鼻の角栓の正しい取り方とは。医師がケアの方法も解説

毛穴悩みの治療方法とは?内容・ダウンタイム・リスクなどを詳しく解説!

鼻の頭やまわりにできる、白や黒のぶつぶつを角栓と言います。過剰に分泌された皮脂と、毛穴に残った角質や産毛、メイク汚れなどが混ざったもので、ターンオーバーが乱れるなどして皮脂が毛穴につまることで発生します。また、角栓が酸化すると黒くなり、いわゆるイチゴ鼻の原因になります。 今回は、鼻の角栓の正しい取り方をご紹介します。間違ったケア方法や予防法なども詳しく解説するので、参考にしてください。

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鼻の角栓の正しい取り方

まずは、鼻の角栓の正しい取り方を見ていきましょう。がんこな角栓でなければ洗顔だけで取れることもありますが、洗顔前に顔を温めて毛穴を開くとより取りやすくなります。また、角栓が取れた後の保湿ケアもとても大事です。詳しく見ていきましょう。

優しく洗顔する

状態にもよりますが、丁寧に洗顔をすれば、それだけで角栓が取れることがあります。洗顔料をよく泡立て、泡で洗うイメージで洗顔します。鼻のまわりは凹凸も多いので、細かな溝にも泡が行き届くように意識しましょう。

なお、洗浄力の強すぎる洗顔料を使ったり、1日に何度も洗顔をしたり、洗顔の際にごしごしこすったりするとかえって角栓ができやすくなるので注意してください。

また、メイク残りも角栓の原因となるため、メイクをしたときは必ずクレンジングで落としましょう。

ホットタオルで毛穴を開いてから洗顔する

さらにひと手間加えるなら、温めたタオルなどを使って顔を温めてから洗顔しましょう。毛穴が開き、より角栓が取れやすくなります。

保湿ケアも忘れずに

洗顔が終わったら、十分に保湿をすることが大事です。皮脂が取り除かれると、乾燥しないようにと皮脂が分泌されてしまいます。そのため、できるだけ早めに保湿して、余計な皮脂が分泌されないようにしましょう。

鼻の角栓の間違ったケア方法

間違った方法で鼻の角栓を取っている方は実はかなり多いです。しかし、間違った方法で角栓を取ろうとすると、角栓ができやすくなったり、目立ったり、周囲の皮膚にもダメージを与えたりすることがあり、いいことがありません。以下のようなNGケアを行っている方はすぐにやめましょう。

指や器具で押し出す・引き抜く

角栓がぷつぷつと飛び出ていると、押し出したり、引っ張ったりして取りたくなってしまうこともあるでしょう。しかし、指や器具で無理に押し出したり引き抜いたりすると、刺激によって皮膚が傷ついたり厚くなってしまったりすることがあります。

また、毛穴がかえって開いてしまい、余計に角栓がつまったり目立ったりすることも考えられます。

指についた雑菌が開いた部分から入り込んで炎症することもあるため、注意しましょう。

毛穴パックやピーリングを頻繁に使う

角栓を取る毛穴パックやピーリング剤も市販でありますが、やりすぎには注意が必要です。強い力で剥がすので、皮膚の必要な部分まで取れてしまい、皮膚が傷ついたりダメージを受けたりすることがあります。

また、角栓を取ったまま放置することで毛穴が開いたままになり、さらに角栓ができやすくなることもあります。使用するときは説明書をよく読み、適切な頻度、適切なアフターケアを心がけましょう。

過度な洗顔をする

しっかり洗顔をすれば角栓予防・改善につながると思うかもしれませんが、やりすぎはよくありません。

洗浄力の強すぎる洗顔料を使う、1日に何度も洗顔をする、洗顔の際に強くこするなどの行為は避けましょう。

このように過度な洗顔をすると、乾燥して余計に皮脂が分泌されたり、皮膚が傷ついてターンオーバーの乱れにつながったりすることも考えられます。

角栓を取らないとどうなる?

角栓をそのままにしておくと、角栓が大きくなって毛穴が広がり、どんどん目立つようになることがあります。酸化して黒くなるいちご鼻にもなりやすくなるでしょう。

メイクで隠そうとしてさらに悪化したり、角栓で毛穴がつまってニキビができやすくなったりもするため、日ごろから正しい角栓ケアをするようにしましょう。

そもそも鼻の角栓の原因とは?

ここで、鼻の角栓の原因について理解しておきましょう。主な原因は、過剰に分泌された皮脂や毛穴の汚れが毛穴につまることです。詳しくは以下の通りです。

皮脂の過剰分泌

角栓のもととなる皮脂の分泌が多くなると、角栓ができやすくなります。皮脂の過剰分泌の原因はさまざまですが、主に乾燥や、ホルモンバランスの乱れ、生活習慣、肌に合わないスキンケアなどが挙げられます。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのサイクルのこと。ターンオーバーによって新しい角質が生まれ、古い角質が排出されていきます。

そのため、ターンオーバーのサイクルが遅くなると古い角質がいつまでも残って毛穴につまったり、逆に早くなると角質がつくられすぎたりして、角栓の原因となります。

ターンオーバーの乱れの原因も、乾燥やホルモンバランスの乱れ、生活習慣などです。さらに、血行不良なども原因となります。

なお、ターンオーバーのサイクルが早くなった状態でできた角質は、乾燥して自然に排出されづらい傾向があり、排出される前に毛穴につまって角栓となることがあります。

毛穴の汚れ

ファンデーションなどのメイク汚れが肌に残ると、皮脂や角質と混ざって角栓の原因となることがあります。メイクをしたら、しっかりとクレンジング・洗顔を行うことが大事です。

鼻の角栓の予防法

角栓を予防するには、乾燥や皮脂の過剰分泌、ターンオーバーの乱れ、メイク残りなどがないようにすることが大事です。日ごろから丁寧な洗顔やスキンケアを心がけ、生活習慣にも気を配りましょう。

たとえば食事では、糖質・脂質の過剰摂取を避け、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養をバランスよく摂取しましょう。

また、睡眠不足は、成長ホルモンが減少して乾燥やターンオーバーの乱れにつながるため、質の高い十分な睡眠をとることが大事です。寝る前は軽いストレッチをするなど、リラックスして過ごし、快適な環境を整えて眠りにつきましょう。

その他、過度なストレスは、男性ホルモン増加による皮脂分泌量増加につながります。運動は、ストレス解消につながるだけでなく、血行や代謝の促進にもよいため、適度に運動する習慣をつけるのもよいでしょう。

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鼻の角栓を取る美容施術

がんこな角栓は、セルフケアだけでは取り除けないこともあります。そのようなときは、以下のような美容施術を受けることも一つの方法です。

ダーマペン

ダーマペンとは、髪の毛よりもさらに細い針を用いて、肌の表面に小さな穴を開けることで肌本来の自然治癒力が働き、回復を促す美容施術です。肌の回復過程でターンオーバーが促進され、過剰な皮脂の分泌が抑えられたり、角栓ができにくくなったりすることによって、毛穴が小さくなり、気になる毛穴の開きや毛穴の黒ずみが解消されていきます。また、コラーゲンやエラスチンの生成が行われ、毛穴の縮小や肌のハリ・弾力の向上につながり、角栓ができにくい状態へと導いていきます。

なお、肌に微小な穴を開けるダーマペンは、その施術方法ゆえに注意しておきたい副作用とダウンタイム中の制限行動があります。

まず、ダーマペンによる副作用は皮むけ、赤み、腫れ、熱っぽさ、内出血などがあげられます。これらの症状は施術後1週間以内程度で治まりますが、気になる点や心配なことがあったり、症状が長引いたりする場合には、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

また、施術当日は、保湿剤や日焼け止めの塗布、メイクなどは行えない点にも注意が必要です。施術後しばらくは紫外線などの影響を受けやすいため、屋外での活動もできるだけ控えてください。

ケミカルピーリング

角栓を取り除く施術には、ピーリングと呼ばれる方法もあります。このピーリングの中でも、ケミカルピーリングは乳酸やフルーツ酸などの酸性の薬剤を肌に塗布し、古い角質や角栓を除去し、乱れたターンオーバーを正常な状態へと導いていく施術になります。

また、副作用やダウンタイムの心配はかなり少ないです。使用した薬剤の影響でピリピリとした刺激やかゆみを感じたり、一時的な赤みが出る場合もありますが、数分程度でなくなることが一般的です。基本的には、施術当日にメイクを行うことも可能です。

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルはピーリングの一種です。美容成分を含んだ水流を出すことで、美容成分を浸透させながら余分な皮脂や角質をやさしく剥がし取り、毛穴の奥の汚れを洗い出します。具体的な流れとしては、毛穴の洗浄と皮膚の軟化、皮膚の研磨・古い角質の剥離、剥離させた角質や残っている皮脂の除去、毛穴の奥までクレンジング、美容液で肌を整えるといったものです。

他のピーリングよりも肌にかかる負担が少ない点が特徴で、大きな副作用のリスクは基本的にありません。施術中や施術後にピリピリとした刺激を感じることがありますが、数時間程度で治まることが一般的です。また、施術後から数日間は、まれに肌につっぱりや赤みが生じる場合もありますが、こちらも自然に治まっていきます。ただし、日焼けによる肌へのダメージを避ける必要があるため、施術後は保湿剤や日焼け止めを使用してください。

ダウンタイムについてもほとんどないため、施術後のスキンケアやメイクも可能です。

鼻の角栓を予防するにはクリニックフォアの美容皮膚科へ

これまで説明してきたとおり、鼻の角栓を予防するには毛穴の汚れをしっかりとるだけでなく、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れがおきないよう、食事による栄養のバランスよい摂取が必要となります。普段の食事だけでは難しい部分があるので、内服薬で補うこともおすすめです。

クリニックフォアの美容皮膚科では、上述の美容施術による治療だけでなく、内服薬や外用薬などお薬による治療も行っています。

お肌の悩みを医療で解決したい方は、受診をご検討下さい。

※医師の判断により治療ができない場合があります。

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。 

※自由診療

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