耳にできるニキビの原因・予防・対処法とは? ニキビではない可能性も!

耳の中や後ろにぼこっと触れたり、プチっとできていたりする耳周りのニキビ。ケアしづらい場所なので、悩んでいる方も多いことでしょう。ニキビではなく、イボなどの可能性もあるため、適切な対応が必要です。この記事では、耳周りのニキビの特徴や原因、予防法、対処法などについて詳しく解説します。

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耳周りのニキビの特徴

耳の中や後ろ、耳の周りなどにニキビができることがあります。耳にも毛穴があり、毛穴に皮脂や汚れが詰まるとニキビができることがあります。掃除がしづらい場所なので、汚れが溜まり、ニキビの原因となることもあります。

耳周りのニキビの原因

耳周りは複雑な形をしているので、ケアがしづらいなど、耳特有のニキビの原因がさまざまあります。まずは耳周りのニキビの原因について詳しく見ていきましょう。

汚れや洗浄料が残っている

耳は複雑な形をしているため、耳垢や汚れが溜まりやすい場所です。シャンプーやリンス、洗顔料なども、耳の中や裏などに残りやすいため、これらが刺激となったり、毛穴に詰まったりしてニキビにつながることがあります。

耳が濡れたままになっている

入浴後、耳の中まで拭かずに、耳の中が濡れたまま放置している方もいるでしょう。耳の中が濡れたままだと、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすい環境になってしまい、ニキビができることがあります。

イヤホンの雑菌がうつる

イヤホンには雑菌がたくさんついているため、汚れたままのイヤホンを使っていると、耳の中で雑菌が繁殖し、ニキビの原因となることがあります。

物理的な刺激

耳かきのし過ぎで耳の中が傷ついたり、髪の毛が当たったりして刺激となり、ニキビにつながることがあります。

また、整髪料をつけていると、その成分が刺激となったり、毛穴に詰まったりしてニキビの原因になる可能性もあります。

生活習慣の乱れ

不規則な生活、睡眠不足、ストレス、偏った食生活などでホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌が過剰になり、ニキビの原因となることがあります。

ニキビ全般の原因はこちらで詳しく解説しています

耳周りのニキビの予防・対処法

耳周りに限らず、ニキビができたらまずは皮膚科で治療を受けるのがよいでしょう。さらに、以下で解説するようなセルフケアにも取り組むことが大事です。詳しく見ていきましょう。

皮膚科で治療を受ける

ニキビは皮膚科で治療を受けることができます。初期の状態である白ニキビから治療できるため、早めに受診するとよいでしょう。

皮膚科では、毛穴の詰まりを改善する塗り薬、抗菌薬の飲み薬や塗り薬などを使うことが一般的です。さらに、必要に応じて漢方薬やビタミン剤、ケミカルピーリングなども選択肢となります。

汚れや水分を残さない

耳の周りにシャンプーやリンス、洗顔料が残らないように十分にすすぎましょう。また、洗った後はタオルや綿棒で耳の細かなところまでしっかりふきとり、濡れたままにしないこともポイントです。

イヤホンはきれいにしてから使う

イヤホンを使う時は、こまめにふくなどきれいな状態で使うことを心がけましょう。イヤホンを長時間つけたままにすると耳の中の蒸れの原因にもなるので、片耳ずつつけたり、こまめにはずしたりして通気性をよくすることも大事です。

刺激を避ける

耳かきは刺激となるため、耳掃除は綿棒で優しく行うとよいでしょう。お風呂あがりは耳の中が湿ってふやけているため、この時に耳掃除をするとより負担が少なくなります。

お風呂で耳の周りを洗う時も、強くこすると乾燥や肌のダメージにつながるため注意が必要です。また、整髪料が合わないと感じたら変えてみるのも一つの方法です。

生活習慣を改善する

ストレスや疲れを溜めないようにし、趣味の時間や運動の習慣をつくってストレス解消をしましょう。規則正しい生活や十分な睡眠もニキビの予防・改善のためには重要であり、睡眠はストレス解消にもつながります。

また、健康な肌をつくるためには、栄養バランスのとれた食生活を心がけることも大事です。

ニキビ全般の対処法、治療法はこちらで詳しく解説しています。

ニキビではない可能性もある!

耳周りのできものはニキビではなく、粉瘤(アテローム)やいぼといった別の皮膚の病気の可能性もあります。それぞれについて詳しく解説します。

粉瘤(アテローム)

粉瘤(アテローム)とは皮膚の表面にできた袋状の腫瘍のことで、中には皮脂や垢などが膿となって詰まっています。十数センチにまで大きくなったり、悪臭を放ったりすることもあります。大きさやニオイがニキビとは異なると感じる場合は、粉瘤の可能性を考えましょう。

粉瘤の詳細はこちらで解説しています。

いぼ

傷口からウイルスが入って増殖するといぼになります。ウイルスが原因のいぼに触れた手で別の場所を触ると、いぼが飛び火することもあります。また、紫外線や加齢が原因となっていぼができることもあります。

粉瘤もいぼも、どちらも自然には治らないので、外科的な処置をする必要があります。

耳のニキビが気になる場合は皮膚科の受診を!

ニキビは早めに皮膚科で治療を受けたほうがよいとされています。また、ニキビではない可能性もあり、粉瘤やいぼの場合、治すためには外科的な処置が必要となることが一般的です。そのため、適切な診断と治療を受けるためにも、早めに皮膚科を受診するとよいでしょう。

クリニックフォアでは、オンラインでニキビ治療を行っています。オンラインで診療をした後、薬はご自宅などまで配送します。自宅にいながらニキビの治療ができるため、まずはオンライン診療を受けてみてください。

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