タチオンはどんな薬?
タチオンは、グルタチオンを主成分とした飲み薬や注射薬のことです。グルタチオンは複数のアミノ酸が結合した化合物(ペプチド)です。
また、グルタチオンは日本では医薬品成分ですが、海外では市販のサプリや化粧品にも含まれている成分です。
タチオンの効果・効能
タチオンは、保険診療では以下のような治療に使われます。
- 薬物中毒
- アセトン血性嘔吐症(自家中毒、周期性嘔吐症)(嘔吐を頻繁に繰り返すもの)
- 金属中毒
- 妊娠悪阻
- 妊娠高血圧症候群
- 慢性肝疾患における肝機能の改善
- 湿疹、皮膚炎、じんましん
- リール黒皮症(主に顔の皮膚が、紫褐色や紫灰色になる病気)
- 肝斑
- 炎症後の色素沈着
- 角膜損傷の治癒促進
- 放射線による白血球減少症
- 放射線による宿酔(頭痛、倦怠感、嘔吐などの副作用)
- 放射線による口腔粘膜の炎症
(参考)
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3922001B2041_3_04/
https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3922400D1060_3_06/
タチオンは美容効果あり?
タチオンには以下のような美容効果も期待でき、美容皮膚科などでは、美白や疲労回復、二日酔い改善目的でグルタチオンを含む注射や点滴の施術を行っていることがあります。
- 美白効果
- 美肌効果
- シミや肝斑の予防・改善
- 毒素や活性酸素の排出
- 疲労回復
- 肝機能改善
- 二日酔い改善
グルタチオンは人間の体内にも存在しており、肝臓でつくられ、肝臓に特に多く存在するものです。しかし、20代をピークに年齢とともに減少してしまい、これが老化の一因だと言われています。
グルタチオンは肝臓の機能を改善し、代謝をよくするとされており、肌をはじめとするアンチエイジングに効果が期待できます。さらに、メラニンの生成抑制効果、抗酸化作用などによって、肌荒れやシミの予防・改善効果が期待できる、お肌にとってとても嬉しい成分なのです。
タチオン注射・点滴と飲み薬の違い
タチオンには注射や点滴と、飲み薬がありますが、両者には体への吸収効率や即効性に違いがあります。
飲み薬は、有効成分が吸収される前に分解されてしまったり、効果が出るまでに時間がかかったりすることが多いです。一方、注射や点滴は、有効成分を直接血管に入れるので、即効性や高い効果が期待できると言われています。
クリニックフォアのグルタチオン点滴・注射
クリニックフォアではグルタチオンを含む点滴と注射を行っています。ここでは各メニューについてご紹介します。
なお、約30種類の成分から、追加成分を選んでカスタマイズすることも可能です。
白玉注射
グルタチオン800mg、ビタミンC1000mgを配合した注射です。
白玉注射は、海外のセレブの間でも人気が高い美白注射。強い抗酸化作用を持つグルタチオンが酸化ダメージから肌の細胞を守り、メラニンを抑制します。肌の白さを引き出す肌色メラニンも生成してくれます。
疲労回復効果も同時に期待できますよ。
ホワイトカクテル注射
グルタチオン1200mg、ビタミンC3000mg、トラネキサム酸500mg、システイン80mg、
α-リポ酸25mgを配合した注射です。
グルタチオン、ビタミンCともに白玉注射よりも含有量が多く、同じく抗酸化作用が期待できるα-リポ酸も配合。
さらに、肝斑改善にも効果が期待できるトラネキサム酸とシステインも配合しています。
ホワイトプレミアム点滴
グルタチオン1400mg、ビタミンC5000mg、トラネキサム酸750mg、システイン160mg、
α-リポ酸25mg、ビオチン2mgを配合した点滴です。
ホワイトカクテル注射の成分量を多くして点滴するので、とにかくたくさん成分を入れたい方はこちらを選ぶとよいでしょう。
プラチナカクテル点滴
グルタチオン、ビタミンC、トラネキサム酸、システイン、α-リポ酸、ビチオン、ビタミンB1、B2、B3、B6、グリチルリチンの11種類の美白・美肌成分を配合した点滴です。
メラニンをつくるメラノサイトの活性を抑える他、ターンオーバーの調整、肌の炎症を鎮めるなどのさまざまな効果が期待できます。
水光注射(ホワイトクリスタル)
水光注射は、複数の極細針を備えた専用のマシンで肌を吸引しながら、美肌成分を注入する施術です。
メインの成分はヒアルロン酸で、クリニックフォアでは次世代型ソフトヒアルロン酸を使用。さらに、肌悩みに合わせて以下のような成分も追加が可能です。
- シミ、そばかす、肝斑の改善、透明感がほしい:グルタチオンなど
- たるみによる毛穴開き改善:アスタキサンチンなど
- 小じわ改善:塗るボトックスと呼ばれるアルジルリンなど
- アンチエンジングしたい:バイオステムセル(幹細胞)を使用した美容液など
疲労回復プレミアム点滴
ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、ビタミンC、グルタチオン、グリチルリチンを配合した点滴です。
豊富なビタミンが疲れた体に活力を与え、グルタチオンとグリチルリチンが肝臓をサポート。疲労回復だけでなく、体調改善、二日酔いの予防、軽減などにも効果が期待できます。
タチオン注射・点滴の施術時間・頻度
施術時間は、注射の場合は5~10分、点滴の場合は20~30分程度が目安です。十分な効果を継続的に得たい場合は、1~2週に1回受けるとよいでしょう。
タチオンの副作用、痛み
どんなお薬でも、効果の反面、副作用のリスクがあります。タチオンの場合、稀に、発疹、食欲不振、悪心・嘔吐、胃の痛みなどの副作用が現れることがあります。
また、こちらも稀ですが、アナフィラキシー(重いアレルギー反応)が生じることがあります。顔面蒼白、血圧低下、脈拍の異常などが生じた場合はすぐに医師に知らせましょう。
また、点滴の場合、急速に投与すると血管の痛みや吐き気を感じることもあります。
タチオンの投与ができない方
体質や持病によっては、タチオンの投与に注意が必要な方がいます。授乳中は特に注意が必要なので、必ず医師に相談しましょう。
それ以外にも、持病や、治療中の病気、服用している薬などがある場合は必ず医師に伝えてください。
タチオンの費用
クリニックフォアでは、自由診療でグルタチオンを含む注射や点滴を行っています。初回であれば施術カウンセリング料税込3,850円のほかに施術金額は以下の通りです。
- 白玉注射:3,800円(税込4,180円)
- ホワイトカクテル注射:7,800円(税込8,580円)
- ホワイトプレミアム点滴:11,800円(税込12,980円)
- プラチナカクテル点滴:17,800円(税込19,580)
- 水光注射(ホワイトクリスタル):36,000円(税込39,600円)~
- 疲労回復プレミアム点滴:9,800円(税込10,780円)
※同じ施術メニューで2回目以降の場合は、カウンセリング費用は発生しません。
※同じ施術メニューで診察をご希望の場合は、カウンセリング(再診:税込1,650円)費用が発生いたします。
※当院で施術を受けたことがある方で、新しい施術を受ける場合は、カウンセリング(再診:税込1,650円)費用が発生いたします。
※VISIAを用いた肌診断もご案内可能です (四谷院以外)
タチオンは通販で購入できる?
タチオンの飲み薬は、個人輸入という形でネットで購入することができます。しかし、このようなところで購入したお薬は、偽物の可能性があったり、副作用などが生じたときに対応が難しかったりと、リスクが大きいです。
そのため、タチオンを扱っている病院を受診するようにしてください。
グルタチオン注射・点滴はクリニックフォアへ
クリニックフォアでは、美白目的の「白玉注射」や、疲労回復目的の「疲労回復プレミアム」など、グルタチオン入りの注射や点滴を、対面診療で行っています。
また、美容皮膚のオンライン診療も行っており、くすみ、シミ、肝斑の改善、美白の他、毛穴、乾燥、しわ、たるみなど、さまざまな肌悩みに効果が期待できるお薬やスキンケアアイテムをご用意しています。
オンライン診療では、スマホなどを使ってオンラインで診察を受けていただき、お薬は配送するので、忙しい方でも続けやすくなっています。まずは受診をご予約ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
当院で取り扱っているお薬の注意事項
クリニックフォアでは、国内未承認医薬品および承認医薬品の承認とは異なる目的で使用している医薬品がございます。
セラピューティック用トレチノイン
未承認医薬品等 | トレチノインは、美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 日本国内未承認医薬品・医療機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断の下、輸入をしたものになります。 輸入された医薬品の入手経路について詳細は下記URLをご確認ください。 当院で輸入している医薬品の入手経路について また、個人輸入サイト等を通して一般の方が医薬品を購入して使用するリスク・健康被害に関しては、厚生労働省から注意喚起が出されております。 個人輸入された医薬品等の使用によるリスク |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の外用薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 同成分がアメリカ食品医薬品局(FDA)でシワ・ニキビ治療薬として承認されています(承認年月日:1998/12/24)。 安全性等に関わる情報としては、赤み・ヒリヒリ感・皮むけといった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
シナール
未承認医薬品等 | シナールは、消耗性疾患や色素沈着などの治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 安全性等に関わる情報としては、胃不快感 、悪心、嘔吐、下痢といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
ノイロビタン
未承認医薬品等 | ノイロビタンは、消耗性疾患の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 安全性等に関わる情報としては、腹部膨満 、便秘、嘔気、下痢といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
ハイチオール
未承認医薬品等 | ハイチオールは、湿疹や蕁麻疹の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 安全性等に関わる情報としては、悪心、下痢といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
ユベラ
未承認医薬品等 | ユベラは、ビタミンE欠乏症や末梢循環障害の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 安全性等に関わる情報としては、胃部不快感、下痢、発疹といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
タチオン
未承認医薬品等 | タチオンは、薬物中毒やアセトン血性嘔吐症の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 安全性等に関わる情報としては、悪心、胃部不快感、食欲不振といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
トラネキサム酸
未承認医薬品等 | トラネキサム酸は、湿疹や蕁麻疹の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚を目的とした処方は国内で承認されていません。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | 国内では美容皮膚を目的として承認されている同成分の内服薬はありません。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | トラネキサム酸はアメリカ食品医薬品局(FDA)で重度月経出血(月経過多)治療薬として承認されていますが、諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。 安全性等に関わる情報としては、食欲不振、吐き気といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |
ビマトプロスト
未承認医薬品等 | ビマトプロストは、緑内障・高眼圧症の治療薬として厚生労働省に承認されています。また、同成分であるグラッシュビスタは、まつ毛貧毛症の治療薬として厚生労働省で承認されています。 |
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入手経路等 | 当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。 |
国内の承認医薬品等の有無 | ビマトプロストと同成分の製品が、まつ毛貧毛症治療目的として国内で承認されています。 |
諸外国の安全等の情報 および副作用 | 同成分がアメリカ食品医薬品局(FDA)でまつ毛貧毛症治療目的として承認されています(承認年月日:2008/12/24) 安全性等に関わる情報としては、色素沈着・虹彩色素過剰・瞼溝深化・眼瞼下垂といった症状が記載されています。 |
医薬品副作用被害救済制度について | 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |