レビトラの効果を効率良く得るための服用時間・方法・タイミングとは?食事との関係も解説!

レビトラは、バルデナフィルを有効成分とするED治療薬のひとつです。早いと服用から15分ほどで効果が感じられる超即効型である点が大きな特徴。さらに、効果も強めで、効果の持続時間は約8時間とされています。 しかし、レビトラの効果を最大限得るためには、服用のタイミングや、服用前後の食事内容などがとても重要とされています。そこでこの記事では、レビトラの服用のタイミングや、適切な食事内容などについて詳しく解説します。 レビトラの詳細はこちら レビトラ 効果

レビトラの効果を効率良く得るための服用時間・タイミングは?

まずは、レビトラの効果を最大限効率よく得るための服用時間やタイミングについて見ていきましょう。基本的には、性行為の20~30分前の空腹時に飲むとよいとされています。

性行為の20~30分前に飲む

レビトラは即効性が高く、服用から15~60分ほどで効果が現れるので、性行為の20~30分前に飲むとよいでしょう。

また、血中濃度のピーク(効果が最大となるタイミング)は服用から45分~1時間頃とされています。そのため、この時間と挿入のタイミングを合わせるように飲むのがポイントです。前戯が長い場合は性行為の直前に飲むなど、状況に応じてタイミングを調整してみてください。

効果のピークが前半であることに注意

レビトラの効果の持続時間は約8時間とされていますが、10㎎錠は5時間程度とも言われます。しかし、8時間効果が続くとしても、8時間ずっと同じ効果が続くわけでなく、そのピークは前半にあることを理解しておきましょう。

10㎎錠は3~4時間、20㎎錠は5~6時間ほどで血中濃度が半分になるため、そのあとはどんどん効果が下がっていきます。そのため、それよりも前の、効果が最大のタイミングで挿入ができるようにしましょう。

空腹の時に飲む

ED治療薬は、食事の影響を受け、効果が下がることがあります。食事の影響が大きいとされるバイアグラに比べれば少ないものの、レビトラも食事の影響を受けることがあります。

食事(特に脂っこいもの)と同時に服用すると、薬の吸収が阻害され、効果が下がったり、効果が出るまでに時間がかかったりするため、空腹時に飲みましょう。

食後に飲む場合は2時間ほどあけてから

どうしても食後に飲む必要がある場合は、2時間ほどあけてから飲みましょう。また、

脂っこいものを避け、できるだけさっぱりした食事をとるのがポイントです。

食前に飲む方法もある

服用後、食事をはさんでから行為となる場合もあるでしょう。服用から30分ほど待てば、薬が体に吸収されるので、そのあと食事をとる分には問題ありません。

ただし、服用から性行為までの時間が長くなると、効果が最大となるタイミングを逃す可能性があるので注意してください。

レビトラの効果を効率良く得るためには食事内容も大事!

レビトラの効果を最大限効率よく得るためには、脂っこいものを控え、お酒は適量にとどめることが大事です。詳しく見ていきましょう。

脂っこいものを控える

一般に、ED治療薬は脂っこいものを食べてから服用すると、吸収が悪くなり、効果に影響が出ることがあるとされています。ある文献によると、25人の健康な成人男性に対し、脂質の多い朝食後と、空腹時にバルデナフィル(レビトラの有効成分)を投与したところ、高脂肪な朝食をとったほうが血中濃度の最大値が2割弱低下し、血中濃度が最大になるのに2時間かかった(空腹時は1時間)という結果が出ました。(※1)つまり、脂肪分が多い食事をとると、効果が出るタイミングが遅くなり、効果も弱まる可能性があるということです。

食事における脂肪の割合は30%を超えないようにする

一方、レビトラの添付文書(説明書)には、「食事の影響は認められなかった」と書かれています。(※2)しかし、これは「総エネルギーの脂肪の割合が30%」という条件付きなので、それ以上脂肪分をとると、薬の効果に影響が及ぶ可能性があるとも言えます。

標準的な食事のエネルギー量は700kcal程度とされているため、脂肪が30%ということは、210kcalまでが目安となります。脂質は1gで9kcalなので、23.3gまでを目安としましょう。

バイエル薬品によると、ざるそば、寿司、ラーメン、親子丼、スパゲティナポリタン、天ぷらうどん、やきそば、牛丼などはこの範囲におさまるとされています。かつ丼やカレーライス、チャーハンはカロリーオーバーとなるため控えましょう。なお、これはあくまで目安であり、量や作り方によってはオーバーする可能性があるので注意しましょう。

お酒は適量を心がける

お酒を飲みすぎると勃起に関係する神経が麻痺し、勃起しづらくなることがあります。そうなると、せっかくレビトラを飲んでいるのに、その効果も十分に発揮されないでしょう。

一方で、適量を心がければリラックス効果につながり、性欲の増加など、勃起にプラスにはたらくことがあります。ただし、お酒を飲むと、脂っこいものが食べたくなり、脂質摂取量も増えがちなので注意しましょう。

食事やお酒の影響を受けにくいED治療薬はある?

現在日本で承認されているED治療薬は、バイアグラ、レビトラ、シアリスとそれぞれのジェネリック医薬品です。この中では、シアリス(ジェネリックはタダラフィル)は比較的食事やお酒の影響を受けにくいとされています。

シアリスの場合も、空腹時に飲むとより高い効果が期待できます。また、服用から約3時間後頃に最も高い効果が期待できるので、空腹時に飲み、食事や飲酒をするとちょうどよいでしょう。効果の持続時間が36時間と長いので、性行為のタイミングが多少ずれても問題ないというメリットもあります。

ただし、シアリスだからといって満腹時の服用、脂っこいものの食べすぎ、お酒の飲みすぎは効果に影響を及ぼす可能性があるため、やはり飲み方には注意が必要です。

1日に複数回性行為をしたいときはどうする?

1日のうちに、時間をあけて何度も性行為をしたい場合はどうすればよいのでしょうか?レビトラは1日1回、20㎎を1錠までと決まっています。さらに、一度飲んだら、次の服用まで24時間以上あける必要があります。そのため、何度もしたいからといって、何度もレビトラを飲むのはやめましょう。

レビトラの入手方法

レビトラを入手するには医療機関を受診し、医師の処方を受ける必要があります。ネット通販などで販売されているのを見たことがあるかもしれませんが、海外製品を個人輸入している業者が販売している場合が多く、国内正規品でない可能性が高いです。そのため、

偽物や粗悪品のリスク、健康被害のリスク、法的なリスクなどさまざまなリスクがあるので、購入は避けましょう。

レビトラは出荷停止となったので、シルデナフィルを使おう

レビトラは2022年3月に出荷停止となりました。流通している在庫がなくなり次第処方ができなくなるため注意しましょう。

では、今後はどうすればよいかというと、有効成分、効果ともに同じジェネリック医薬品の「シルデナフィル」を使う選択肢があります。

クリニックフォアではシルデナフィル錠10㎎、20㎎を取り扱っています。定期配送の場合、1錠あたり10㎎が1,247円(税込)、20㎎が1,327円(税込)となっています。なお、クリニックフォアではオンライン診療を行っており、薬は自宅などまで配送するので、時間がない方、直接の受診のハードルが高い方にもおすすめです。

参考文献

  1. ※1 ACCP|Clinical Pharmacology
  2. ※2 バイエル製薬|レビトラ錠5mg レビトラ錠10mg レビトラ錠15mg