シルデナフィル(バイアグラジェネリック)とは?特徴・効果・副作用などを解説!

バイアグラは日本で初めて承認された、飲むタイプのED治療薬です。現在はほかにもいくつかのED治療薬が承認されていますが、今でもバイアグラは任期も知名度も高い薬です。 バイアグラには、ジェネリック医薬品としてシルデナフィルがあります。ここでは、シルデナフィルとはどのようなものなのか、効果や副作用、飲み方、入手方法、価格などについて詳しく解説します。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)とは?

そもそもジェネリックとは、先発医薬品(バイアグラ)の特許が切れた後に作られる、後発医薬品のことです。有効成分や効果は先発医薬品と同じですが、開発費用が削減できるので、先発医薬品よりも価格が安いという特徴があります。

バイアグラの国内特許は2014年5月に満了し、その後、バイアグラのジェネリックとしてシルデナフィルが登場しました。現在は8社が厚生労働省より承認を得て、シルデナフィル錠を製造しています。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)はどんな薬?

シルデナフィルの概要・主な特徴は以下の通りです。

有効成分シルデナフィル
認可2014年に承認
効果・特徴・即効性が高い(約30~60分)
・勃起力も強め
・持続時間は4時間程度
作用機序血管を広げて血流を増やし、勃起を促す
食事などの影響あり
飲み方性行為をする1時間ほど前の空腹時に1錠飲む
副作用・出やすい
・ほてり、発疹、動悸、血圧異常、めまいなど
価格・1錠500~1,000円程度

シルデナフィルの種類

シルデナフィルには以下の8種類の薬があります。

  • シルデナフィルOD錠50mgVI「トーワ」
  • シルデナフィル錠25mgVI「キッセイ」/シルデナフィル錠50mgVI「キッセイ」
  • シルデナフィル錠25mgVI「テバ」/シルデナフィル錠50mgVI「テバ」
  • シルデナフィル錠25mgVI「DK」/シルデナフィル錠50mgVI「DK」
  • シルデナフィル錠25mgVI「FCI」/シルデナフィル錠50mgVI「FCI」
  • シルデナフィル錠25mgVI「SN」/シルデナフィル錠50mgVI「SN」
  • シルデナフィル錠50mgVI「あすか」
  • シルデナフィル錠50mgVI「YD」

有効成分の含有量が同じであれば、効果効能や飲み方(OD錠は除く)、副作用などは基本的に同じです。

OD錠もある

東和薬品株式会社は、唯一シルデナフィルOD錠を製造・販売しています。OD錠とは、口の中で溶けて、水なしで飲める錠剤のことです。さらに、東和薬品のシルデナフィルOD錠は、レモン風味とコーヒー風味の2種類の風味があります。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の効果

先発医薬品とジェネリック医薬品は有効成分が同じなので、効果も基本的に同じです。

  • 効果の強さ:とても強い
  • 効果が出るまでの時間:服用から30~60分(即効性が高い)
  • 効果が続く時間:約4時間(他のED治療薬と比べると短め)

ただし、ジェネリック医薬品は飲みやすさなどを考え、添加物を追加したりコーティングの仕方を変えたり、独自に改良されているものもあります。その場合、効果がやや異なる可能性もあるため、理解しておきましょう。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の副作用

どんな薬にも効果がある反面、副作用が生じることがあります。シルデナフィルには血管を広げる作用があるため、この作用が副作用につながることがあります。

主な副作用としては、ほてり、発疹、動悸、血圧異常、めまいが挙げられます。他にも、頭痛、消化不良、腹痛、視覚異常などが生じることがあります。

こういった症状は時間とともにおさまることが多いので、あまり気にしなくてよいでしょう。ただ、症状が出た時は性行為をやめてゆっくり休んだ方がよいとされています。症状少女が気になる場合は医師に相談してください。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の飲み方

シルデナフィルの服用は1回1錠までです。性行為の1時間ほど前に飲むとよいでしょう。なお、食事の影響で効果が下がることがあるので、空腹時に飲むのがよいとされています。食後に飲む場合は2時間以上あけてから飲みましょう。さらに、脂っこい食事をとると薬が吸収されづらくなり、効果が下がることがあるので注意してください。お酒を同時に飲みすぎない点にも注意が必要です。飲みすぎると勃起しづらくなったり、酔って性行為ができなくなったりすることがあります。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)を処方してもらう方法

シルデナフィルは必ず医療機関で処方してもらいましょう。ネット通販などで個人輸入する行為はさまざまなリスクがあるため注意が必要です。

必ず医療機関で処方してもらう

国内で承認されたシルデナフィルの正規品は、医療機関でしか処方されません。必ず医療機関を受診し、医師の判断、指導のもと処方を受けてください。

また、EDは生活習慣病などが背景にある場合があり、薬では改善されないことがあります。そのため、EDの原因や適切な治療法を医師に判断してもらうことで、効率的な改善につながります。さらに、体質や持病によってはシルデナフィルを飲めない人もいるので、医療機関を受診すれば、医師の判断のもと適切に処方してもらえる点も安心です。

ネット通販などで個人輸入をしない

ネット通販などでシルデナフィルをはじめとしたさまざまなED治療薬が販売されていることがあります。しかし、ネット通販で買えるものは海外製の国内未承認医薬品であることが多く、このような薬を買うということは、個人輸入という行為にあたる場合があります。

また、薬の効果や安全性が不明確で、偽物や粗悪品のリスクもあります。場合によっては健康被害を受けることもあるので、個人輸入やネット通販での購入は避けましょう。厚生労働省からも注意喚起がされています。

シルデナフィル(バイアグラジェネリック)の価格

シルデナフィルは基本的に保険適用外なので、クリニックによって値段が異なります。相場は1錠あたり500~1,000円程度です。

また、ジェネリックは先発品よりも安価なのが特徴です。薬の開発には多くの費用がかかるため、先発品は開発にかかった費用が上乗せされて価格設定されていることが一般的です。一方、ジェネリックは、先発品の開発によって効果や安全性の検証が済んでいる成分が使われるため、開発費用が少なく、薬も安価になるのです。

クリニックフォアでは自由診療でシルデナフィルの処方をしており、25㎎錠が1錠376円、50㎎錠が1錠772円(いずれも税込、定期配送を利用した場合)となっています。オンライン診療で処方をしているため、忙しい方や直接の受診が難しい方にもおすすめです。

シルデナフィルを使った他の薬

シルデナフィルは、バイアグラ以外の薬にも使われている成分です。シルデナフィルを有効成分とする薬に「レバチオ」があります。これは、肺動脈性肺高血圧症という病気の治療に使われる薬です。

ただし、成分は同じでも用法、用量が異なるので、レバチオをED治療薬として使うようなことはしないでください。

EDの診断・治療はクリニックフォアで

クリニックフォアでは、オンライン診療でED治療薬の処方を行っています。診察はオンラインで実施し、薬は後で配送されるので、忙しい方でも利用しやすくなっています。

EDかもとお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

参考文献

  1. 厚生労働省|医薬品等の個人輸入について
  2. 厚生労働省|医薬品等を海外から購入しようとされる方へ