腕ニキビの原因・予防・対処法とは? ニキビではない可能性もある!

腕の中でも特に二の腕にはニキビができることがあります。二の腕にニキビがあると、半袖やノースリーブを着るときにも気になってしまい、おしゃれも楽しめませんよね。この記事では、腕ニキビの原因と、予防法、対処法を詳しく解説。ニキビではない場合もあるため、他の皮膚の病気の可能性についてもご紹介します。

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腕ニキビの原因

ニキビの主な原因は、皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まり、そしてアクネ菌の繁殖です。その原因には肌への刺激や乾燥、紫外線など、さまざまなものが挙げられます。詳しく見ていきましょう。

ボディソープのすすぎ残し

ボディーソープのすすぎ残しがあると、その成分によって肌の刺激になったり、毛穴が詰まったりしてニキビの原因となることがあります。

衣服などによる摩擦・汗・蒸れ

汗をかいたまま放置したり、腕が隠れる服装やアームカバーなどによって蒸れたりすると、雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビにつながることがあります。

また、衣服による摩擦は肌のバリア機能の低下や皮脂の過剰分泌にもつながり、ニキビの原因となります。

乾燥

もともと乾燥肌だったり、保湿が不足したりしていると、乾燥によるバリア機能の低下、肌のターンオーバーの乱れによってニキビの原因となります。

紫外線

紫外線にさらされると肌が乾燥し、肌のバリア機能の低下や皮脂の過剰分泌につながることでニキビが発生することがあります。

また、すでにニキビがある場合、紫外線によってニキビが悪化したり、ニキビ跡ができやすくなったりすることもあるため注意が必要です。

生活習慣の乱れ

ストレス、睡眠不足、栄養不足などは、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌や、肌のターンオーバーの乱れによる毛穴詰まりにつながり、ニキビの原因となります。特に腕はストレスによる影響が現れやすい場所だといわれているため、注意しましょう。

腕ニキビの予防・対処法

腕ニキビを予防・改善するためには、皮膚科で適切な治療を受けるとともに、腕の清潔、保湿、紫外線対策などに気を遣う必要があります。詳しく見ていきましょう。

皮膚科で治療を受ける

ニキビは尋常性ざ瘡と呼ばれる皮膚の病気です。皮膚科で治療を受けることができるため、ニキビが気になる時は早めに受診するとよいでしょう。ニキビの初期段階である白ニキビの状態の時から治療が可能です。

治療では、毛穴の詰まりにアプローチする外用薬や、抗生物質の外用薬、内服薬などを使うことが多いです。さらに、状況に応じて漢方薬やビタミン剤、レーザー治療、ケミカルピーリングなどを検討することもあります。

そして、治療と同時に以下のようなセルフケアも行いましょう。

腕周りを清潔に保つ

肌に触れる衣服は清潔な状態を保ちましょう。汗をかいたら着替える、汗を拭きとるなどの心がけが大事です。寝ているときなどは気づかないうちに汗をかいているので、朝起きたら下着を替えるなどの対策をとりましょう。

また、衣服は通気性がよく刺激が少ない素材を選ぶのがポイントです。綿などを選ぶとよいでしょう。

丁寧に洗う

清潔に保つために、1日の終わりには必ず腕を洗いましょう。ただし、洗いすぎると必要な皮脂も取り除かれてしまい、乾燥や肌のダメージにつながるため注意しましょう。乾燥すると、それを補うために余計に皮脂が分泌されてしまうこともあります。強くこすったりせず、ボディソープを泡立てて、なでるように優しく洗うのがポイントです。

すすぐときはぬるめ(30~37℃)のお湯で丁寧にすすぎ、すすぎ残しがないようにします。先に髪を洗い、最後に体を洗うと、シャンプーやリンスのすすぎ残しが防げます。タオルで拭くときも、こするのではなく押し当てるように水気をとりましょう。

また、ボディソープ自体の刺激が強く感じる場合は、敏感肌用のものを選ぶのも選択肢の一つです。

保湿をする

入浴後はボディーローションなどで丁寧に保湿しましょう。入浴後は皮膚から水分が蒸発することで、通常よりも乾燥しやすい状態になっているため、体を拭いたらすぐに保湿することがポイントです。

紫外線対策をする

日焼け止めを塗って紫外線対策をしましょう。ただし、日焼け止めが肌の刺激となることがあるため、紫外線吸収剤不使用などの低刺激なものを選ぶとよいでしょう。

生活習慣を改善する

ストレスを溜めない、十分な睡眠をとるなどを心がけましょう。また、栄養バランスの取れた食事をとることも大切です。特に脂っこいものや甘いものは皮脂分泌の増加につながることがあるので避けましょう。

ニキビではない可能性もある!

二の腕にできるブツブツは、ニキビではない場合があります。たとえば、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)や毛のう炎(毛包炎)の可能性が考えられるため、その特徴について見ていきましょう。

毛孔性苔癬

触るとザラザラとする小さなブツブツがまとまってできている場合は、毛孔性苔癬の可能性があります。毛孔性苔癬とは、ターンオーバーの乱れによって古い角質が毛穴にたまってしまい、皮膚がもりあがっている状態のことです。ニキビのように赤く腫れあがることはほとんどなく、痛みやかゆみもないことが多いです。

毛孔性苔癬は時間が経っても自然に治ることは少ないとされています。角質を柔らかくする薬などで治療ができるため、皮膚科を受診するとよいでしょう。

毛のう炎(毛包炎)

毛のう炎(毛包炎)とは、毛穴を包む毛包に炎症が起こった状態のことです。黄色ブドウ球菌などの細菌や、マラセチア菌というカビの一種などが毛包に侵入し、繁殖して生じるとされています。抗菌薬などによる治療が必要となるため、皮膚科を受診するとよいでしょう。

腕のニキビやブツブツが気になったら皮膚科へ!

腕にできるニキビも、顔などにできるニキビと同じく、皮膚科で治療を受けることが改善への近道です。ニキビは早めに治療することで、治りやすく、跡にもなりづらいため、早めに受診するとよいでしょう。さらに、同時にセルフケアも行うことが大事です。

また、ニキビではなく別の病気の可能性もあるので、適切な診断、治療のためにも皮膚科に行くとよいでしょう。

クリニックフォアでは、オンラインでニキビ治療を行っています。オンラインで診療をした後、薬はご自宅などまで配送します。自宅にいながらニキビの治療ができるため、まずはオンライン診療を受けてみてください。

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