まぶたや目の下のニキビの原因・予防・対処法とは? ニキビではない可能性も?

まぶたや目の下にニキビのようなものができてしまった!しかし、まぶたや目の周りはデリケートな部分なので、他の場所と違ってケアもしづらく、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、まぶたや目の下などの目の周りにできるニキビの原因、予防、対処法などについて詳しく解説。実はニキビではない可能性もあるため、最後までお読みください。

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まぶた・目の下のニキビの原因

そもそもニキビの主な原因は、毛穴の詰まり、皮脂分泌の増加、アクネ菌の増殖の三つだとされています。さらに、まぶたや目の下特有の原因も加わってニキビの発生や悪化につながると考えられるため、まずは原因について詳しく見ていきましょう。

メイクの刺激

まぶたや目の下はマスカラやファンデーション、アイライナー、アイシャドウなどのメイクによる刺激を受けやすい場所です。さらに、クレンジングや洗顔の際に洗い残しやすい場所なので、メイクが残って毛穴が詰まることがあります。

髪の毛の刺激

前髪が長いとまぶたや目にかかることがあるでしょう。髪についた汚れやホコリはアクネ菌の栄養源となるため、ニキビの発生、悪化につながることがあります。さらに、髪の毛のチクチクとした刺激が肌の負担になったり、炎症につながったりすることもあります。

目の周りを触る

目の周りを触ったり目をこすったりすると、まぶたや目の下などの皮膚の刺激となります。目の周りは皮膚が薄いのでより刺激を受けやすく、ニキビの発生・悪化につながりやすいとされています。

また、こするとアイメイクの油分やラメなどがニキビを刺激して、悪化してしまうこともあります。

不規則な生活

不規則な生活、ストレス、睡眠不足などは、肌のターンオーバーの乱れや、ホルモンバランスの乱れによる皮脂分泌の増加などにつながり、ニキビの発生・悪化の原因となります。

ニキビ全般の原因の詳細はこちらで解説しています。

まぶた・目の下のニキビの予防・対処法

まぶたや目の下のニキビには、メイクや髪の毛といった目の周り特有の原因があります。これらの原因をふまえて以下のような予防、対処法を行っていきましょう。

アイメイクは控えめにする

アイメイクなどの目の周りのメイクはできるだけ控えめにしましょう。リップを濃いめの色にすると視線が口元にいきやすくなるので、工夫してメイクを楽しみましょう。

アイメイクをしたら丁寧に落とす

目の周りにメイクをした時は、クレンジングでしっかり落とすようにしましょう。マスカラなどを使った時は、目元専用のリムーバーを使うとしっかりと落とすことができます。

ただし、こすりすぎは肌への負担になるので、優しく落とすようにしましょう。仕上げによく泡立てた洗顔料で洗顔することも忘れずに。

髪の毛の刺激に注意する

前髪は目にかからないようにピンでとめたり、ヘアバンドを使ったりしましょう。髪がかかっているとおでこなどのニキビの原因にもなるため、注意が必要です。

生活習慣を整える

ニキビ改善のためには、規則正しい生活、十分な睡眠、栄養バランスの良い食事、ストレスをためないなど、生活習慣を整えることが大事です。まぶたや目の下のニキビだけでなく。他の場所にできるニキビの予防や改善にもつながることなので、できることから取り組みましょう。

皮膚科で治療を受ける

ニキビができたらセルフケアと同時に、早めに皮膚科で治療をうけるのがよいでしょう。毛穴に皮脂が詰まったコメド(いわゆる白ニキビ)の状態から治療ができるため、早めに受診してください。早めに治療を始めることでニキビ跡も防ぐこともできます。

ニキビ治療に使う薬には、原因となるアクネ菌に対処する抗生物質、保湿剤などさまざまなものがあり、症状に合わせて使い分けます。市販薬は目の周りに使えないものや目の中に入ると危険なものもあるため、薬は病院で医師に処方してもらい、使用時の注意点も指導してもらうと安心です。

ニキビ全般の対処法、治療法はこちらで詳しく解説しています。

まぶた・目の下のできものはニキビではない可能性も!

まぶたや目の下のできものは、ニキビではなく”ものもらい”やマイボーム腺梗塞、稗粒腫(はいりゅうしゅ)、汗管腫(かんかんしゅ)などの可能性もあります。詳しく見ていきましょう。

ものもらい

目のふちにできている場合はものもらいの可能性があります。ものもらいは黄色ブドウ球菌などの感染によって起こるもので、まぶたのふちの一部が赤く腫れ、痛みを感じることが多いです。

清潔な状態を保つと自然に治ることがありますが、2~3日経っても治らない場合は眼科を受診したほうがよいでしょう。

マイボーム腺梗塞

まぶたのきわにできる1~2ミリの黄色や白色っぽいプチプチしたものは、マイボーム腺梗塞の可能性があります。これは、脂肪の分泌腺の先端が詰まってかたまりになったもので、たいていは自然につぶれます。

しかし、詰まった脂肪が大きくなって目の表面に飛び出したり炎症を起こしたりすると、痛みを感じることがあります。この場合は治療が必要なので眼科を受診するとよいでしょう。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)

まぶたの表面や目の周りにできる1~2ミリのプチプチしたもので、白いものは稗粒腫の可能性があります。稗粒腫とは、皮膚の下が袋状になり、その中に角質が溜まったものです。放置しても問題ありませんが、気になる場合は除去する処置を受けられるため、皮膚科を受診するとよいでしょう。

汗管腫(かんかんしゅ)

まぶたや目の下にできる1~3ミリ程度のブツブツは、汗管腫の可能性があります。汗管腫とは、汗の分泌に関わる汗管が皮膚の中で増殖し、皮膚の表面が盛り上がってできたものです。

痛みや腫れはありませんが、放置するとブツブツがつながって大きくなることがあるため、気になる場合は皮膚科を受診するとよいでしょう。

以上の他にもさまざまな腫瘍(しゅよう)の可能性があるため、気になる場合は皮膚科や眼科を早めに受診してください。

クリニックフォアでは、薬によるニキビ治療がオンラインで受けられます。オンラインで診察をした後、薬は自宅などまで配送します。まぶたや目の下のニキビやできものが気になっているかたは、まずオンライン診療を受けてみてはいかがでしょうか。

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