※自由診療
※医師の判断によりお薬の処方ができない場合があります
アダパレンゲルは市販で買える?
アダパレンゲルは、日本では市販されておらず、医師の処方が必要なお薬です[1]。ドラッグストアや薬局の店頭で、処方せんなしに入手することはできません。
ニキビ治療に広く用いられるお薬ですが、刺激などの副作用が出ることがあり、適切に使うために医師の管理が必要とされています[1][2]。
ここでは、アダパレンゲルが市販で買えない理由をくわしく見ていきましょう。
アダパレンゲルは市販されていない
アダパレンゲルは医療用医薬品に分類されており、ドラッグストアや薬局で市販薬として販売されているわけではありません。そのため、「ドラッグストアでアダパレンゲルを探したけれど見つからない」というのは当然のことです。
アダパレンゲルを使うためには、皮膚科などの医療機関で診察を受け、処方してもらう必要があります。
アダパレンが入った市販薬はない
アダパレンゲルの有効成分である「アダパレン」を配合した市販薬は、現在のところ販売されていません。そのため、「市販でアダパレンが入った塗り薬を買いたい」と思っても、同じ成分の市販薬を見つけることは不可能です。
一方、アダパレンとは別の成分で、ニキビに効果が期待できる市販薬は存在します。ただし、これらは作用の仕組みが異なるため、アダパレンゲルの完全な代わりになるわけではないことを理解しておきましょう。
なぜ市販で買えないのか
アダパレンゲルが市販で買えないのは、効果が高い一方で、使い始めに刺激などの副作用が出やすいお薬だからです[1][2]。使い始めに赤みやヒリヒリ感、皮むけなどが起こることが多く、適切に使うには医師の管理や説明が必要とされています[1]。
また、本剤の成分に過敏症の既往歴がある方や妊婦の方は使用できないなど、使う人を選ぶお薬でもあります[1]。
こうした理由から、医師の診察と処方を前提とする処方せん医薬品に位置づけられているのです。
アダパレンゲルとは?基本を知っておこう
アダパレンゲルは、顔面の尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療に用いられる外用のお薬で、毛穴の詰まりに直接はたらきかけることが特徴です[1]。
ビタミンAに似た構造を持つレチノイドの一種で、ニキビの根本原因にアプローチできる点が、ほかの塗り薬と異なります[1]。日本皮膚科学会のガイドラインでも、ニキビ治療で推奨される外用薬の一つとされています[2]。
ここでは、アダパレンゲルの基本を見ていきましょう。
アダパレンゲルとはどのようなお薬か
アダパレンゲルは、有効成分アダパレンを0.1%配合した、ニキビ治療用の外用薬です[1]。
アダパレンはビタミンAに似た構造を持つレチノイドの一種で、毛穴周辺の角質の状態を整えるはたらきがあります[1]。毛穴の詰まりを防ぐことで、ニキビの原因にアプローチできるのが特徴です。抗菌薬とは異なる仕組みではたらくため、長く使っても耐性菌の心配が少ないともされています[2]。
なお、添付文書では「顔面の尋常性ざ瘡」にのみ使用することとされており、胸部や背部など顔面以外の部位での有効性・安全性は確立されていません[1]。
ディフェリンゲルとジェネリックの関係
アダパレンゲルには、先発医薬品とジェネリック医薬品があります。
| 先発医薬品 | ジェネリック医薬品 | |
| 販売名 | ディフェリンゲル | アダパレンゲル0.1% |
| 有効成分 | アダパレン0.1% | アダパレン0.1%(同一) |
| 処方せん | 必要 | 必要 |
| 価格 | 高め | 先発品より低め |
どちらも有効成分はアダパレンで、医師の処方が必要な処方せん医薬品である点は共通しています[1]。「ディフェリンゲル」と「アダパレンゲル」が同じ成分のお薬だと知っておくと、情報を見たときに正しく理解しやすくなるでしょう。
ニキビ治療での位置づけ(ガイドライン)
日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡・酒皶治療ガイドライン2023」では、白ニキビや黒ニキビといった面皰型のニキビに対して、アダパレンゲルの使用が推奨度A(強く推奨)とされています[2]。毛穴の詰まりという根本原因に直接アプローチできる点が、ほかの塗り薬と異なる特徴です。
抗菌薬と組み合わせて用いられたり、症状に応じて使い分けられたりすることもあります[2]。
アダパレンゲルの効果
アダパレンゲルは、毛穴の詰まりを防ぐことで顔面のニキビの改善が期待できるお薬です[1][2]。とくに、白ニキビや黒ニキビといった初期段階のニキビに効果が期待でき、新しいニキビができるのを防ぐ役割もあります[2]。
ただし、即効性のあるお薬ではなく、効果を実感するには一定の期間が必要です。
ここでは、アダパレンゲルの効果について見ていきましょう。
毛穴の詰まりを防ぐ仕組み
アダパレンゲルは、毛穴の角化異常を整えることで、毛穴の詰まりを防ぎます[1]。
ニキビは、毛穴の出口で角質がたまって詰まり、その中に皮脂がたまることから始まります。アダパレンは毛穴周辺の角質の状態を整え、毛穴が詰まりにくい状態にすることで、ニキビの始まりである面皰の形成を防ぎます[1][2]。
また、毛穴の詰まりというニキビ形成の根本にアプローチするため、新しいニキビの予防にもつながると考えられているのです。
効果が出るまでの期間
アダパレンゲルは、皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)にかかわるはたらきのため、数週間以上継続して使うことで少しずつ効果があらわれるとされています。
なお、治療開始から3か月以内に改善が認められない場合は使用を中止することとされています[1]。
また、症状が改善してお薬を塗る必要がなくなった場合は、漫然と長期にわたって使い続けないことも大切です[1]。使い始めてすぐに変化を感じられなくても、自己判断で中断せず、医師の指示に沿って続けることが大切です。
効果には個人差がある
アダパレンゲルの効果には、個人差があることも知っておきたいポイントです。
ニキビの種類や程度、肌質、使い方などによって、効果のあらわれ方は変わってきます。とくに、赤く腫れた大きなニキビ(結節・嚢腫)にはアダパレンゲルは適さず、ほかの治療が必要とされています[1]。
また、アダパレンゲルだけでは十分でない場合もあり、ほかの治療と組み合わせるケースも少なくありません[1]。
期待した効果が感じられない場合や、悪化していると感じる場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。
アダパレンゲルの副作用・注意点
アダパレンゲルは効果が期待できる一方で、使い始めに副作用が出やすいお薬です[1]。とくに、使い始めの刺激症状はよく知られており、これを理由に使用をやめてしまう方も少なくありません。
また、使えない人や注意が必要な点もあるため、使用に伴う注意点を正しく知っておくことが大切です。ここでは、アダパレンゲルの副作用や注意点を見ていきましょう。
主な副作用(使い始めの刺激症状)
アダパレンゲルの代表的な副作用が、使い始めに起こる刺激症状です[1]。使い始めから2週間以内にあらわれやすい主な症状は以下のとおりです[1]。
- 皮膚の乾燥
- 不快感(ヒリヒリ感など)
- 皮むけ
- 赤み(紅斑)
- かゆみ
これらは通常、軽度で一過性のものとされており、使い続けるうちに少しずつ落ち着いていくことが多いとされています[1]。ただし、過敏症や重度の皮膚刺激感が認められた場合は使用を中止し、症状が強い場合や長引く場合は自己判断せず医師に相談しましょう[1]。
使用できない方・注意が必要な方
アダパレンゲルは、使用できない方や注意が必要な方がいます[1]。
| 区分 | 該当する方 | 理由・対応 |
| 使用できない(禁忌) | 本剤成分への過敏症の既往歴がある方 | アレルギー反応のリスク[1] |
| 使用できない(禁忌) | 妊婦または妊娠している可能性のある女性 | 動物実験での影響報告あり[1] |
| 要相談 | 12歳未満の子ども | 臨床試験が実施されておらず安全性未確立[1] |
| 要相談 | 授乳中の方 | 有益性と母乳栄養の有益性を考慮して判断が必要[1] |
妊娠の可能性や持病については、受診時に医師に伝えるようにしましょう。
アダパレンゲルの正しい使い方(処方された場合)
アダパレンゲルを処方された場合は、正しく使うことで、効果を引き出しながら肌への負担を減らせます[1]。とくに、使い始めの刺激への対策や、保湿、紫外線対策が大切です。
ここではアダパレンゲルの正しい使い方について解説します。説明内容は一般的な考え方であるため、具体的な使い方は医師や薬剤師の指示に従いましょう。
塗り方の基本
アダパレンゲルの基本的な使い方は以下のとおりです[1]。
- 就寝前に洗顔をおこない、清潔な肌を整える
- 患部に適量を薄くのばして塗布する(1日1回)
- 塗ったあとは手をよく洗う
- 目・口唇・鼻のまわりや粘膜部分には触れないよう注意する
多く塗れば効果が高まるわけではなく、つけすぎはかえって刺激の原因になることがあります。塗り方の基本を知っておくと、刺激を抑えながら使いやすくなります。
保湿でうるおいを守る
アダパレンゲルを使うときは、保湿で肌のうるおいを守ることが大切です。アダパレンゲルの使い始めは乾燥や皮むけが起こりやすいため、保湿ケアを組み合わせることで、刺激をやわらげやすくなります[1]。刺激の少ない保湿剤を使い、肌をいたわりながら続けることがポイントです。どのような保湿剤を使えばよいか迷う場合は、処方を受けた医師や薬剤師に相談するとよいでしょう。
紫外線対策
アダパレンゲルを使っている間は、紫外線への対策も大切です[1]。添付文書でも日光や日焼けランプなどによる過度の紫外線曝露を避けることとされています[1]。日焼け止めを使ったり、帽子や日傘で日差しを避けたりして、肌を守るとよいでしょう。紫外線対策を心がけることが、肌をいたわりながら治療を続ける助けになります。
アダパレンゲルの入手方法
アダパレンゲルは処方せん医薬品のため、医療機関で医師の診察を受けて処方されます[1]。市販では入手できませんが、皮膚科のほか、近年はオンライン診療で処方を受けられる場合もあります。一方で、海外から個人輸入する方法にはリスクが高く、推奨されません[3]。ここでは、アダパレンゲルの入手方法を見ていきましょう。
皮膚科での対面処方
アダパレンゲルを入手する基本は、皮膚科などの医療機関で診察を受けて処方してもらうことです[1]。医師がニキビの状態や肌質を診たうえで、アダパレンゲルが適しているかを判断し、使い方や注意点を説明してくれます。使い始めの刺激への対策や、ほかの治療との組み合わせも相談できるため、安心して使い始められるでしょう。
オンライン診療での処方
近年は、オンライン診療でアダパレンゲルの処方を受けられる場合もあります。スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受け、処方されたお薬を配送してもらえる仕組みで、忙しい方や通院が難しい方に利用されています。ただし、オンライン診療でも医師の診察が前提であり、市販のように自由に入手できるわけではありません。肌の状態によっては対面での診察がすすめられることもあります。
個人輸入のリスク
海外ではアダパレンが市販されている国もありますが、個人輸入には以下のようなリスクがあり推奨されません[3]。
- 有効成分の量が不確かな偽造品や、品質の保証されない製品が届くおそれがある
- 医師の診察なしに使うことで、使えない人が使ってしまうおそれがある
- 副作用が出ても適切に対応できないおそれがある
- 健康被害が起きても公的な救済制度の対象外となることがある
個人輸入のリスクを知り、医療機関での処方を選ぶことが安心につながります[3]。
市販で買えるニキビ向けの薬
アダパレンゲルは市販で買えませんが、ニキビに効果が期待できる市販薬は別の成分で存在します。軽いニキビや、皮膚科に行く前のセルフケアとして、市販薬を取り入れる方も少なくありません。ただし、これらはアダパレンとは作用の仕組みが異なり、完全な代わりになるわけではありません。ここでは、市販で買えるニキビ向けのお薬を見ていきます。
市販の塗り薬(ニキビ治療薬)
市販のニキビ向けの塗り薬として、角質を柔らかくする成分や、ニキビの原因菌を殺菌する成分、炎症をやわらげる成分などが配合された塗り薬が販売されています。
これらは、初期のニキビや軽い炎症のあるニキビのセルフケアに用いられることがあります。
漢方薬・飲み薬
市販薬には、ニキビや肌荒れに用いられる漢方薬や、ビタミンB群・ビタミンCなどを配合した飲み薬もあります。これらは体の内側からニキビにアプローチする目的で用いられることがあります。ただし、体質や症状に合うかどうかは人によって異なるため、選び方に迷う場合は薬剤師に相談するとよいでしょう。
市販薬とアダパレンゲルの違い
市販のニキビ治療薬とアダパレンゲルは、作用の仕組みや位置づけが大きく異なります[2]。
| アダパレンゲル(処方薬) | 市販のニキビ薬 | |
| 入手方法 | 医師の処方が必要 | ドラッグストアで入手可 |
| 主な作用 | 毛穴の詰まり(面皰)を防ぐ | 殺菌・角質ケア・抗炎症など |
| ガイドラインでの位置づけ | 推奨度A(強く推奨)[2] | 軽症のセルフケア向け |
| 適したニキビ | 白ニキビ・黒ニキビ(面皰型) | 初期・軽症のニキビ |
| 保険適用 | あり | なし |
市販薬で改善しないニキビや、くり返すニキビには、アダパレンゲルなどの処方薬による治療が必要になることがあります。両者の違いを知っておくと、セルフケアと医療機関の使い分けがしやすくなるでしょう。
アダパレンゲルの処方ならクリニックフォアのオンライン診療
市販薬を使っても改善しないときや、以下に当てはまる場合は、医療機関への受診を検討しましょう[2]。
- 市販薬を一定期間使っても改善しない
- ニキビが広がってきた
- 赤く腫れた炎症のあるニキビが多い
- くり返しニキビができる
- ニキビ跡が気になる
アダパレンゲルは処方せんが必要なお薬ですが、通院が難しい方でもオンライン診療を通じて処方を受けられる場合があります。「皮膚科に行く時間がない」「なかなか予約が取れない」という方にとって、オンライン診療は選択肢の一つになるでしょう。
クリニックフォアでは、スマートフォンやパソコンから医師の診察を受け、処方されたお薬を配送してもらえるオンライン診療に対応しています。ただし、炎症が強い場合や、対面での検査が必要と医師が判断した場合は、対面受診を推奨することがあります。まずはオンライン診療の詳細をご確認のうえ、ご自身の状態に合った受診方法をお選びください。
※自由診療
※医師の判断によりお薬の処方ができない場合があります
アダパレンゲルと市販に関するよくある質問
Q1:アダパレンゲルはドラッグストアで買える?
アダパレンゲルは処方せん医薬品のため、ドラッグストアや薬局の店頭で市販薬として入手できません[1]。アダパレンゲルを使うには、皮膚科などの医療機関で診察を受け、処方してもらう必要があります。近年はオンライン診療で処方を受けられる場合もあります。
Q2:市販でアダパレンに近いお薬はある?
アダパレンを配合した市販薬はありませんが、ニキビに効果が期待できる別成分の市販薬はあります。角質を柔らかくする成分や殺菌成分、抗炎症成分などの塗り薬、漢方薬や飲み薬などが選択肢になります。ただし作用の仕組みが異なるため、アダパレンゲルの完全な代わりにはなりません。
Q3:個人輸入で使用しても大丈夫?
海外サイトではアダパレンが市販されている国もありますが、個人輸入には偽造品などのリスクがあり推奨されません[3]。医師の診察を受けずに使うことで、副作用に適切に対応できないおそれもあります。健康被害が起きても公的な救済制度の対象外となることがあるため、医療機関での処方を優先しましょう[3]。
Q4:どこで処方してもらえる?
アダパレンゲルは、皮膚科などの医療機関で処方してもらえます[1]。近年はオンライン診療に対応している医療機関もあり、通院が難しい方でも処方を受けられる場合があります。ニキビが気になる場合は、まず皮膚科や対応クリニックに相談するとよいでしょう。
まとめ
アダパレンゲルは、有効成分アダパレンを配合した顔面のニキビ治療用の外用薬で、毛穴の詰まりを防ぐことでニキビの改善が期待できるお薬です。日本では処方せんが必要な医療用医薬品で、市販では入手できず、アダパレンを配合した市販薬も販売されていません。
使い始めには皮膚の乾燥や不快感、皮むけ、赤み、かゆみといった刺激症状が出やすく、本剤成分への過敏症の既往歴がある方や妊婦の方は使用できないなど、注意が必要です[1]。
効果は、数週間以上継続して使うことで少しずつあらわれるとされており、症状が改善したあとも漫然と使い続けないことが大切です[1]。
入手は皮膚科やオンライン診療での処方が基本で、海外からの個人輸入は偽造品などのリスクがあるため推奨されません[3]。市販には別成分のニキビ薬や漢方薬がありますが、アダパレンゲルとは作用が異なり、完全な代わりにならない点も覚えておきましょう。
市販薬で改善しないニキビやくり返すニキビは、皮膚科や対応クリニックに相談し、症状に合った治療を受けることが推奨されます。
