2020.11.21

シミを本気で消すためのケア・医薬品・美容施術について美容皮膚科医が解説します。

シミを消したいと考えているけれど、ホームケアでも消せるのか、あるいは治療が必要なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを解決するために、今回はシミを消すためのケアについてホームケアと医療機関の治療、両方の観点からケアの方法を解説していきます。

ホームケアで対処できるシミと、医薬品・治療が必要なシミの違いは?

まず、シミと一言で言ってもシミにはさまざまな種類があり、ホームケアでも対処できるシミと、どんなに頑張ってもホームケアでは対処できない、医療的な治療が必要となるシミがあります。

まず、ホームケアでも対処できる見込みのあるシミについてご紹介します。

ホームケアで完全に消すということは難しいものの、ある程度薄くすることが可能と考えられているのは日光性色素斑あるいは老人性色素斑と呼ばれる加齢に伴い発生するシミ、炎症性色素斑といいニキビができた後などにできるシミそばかすが該当します。また、肝斑も時間はかかってしまうものの根気強く治療を続けることで、ホームケアでも薄くすることが可能であると考えられています。

ただし、ここでご紹介したシミでも濃くなってしまったシミや、短期間で目立つほど大きくなってきたシミ、シミの中に潰瘍ができたりかゆみや痛みを伴ったりするシミについてはホームケアでシミを対処することが難しいため医療機関へ相談したり、治療を受けたりすることがおすすめです。

ホームケアでシミを消す方法とは?

ホームケアでシミを完全に消すというのは難しいですが、シミを薄くするためには飲み薬と塗り薬の使用、ピーリングという方法があります。

まず、飲み薬と塗り薬の使用についてです。

シミを薄くする効果のある飲み薬にはトラネキサム酸、L-システイン、ビタミンC、ビタミンEが含有されている内服薬を使用します。トラネキサム酸にはメラニンを活性化させる酵素をブロックする働きがあり、L-システインとビタミンCはメラニン生成の起因となる作用を抑え、ビタミンEとともに代謝を向上させてターンオーバーを促します。さらにビタミンCには蓄積しているメラニンを還元させる効果も期待されています。

特に肝斑によるシミの場合はトラネキサム酸を服用することで高い効果が期待されており、この関連性については高い注目が集まっています。

塗り薬ではハイドロキノンとトレチノインの成分が含有されているものを使用します。トレチノインには表皮角化細胞の増殖促進およびそれに伴う表皮のターンオーバーを起こすことで脱色素効果があり、ハイドロキノンは紫外線が色素細胞にあたった際にメラニンを作るために出てくる酵素を抑制する働きがあり、シミを作らせないようにする効果が期待できます。

ですが、ドラッグストアなどで売られている飲み薬や塗り薬は、効果を得るための成分を配合しても良い量が決まっています。例えばトランサミンの場合、主成分であるトラネキサム酸は、市販品の場合、1日分の最大量が750mgと決められており、これを超えることはできません。ですので、市販薬はトラネキサム酸を750㎎とし、他の成分を一緒に含有することで、シミに対しての高い効果を謳っています。

一方で、医薬品は1日分の最大量は2000mg、下限は750mgとしており、市販薬の約2倍の量のトラネキサム酸を含有することができます。また、外用薬のハイドロキノンも市販薬は医薬品の100分の1程度とされており、トレチノイン含有の化粧水やクリームも医療機関などで使用するトレチノインの約100分の1の生理作用しかないため、保湿クリームという位置づけになっています。そのため、同じ名前の薬剤を使用しても医薬品と全くの効果を得るということはできません

もう1つ、ホームケアとして高い効果が期待できるピーリングとは、皮膚に薬品を塗って皮膚をはがすことによってターンオーバーを促進してシミを薄くしていく方法で、日光性色素班において高い効果が期待されています。市販されているピーリング剤は、医療機関で行うポーリングと比べてお薬が弱いこともあり、肌への負担もかけにくいのですが、作用も医療機関で行うものと比べれば弱いという特徴があります。

このように、ホームケアでもシミに対して対処をすることはできるのですが、薄くするという程度で完全に消すというのは難しいこと、同じ薬品名でも医療機関で処方する薬品と同じ成分を含有した高い効果が期待できるお薬を手に入れることが難しくなります。また、ホームケアで行うシミの対処は、お薬の成分が医療機関と比べて少ない分、シミを薄くしていくのにも時間がかかります。シミを完全に消してしまいたい、早く効果を得たいという方は、医療機関で治療を受けられることをおすすめします

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シミを消すのに効果がある医薬品について 

シミを消すのに効果がある医薬品について内服薬、外用薬の2種類からご紹介します。

まず、 内服薬ではシナール・ユベラ・ハイチオールなどのビタミン、トランサミンが高い効果を発揮します。

シナール

シナールとはアスコルビン酸とパントテン酸を配合した複合型のビタミン剤で主成分をビタミンCとするお薬で、メラニンに対して還元作用があり、シミを薄くする効果が期待できます。

ユベラ

ユベラはビタミンEを主成分とするお薬で肌のターンオーバーを促してくれます

ハイチオール

ハイチオールとはL-システインを主成分とするお薬でメラニンを抑制しターンオーバーを促す効果が期待できます。

トランサミン

トランサミンとはトラネキサム酸を主成分とし、メラノサイトの活性化を抑制してシミを薄くしてくれる効果が期待できます。

全てのお薬が市販薬と比較して高濃度の成分を含有しているため、市販薬よりも高い効果が期待できます。

 外用薬は先ほどもご紹介したトレチノインとハイドロキノンが使われます。トレチノインとハイドロキノンはセットで処方されることが多く、ハイドロキノンでシミを薄くしながらトレチノインで、ターンオーバーを促すという方法でシミを薄くしていきます。この塗り薬で治療をすることで、約2ヶ月ほどで効果を実感することができます。

内服薬、外用薬ともに市販薬よりも高い効果が得られる分、副作用が生じる可能性もあります。特に、トレチノインとハイドロキノンは皮膚がひりひりしたり、皮がむけたり、塗った部分が赤くなったりします。ですので、自己判断で使用せず必ず皮膚科で指示を受けて使用していくようにしましょう。

クリニックフォアではこれらの薬をオンラインで処方しています。忙しくて皮膚科へ行く時間がなかなか取れないという方は自宅で手軽に高い効果の得られる日本の皮膚科医が監修したメディカルスキンケアプログラム「sai+skincare」をぜひご活用ください。

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シミを消すのに効果がある美容施術について

外用薬や内服薬よりも即効性があり効果が確実である美容施術。シミに対して高い効果が期待できる美容施術をご紹介します。

 -まず美容医療の初心者の方におすすめなのが美白点滴やピーリングです。

美白点滴

美白点滴とは美白成分を配合している点滴を行うもので、肌に塗るのではなく血管内にお薬を入れることで、即効性があり、高い効果が期待できます。1~2週に1回の施術をすることでより高い効果が期待できます。

ピーリング

ピーリングは先ほどご紹介したものと同じですが、皮膚のプロフェッショナルである医師の指示のもと行うため、肌に合った薬品を使用して高い効果が期待できます。

どちらの施術も1度やれば永続した効果期待できるものではないため、継続してケアをしていくことが必要です。

シミをすぐにきれいに消すというわけではなく徐々に薄くしていきたいという方や、シミを予防したいという方にはダーマペンや水光注射がおすすめです。

ダーマペン

ダーマペンとは肌にわざと微細な穴を開けることで肌の本来持つ自然治癒力を引き出し、肌の生まれ変わりを促す治療方法です。肌を生まれ変わらせるため、シミを徐々に薄くして消す効果が期待できます。

水光注射

水光注射とは極細の針を使って肌に美容成分を直接注入していく治療法で高い保湿力を持つジェル状のヒアルロン酸を注入することでハリのある肌を手に入れられます。

どちらの治療も針を刺すので痛みを伴うことがありますが、痛みに対しても麻酔クリームを使うなど対処をしてくれるため安心して治療を受けられるでしょう。どちらも1ヶ月~数か月に1階単位で継続的に治療をすることが必要です。

 シミをすぐにきれいに取りたいという方にはレーザーがおすすめです。しかし、シミの種類によってはレーザーで取れないものやレーザーをすることで悪化するものもあります。そのため、まずは医師へご相談されることをおすすめします。

クリニックフォアグループでは、ここでご紹介したシミの全ての治療を行っておりますので気になる治療があるという方は、お気軽にご相談ください。

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公開日:11月20日

監修:クリニックフォアグループ医師

参考文献

ダーマペンや水光注射とは?毛穴の開き・黒ずみに効果的な美容施術はこれ!|TVホスピタル https://tvhospital.jp/2020/03/16/article61/