2020.03.24
低用量ピルの料金・費用について!保険適用になる場合と必要な検査について、医師が解説します。

病院にかかればすべての検査や診療が保険適用で受けられるわけではなく、同じ治療をする場合でも適用内の場合と適用外の場合があります。

今回は、低用量ピルの処方をするにあたって必要な検査に焦点を当て、低用量ピルは保険適用内で処方できるのかについてご紹介します。

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低用量ピルは保険適用?保険適用外?

日本国内において低用量ピルは、月経困難症、子宮内膜炎の治療のために処方する場合には保険適用内で処方できます。それ以外の目的で低用量ピルを処方する場合には原則保険適用外となります。

低用量ピルを避妊のために使いたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、避妊目的の低用量ピルの処方も保険適用外です。また、中絶手術1週間後より避妊の目的で低用量ピルの内服を勧めるところもありますが、この場合も保険適用にはなりません。

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処方されるために必要な検査は? 病院で診察を受ける必要は?

低用量ピルをPMSの改善や避妊のために使用する場合には、検査は必要ありません。毎日服用するだけでこれらの効果を得ることができます。

費用 (Prices)

  • トリキュラー(国産): 1ヵ月分2,800円
  • マーベロン(国産): 1ヵ月分2,800円
  • マーベロン(海外製): 1ヵ月分2,400円

※ 3ヵ月分まとめてご購入で5%OFF、半年分まとめてご購入で10%OFFになります

※ 別途診察料 (1,500円)と送料 (500円)がかかります

※ 税別です

低用量ピルを保険適用内、すなわち病気の治療のために処方してもらう場合には、その病気であるかどうかの確定診断をしてもらう必要があるため、検査を受ける必要があります。

月経困難症の診断は問診が主となりますが、月経困難症の症状のひとつである痛みを引き起こしている病気が別にないかを検査で探します。月経困難症以外に婦人科系疾患に罹患していないかどうかを探す検査は、内診、視診、血液検査、超音波検査やCTやMRIなどといった画像診断、腹腔鏡検査などから統合的に判断されます。

子宮内膜炎も、月経困難症と同じように問診に加えて内診、直腸診、血液検査、MRI検査をメインに行い、確定検査のためには腹腔鏡検査まで行うこともあります。
腹腔鏡検査は不妊症の原因が子宮内膜症であるかどうかを確定させるための検査としては必須となるのですが、それ以外では、手術にも使われる方法であり侵襲もあることから患者さんと相談して決めるというところも少なくありません。これらの検査はほとんどが入院の必要なく外来で行うことができます。

月経困難症・子宮内膜炎の治療とは?

前述したように、月経困難症か子宮内膜炎の場合、低用量ピルは保険適用となります。月経困難症と子宮内膜炎に低用量ピルはどのように作用するのでしょうか。

月経困難症とは、月経開始とともに腹痛などの疼痛が出現し、月経終了とともに消失していくものです。痛み以外にも、悪心、嘔吐、下痢などの症状が見られることもあります。
子宮内膜炎とは、細菌感染症などの理由によって子宮の内膜に炎症が生じ、その結果子宮内膜の細胞の形質が変化してしまうものです。軽度の不正性器出血や骨盤痛、性交痛、白色帯下を認める程度で症状が乏しかったこともあり、今まではあまり注目されてきませんでしたが、近年は不妊症の原因として知られるようになり、知名度が上がってきました。これらの病気に対してなぜ低用量ピルが効果的なのでしょうか。

低用量ピルはOCとも呼ばれ、エストロゲンとプロゲストーゲンを配合して作られたお薬です。低用量ピルを服用すると排卵が抑えたり、子宮内膜の増殖を抑えたりという効果があり、これが避妊のために低用量ピルが使われるプロセスとなります。
この効果によって月経血の量が減るため、月経困難症の改善につながるといわれています。また、子宮内膜が増殖しなくなることによって、子宮内膜炎の予防や改善にもつながるといわれています。

低用量ピルには、これらの主効果以外に副効果と呼ばれる効果があり、貧血、子宮外妊娠、子宮体がん、卵巣がん、骨粗鬆症、にきびなどさまざまな女性特有の疾患のリスクを軽減させてくれます。

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