ヴェルヴェットスキンってなに？施術方法や効果について、医師が解説します。

毛穴・ニキビ跡・肌質改善治療に人気のヴェルベットスキンという名前を聞いたことはありますでしょうか。今回は、ヴェルベットスキンについて、治療法や効果・副作用など事前に知っておきたいポイントを医師が詳しく解説します。

ヴェルベットスキンってなに？

ヴェルベットスキンは、ダーマペンの微細な針で肌に極めて小さな穴を開け、そこに更にマッサージピールの薬剤を塗布することで、マッサージピールの美容成分を肌の奥まで浸透させる美肌治療です。

ダーマペンとは、微細な針で皮膚に小さな穴を開け、肌の自然治癒の過程でコラーゲンやエラスチンが生成されることで、まるで肌が生まれ変わるような治療方法です。マッサージピールをダーマペンと併用して肌の奥深くまで浸透させることで、単純に塗布とマッサージを行う場合よりも成分の浸透率が上がり、肌を再生させる効果が約2倍得られると考えられています。施術時間は麻酔時間を入れて60分程度で、施術翌日からメイクをすることも可能です。

ヴェルベットスキンの効果とは？

ヴェルベットスキンは、ダーマペンとマッサージピールの相乗効果によって、ニキビ跡、毛穴の開き、透明感アップ、ハリ感のアップ、肌質改善など、幅広い肌悩みの改善に期待ができます。

1回の治療でも高い効果を実感していただけますが、継続的な治療でより美しい肌を目指すことができます。目安としては、ニキビ跡、毛穴の開き、肌質の改善を目的とした場合、1ヶ月毎に4〜6回程度の治療を受けていただくと、非常に高い効果を期待できます。

ヴェルベットスキンって痛いって聞くけど本当？

「ヴェルベットスキン」と検索すると「痛い」というキーワードが検索候補に出てきます。針を使うことから痛みを連想してしまう方がどうしても多いのだと思います。

ヴェルベットスキンでは髪の毛よりも細い超極細針を使用します。例えば裁縫針や注射針で刺したような鋭い痛みを感じることはほぼありません。また、施術時は塗るタイプの麻酔クリームを使用しますので、痛みは最低限となります。麻酔をしても痛みを感じる場合には、針の刺す深さを調整していきます。当院で使用するダーマペン4はこの針を刺す深さを細かく調整できる特徴があるため、痛みで治療を断念する方はほとんどいらっしゃいません。ダーマペンの施術に慣れたスタッフが行いますので、ご安心ください。

ヴェルベットスキンの反応として、施術後数日間のうちに、赤みやかゆみ、乾燥が生じる場合があります。施術後は保湿を充分にしていただくことが重要で、通常これらの症状もすみやかに改善していきます。