ノロウイルスの適切な消毒方法とは?消毒液の作り方や場所別の対策を紹介

「家族がノロウイルスにかかったけど、どうやって消毒すればいいの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
ノロウイルスは感染力が非常に強く、わずか10〜100個程度の少量のウイルスでも感染する可能性があるとされています[1]。
吐いたものや便には大量のウイルスが含まれており、適切に処理しなければ家庭や学校、保育園などで広がることも少なくありません。
一般的なアルコール消毒は効果が十分ではないため、正しい消毒方法を知っておくことが大切です。
この記事では、ノロウイルスに効果的な消毒液の作り方や場所別の消毒方法、吐いたものの正しい処理方法を詳しく解説します。

消毒以外に大切な感染対策や、万が一感染した場合に活用できるオンライン診療についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ノロウイルスの消毒に有効な方法とは

ノロウイルスを消毒するには、ウイルスを失活(感染力を失わさせること)させる方法を選ぶ必要があります。

具体的には以下2つの方法が有効とされています[2]

  • 次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)による消毒
  • 85℃以上の加熱処理

一般的な消毒用アルコールや逆性石けんでは、ノロウイルスに対する効果が限定的とされるため注意が必要です。

ここでは、それぞれの消毒方法の特徴について解説します。

次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)による消毒

厚生労働省では、ノロウイルスを失活する方法として次亜塩素酸ナトリウムの使用を推奨しています[2]

次亜塩素酸ナトリウムには強い酸化作用があり、ウイルスのたんぱく質、遺伝子などを変性させて失活させる効果が期待できるためです。

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、ハイターやブリーチなど市販の塩素系漂白剤を水で薄めることで作れます。

一般的に1000ppm(0.1%)の濃度または200ppm(0.02%)の濃度に調整して使用します。

どちらの濃度を使うかは消毒する対象や用途によって異なるため、正しい知識を身につけ適切に使い分けることが大切です。

85℃以上の加熱による消毒

ノロウイルスの消毒には、熱湯による加熱処理も有効な方法です。ノロウイルスは高温に弱く、調理器具などは85℃以上で1分間以上の加熱が有効とされています[2]

食器や下着、ふきん、タオルなど熱に強いものは、大きな鍋で煮沸するとよいでしょう。

布系のものは塩素系漂白剤では色落ちが懸念されますが、熱湯消毒であれば変色を防ぎながら消毒できます。

すぐに次亜塩素酸ナトリウムが用意できない場合や、次亜塩素酸ナトリウムが向いていない素材には加熱消毒を取り入れてみてください。

アルコール消毒の効果について

一般的なアルコール消毒は、ノロウイルスに対して効果が十分ではないとされています。これはノロウイルスが「エンベロープ」という脂質の膜を持たないためです。

インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなどはエンベロープという膜を持っており、アルコールによって構造を壊すことができます。
一方、ノロウイルスはもともとエンベロープを持たないため、アルコールの効果がでにくいのです。

近年はノロウイルスへの効果が期待できる「酸性アルコール製剤」も販売されています。
しかし基本的には、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒や加熱消毒が推奨されています。

アルコールは、次亜塩素酸ナトリウム消毒液や手洗いの代用にはなりませんが、一般的な感染症対策としては有効です。手洗いがすぐにできない場合の補助として活用してください[2]

次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、市販の塩素系漂白剤(ハイター、ブリーチなど)を水で希釈することで簡単に作ることが可能です。

市販の塩素系漂白剤の多くは、有効成分として約5%の次亜塩素酸ナトリウムを含んでいます[3]

この5%の濃度を、用途に応じて薄めて使用します。必要な濃度は使用目的によって異なるため、用途に合わせて正しく希釈することが重要です。ラベル表示で濃度を確認したうえで希釈してください。

次亜塩素酸ナトリウム消毒液の濃度と用途の目安

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、使用する目的や汚染の程度によって、200ppmと1000ppmの2種類の濃度を使い分けます。

嘔吐物や便が付着したものの処理には1000ppm、感染予防として手が触れる場所を拭き取る場合は200ppmが適しています。

主な使い分け方法は以下のとおりです[2][3][4]

濃度主な用途具体例
200ppm(0.02%)感染予防のための消毒
1000ppm(0.1%)嘔吐物
・便など汚染物への対応

濃度が高いほど消毒効果は高まりますが、素材への影響(漂白・腐食)も懸念されます。用途に応じて適切な濃度を選びましょう。

200ppm(0.02%)消毒液の作り方|日常の消毒用

市販の塩素系漂白剤(濃度約5%)を約250倍に薄めると、200ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液になります。

500mLのペットボトルのキャップは約5mLです。計量カップがない場合は、ペットボトルのキャップを活用して希釈できます。

<消毒液の作り方(200ppm/0.02%)[3]

塩素系漂白剤の量水の量
10mL(キャップ約2杯)2.5L
約2mL(キャップ半分弱)500mL

500mLペットボトルの水を活用すれば、消毒液を手軽に作ることが可能です。

ただし、ペットボトルの消毒液を誤って飲むことがないように「消毒液」とマジックで書くなどして区別してください。

1000ppm(0.1%)消毒液の作り方|吐いたもの・便の処理用

市販の塩素系漂白剤(濃度約5%)を約50倍に薄めると、1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液が作れます。具体的には、以下のように希釈して作成してください。

<消毒液の作り方(1000ppm/0.1%)[3]

塩素系漂白剤の量水の量
20mL(キャップ約4杯)1L
10mL(キャップ約2杯)500mL

吐いたものや便には1gあたり100万〜10億個ものウイルスが含まれているとされており、確実に消毒するために高い濃度が必要です[2]

汚物を廃棄する際のビニール袋にも、1000ppmの消毒液を入れて処理することが望ましいとされています[2]

次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る際の注意点

次亜塩素酸ナトリウム消毒液を作る際は、薄め方や安全対策などいくつかの注意点を把握する必要があります。

使い方を誤ると危険をともなうため、以下の点を守りましょう[3][4]

消毒液を作る際の注意点理由
ゴム手袋とマスクを着用し換気する皮膚刺激や塩素ガスの吸入を防ぐため
熱湯ではなく水で薄める熱湯で薄めると塩素が揮発し、消毒効果が弱まるため
酸性洗剤と混ぜない有毒な塩素ガスが発生し危険なため
作り置きしない時間が経つと消毒効果が落ちるため

とくに酸性洗剤との混合は命に関わる危険があるため注意が必要です。「混ぜるな危険」の表示を必ず確認してください。

薄めた消毒液は時間が経つと効果が弱くなるため、使用するときに必要な量だけ作りましょう。

場所・物別のノロウイルス消毒方法

適切な消毒方法は、消毒する場所や物によって異なります。感染ルートの特徴を理解し、それぞれに合った方法で適切に消毒することが大切です。

<ノロウイルスの主な感染ルート[6]

  • 経口感染:ノロウイルスを食品とともに摂取することで感染
  • 接触感染:ウイルスが付着したものに触れた手を介して口に入ることで感染
  • 飛沫感染:嘔吐時に飛び散った粒子を吸い込む、または周囲に付着したものを手を介して口に入ることで感染

とくに接触感染には注意が必要です。ノロウイルスは、感染者の手が触れた場所や吐いたもの、便が付着した場所から容易に感染を広げるためです。

ここでは、場所や物別の具体的な消毒方法を解説します。

ドアノブ・手すり・スイッチなどの消毒

頻繁に手が触れる場所は、200ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液で拭き取り消毒をおこないます。

消毒液を染み込ませた布やペーパータオルで対象物を拭きます。

なお、消毒液をスプレーで吹きかける方法は避けてください。噴霧によってウイルスを吸い込むリスクや、周囲にさらに飛散することに繋がるためです。

また、金属部分は次亜塩素酸ナトリウムにより腐食する可能性があるため、消毒後は水拭きを忘れずに行いましょう。

トイレの消毒方法

感染リスクが高いトイレは、より丁寧な対策が必要です。

家庭内感染を防ぐために、便座・便器だけでなく、レバーやドアノブ、蛇口、照明スイッチなども徹底して消毒してください。

<消毒のポイント[2]

  • 手が触れる場所を200ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液で拭き取る
  • ウイルスの飛散を防ぐために、水を流す際はフタを閉める
  • 感染者が使用した後は毎回の消毒を徹底する

感染者の便にはノロウイルスが大量に含まれており、下痢などの症状が治まったあとも1週間程度排出され続けます[2]

長ければ1か月程度排出し続けることもあるため、しばらくの間はこまめな消毒を心がけましょう[2]

調理器具・食器の消毒方法

調理器具や食器は、洗浄後に消毒または熱湯処理をおこないます。

ノロウイルスは食品を介して経口感染するおそれもあるため、調理器具の衛生管理は非常に重要です。

<消毒の手順・ポイント[2]

  1. 洗剤を使って十分に洗浄する
  2. その後、200ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液に浸す、または85℃以上の熱湯で1分以上加熱する

食材への二次汚染を防ぐために、まな板や包丁は使用するたびに念入りに洗浄・消毒してください。

衣類・タオルの消毒

嘔吐物や便で汚れた布製品には大量のウイルスが付着しているため、通常の洗濯だけでは不十分です。二次感染を防ぐため、以下の手順で正しく処理しましょう[2]

1.下洗い洗剤を入れた水の中で、静かにもみ洗いをする
2.消毒85℃以上で1分間以上、加熱をする(加熱ができない場合は、次亜塩素酸ナトリウム消毒液に浸す)
3.乾燥十分に乾燥させる(乾燥機使用は素材に応じて)

下洗いをする際は、しぶきを吸い込まないように注意してください。

作業時は使い捨てのエプロン・マスク・手袋を着用し、十分に換気をおこないましょう。

カーペット・布団・布製ソファなど洗えないものの消毒

洗濯できない大きなものは、汚物を取り除いた後にスチームアイロンや布団乾燥機を使って熱を加えましょう[2]

布製品に次亜塩素酸ナトリウム消毒液をかけると色がはげたり生地が傷んだりすることがあるため、布へのダメージを抑えられる熱消毒が適しています。

<消毒の手順・ポイント[2][7]

  1. 汚れた部分をペーパータオルなどで静かに拭き取る
  2. 拭き取ったものはビニール袋に密閉して捨てる
  3. 汚れを拭いた場所に濡れたタオルを敷く
  4. スチームアイロンで1か所につき約2分間熱を加える(または布団乾燥機をかける)

ノロウイルスを熱で十分に消毒するためには「85℃以上で1分間以上」または「50℃以上で30分間」加熱し続ける必要があります。

ただし、家庭用の布団乾燥機では十分な温度に達しない機種もあります。ひどく汚れた場合には専門のクリーニング業者への依頼も検討してください[7]

また、ノロウイルスは時間が経っても感染力が高く、12日以上前に汚染されたカーペットから感染した事例も報告されています[2]。熱消毒をおこなった後も油断せず、しばらくは触れないように注意しましょう。

吐いたものの正しい処理方法

嘔吐物は「乾燥する前にすばやく処理すること」「広範囲を消毒すること」を意識して処理しましょう。

吐いたものが乾燥すると、ノロウイルスを含む粒子が空気中に舞い上がって広がってしまうためです。

吐いたものが飛び散る範囲は半径2m程度に及ぶとされており、見た目ではわからない場所にもウイルスが広がっている可能性があります。

そのため、目に見える嘔吐物の範囲だけでなく、その周囲まで広く消毒することが必要です。

処理前に準備するもの

嘔吐物に含まれるノロウイルスを吸い込んだり、手などに付着させたりしないためには、必要なものをしっかり準備しておくことが大切です。

<準備するもの[2]

  • 使い捨てマスク
  • 使い捨て手袋(2枚重ね推奨)
  • 使い捨てエプロンまたはビニール袋で作った簡易エプロン
  • 拭き取るための布やペーパータオル
  • ビニール袋(2〜3枚)
  • 1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液(吐瀉物や排泄物の処理用)
  • 200ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液(床や周囲の拭き取り用)
  • バケツ

処理をおこなう人以外は、その場から離れてもらいましょう。

吐いたものの拭き取りと消毒の手順

嘔吐物を拭き取る際は「静かに・すばやく」を意識して処理してください。
勢いよく拭くとウイルスが飛び散るおそれがあるため、丁寧に処理することが重要です。

<嘔吐物の処理の手順[2]

  1. ペーパータオルを嘔吐物の上にかぶせ、外側から内側に向けて静かに拭き取る
  2. 拭き取ったものをすぐにビニール袋に入れる
  3. ビニール袋に1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム消毒液を染み込む程度に入れる
  4. ビニール袋を密閉して廃棄する
  5. 嘔吐物があった場所とその周囲を、200ppmの消毒液で浸すように拭き取る
  6. 消毒後、水拭きする

ペーパータオルは汚れた面を内側に折り込みながら拭くと、汚れを広げずに処理できます。

吐いたものは目に見えない範囲まで飛び散っている可能性があるため、汚れが確認できる場所だけでなく周囲も広めに消毒してください。

使用した手袋やエプロン、ペーパータオルはすべてビニール袋に入れて廃棄します。手袋は外側(汚染面)に触れないよう、裏返しながら外すのがポイントです。

処理が終わったら、すぐに窓を開けて換気します。風が通るように窓の開け方にも注意が必要です。

最後に手を石けんで丁寧に洗い、清潔なペーパータオルで拭き取ります。処理の際に着ていた服は、念のため着替えて洗濯しておくと安心です。

消毒以外に大切な感染予防対策

ノロウイルス対策として「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「ひろげない」という4原則が有効です[6]

消毒だけでなく、手洗いの徹底や食品の加熱調理も意識しておこないましょう。

ここでは、日頃から実践したい予防対策を解説します。

石けん(ハンドソープ)と流水での手洗いが基本

手洗いは、手指に付着したノロウイルスを物理的に減らす有効な方法とされています[2]

石けんそのものにノロウイルスを直接失活させる作用はありませんが、手の脂肪や汚れを落とすことで、ウイルスを洗い流れやすくする効果が期待できます[2][4]

指の間や爪の間、親指の周り、手首まで30秒間かけて丁寧に洗いましょう[4]

<手洗いの手順[8]

  1. 手を濡らして石けんをつける
  2. 手のひら・指の腹面を洗う
  3. 手の甲・指の背を洗う
  4. 指の間・付け根を洗う
  5. 親指・親指の付け根を洗う
  6. 指先を洗う
  7. 手首を洗う(内側・側面・外側)
  8. 十分な流水で15秒間よく洗い流す

石けんで30秒間もみ洗いした後、流水で15秒間すすぐという工程を複数回繰り返すとより効果的です[4]

2回繰り返すことで、ノロウイルスの残存率が約0.0001%まで低下したという実験結果も報告されています[4]

トイレのあとや調理・食事の前、吐いたものの処理後など、こまめに手洗いをおこなうことが大切です。

食品の十分な加熱調理

食品からの感染を防ぐには、十分な加熱調理が効果的です。

食品に含まれたノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85〜90℃で90秒以上の加熱が必要です[5]

とくに二枚貝(カキ、アサリ、シジミなど)は内臓にノロウイルスを蓄積していることがあります。生食を避け、中心部までしっかり火を通しましょう[2]

また、ノロウイルスに感染した人が調理をすると、手を介して食品を汚染し、それを食べた人が感染するおそれもあります。

日頃から丁寧に手洗いをおこない、万が一腹痛や下痢などの症状があるときは、調理を控えることが大切です。

症状がつらいときはオンライン診療の活用も

ノロウイルスによる胃腸炎で下痢や吐き気がつらいとき、体調が悪い中で医療機関に行くのは大変ではないでしょうか。
また、看病をしていたご家族が感染・発症するケースも少なくありません。

そのような場合は、自宅から受診できるオンライン診療を活用するのも選択肢のひとつです。クリニックフォアのオンライン診療では、胃腸炎の診察にも対応しています。

初診からオンラインで受診でき、お薬が処方された場合はご自宅に配送しますので、症状がつらく外出が難しいときにも安心です。

また、周囲への感染リスクを心配せずに受診できる点もオンライン診療のメリットです。

症状がつらくて外出が難しい方や、周囲への感染拡大に配慮したい方は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

※診察の結果、医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※触診・検査などが必要な場合は、対面での診療をお願いする場合があります。

ノロウイルスの消毒に関するよくある質問

ノロウイルスの消毒に関してよく寄せられる質問に回答します。

正しい消毒方法を理解し、ノロウイルス感染を防ぎましょう。

Q1:ノロウイルスの消毒には何がいいですか?

ノロウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)が有効です。

ノロウイルスはアルコールや逆性石けんでは効果が限定的とされ、一般的な消毒剤では十分な効果が得られません[2]

本文を参考に、家庭用の塩素系漂白剤(ハイターやキッチンハイターなど)を適切な濃度に薄めて使用してください。

Q2:次亜塩素酸ナトリウム消毒液は作り置きしてもいいですか?

消毒液の作り置きは避けてください。次亜塩素酸ナトリウムは希釈すると不安定になり、時間の経過とともに濃度が低下するためです。

光や温度の影響を受けやすく、作り置きすると十分な消毒効果が得られなくなります。

作った消毒液はその日のうちに使い切り、余った場合は処分しましょう。

Q3:次亜塩素酸ナトリウム消毒液を手指の消毒に使ってもいいですか?

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、手指の消毒には使用できません。

次亜塩素酸ナトリウムは皮膚への刺激が強く、手荒れや炎症を引き起こすおそれがあるためです。誤って手指についた場合は、すぐに流水で十分に洗い流してください。

手指は石けんと流水でこまめに洗うことが基本です。

Q4:金属製品の消毒はどうすればいいですか?

金属製品に次亜塩素酸ナトリウム消毒液を用いる場合は、消毒後必ず水拭きしてください。

次亜塩素酸ナトリウムには金属を腐食させる性質があるため、液体が残ったままにしておくとサビや変色の原因になります。

ドアノブや蛇口、手すりなど据え付けの金属製品は、消毒液で拭いたあと十分に水拭きしましょう。

包丁やボウルなどの調理器具であれば、85℃以上の熱湯で1分間以上加熱する方法が有効です。

まとめ

ノロウイルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)または85℃以上の加熱処理が有効です。ノロウイルスはアルコール消毒では十分に失活できないため、使用する消毒方法には注意が必要です。

次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、用途に応じて濃度を使い分けましょう。日常的な消毒には200ppm、吐いたものや便など強い汚染がある場合には1000ppmを使用します。

市販の塩素系漂白剤を水で薄めることで、家庭で簡単に準備できます。

消毒とあわせて、石けんと流水による手洗いや食品の加熱調理など、基本的な感染対策も徹底してください。

ノロウイルスが流行する季節には、正しい消毒を実践し、感染予防と感染拡大防止につとめましょう。

※診察の結果、医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
※触診・検査などが必要な場合は、対面での診療をお願いする場合があります。

注意 オンラインでお薬の処方ができない場合があります

以下に当てはまる場合はオンラインで処方ができません。

  • 依存性の高い向精神薬(不眠症のお薬を含みます)に分類されるお薬や麻薬は処方できません。
  • 触診・検査などが必要な場合(爪水虫など)、オンラインでは病状を把握するために必要な情報が十分に得られないと医師が判断した場合には、対面での診療をお願いする場合がございます。

参考文献

  1. 目黒区「ノロウイルス」
  2. 厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
  3. 広島県「ノロウイルス対策用消毒液の作り方」
  4. 食品安全委員会「ノロウイルスの消毒方法」
  5. 消費者庁「アルコール消毒に頼りすぎないで、ノロウイルスによる感染症や食中毒に注意!」
  6. 政府広報オンライン「ノロウイルスに要注意!感染経路と予防方法は?」
  7. 東京都健康安全研究センター「ノロウイルス対策緊急タスクフォース最終報告」(平成22年10月)
  8. 厚生労働省「食中毒」
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