生理不順でホルモン剤を飲むと太るのか?
ホルモン剤を服用しても体重は増えないことが研究結果で示されており、直接体脂肪が増えるという医学的な根拠は確認されていません。
「産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023」には、低用量経口避妊薬(OC)や低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)について「体重増加には関与しない」と明記されています[2]。
複数の臨床試験を総合評価する国際的な医学研究機関「コクラン」では、49の臨床試験を分析した結果、ホルモン配合薬と体重増加との因果関係を示す十分な証拠はないと結論づけています[4]。
黄体ホルモン製剤についても、22の研究(11,450人対象)の分析から、6〜12か月間の使用における平均的な体重増加は2kg未満であったと報告されていました[5]。
体重増加の程度は、ホルモン剤を使用していない人と比べても大きな差はなかったと示されています[5]。
体重は、加齢や生活習慣にも左右されるものです。
ホルモン剤を服用中に体重が増えたとしても、お薬の影響なのか他の影響によるものなのかを区別することは難しいとの指摘もあります[5]。
一方、ホルモン剤の添付文書には副作用として「体重増加」が記載されています。
<体重増加の報告例(添付文書より)>
| 分類 | お薬の例 | 副作用の頻度 |
| 低用量ピル | ヤーズ配合錠 | 1〜5%未満[3] |
| 中用量ピル | プラノバール配合錠 | 0.1〜5%未満[6] |
| 黄体ホルモン製剤 | デュファストン錠 | 頻度不明[7] |
これはホルモン剤が脂肪を直接増やすのではなく、間接的な要因が影響して生じているものと考えられています。
ホルモン剤で「太る」といわれる理由
ホルモン剤の作用により直接脂肪が増えて太るという医学的な根拠はありませんが、間接的な作用が影響し「太った」と感じる可能性はあります。
間接的な影響として、おもに以下2つが考えられています。
- 水分貯留によるむくみ
- 食欲の変化
太る可能性のある仕組みを知っておくと、適切な対処につながります。まずは、2つの仕組みについて理解を深めていきましょう。
水分貯留によるむくみ
ホルモン剤で太ると感じる原因のひとつに、水分貯留によるむくみが考えられます。これは脂肪の増加とは異なり、体内の水分量が一時的に変化している状態です。
生理不順の治療に使われるホルモン剤には、エストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれています。
このうちエストロゲンには、体内に水分やナトリウムをため込む作用があります。ホルモン剤により体の水分量が増えやすくなる結果、むくみにつながることがあります。
とくに顔は皮膚が薄く、わずかな水分の増加でも影響を受けやすい部位です。手や足も心臓から離れていることから血流が滞りやすく、むくみが生じやすい傾向があります。
多くの場合、服用を続けるうちに緩和していきますが、むくみは生活習慣の影響を受けやすい症状でもあります。日頃からむくみ対策を取り入れることが望ましいでしょう。
食欲の変化
ホルモン剤の服用によって食欲が変化し、結果として体重が増加する可能性もあります。
プロゲステロン(黄体ホルモン)は、食欲を増進させる作用をもつホルモンです[8]。生理前に食欲が増す背景には、プロゲステロンの影響も関与していると考えられています。
体がホルモン剤に慣れないうちは、同じ仕組みで食欲に変化を感じる可能性は否定できません。
多くの場合、このような飲みはじめの変化は一時的であり、体が慣れるにつれて自然に落ち着くため過度に心配する必要はありません。
体調や気分の変化に気を配りながら、食事内容のバランスや間食のとり方を意識することが大切です。
生理不順の治療に使用されるホルモン剤とは
生理不順の治療では、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の合剤、または黄体ホルモン製剤が用いられます。
外部からホルモンを補うことでホルモンバランスを整え、生理周期を正常化させることが目的です。
「ホルモン剤」と一口にいっても、含まれるホルモンの量や組み合わせには複数の種類があります。医師は一人ひとりの症状や体質に合わせて、適切なお薬を選択します。
生理不順が起こる原因
生理不順とは、生理周期が正常範囲(25〜38日)から外れている状態や、生理周期が毎回大きく変動する状態を指します[1][2]。
生理不順の原因は多岐にわたりますが、多くはホルモンバランスの乱れによるものです。
女性の生理周期は、脳(視床下部・下垂体)と卵巣から分泌されるホルモンによってコントロールされています。
ストレスや過度なダイエット、急激な体重変化などでホルモンバランスが崩れると生理周期が乱れて月経異常が引き起こされます[1]。
また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や甲状腺機能異常なども生理不順を引き起こす代表的な疾患です[2]。
これらの状態を放置すると、不妊の原因になったり、骨粗しょう症や脂質異常症につながったりと将来の健康リスクに影響する可能性もあります。
ホルモン剤による治療は、単に月経を起こすことが目的ではなく、さまざまな病気を引き起こさないためにも大切なのです。
生理不順の治療で処方されるホルモン剤の種類
生理不順の治療に使用されるホルモン剤には、おもに以下3つの種類があります。
| 種類 | 含まれるホルモン | おもな目的・使われ方 |
| 低用量ピル(OC ・LEP) | エストロゲン(卵胞ホルモン)+プロゲスチン(黄体ホルモン) | ・月経困難症 ・生理不順の改善 ・避妊 など |
| 中用量ピル(プラノバールなど) | エストロゲン(卵胞ホルモン)+プロゲスチン(黄体ホルモン)※低用量ピルよりエストロゲン含有量が多い | ・月経困難症 ・月経異常、無月経の治療 ・月経移動 など |
| 黄体ホルモン製剤 | プロゲステロン(黄体ホルモン)のみ | 無月経や稀発月経などで、黄体ホルモン不足が疑われる場合 |
どのホルモン剤が処方されるかは、生理不順の原因や症状の程度により医師が総合的に判断して決定します。
低用量ピル(OC・LEP)
低用量ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲンの含有量が50μg未満)と黄体ホルモンを少量ずつ配合したお薬です。生理不順の治療以外にも避妊目的で使用されることもあります。
| 低用量ピルの種類 | おもな目的 | お薬の例 |
| LEP製剤(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬) | 月経に関する症状の治療 | ルナベル ヤーズなど |
| OC製剤:経口避妊薬 | 避妊目的 | マーベロン トリキュラー ラベルフィーユなど |
低用量ピルは毎日1錠ずつ服用しホルモンバランスを整えることで、生理周期を規則正しくコントロールする効果が期待できます。
飲みはじめは吐き気や頭痛などが起こることがありますが、多くの場合一時的な症状です。
なお、エストロゲンを含むお薬には血栓症のリスクがあるといわれています。40歳以上の方や、35歳以上で喫煙習慣のある方は服用が推奨されない場合があります[3]。
中用量ピル(プラノバール配合錠)
中用量ピルは、エチニルエストラジオールを50μg程度含む配合ピルであり、低用量ピルよりもエストロゲン含有量が多いお薬です。日本では「プラノバール配合錠」が使用されています。
無月経(3か月以上生理が来ない)や稀発月経(月経周期が39日以上)、頻発月経(月経周期が24日以内)の場合に、月経を起こす目的で処方されます。
中用量ピルを一定期間(通常3週間)服用したのち、中止すると「消退出血」という月経に似た出血が起こります。
生理不順の治療ではこの仕組みを利用し、ホルモン分泌のリズムを整えて自然な月経周期の改善を目指すのです。
中用量ピルはホルモン量が多いため、低用量ピルよりも吐き気などの副作用が現れる傾向があります。
一方、月経移動など生理を計画的に起こしたい場合には、より確実に生理周期を調整できるため、低用量ピルより適しているケースもあります。
黄体ホルモン製剤
黄体ホルモン製剤のみを用いる治療は「プロゲスチン療法(ホルムストローム療法)」といいます。デュファストンやヒスロン、プロベラなどが代表的なお薬です。
一定期間黄体ホルモンを補い、子宮内膜を分泌期へと変化させたのち服用を中止すると、内膜が剥がれ落ち消退出血が起こります。
エストロゲンが問題なく分泌されている方が対象であり、プロゲステロン不足が原因で生じている月経異常の治療に用いられます。
ホルモン剤を服用中にむくみが気になったときの対処法
ホルモン剤を服用中にむくみが気になる場合は、日常生活でできるセルフケアを取り入れましょう。バランスのとれた食事は、食欲の乱れを防ぐことにもつながります。
食事と生活習慣の2つの視点から、すぐに実践できる対策をご紹介します。できそうなものから少しずつ取り入れてみてください。
食事でできる対策
毎日の食習慣はむくみ対策の基本です。水分のとり方も意識したいポイントです。
| 対策 | 期待できる効果 |
| ・塩分を控える ・カリウムを含む食材を摂る | ・体内に余分な水分がたまらなくなる ・余分な塩分の排出が促される |
| ・水分はこまめに摂取する | ・体内に適度な水分量を保つことができる |
| ・バランスのとれた食事を意識する | ・食欲の乱れや過剰摂取を防ぎやすくなる |
食欲への対策として食べすぎないことは重要ですが、必要以上に食事量を減らすことも望ましくありません。栄養バランスを意識した食事を心がけましょう。
塩分を控える
塩分(ナトリウム)には体内に水分をため込む特徴があります。血液中にナトリウムが多くなると、体は濃度を薄めようと水分を保持する作用が働き、むくみが生じやすくなります。
塩分を摂りすぎないように、減塩を意識した食生活を心がけましょう。
<減塩の工夫>
- スナック菓子や加工食品、インスタント食品を控える
- 外食の頻度を少なくする
- 醤油やソースなどの調味料をかけすぎない
- だしや香辛料を上手に使い味付けする
- ラーメンやうどんの汁を残す
また、カリウムを多く含む食材を摂ることも大切です。
カリウムは、ナトリウムを体外に排泄するよう促す作用があり、余分な水分も一緒に排出されるため、むくみの軽減に効果的です。
<カリウムが豊富な食品>
- 海藻類:ひじき、わかめ、こんぶなど
- 緑黄色野菜:小松菜、ほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリーなど
- いも類:じゃがいも、さといも、さつまいもなど
- 果物:バナナ、みかん、りんごなど
減塩はむくみの軽減だけでなく高血圧などの生活習慣病予防にもなります。日本人の食事はもともと塩分が多い傾向があるため、この機会に食生活を見直してみてはいかがでしょうか。
水分はこまめに補給する
むくみを気にして水分摂取を控えるのは逆効果です。水分不足になると、体はかえって水分をため込むように働くためです。
水分を適度に摂取することで、体内の水分バランスが整い、老廃物や余分なナトリウムの排出が促されます。
以下を目安に、水分摂取を意識してください。
<水分摂取のポイント>
- 1日あたり約1.5L〜2Lを目安にする
- のどの渇きを感じる前に補給する
- 一度に大量の水分を摂らず「こまめ」を意識する
- 水分が不足しやすい起床時や入浴後は積極的に摂る
なお、カフェイン(コーヒーや紅茶、緑茶など)やアルコールには利尿作用があるため、水分補給としては適していません。水や麦茶などのノンカフェイン飲料を選んでください。
バランスのとれた食事を意識する
体重増加が心配だからといって、食事量を減らすのは避けましょう。必要以上に減らすと、代謝が落ちたり筋肉量が落ちたりする可能性があります。
1日3食、主食・主菜・副菜をバランスよく組み合わせてください。
- 主食(ご飯、パン、麺類など)
- 主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)
- 副菜(野菜、海藻、きのこなど)
とくに野菜や海藻、きのこ類は低カロリーで食物繊維が豊富なため、満腹感を得ながら摂取カロリーを抑えられます。
間食は糖分過多とならないように、ナッツ類やヨーグルト、果物などを選ぶとよいでしょう。
また、ゆっくりとよく噛んで食べることも大切です。満腹感が得られやすく、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できます。
生活習慣でできる対策
日々の生活で、血流を促す工夫を意識的に取り入れてみてください。
適度な運動はむくみ改善や体重管理だけでなく、ホルモンバランスを整えるためにも大切です。
温活やマッサージで血流を促す
むくみを放置すると、水分だけでなく老廃物もたまりやすくなります。
体を温めたりマッサージしたりして、血流を促すよう意識しましょう。リンパの流れもよくなり、むくみ軽減につながります。
<むくみに効果的なセルフケア>
- ぬるめのお湯(38〜40℃程度)にゆっくりと浸かる
- とくに3首(首・手首・足首)を温める
- ふくらはぎを中心にマッサージする
- 足首を回す、足指をグーパーするなどの簡単なストレッチを行う
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、下半身にたまった血液を心臓へ戻すポンプのような役割を果たしています。入浴中やお風呂上がりにマッサージを習慣にすると、むくみの解消に効果的です。
また、慢性的なストレスは自律神経の乱れから血行不良を招くことがあります。リラックス効果も兼ねて取り入れてみてください。
適度に運動する
有酸素運動を中心に、無理なく続けられる運動を意識しましょう。
運動には消費カロリーを増やすだけでなく、むくみの解消やストレス軽減などさまざまなメリットがあります。運動による健康的な体づくりは、ホルモンバランスを整えるためにも欠かせません。
まとまった運動時間が設けられなくても、少しの工夫で体を動かすことは可能です。
| 有酸素運動の例 | 日常生活で体を動かすコツ |
| ・起きたら軽くストレッチする ・日中にウォーキングする ・寝る前にヨガを取り入れる | ・エレベーターではなく階段を使う ・一駅分歩く ・デスクワーク中は1時間に1回立ち上がる ・家事をしながらつま先立ちやかかと上げをする |
注意したいのが、過度な運動や激しい運動です。急な体の変化がホルモンバランスに影響し、人によっては月経不順に影響する場合もあります。
急激な体重減少は生理が止まる原因にもなるため、無理なダイエットは避けてください。
ホルモン剤を服用する際に知っておきたいポイント
ホルモン剤は直接体のホルモンに作用するため、決められた使用方法を守ることが重要です。また治療中は、ホルモンバランスを整える体の土台づくりも欠かせません。
安心して生理不順の治療を受けるために、注意しておきたいポイントをご紹介します。
自己判断で服用を中止しない
ホルモン剤を服用している途中で、自己判断による中止は避けてください。
「太るのが怖い」といった理由で服用を止めると、安定していたホルモンバランスが変化し、生理周期が乱れる可能性があります。
飲んだり飲まなかったりを繰り返すことも、不正出血や体調不良につながることがあります。
気になる体調変化がある場合、まずは医師に相談しましょう。服用時間の変更やお薬の変更など、複数の選択肢からご自身に合う治療方針を検討してもらえます。
生活習慣の見直しも並行して行う
生理不順の改善には、ホルモン剤による治療と並行して生活習慣の見直しを行うことも大切です。
生理不順が起こる背景には、ストレスや不規則な生活リズム、肥満、過度な体重減少などが関与している可能性があります。
ホルモンバランスを整えるために、意識したいポイントは以下のとおりです。
| ポイント | 内容 |
| 睡眠 | 睡眠不足や質の低下は、ホルモンバランスの乱れにつながることがあります。 1日6〜8時間程度の睡眠を確保しましょう。 |
| ストレス管理 | ストレスはホルモンバランスに影響する可能性があります。 リラックスできる時間を作り、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。 |
| 食事・運動 | 極端なダイエットはホルモンバランスを乱す原因になります。 バランスのとれた食事と適度な運動を心がけてください。 |
生活習慣の改善は体重管理にも役立つため、治療と並行して取り組んでみてください。
体重や体調の変化を記録しておく
体重の変化を記録しておくのもおすすめです。記録を残すことで、体重の増減が一時的な変動なのか、継続的な変化なのかを客観的に判断しやすくなります。
体重は、食事や水分摂取、排泄、むくみの状態などによって、1日1〜2kg程度は変動するものです。数値に一喜一憂せず、長期的な推移を確認することが大切です。
起床してトイレを済ませたあとなど、毎日同じタイミングで測定すると、変化を把握しやすくなります。
また、体調変化も記録しておくと受診の際に役立つでしょう。症状の経過・程度を具体的に伝えられ、医師も治療方針を決める参考にもなります。
<記録しておくと役立つ項目>
- 体重の推移
- むくみの有無と程度
- 食欲や気分の変化
- 吐き気や頭痛
- 生理の状況(出血量、期間、痛みなど)など
ホルモン剤で生理不順を治療するうえでは、効果と副作用のバランスをみることが重要となります。
ご自身に合った治療を受けるためにも、スマートフォンのメモ機能やアプリなどを上手に活用しながら毎日の体調を記録しましょう。
生理不順のホルモン剤と体重に関するよくある質問
生理不順治療のホルモン剤と太ることに関して、よく寄せられる質問にお答えします。
不安や疑問を解消し、安心して治療に取り組みましょう。
ホルモン剤を飲むと必ず太りますか?
ホルモン剤を飲むと必ず太るわけではありませんが、むくみにより太ったように感じることは考えられます。また、食欲の変化により体重が増える可能性もあります。
ただし、ホルモン剤が直接的に脂肪を増やすという因果関係は医学的に認められていません。
適切な食事と運動を心がけることで、体重を維持しながら治療を続けることは可能です。太ることが心配な方は、服用開始前から体重を記録し、整った生活習慣を心がけましょう。
生理不順のホルモン剤を飲みながらダイエットしても大丈夫ですか?
ホルモン剤を服用しながらダイエットすること自体は可能です。
生理不順の改善には、適正体重を維持することが大切です。肥満が生理不順の一因となっている場合は、健康的な減量がホルモンバランスの安定につながることもあります。
ただし、極端なダイエットは控えてください。
短期間で体重を大きく減らすと、ホルモンバランスが乱れ、生理不順が悪化する可能性があります。
また、もともと生理不順の原因が急激な体重変動にある場合は、ダイエット自体を避ける必要があります。
自己判断が難しい場合は、ダイエットを始める前に医師へ相談してください。
ホルモン剤を服用中に体重が増え続ける場合はどうすればいいですか?
体重増加が心配な場合、まずは医師に相談しましょう。
多くの場合、ホルモン剤による一時的なむくみや食欲変化は、お薬が体に慣れると自然に落ち着きます。あまりにも体重が増え続ける場合は、ホルモン剤以外の原因も考えられるため、医師の判断が必要となります。
診察時には、体重増加がいつから始まったか、どのくらいのペースで増えているかを伝えましょう。むくみや息切れなどその他気になる症状があれば、あわせて伝えてください。
まとめ
生理不順の治療に使用されるホルモン剤について、服用によって直接的に体脂肪が増加するという医学的な根拠は確認されていません。
服用後に「太った」と感じる場合でも、水分貯留によるむくみや食欲の変化といった間接的な影響が考えられます。多くの場合一時的なものであり、服用を続けるうちに落ち着く傾向があります。
むくみが気になる場合は、減塩を意識した食事やカリウムを含む食品の摂取、適度な運動など、日常生活の中でできるセルフケアを取り入れてみましょう。
大切なのは、太るのが心配だからといって自己判断でホルモン剤を中止しないことです。ホルモンバランスが乱れ、生理不順がさらに悪化する可能性があります。
気になる症状がある場合、まずは医師に相談しましょう。体重や体調を記録しておくと、状況をより正確に伝えやすくなります。
正しい知識を身につけ、不安を抱えすぎずに、生理不順の治療に向き合っていきましょう。
