目の下のたるみでお悩みのあなた!医師が教える対処法を解説

目の下のたるみは、主に加齢が原因となって現れます。この記事では、目の下のたるみの原因や治療法、セルフケア方法などを紹介します。鏡を見てため息をついている方は、ぜひ最後までお読みください。

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目の下のたるみの原因

まずは目の下がたるんでしまう原因を見てみましょう。主な原因は、皮膚の弾力の減少、筋肉の衰え、脂肪などです。

皮膚の弾力の減少

目の下は、顔のなかでもとくに皮膚が薄い部分です。さらに皮脂を分泌する皮脂線が少ないため、乾燥しやすく、紫外線や摩擦などのダメージを受けやすいという特徴があります。

乾燥は皮膚の弾力に欠かせないヒアルロン酸を減少させ、柔軟性を奪うことから、皮膚のたるみを引き起こします。

また、皮膚の弾力を保つのに必要なコラーゲンやエラスチンは、表皮の下にある真皮にある線維芽細胞によってつくられますが、紫外線ダメージや加齢によって産生量が減少し、劣化することがわかっています。とくに紫外線のなかでもA波は、真皮層に到達してコラーゲンやエラスチンを変性させるため、たるみの原因となりやすいのです。

目の周りの筋肉の衰え

目の周りには「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉があり、まばたきをしたり涙を集めたりする働きをしています。年齢を重ねるとしだいに筋力が衰えてくるため、眼輪筋が皮膚を支える力も弱くなり、目の下のたるみを引き起こします。

また、スマホやパソコンなどを長時間凝視してまばたきが少なくなると、眼輪筋の筋力が低下して目の下にたるみが生じることがあります。若い方で目の下のたるみが気になる場合は、スマホなどで目を酷使していることを原因として疑ってもいいでしょう。

表在性筋膜(SMAS)のゆるみ

表在性筋膜(SMAS)とは、皮膚の奥にある皮下組織と表情筋の間の「肌の土台」ともいえる膜のことです。表在性筋膜はコラーゲンでできており、表皮と土台をつなぐ役割をしています。

ところが年齢を重ねると筋膜やコラーゲンが劣化してゆるみ、皮膚を支えきれなくなるため、目の下がたるんでしまうのです。

目の下のふくらみは脂肪が原因

たるみのように見えても、実はたるみではなく、目の下の脂肪が露出し、たるみのようにふくらんで見えることがあります。

原因となるのは、「眼窩脂肪(がんかしぼう)」という、眼球を囲むように存在している脂肪です。本来、眼窩脂肪は目の周りの脂肪や筋肉、皮膚などによって支えられているのですが、加齢によってこれらが衰えると、脂肪が前に出てきて目の下のふくらみとなって現れるのです。

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目の下のたるみの治療法

できてしまった目の下のたるみは、美容治療で改善を目指すのも一つの方法です。具体的な治療法を見ていきましょう。

HIFU

HIFU(ハイフ)とは、超音波エネルギーを皮下組織やSMAS筋膜に照射し、熱でたるみを引き締める治療法です。超音波の熱はコラーゲンを作り出す線維芽細胞に刺激を与えるため、コラーゲンの産生を促すことでたるみの引き上げ効果が期待できます。

HIFUの機械にはいくつかの種類がありますが、クリニックフォアでは、皮膚の浅い層にもアプローチできる機械をご用意しています。目の下のたるみの引き上げ以外にも、シワ改善やリフトアップ効果も期待できます。

施術時の痛み・チクチク感を感じることがある(個人差あり)
・必要な方は麻酔も可能
効果の持続期間半年~1年程度
治療間隔半年に1回程度
ダウンタイムほぼない
起こりうる副作用しこり、赤み、腫れ熱傷、一時的な感覚の変化など(機器によっても異なる)
その他当日からメイクができる

RF治療

RF治療とは、高周波のラジオ波を照射し、その熱エネルギーで皮膚の奥にある真皮層や脂肪層の組織を立て直す治療です。HIFUとの違いは、HIFUは狭い範囲を狙って治療するのに対し、RF治療は比較的広い範囲に照射できるという点にあります。

施術時の痛み軽い痛みを感じる程度
効果の持続期間半年~1年程度
治療間隔半年~1年程度
ダウンタイム1週間程度
起こりうる副作用赤み、やけど、ほてりなど
その他施術直後からメイク可能

レーザー治療

レーザーを照射して、皮膚がダメージから修復する過程でコラーゲンが生成されるのを促す治療です。照射するレーザーの強さや密度はコントロール可能で、ダウンタイムを抑えたい場合も相談可能です。目の下のたるみ治療のほか、ニキビ跡やちりめんジワなどの改善にも使われます。

施術時の痛み・輪ゴムで弾かれたような痛み
・表面麻酔の使用可能
効果の持続期間3ヶ月から1年程度
治療間隔1ヶ月
ダウンタイム軽い場合は1日、長くても2週間程度
起こりうる副作用赤み、腫れ、かゆみ、ひりつきなど
その他炎症が落ち着いた3~5日後からメイク可能

ヒアルロン酸注入

たるみが気になる部分に細い針でヒアルロン酸を注入し、皮膚に弾力をもたらす治療です。施術する部位や注入量などは調節可能なため、肌悩みに合わせた治療ができます。たるみ治療以外にも、フェイスラインのリフトアップやシワ治療にも使われます。

施術時の痛み冷却し、極細の針を使うため、麻酔がなくても施術可能
効果の持続期間6〜12ヶ月程度
治療間隔1年に1~2回
ダウンタイム長くても4日程度
起こりうる副作用腫れ、内出血、血管閉塞、左右非対称、軽度の痛みなど
その他施術から2週間程度は顔を圧迫しないように注意が必要

ボトックス注射

ボツリヌス菌から抽出したたんぱく質を注入し、筋肉を麻痺させることでたるみやシワ改善を図ります。クリニックフォアで使用しているのは、世界でも高いシェアを誇るアラガン社の製剤で、アラガン社から認定された医師のみが施術しています。

施術時の痛み・注射針を刺す痛み
・麻酔の使用も可能
効果の持続期間おおむね3ヶ月~6ヶ月程度
治療間隔3〜4ヶ月毎
ダウンタイム赤みや内出血などが数日程度
起こりうる副作用赤み、痛み、腫れ、内出血、倦怠感、脱力感など
その他・施術後は激しい運動や長風呂
・サウナは禁止
・マッサージは施術後1週間ほど禁止

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射とは、減らしたい部位の脂肪を溶かして排出する注射です。施術が短時間ですみ、ダウンタイムもほとんどないのが特徴です。ただし、1回注射を打っただけですぐに効果が現れるわけではありません。3回程度の施術が必要なため、即効性を期待する方には向かないかもしれません。

施術時の痛み・強い痛みはありません
・麻酔の使用も可能
効果の持続期間脂肪細胞の数を減少させるため、元に戻りにくい
治療間隔・1~2週間に1回
・合計3回程度
ダウンタイムほぼない
起こりうる副作用赤み、内出血、腫れ、痛み、かゆみなど
その他当日は激しい運動は禁止

脂肪除去(切開)

下まつ毛の下を切開し、脂肪を除去する治療です。縫合後は、約1週間後に抜糸をするまで縫った糸が見える状態で過ごします。また、傷跡が目立たなくなるまでには1ヶ月程度かかることもあります。

施術時の痛み局所麻酔を使うため、痛みはほとんど感じない
効果の持続期間半永久的
治療間隔一度の施術で完了
ダウンタイム・患部の腫れが数日程度
・赤みが1ヶ月程度
起こりうる副作用腫れ、違和感、ツッパリ感、内出血、かゆみ、むくみなど
その他当日はアイメイクは控える

目の下のたるみのセルフケア方法

最後に、目の下のたるみ対策としておすすめのセルフケア方法を5つ紹介します。

スキンケアの見直し

たるみは乾燥やハリ・弾力不足から引き起こされることがあります。まずはしっかりとスキンケアを見直しましょう。

【おすすめの成分】

  • コラーゲン(肌の水分量を高める)
  • ビタミンC(コラーゲンの生成を助ける)
  • レチノール(ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促す)

このほか、基本的に皮膚科などの医療機関で飲み取り扱いのある「ドクターズコスメ」を使うという方法もあります。

また、スキンケアのときにはこすらないことも大切です。とくにクレンジングや洗顔のときはついゴシゴシとこすってしまいがち。摩擦はたるみの原因のひとつなので、十分注意しましょう。

さらに、紫外線対策もたるみ予防に欠かせません。紫外線は、肌にハリ・弾力をもたらすコラーゲンを破壊します。季節をとわず、年間を通してUV対策をしてください。

マッサージ

マッサージをすることで、筋肉のコリをほぐし、血流を促す効果が期待できます。摩擦で皮膚にダメージを与えないよう、マッサージクリームなどを使ってやさしく行いましょう。

また、頭皮は顔の皮膚とつながっているため、頭皮が硬くなっていると、表情筋が衰えてたるみを生じることもあります。両手で頭皮を小刻みに動かすようにマッサージすると、頭皮がやわらかくほぐれて目の下のたるみケアに効果的です。

ツボ押し

ツボ押しは、目の疲れをほぐし、血流を促す効果が期待できます。仕事や家事の合間に、次のようなツボを指の腹で軽く押してみましょう。

ツボ場所期待できる効果
球後(きゅうご)目尻の下目の周りの筋肉を鍛えて、肌を引き締める
太陽(たいよう)目尻の外側にあるくぼんだ部分血流を促し、新陳代謝をサポート
四白(しはく)小鼻の横(瞳の直下)目の周りの血流を促す
攅竹(さんちく)眉頭の下目の腫れや疲労をケア

顔の筋肉のトレーニング

目の周りにある眼輪筋が衰えると、目の下のたるみにつながります。筋力が低下しないように、トレーニングで鍛えましょう。

こちらでは2つの方法を紹介しますが、鏡を見ながらおでこや眉間にシワができないように意識しながら行うのがコツです。

①眼輪筋のトレーニング

目をギュッと閉じて数秒キープしてから、ゆっくりと力をゆるめて眉を上げ、目を大きく開けます。このまま数秒キープし、ゆっくりと元に戻します。

②まぶたのトレーニング

左右の手のひらをそれぞれの眉の上にのせ、両目を大きく開きます。おでこが動かないように意識しながら力いっぱい目を開いて数秒静止するのを10回繰り返したら、次に口を「お」というときの形にして、鼻の下を思い切り下に下げます。このあと、視線を上に向けて下まぶたを下に伸ばし、数秒キープしてから、ゆっくりと元に戻します。

目の疲れのケア

目の疲れが重なると、目元のたるみを引き起こす原因となります。とくに注意したいのは、スマホやパソコンなどです。凝視し続けることで無意識のうちに目を酷使し、眼輪筋の筋力を衰えさせてしまうおそれがあります。スマホやパソコンを使うときは、なるべく長時間連用しないように注意し、こまめに目を閉じて休憩を取り入れるようにしましょう。

また、あたたかいタオルやアイマスクをあてると、血流をよくしたり、筋肉をほぐしたりする効果が期待できます。このほか、ドライアイ用の目薬を使用したり、室内が乾燥しないように湿度を上げることも、目の疲れの予防につながります。

目の下のたるみのお悩みはクリニックフォアの美容皮膚科へ

目の下のたるみはセルフケアで予防・改善も望めますが、即効性や確実性を求めるなら、美容医療を検討するのも一つの方法です。

クリニックフォアの美容皮膚科では、目の下のたるみにアプローチするHIFUやヒアルロン酸注入、ボトックス注射など、さまざまな治療を行っています。

お顔の悩みを医療で解決したい方は、受診をご検討下さい。

※医師の判断により治療ができない場合があります。

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。 

※自由診療

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