ヨクイニンとは?肌への効果・副作用を詳しく解説!

ヨクイニンとは、ハトムギの皮を除いた種子の部分のこと。漢方薬の成分としてもよく使われる生薬です。

この記事では、ヨクイニンの効果や副作用について詳しく解説します。

ヨクイニンの効果とは?

ヨクイニンは、イボの改善をはじめ、肌荒れ改善、デトックス効果、肥満・生活習慣病予防効果などが期待できます。詳しく見ていきましょう。

イボの改善効果

ヨクイニンは、イボに対する医療用漢方薬として使われています。

肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進したり、免疫機能にアプローチしてイボの原因となるウイルスに働きかけたりすることで、イボをなくす効果が期待できます。

ターンオーバーについては、ヨクイニンが体内の水分のバランスを整えたり、水分の代謝を促したりして、老廃物をスムーズに排出することで促進されると言われています。

肌荒れ改善効果

ヨクイニンにはターンオーバー促進や、消炎作用などの効果があり、これによって、肌荒れや肌のきめの乱れなどにも効果が期待できます。

また、膿の排出を促進するため、にきびにも効果が期待できます。

デトックス効果

ヨクイニンには、水分の代謝を促し、老廃物をスムーズに排出するデトックス効果も期待できます。そのため、むくみ解消や、腎臓の働きの改善にもよいとされています。

さらに、食物繊維が多く含まれているため、お通じがよくなることも期待できます。

肥満・生活習慣病予防効果

ヨクイニンには「9-ヒドロキシ-オクタデカン酸」という成分が含まれており、この成分に脂肪の代謝を促す作用があるとされており、ヨクイニンには肥満予防効果が期待されています。

ヨクイニンの効果が期待できるイボの種類

イボの種類症状の特徴原因その他
尋常性疣贅・一般的なイボ・皮膚の一部が盛り上がる・表面はザラザラ・肌色、白色、褐色が多い・手指や足の裏などにできやすいヒトパピローマウイルス
水いぼ(伝染性軟属腫)・直径1~3mm・やわらかいドーム状・表面はなめらか・肌色から淡紅色伝染性軟属腫ウイルス7歳以下の子どもに生じることが多い
青年性扁平疣贅・表面は平べったい・小さな突起がたくさんできる・小さく、茶色っぽい・シミと間違えることもある・顔、腕などにできやすいヒトパピローマウイルス・若い人(青年期)に発生する・難治性だが、年齢とともに自然に治ることもある
稗粒腫・1~2mmの白いぶつぶつ・目の近くや鼻先などにできることがある皮膚に袋状のものができ、角質がたまったものと考えられている・良性の腫瘍であり、放置しても問題ない
尖圭コンジローマ・乳頭状または鳥のとさか状・性器や肛門の周辺にできることが多い・性感染症・ヒトパピローマウイルス・ヨクイニンだけでは高い効果が期待できない・液体窒素による凍結療法、イミキモドクリームの外用など

なお、ヨクイニンは、脂漏性角化症(老化によって生じる、茶色~黒色のイボ)には効果は期待できません。

ヨクイニンの副作用

漢方にも副作用のリスクはあります。たとえば、胃の不快感、下痢、かゆみ、赤み、発疹などが挙げられます。

服用中に気になる症状があるときは、飲むのをやめて医師に相談しましょう。

ヨクイニンの処方ができない方

体質や持病によっては、ヨクイニンの処方に注意が必要な方がいます。以下に当てはまるような方は必ず医師に相談してください。

  • 薬や食べ物によるアレルギー症状(かゆみ、発疹など)が出たことがある
  • なんらかの病気の治療を受けている
  • 妊娠、妊娠している可能性がある
  • 授乳中

また、他の薬やサプリを飲んでいる場合は、お互いに効果が下がったり、逆に作用が強くなりすぎて体に悪影響を及ぼしたりすることがあるため、医師に相談してください。

イボ治療はクリニックフォアへ

クリニックフォアでは美容皮膚のオンライン診療を行っており、ヨクイニンも取り扱っています。スマホなどを使ってオンラインで診察を受けていただき、薬は配送するので、忙しい方でもイボ治療を受けやすくなっています。

また、対面診療ができるクリニックでは、炭酸ガスレーザーによるイボ治療も行っていますので、ご検討ください。

※自由診療 
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。