2020.06.16

肌荒れの中でも最も厄介な「ニキビ」や「ニキビ跡」のケア方法について、医師が解説します。

肌荒れについて悩む方の中でもニキビやニキビ跡は最も厄介に感じるものです。ニキビができる原因を知ることで、ニキビやニキビ跡をしっかりとケアできるのではないでしょうか。

今回は肌荒れの中でも厄介者であるニキビとニキビ跡のケアについて詳しくご紹介します。

1.そもそもニキビってどんな状況?

ニキビ跡のケアについて解説する前に、なぜニキビができてしまうのかについて詳しく解説していきます。ニキビは脂腺性毛包という皮脂腺が発達した毛穴にできる皮膚の慢性的な炎症疾患です。ニキビはまず毛穴に皮脂が詰まる面皰(めんぽう、コメド)という状態から始まります。これは、白ニキビあるいは黒ニキビと呼ばれる状態です。

面皰の中ではニキビの原因となるアクネ菌が増えやすい状態となっています。この面皰の中でアクネ菌が増えて炎症を起こすと、赤みを帯びながら隆起します。これをわたしたちは赤ニキビと呼んでいます。赤ニキビがさらに進行すると膿をもってしまいます。膿をもったニキビがニキビの中でも最も重症なタイプとなります。

炎症が静まると周りの皮膚に影響を与えていた場合、皮膚が凹んだり、隆起したりすることがあります。これが、ニキビ跡や瘡瘢痕と呼ばれています。凹んだニキビ跡はその様子からクレーターと呼ばれることもあります。ニキビはこの経過をたどるのですが純粋に全てのニキビが同時にこの経過をたどるのではなく、さまざまな時期のニキビが混在しています。ニキビそのものに症状はありませんが、炎症を起こすと痛みを伴うこともあります。

ニキビはその数によって重症度の分類があり、軽症の場合は片顔に炎症性皮疹が 5個以下、中等で片顔に炎症性皮疹が 6 個以上 20 個以下、重症で片顔に炎症性皮疹が 21 個以上 50 個以下とされています。これよりも炎症性皮疹が多いと最重症に分類されます。

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2.ニキビができる原因は?

ニキビができる根本的な原因は、皮脂の過剰な分泌にあります。大人になってからできるニキビの場合は、ホルモンバランスが乱れることによって皮脂が過剰に分泌され、その結果としてニキビができやすくなるということが考えられています。例えば、睡眠不足やストレス、暴飲暴食による脂質の過剰摂取は、皮脂を過剰に分泌させます。生理周期の乱れなど女性ホルモンバランスの乱れも皮脂の分泌を過剰に増加させると考えられています。さらに、皮脂が過剰に分泌している上に衛生状態が悪いと、ニキビができやすくなります。洗顔などスキンケアを怠っている、化粧をした後に落とさずに眠ってしまうなどは、毛穴を詰まらせ、ニキビの原因となるアクネ菌の繁殖へとつながってしまいます。

3.ニキビ痕のケア方法とは?

実はニキビの跡にもさまざまな種類があります。1つ目は肥厚性瘢痕といい特に膿を持つなど炎症を起こしたニキビの場合は、隆起したような跡が残ります。

2つ目は萎縮性瘢痕といい、特に小さいにきびが無数にできた後などにニキビの跡が陥没し、毛穴が開いたような形でニキビ痕ができてしまうものです。

3つ目はケロイドといいこちらも炎症があった場合に傷跡のように残ってしまうニキビ痕のことを言います。

ニキビ跡をクリニックで治療することも大切ですが、ニキビができる前にしっかりとケアしてあげることも大切です。

自分でできるニキビケアは、過剰な皮脂を洗顔で取り除き、しっかりと保湿をするという方法があります。たっぷりの泡で肌をこすらないようにやさしく洗顔をしてあげましょう。ニキビ専用の洗顔剤、保湿剤を使うとより高い効果が実感できます。化粧水は保湿効果のあるもの選んで使用しましょう。ニキビによる炎症や色素沈着を抑える効果のあるビタミンC誘導体を成分とする化粧水を使うのも良いでしょう。

また、皮脂の過剰分泌を防ぐために規則正しい生活をしていくことも大切です。また、ニキビができた時に隠すために上から化粧を重ねたり髪の毛を垂らすこともありますが、そうするとニキビの部分が不潔になってしまい炎症を起こすなど悪化して、ニキビ跡ができやすくなります。ニキビができた時にはニキビの部分には何も触れないようにしておくことをおすすめします。

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4.クリニックフォアの治療方法について

クリニックフォアではニキビの治療、そしてニキビ跡の治療を行っています。ニキビの治療は、抗菌薬や保湿剤などを処方するほか、炎症が強い場合には抗生物質の飲み薬の処方もさせていただきます。また、ビタミン剤なども処方しております。ニキビの色素沈着を抑えたり、炎症を抑える効果のあるビタミンC誘導体や、肌のターンオーバーを促進するビタミンA誘導体を含んだ医療コスメもクリニックフォアではご紹介、販売させていただきます。

一方、ニキビ痕についてもクリニックフォアではフォトフェイシャル、CO2フラクショナルレーザーといった治療を行い、傷跡の凹凸だけでなく皮膚の質感、色調など総合的にアプローチすることで周辺の正常組織に近づけていきます。特にフラクショナルレーザーはニキビ跡の治療としてある程度の効果が認められております。

ニキビ痕を本気で無くしたいという方はクリニックフォアの医師へご相談ください。

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監修:クリニックフォアグループ医師

公開:6月16日

参考文献

日本皮膚科学会診療ガイドラインhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/dermatol/127/6/127_1261/_pdf

日本皮膚科学会にきび Q4

日本挫創研究会http://www.ibmd.jp/zasou/qa.html#q2

資生堂https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB006833/