中性脂肪とは?まず知っておきたい基本
健康診断の結果票に並ぶ「中性脂肪」という項目を見ても、それが何を意味し、自分の数値が高いのか低いのか、すぐには分からず不安になる方も多いのではないでしょうか。
中性脂肪はトリグリセリドとも呼ばれる脂質の一種で、体を動かすためのエネルギー源として欠かせません[1]。
その一方で、増えすぎると皮下脂肪や内臓脂肪としてたまり、動脈硬化などの健康リスクにつながっていきます。
中性脂肪は適量であれば体に必要でありながら、多すぎても少なすぎても体に影響をおよぼす、バランスが大切な脂質です。
健康診断で指摘されたときに落ち着いて受け止めるためには、中性脂肪がどんな脂質で、どの数値が基準になるのかを知っておくことが第一歩になります。
この記事では、中性脂肪の役割や基準値、高い場合・低い場合の原因とリスク、下げ方の基本までを、順を追って分かりやすく整理していきます。
中性脂肪の役割と仕組み
中性脂肪は「体に悪いもの」というイメージを持たれがちですが、本来は私たちの体を支える大切な役割を担っています。
中性脂肪は、糖質が不足したときに使われるエネルギー源であり、体温の維持や内臓を守るクッションの役目も果たしている脂質です。
ただ、食べすぎや運動不足でエネルギーが余ると、使われなかった分が体脂肪としてたまり、増えすぎると健康に影響をおよぼすようになります。
中性脂肪がどんな働きをして、どこで作られ、コレステロールとどう違うのかを知っておくと、数値の意味をより深く理解できるでしょう。
ここでは、中性脂肪の役割と仕組みを、いくつかの視点から整理していきます。
中性脂肪(トリグリセリド)の正体
中性脂肪は、血液中に含まれる脂質の一種で、トリグリセリド(トリグリセライド)とも呼ばれています[1]。
健康診断の結果票では「TG」と略して記載されることもあり、これは英語のトリグリセリドの頭文字を取ったものです。
中性脂肪は、肉や魚、食用油などの食品に含まれる脂肪分であり、私たちの体脂肪の大部分を占める成分でもあります[1]。
体内にある脂質のうち、中性脂肪はおよそ9割を占めるとされ、コレステロールやリン脂質などと並ぶ代表的な脂質の一つです[1]。
健康診断で「中性脂肪」「TG」「トリグリセライド」と書かれていても、どれも同じものを指していると知っておくと、結果票を読み解きやすくなります。
中性脂肪は名前や表記がいくつかあって戸惑いやすいものの、いずれも血液中の同じ脂質を指しているため、まずは言葉の意味を押さえておくと安心です。
中性脂肪の体内での働き
中性脂肪は、体を動かすための重要なエネルギー源です。
食事からとったエネルギーは、まず糖質が使われ、足りなくなったときに中性脂肪が分解されてエネルギーとして利用されます。
そのほかにも、中性脂肪には皮下脂肪として体温を一定に保ったり、内臓脂肪として臓器を正しい位置に保って衝撃から守ったりする役割もあります。
脂溶性ビタミンであるビタミンA・D・E・Kの吸収を助ける働きもあり、中性脂肪は私たちが健康を保つうえで欠かせない存在です。
こうした働きがあるからこそ、中性脂肪は極端に減りすぎても体に不調が出ることがあると知られています。
中性脂肪は悪者として語られがちですが、本来は体を支える大切な脂質のため、増やしすぎず減らしすぎず、適切に保つという視点が大切です。
中性脂肪が増えると体脂肪になる仕組み
中性脂肪は、エネルギーとして使いきれなかった分が、皮下脂肪や内臓脂肪として体にたくわえられていきます。
食事でとったエネルギーが消費する量を上回ると、余った分は肝臓で中性脂肪に作りかえられ、体脂肪として蓄えられるのです[1]。
この蓄えは、いざエネルギーが不足したときに分解されて使われるため、本来は体を守る仕組みとして備わっているものです。
ところが、食べすぎや運動不足で余りが続くと、皮下脂肪や内臓脂肪がどんどん増え、肥満や中性脂肪の数値の上昇につながっていきます。
内臓脂肪が増えると、血液中の中性脂肪も上がりやすくなり、見た目だけでなく血管の健康にも影響することが知られています。
中性脂肪が体脂肪としてたまる仕組みを知っておくと、なぜ食べすぎや運動不足が数値に響くのかが理解でき、対策の優先度を判断しやすいでしょう。
中性脂肪はどこで作られるのか
中性脂肪は、食事からとり込まれるものと、肝臓で作られるものの二つの経路で体内に増えていきます。
食品に含まれる脂肪分は腸で吸収され、血液にのって全身へ運ばれて中性脂肪になります。
一方で、食べすぎた糖質やアルコールなどから、肝臓でも中性脂肪が新たに作られているため、食事の脂肪だけが原因ではありません。
そのため、脂っこいものを控えているのに数値が高いという場合、ごはんや甘いもの、お酒のとりすぎが背景にあるケースも多くみられます。
中性脂肪は食事の内容と体の中での合成の両方で増えるため、油ものだけでなく、糖質やアルコールにも目を向けることが大切だと感じる方もいるでしょう。
中性脂肪が食事と肝臓の両方から増えることを知っておくと、自分の生活のどこに原因がありそうかを見つけやすくなります。
中性脂肪とコレステロールの違い
中性脂肪とコレステロールは、どちらも血液中の脂質ですが、体の中での役割が異なります[1][3]。
中性脂肪が主に体を動かすエネルギー源になるのに対し、コレステロールは細胞膜やホルモン、胆汁の材料となり、体の構造を支える役割を担っています[1][3]。
どちらも主に肝臓で作られる脂質です。
健康診断ではあわせて測定され、脂質異常症かどうかの判断に使われます[2]。
コレステロールには、血管にたまりやすい悪玉のLDLコレステロールと、余分なものを回収する善玉のHDLコレステロールがあり、中性脂肪とともにバランスが大切です。
中性脂肪が高い人は善玉のHDLコレステロールが減りやすい傾向もあり、これらの数値は互いに関係し合っていると知られています。
中性脂肪とコレステロールはそれぞれ役割が違うため、一つの数値だけでなく、結果票にある脂質の項目をまとめて確認することが望ましいでしょう。
中性脂肪の基準値と数値の見方
中性脂肪の数値が出ても、いくつからが「高い」で、いくつからが「低い」のか、判断の基準が分からず迷いますよね。
中性脂肪の基準値は、空腹時の血液検査でおおむね30〜149mg/dLとされており、150mg/dL以上になると「高トリグリセライド血症」と判断されます[4]。
採血のタイミングによって基準が変わることや、健康診断でどのように調べられるのかを知っておくと、結果票の数字を正しく受け止められます。
数値の意味を理解しておけば、少し高い程度で過剰に不安になることも、低い数値を見落とすことも少なくなるでしょう。
ここでは、中性脂肪の基準値と数値の見方を、いくつかの視点から整理していきます。
基準値は30〜149mg/dL
中性脂肪の基準値は、空腹時の血液検査でおおむね30〜149mg/dLとされています[1]。
この範囲におさまっていれば、中性脂肪の量は適切に保たれていると考えてよい目安です。
数値が149mg/dLを超えると高め、反対に30mg/dLを下回ると低めと判断され、どちらも体からのサインととらえることができます[1]。
健康診断の結果票では、中性脂肪の数値の横に基準範囲が示されていることが多く、自分の値が範囲のどのあたりにあるかを見比べると状態をつかみやすくなります。
同じ基準範囲内でも、上限の149mg/dLに近い数値が続いている場合は、早めに生活習慣を見直しておきたいところです。
まずは自分の中性脂肪の数値が30〜149mg/dLの範囲内かどうかを確認し、上限や下限にどれくらい近いかを見ておくのが良いでしょう。
150mg/dL以上は高トリグリセライド血症
中性脂肪が空腹時で150mg/dL以上になると、「高トリグリセライド血症」と判断されます[1]。
高トリグリセライド血症は、LDLコレステロールが高い状態やHDLコレステロールが低い状態とあわせて、「脂質異常症」と呼ばれる状態の一つです[4]。
健康診断で「中性脂肪が高い」と指摘される多くは、この高トリグリセライド血症にあたると考えられます。
中性脂肪が高い状態は自覚症状がほとんどないため、数値を指摘されてもピンとこず、放置してしまう方も少なくありません。
しかし放置すると、知らないうちに動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まることが知られています。
150mg/dL以上は対策を考えたい目安のため、健康診断で指摘されたら早めに生活習慣を見直しておくのが望ましいでしょう[4]。
空腹時と随時で異なる基準
中性脂肪の基準値は、採血が空腹時か食後かによって異なる点に注意が必要です。
中性脂肪は食事の影響を強く受けて変動するため、正確に調べるには、一般的に10時間以上の絶食後に採血する空腹時の検査が用いられます[4]。
一方で、食事の時間を問わずに採血する「随時」の場合は基準が高めに設定されており、175mg/dL以上が一つの目安です[4]。
健康診断の前日に脂っこい食事やお酒をとった、当日の朝に食事をとったといった場合、本来より数値が高く出ることがあります。
そのため、検査の前は決められた絶食の指示を守ることで、自分の本当の数値を正しく把握しやすいでしょう。
同じ中性脂肪でも採血のタイミングで見方が変わるため、自分の数値が空腹時か随時かを確認したうえで判断することが大切だといえます。
健康診断・血液検査での調べ方
中性脂肪は、健康診断や人間ドックの血液検査で手軽に調べることができます。
採血した血液から、中性脂肪のほかにLDLコレステロールやHDLコレステロールなどの脂質もまとめて測定されるのが一般的です。
中性脂肪はメタボリックシンドロームの診断基準にも使われており、健康状態を知るうえで重要な指標の一つとされています[4]。
多くの健康診断では空腹で採血するよう案内があり、前日の夜から当日の朝にかけて飲食を控えるよう指示されることが一般的です。
結果票に「要再検査」「要医療」などと書かれていた場合は、検査結果を持って医療機関を受診し、今後の方針を相談することがすすめられます。
中性脂肪の数値は血液検査で簡単に分かるため、健康診断を毎年受けて、数値の変化を確認していくことを心がけてみてください。
中性脂肪が高くなる主な原因
中性脂肪が高いと言われても、自分のどんな習慣が原因なのかがはっきりしないと、対策の立てようがないと感じますよね。
中性脂肪が高くなる背景には、食べすぎや糖質のとりすぎ、お酒の飲みすぎ、運動不足や肥満といった生活習慣が深く関わっています。
中には、加齢や体質、別の病気が関係している場合もあり、原因は一つとは限りません。
自分の生活のどこに原因がありそうかを知ることが、効果が期待できる対策を選ぶ第一歩になります。
ここからは、中性脂肪が高くなる主な原因を、身近な習慣を中心に見ていきます。
食べすぎ・糖質のとりすぎ
中性脂肪が高くなる最も身近な原因が、食べすぎと糖質のとりすぎです。
食事からとったエネルギーが消費する量を上回ると、余った分が肝臓で中性脂肪に作りかえられて蓄積していきます。
とくに、ごはんやパン、麺類などの主食や、お菓子・甘い飲み物に多く含まれる糖質は、とりすぎると中性脂肪に変わりやすいことが知られています。
食事の量は多くないつもりでも、間食やジュースが習慣になっていると、知らないうちに糖質をとりすぎているケースは少なくありません。
「脂っこいものは控えているのに数値が下がらない」という場合、原因が見落としがちな甘い飲み物やお菓子に隠れていることもあるでしょう。
まずは甘い飲み物や間食を減らすところから見直してみると、無理なく取り組みやすくなります。
アルコールのとりすぎ
お酒の飲みすぎも、中性脂肪を大きく押し上げる原因の一つです。
アルコールは肝臓で分解される過程で中性脂肪の合成を促す働きがあるとされ、飲む量が多いほど中性脂肪が作られやすくなると考えられています。
さらに、お酒の席では揚げ物やこってりしたつまみ、締めの炭水化物に手がのびやすく、こうした食べ物も数値の上昇に追い打ちをかけてしまうのです。
毎晩晩酌を欠かさない方や、平日は控えて週末にまとめて多く飲むという方は、中性脂肪が高くなりやすい状態にあるでしょう。
実際に、飲酒の量を見直しただけで中性脂肪の数値が改善したという方も少なくなく、お酒との付き合い方は数値に直結しやすいポイントです。
お酒を完全にやめる必要はなく、休肝日を設けたり一回の量を減らしたりするだけでも、中性脂肪の改善が見込めます。
運動不足・肥満・加齢
運動不足や肥満、加齢も、中性脂肪が高くなる大きな原因です。
体を動かす機会が少ないと、食事でとったエネルギーが消費されずに余り、中性脂肪としてたまりやすくなっていきます。
また、内臓脂肪が多くたまっている状態や、年齢を重ねて代謝が落ちてくることも、数値が上がりやすい背景の一つとして知られています。
デスクワーク中心で一日の多くを座って過ごす方や、若い頃と同じ食生活を続けている方は、消費するエネルギーが減っているぶん中性脂肪が上がりやすい状態です。
女性は閉経の前後でホルモンのバランスが変化し、それまでと同じ生活でも中性脂肪が上がりやすくなることがあると知られています。
年齢や体の変化とともに数値が動くのは自然なことのため、自分を責めすぎず、いまの体に合わせて生活を整えていくと安心です。
中性脂肪が高い場合のリスク
中性脂肪が高いと言われても、痛みなどの症状がないため、つい後回しにしてしまう方も多いですよね。
中性脂肪が高い状態を放置すると、自覚のないまま血管の中で動脈硬化が静かに進んでいきます。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞、脂肪肝や急性膵炎といった、命や健康に関わる病気のリスクが高まってしまうのです。
症状がないからこそ気づきにくく、数値が高い段階で対策を始めることが、将来の自分を守ることにつながります。
ここでは、中性脂肪が高い状態を放置したときに起こりうるリスクを整理していきます。
動脈硬化から心筋梗塞・脳梗塞へ
中性脂肪が高い状態で最も注意したいのは、動脈硬化が進みやすくなることです[2]。
中性脂肪が増えると、血管を守る善玉のHDLコレステロールが減り、血管の壁に脂質がたまりやすい状態になります。
その結果、血管は弾力を失って硬く狭くなり、血液の流れがスムーズでなくなっていくのです。
動脈硬化が進むと、心臓の血管が詰まる心筋梗塞や、脳の血管が詰まる脳梗塞など、命に直結する病気を引き起こすリスクが高まると報告されています[4]。
これらの病気は前ぶれなく突然起こることも多く、自覚症状がないからといって油断はできません。
血管の変化は症状が出る前から静かに進んでいくため、数値が高いと分かった段階で生活を見直しておくのが良いでしょう。
脂肪肝・急性膵炎のリスク
中性脂肪が高い状態は、血管だけでなく、脂肪肝や急性膵炎といった内臓の病気の原因にもなります。
体に蓄えきれないほど余った中性脂肪は、本来は脂肪をため込まないはずの肝臓にもたまり、これが脂肪肝で、放置すると肝機能の低下につながることがあります。
また、中性脂肪が極端に高くなると、すい臓に強い炎症が起こる急性膵炎のリスクが高くなってしまうでしょう。
急性膵炎はみぞおちから背中にかけての激しい痛みをともなうことが多く、重症化すると入院や集中的な治療が必要になることもあります。
とくに中性脂肪が500mg/dL以上の方は、急性膵炎の発症リスクが高いとされ、食事指導とあわせて薬物治療の開始が検討されるため、こうした内臓へのリスクにも気を配っておきたいところです[5]。
数値が高い状態が続いて不安なときは、自己判断で様子を見続けず、一度医療機関で相談しておくと安心して対処できます。
メタボリックシンドロームとの関係
中性脂肪は、メタボリックシンドロームを判断するための大切な指標の一つです。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪の蓄積に加えて、血圧・血糖・脂質のうち二つ以上が基準から外れた状態を指します[2]。
このうち脂質の基準には、中性脂肪が150mg/dL以上、またはHDLコレステロールが40mg/dL未満という項目が含まれています[2]。
そのため、中性脂肪が高い人は、メタボリックシンドロームに該当する、あるいはその予備群であることも少なくありません。
メタボリックシンドロームは、動脈硬化が進みやすく、生活習慣病が重なりやすい状態として注意が必要です。
中性脂肪が高いと指摘されたときは、腹囲や血圧、血糖値もあわせて見直すことで、体全体のリスクを把握しやすくなります。
中性脂肪と関係の深い生活習慣病
中性脂肪が高い状態は、単独の問題にとどまらず、ほかの生活習慣病とも深く関わっている点に注意が必要です。
中性脂肪が高い人は、糖尿病や脂肪肝、高血圧などをあわせ持っていることが多いと知られています。
これらは互いに影響し合い、重なることで動脈硬化をいっそう進めやすくするため、注意が必要です。
中性脂肪とほかの生活習慣病とのつながりを知っておくと、体全体の健康を意識した対策につながります。
ここでは、中性脂肪と関係の深い生活習慣病について整理していきます。
糖尿病・脂肪肝とのつながり
中性脂肪が高い状態は、糖尿病や脂肪肝と深く関わっています[2]。
糖質のとりすぎや肥満は中性脂肪を増やす原因であると同時に、血糖値を上げて糖尿病を招く要因にもなります。
また、余った中性脂肪が肝臓にたまると脂肪肝となり、脂肪肝があると中性脂肪がさらに上がりやすくなるという悪循環にもつながりやすいです。
健康診断で中性脂肪と血糖値、肝臓の数値がそろって高めと指摘される方も少なくありません。
これらは生活習慣という共通の原因を持つことが多いため、食事や運動を見直すと複数の数値が一緒に改善することも期待できます。
中性脂肪・血糖・肝臓の数値は連動しやすいため、一つだけでなくまとめて見直すことが、体全体の健康につながると考えられます。
高血圧・肥満との関係
中性脂肪が高い人は、高血圧や肥満をあわせ持っていることも多くみられます。
内臓脂肪が増えると中性脂肪が上がりやすくなるだけでなく、血圧も高くなりやすい傾向があります。
中性脂肪が高いと血液の粘度が高まり、血管への負担が増して高血圧につながりやすいです。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪に加えて血圧・血糖・脂質のうち二つ以上が基準を外れた状態であり、中性脂肪もその判断に使われます[2]。
複数の数値が重なって基準を外れている場合は、それぞれが少しの異常でも、動脈硬化のリスクが大きく高まると指摘されています。
中性脂肪だけでなく、血圧や体重もあわせて見直すことが、生活習慣病全体の予防につながるでしょう。
中性脂肪が低い場合|原因と注意点
中性脂肪は高いと問題視されますが、反対に基準値より低い場合は気にしなくてよいのか、と疑問に思う方もいますよね。
中性脂肪は低いほどよいというわけではなく、極端に低い場合には、栄養不足や別の病気が隠れていることもあります。
健康診断で低めの数値が出ても、多くの場合はすぐに問題になるものではありませんが、急に大きく下がった場合などは注意が必要です。
低い数値の意味を知っておくと、結果票の数字を一面的にとらえず、落ち着いて受け止められます。
ここでは、中性脂肪が低くなる原因や、低いときにあらわれやすい不調、気になるときの対処を整理していきます。
中性脂肪が低くなる主な原因
中性脂肪が低くなる背景には、栄養状態や体質、肝臓・甲状腺の働きなどが関わっていることがあります[6]。
極端な食事制限や過度な運動を続けていると、エネルギー源となる中性脂肪が不足し、数値が低くなりやすいです。
また、中性脂肪を作る肝臓の働きが低下したり、新陳代謝が活発になる甲状腺の病気があったりすると、中性脂肪が下がることが知られています[6]。
無理な減量を続けている方や、食事の量が大きく減っている方は、必要な栄養が足りずに数値が下がっていることもあるでしょう。
一方で、もともと体質的に中性脂肪を蓄えにくく、生活に問題がなくても低めに出る方もいます。
低い数値が続いて気になるときや、体調の変化をともなうときは、自己判断せず医療機関で相談しておくのが良いでしょう。
低いとあらわれやすい不調
中性脂肪が極端に低いと、エネルギー不足による不調があらわれることがあります。
中性脂肪は体を動かすエネルギーの蓄えのため、不足すると「疲れやすい」「休んでもスタミナが回復しにくい」といった状態につながりやすいです[6]。
また、中性脂肪は体温を保つ役割もあるため、低体温や手足の冷えとして感じられることもあります[6]。
さらに、中性脂肪に溶け込んで運ばれる脂溶性ビタミンが不足すると、肌荒れや抜け毛、免疫力の低下などにつながる場合もあるでしょう。
ただし、こうした不調は中性脂肪が極端に低い場合に起こりやすく、基準より少し低い程度であれば、すぐに症状が出るわけではありません。
低い数値に不調をともなうと不安になりやすいものですが、原因を知って対処すれば改善できることも多いため、過度に心配しすぎなくてよいといえます。
低い数値が気になるときの対処
中性脂肪が低いことが気になるときは、まず食事や生活を振り返ってみることが大切です。
無理な食事制限や栄養のかたよりが原因の場合は、主食やたんぱく質、適度な脂質をバランスよくとることで、数値が整っていくことが期待できます。
一方で、生活に大きな問題がないのに数値が低い、急に下がった、体調不良をともなうといった場合は、別の原因が隠れていることもあります。
だるさや食欲不振、体重の急な減少などをともなうときは、肝臓や甲状腺の病気が背景にある場合もあるため、放置しないことが大切です。
中性脂肪が低いだけで体調に問題がなければ、過度に心配する必要はありませんが、気になる変化があれば早めに確認しておくと安心です。
低い数値が続いて不安なときや体調の変化があるときは、一人で判断せず、医療機関で相談してみてください。
中性脂肪を下げる方法の基本
中性脂肪が高いと指摘されたら、どうやって下げればよいのか具体的に知りたくなりますよね。
中性脂肪を下げる方法の中心になるのは、食事の見直しや運動、節酒といった毎日の生活習慣を整えることです。
中性脂肪はコレステロールに比べて生活習慣の影響を受けやすく、見直しの成果もあらわれやすいため、無理のない範囲で続けることが数値の改善につながるでしょう。
ここでは下げ方の要点を整理しますが、食べ物や飲み物、運動の具体的な取り入れ方は、別の記事でさらにくわしく解説しています。
まずは、中性脂肪を下げるために押さえておきたい基本のポイントを見ていきます。
食事で気をつけるポイント
中性脂肪を下げる食事の基本は、糖質やアルコール、脂質のとりすぎを控えることです。
中性脂肪は、食べすぎた糖質やお酒から肝臓で作られやすいため、これらを控えめにすることが数値の改善に直結します。
また、揚げ物や脂身の多い肉など、脂質の多い食事を見直すことも、中性脂肪を下げる助けになります。
ごはんを大盛りから普通盛りにする、毎日のジュースを水やお茶に変える、揚げ物の回数を減らすといった工夫だけでも、無理なく取り組め効果的です。
完全に断つのではなく「いつもより少し減らす」を意識すると、ストレスをためずに続けやすいと感じる方も多いでしょう。
まずは甘い飲み物やお酒、揚げ物を少し減らすところから始めてみると、取り組みやすくなります。
青魚・食物繊維を取り入れる
中性脂肪を下げたいなら、青魚や食物繊維を意識して取り入れるのもおすすめです[4]。
いわしやさばなどの青魚に多いEPAやDHAには、中性脂肪を下げる働きが期待できると考えられています[4]。
また、野菜やきのこ、海藻、大豆製品に豊富な食物繊維は、糖や脂質の吸収をおだやかにし、食後の中性脂肪の上がりすぎを抑える助けになります[4]。
一日一食、肉のおかずを青魚に変えたり、食事の最初に野菜や海藻を食べたりするだけでも、無理なく取り入れられるでしょう。
食物繊維の多い食材はかさが増えて満腹感も得やすいため、食べすぎを防ぎたい方にも向いています。
毎日きっちりでなくても、青魚や野菜をこまめに食卓に加えていくことで、無理なく中性脂肪のケアを続けられて安心です。
とりたい食べ物・控えたい食べ物の整理
中性脂肪を下げるには、とりたい食べ物と控えたい食べ物を知っておくと取り組みやすくなります。
積極的にとりたいのは、EPAやDHAを含む青魚、野菜・海藻・きのこ・大豆製品などの食物繊維が豊富な食材です[4]。
反対に控えたいのは、糖質の多い甘いものや主食のとりすぎ、揚げ物や脂身の多い肉、そしてお酒です[4]。
朝食の菓子パンを和食に変える、間食のお菓子を無糖のヨーグルトにするなど、置きかえを意識すると無理なく取り組めます。
どれか一つの食材に頼るより、とりたいものを増やし、控えたいものを少し減らすという両面の意識が役立ちます。
すべてを一度に変える必要はないため、まずは一食分の置きかえから始めると、無理なく続けられて安心です。
運動を習慣にする
中性脂肪を下げるには、ウォーキングなどの有酸素運動を習慣にすることが効果的です。
体を動かしてエネルギーを消費すると、血液中で余っていた中性脂肪が分解されて使われ、数値の改善につながります。
有酸素運動は、週に150分ほどを目安に続けることで、中性脂肪が下がったという報告もあります[7]。
1日30分のウォーキングを週5日に分けたり、通勤でひと駅歩いたり、買い物に歩いて出かけたりと、生活に合わせて取り入れられます。
まとまった時間が取れない日は、こまめに立ち上がる、階段を使うといった工夫でも、運動量を積み重ねられると感じる方も多いでしょう。
いきなり長時間を目指さず、まずは毎日10分の歩行から始めて、少しずつ続けていくことを心がけてみてください。
お酒・睡眠・ストレスを見直す
食事や運動に加えて、お酒・睡眠・ストレスを見直すことも、中性脂肪を下げる助けになります。
お酒は中性脂肪を増やす大きな要因のため、休肝日を設けたり量を減らしたりするだけでも、数値の改善が見込めるでしょう[4]。
また、睡眠不足やストレスは食べすぎや飲みすぎを招きやすく、間接的に中性脂肪を上げる一因にもなります。
寝る前のスマートフォンを控えて睡眠の質を高めたり、軽い運動や趣味で気分転換をしたりする工夫も役立ちます。
完璧を目指さず、お酒を一杯減らす、いつもより少し早く寝るといった小さな見直しから始める方も多いでしょう。
一つずつでも生活習慣を整えていくことで、食事や運動の効果も引き出されやすくなり、無理なく続けられて安心です。
中性脂肪を下げる飲み物・お茶
毎日口にする飲み物を見直すだけでも、中性脂肪のケアに役立てられないかと考える方も多いですよね。
中性脂肪が気になるときの飲み物の基本は、甘い飲み物を控えて、水や無糖のお茶を選ぶことです。
緑茶やウーロン茶などには、脂肪の吸収をおだやかにする成分が含まれるものもあり、食事と組み合わせると役立ちます。
ただし、飲み物だけで数値が大きく下がるわけではないため、あくまで食事や運動の見直しと一緒に取り入れることが大切です。
ここでは、中性脂肪が気になるときの飲み物の選び方を整理していきます。
緑茶・ウーロン茶などのお茶を取り入れる
中性脂肪が気になるなら、緑茶やウーロン茶を毎日の飲み物に取り入れるのがおすすめです。
緑茶に含まれるカテキンや、ウーロン茶に含まれるポリフェノールには、脂肪の吸収をおだやかにする働きが期待できるとされています[8][9]。
さらに、砂糖の入った飲み物の代わりに無糖のお茶を選ぶこと自体が、糖質のとりすぎを防ぐことにもつながります。
食事のときのジュースを緑茶に変えたり、仕事中の飲み物を無糖のお茶にしたりするだけでも、無理なく続けやすいです。
温かくても冷たくても効果に大きな差はないため、季節や好みに合わせて選べる点も続けやすさにつながると感じる方も多いでしょう。
お茶だけで劇的に下がるわけではありませんが、毎日続けやすい習慣の一つとして役立つと考えられます。
甘い飲み物を控えて水やお茶にする
中性脂肪を下げるうえで効果的なのが、甘い飲み物を水やお茶に置きかえることです。
ジュースや加糖のコーヒー、清涼飲料水には多くの糖質が含まれ、中性脂肪を増やす原因になります。
液体に溶けた糖質は気づかないうちにとりすぎやすく、食事に気をつけていても数値が下がりにくい一因になりやすいです。
食事の前に水を飲むと、食べすぎを防いで中性脂肪の改善につながったという研究データも報告されています[10]。
毎日飲んでいた甘い飲み物を水やお茶に変えるだけで、数値が変わったと感じる方も少なくありません。
まずは1日1本の甘い飲み物をやめることから心がけてみてください。
中性脂肪が気になるときの受診の目安
中性脂肪が高い、あるいは低いと指摘されても、医療機関を受診すべきかどうか迷う方も多いですよね。
生活習慣を見直しても数値が改善しない場合や、数値が極端に高い・低い場合は、医療機関で相談することがすすめられます。
中性脂肪の数値の背景に別の病気が隠れていることもあるため、自己判断で抱え込まないことが大切です。
数値やリスクによっては、生活習慣の見直しに加えて、お薬による治療が検討されることもあります。
ここでは、中性脂肪が気になるときの受診の目安について整理していきます。
医療機関・オンライン診療への相談
中性脂肪の数値が気になるときや、下げ方に迷うときは、一度医療機関で相談してみるのがおすすめです。
医師に相談すれば、血液検査で中性脂肪やコレステロールの状態をくわしく確認できるうえ、自分の生活に合った具体的なアドバイスを受けられます。
数値やリスクによっては、生活習慣の見直しだけでよいのか、お薬による治療が必要なのかを医師が判断してくれるため、安心して取り組めるでしょう。
仕事や家事が忙しくて通院の時間が取りにくい方は、自宅にいながら医師の診察を受けられるオンライン診療を活用するという方法もあります。
健康診断で再検査をすすめられたまま放置している方も、こうした相談の場を利用することで、早めに一歩を踏み出しやすくなると感じるでしょう。
中性脂肪のことで気になることや不安があるときは、一人で悩まず、医療機関やオンライン診療で気軽に相談してみてください。
お薬による治療が検討されるケース
生活習慣を見直しても中性脂肪が下がらない場合や、数値が非常に高い場合は、お薬による治療が検討されることがあります[3]。
中性脂肪を下げるお薬にはいくつかの種類があり、数値の高さやほかの脂質の状態、持病の有無をふまえて、医師が一人ひとりに合わせて処方を判断するのが基本です。
中性脂肪が極端に高い場合は、急性膵炎などのリスクを避けるためにも、早めにお薬による治療が必要になることもあります。
お薬による治療を始めた場合でも、食事や運動の見直しは引き続き大切で、両方を組み合わせることでより数値の改善が期待できます。
お薬には効果が期待できる一方で副作用が起こる可能性もあるため、自己判断で飲んだりやめたりせず、医師の指示にそって続けることが欠かせません。
お薬が必要かどうかは自分では判断が難しいことのため、数値が気になるときは医療機関で相談し、医師の指示を仰ぐのが望ましいでしょう。
中性脂肪に関するよくある誤解
中性脂肪については、「太っていなければ大丈夫」「低いほど健康によい」といった思い込みを持っている方も少なくありません。
しかし、こうした思い込みのままでいると、必要な対策が遅れたり、反対に過剰に心配したりすることにつながります。
中性脂肪は体型や一面的なイメージだけでは判断できない脂質のため、正しい理解を持っておくことが大切です。
ここでは、中性脂肪についてよくある二つの誤解を取り上げ、正しい見方を整理していきます。
太っていなければ中性脂肪は気にしなくてよい?
やせていても、中性脂肪が高くなることはあるため、体型だけで安心はできません。
中性脂肪は、食事の糖質やお酒、運動不足などの影響を受けて上がるため、見た目が細い人でも数値が高くなることがあります。
とくに、甘いものやお酒をよくとる方、運動の習慣がない方は、体型にかかわらず中性脂肪が高くなりやすいといえます。
健康診断で「やせ型なのに中性脂肪が高い」と指摘されて驚く方も少なくなく、体型と数値は必ずしも一致しません。
反対に、体格がよくても生活習慣が整っていれば、中性脂肪が基準内におさまっている方もいます。
体型だけで判断せず、健康診断の数値そのものを確認することが、中性脂肪と上手に付き合う第一歩になります。
中性脂肪は低いほどよい?
中性脂肪は低いほどよいというわけではなく、低すぎる場合も体に影響することがあります[6]。
中性脂肪は体を動かすエネルギー源であり、体温の維持や脂溶性ビタミンの吸収にも関わっているため、不足するとさまざまな不調を招きやすくなります[6]。
高い場合に注目されがちですが、極端に低い場合にも、栄養不足や別の病気が隠れていることがあるのです[6]。
無理な食事制限を続けて中性脂肪が下がりすぎ、疲れやすさや冷えを感じるようになる方もいます。
数値は高くても低くても体からのサインととらえ、基準範囲内に保つことが理想的だと考えられます。
中性脂肪はゼロを目指すものではなく、高すぎず低すぎず、適切な範囲に保つことが健康につながるといえるでしょう。
中性脂肪に関するよくある質問
Q:中性脂肪とは何ですか?
A:中性脂肪はトリグリセリド(TG)とも呼ばれる脂質の一種で、体を動かすエネルギー源になる大切な成分です[1]。
体内の脂質の多くを占め、皮下脂肪や内臓脂肪として体温の維持や臓器の保護にも役立っています。
ただし増えすぎると動脈硬化などの原因になるため、適切な範囲に保つことが大切です。
Q:中性脂肪はいくつから高いですか?
A:空腹時の血液検査で中性脂肪が150mg/dL以上になると、「高トリグリセライド血症」と判断されるのが一つの目安です[4]。
基準値はおおむね30〜149mg/dLとされ、食後にはかる随時の場合は175mg/dL以上が目安になります[4]。
採血のタイミングで基準が変わるため、自分の数値が空腹時か随時かを確認すると安心です。
Q:中性脂肪が高いとどうなりますか?
A:中性脂肪が高い状態を放置すると、自覚のないまま動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まると指摘されています[4]。
さらに、脂肪肝や急性膵炎、肥満やメタボリックシンドロームにもつながることがあります。
自覚症状が出にくいぶん、数値が高いと分かった段階で早めに対策を始めることが大切です。
Q:中性脂肪が低いとどうなりますか?
A:中性脂肪が極端に低いと、エネルギー不足から疲れやすさや低体温、冷えなどの不調があらわれることがあります[6]。
無理な食事制限が原因のこともあれば、肝臓や甲状腺の病気が隠れているケースもみられます。
少し低い程度なら心配しすぎる必要はありませんが、急な低下や体調不良があれば医療機関で相談すると安心です。
Q:中性脂肪を下げる飲み物はありますか?
A:甘い飲み物を控えて、水や無糖の緑茶・ウーロン茶に置きかえるのがおすすめです。
緑茶のカテキンやウーロン茶のポリフェノールには、脂肪の吸収をおだやかにする働きが期待できるとされています[8][9]。
ただし飲み物だけに頼らず、食事や運動とあわせて取り入れることが大切です。
Q:中性脂肪はどれくらいで下がりますか?
A:中性脂肪は生活習慣の影響を受けやすいため、食事や運動を見直すことで、おおむね3か月ほどを目安に改善が期待できます[4]。
数日では大きく変わりにくく、毎日の積み重ねが少しずつ数値に反映されていきます。
すぐに変化が出なくても焦らず、続けることが大切です。
Q:中性脂肪とコレステロールはどう違いますか?
A:中性脂肪は主に体を動かすエネルギー源、コレステロールは細胞膜やホルモンの材料になる脂質で、役割が異なる脂質です。
どちらも血液検査でまとめて測られ、脂質異常症かどうかの判断に使われます。
中性脂肪が高い人は善玉のHDLコレステロールが減りやすいなど、互いに関係し合っています。
まとめ
中性脂肪はトリグリセリドとも呼ばれる脂質で、体のエネルギー源になる一方、増えすぎると動脈硬化を進める原因になります。
基準値は空腹時で30〜149mg/dLとされ、150mg/dL以上になると「高トリグリセライド血症」と判断されます[4]。
高い状態を放置すると、心筋梗塞や脳梗塞、脂肪肝などのリスクが高まるため、早めの対策が大切です。
反対に、極端に低い場合は栄養不足や別の病気が隠れていることもあり、低すぎる数値にも注意が必要です。
中性脂肪を下げるには、糖質やお酒を控え、青魚や食物繊維をとり、運動を習慣にするなど生活習慣の見直しが基本になります。
生活習慣を見直しても数値が改善しないときや、極端に高い・低いときは、自己判断せず医療機関へ相談しましょう。
数値の意味を正しく知り、できることから少しずつ取り入れて、無理なく中性脂肪と上手に付き合っていきましょう。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。お薬の服用に関しては必ず医師にご相談ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
