているお薬です。
ただし、体質によって浮腫が起きる方もいるため、気になる場合は医師に相談するとよいでしょう。
Q2. ドロエチ配合錠に避妊効果はありますか?
ドロエチ配合錠には排卵を抑制する作用がありますが、日本国内では避妊薬としての承認を受けておらず、添付文書にも避妊効果を保証する記載はありません[1]。
避妊を目的とする場合は、医師に相談のうえで適切な経口避妊薬(OC)の処方を受けることをおすすめします。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
Q3. ドロエチ配合錠はいつから効果を実感できますか?
月経痛や経血量の軽減は、服用を開始してから数周期(約数か月)で実感できる方が多いとされています。
服用初期は不正出血や悪心が一時的にあらわれることがありますが、数周期目以降に落ち着くのが一般的です[1]。
3周期以上服用しても改善が見られない場合は、医師に相談してみてください。
Q4. ドロエチ配合錠とヤーズフレックスの違いは何ですか?
ドロエチ配合錠は実薬24日+プラセボ4日の28日周期で服用するのに対し、ヤーズフレックスは最長120日間まで実薬を連続で服用できる点が大きな違いです[1][3]。
連続服用を希望する場合はヤーズフレックスを選択する必要がありますが、薬価はドロエチ配合錠のほうが低いため、医師と相談して決めるとよいでしょう[1][3]。
まとめ
ドロエチ配合錠は、超低用量LEP製剤「ヤーズ配合錠」のジェネリック医薬品で、ドロスピレノン3mgとエチニルエストラジオール0.02mgを含む月経困難症の治療薬です[1]。
先発品のヤーズと有効成分・配合量が同一であり、生物学的同等性が確認されているため、同等の治療効果が期待できます[1]。
薬価はヤーズの約半額に設定されており、長期間の服用が必要な月経困難症の治療において経済的な負担を抑えられる点がメリットでしょう。
服用方法は実薬24日+プラセボ4日の28日周期で、月経第1日目から毎日同じ時刻に服用することが基本です[1]。
悪心や不正出血などの副作用は服用初期にあらわれやすいものの、多くの場合は数か月ほどで軽減していく傾向があります[1]。
一方で、血栓症は頻度が低いものの、重篤な転帰をたどる可能性があるため十分な注意が必要です。下肢の急激な痛みや突然の息切れなど、初期症状があらわれた場合はただちに医療機関を受診してください[1]。
月経困難症の症状にお悩みの方は、まずはクリニックフォアのオンライン診療で医師にご相談ください。

