シワ・ほうれい線とは
ほうれい線とは小鼻から口の両側を通り、あごに続くシワのことを言います。このほうれい線ができてしまう原因には顔のたるみが考えられます。
シワ・ほうれい線の原因・メカニズム
加齢に伴い、表情筋の支持力低下や、真皮内コラーゲンの減少・変性、靱帯(リガメント)のゆるみなどが生じると、肌のハリや弾力が失われ、頬の支持構造が弱まります。これらの変化により、頬のボリュームが下方向に移動し、溝として“ほうれい線”が目立ちやすくなると考えられています。
また、ほうれい線にはいくつかのタイプがあり、原因によって治療アプローチが異なることが重要です。
骨格(骨吸収)によるタイプ
加齢により上顎骨(鼻基部や頬骨の土台となる骨)が徐々に萎縮すると、皮膚や軟部組織を支える力が弱まり、ほうれい線が深く見えやすくなります。
生まれつき鼻翼基部の骨が後退している場合もほうれい線が目立ちやすく、アジア人に比較的多いとされています。
皮膚・筋肉(表情筋の動き)によるタイプ
ほうれい線部には、皮膚と連動して動く表情筋が付着しており、繰り返される表情運動によって皮膚にシワが刻まれることがあります。
特に長い溝状のほうれい線が見られる場合、筋肉の牽引が関与していることが多いです。
ボリュームロス・たるみによるタイプ
頬の脂肪(ミッドチークファット)が下垂したり、真皮のコラーゲンが減少したりすることで、頬の支持が失われ、皮膚が折れ込むようにしてほうれい線が深く見えます。加齢による変化の中では最も一般的です。
混合型(複合要因)
実際には、複数の要因が同時に関与しているケースが最も多く、加齢とともに骨格・筋肉・皮膚・脂肪いずれの変化も進むため、「混合型」が一般的です。
シワ・ほうれい線の治療方法
ほうれい線の原因の一つである、皮膚のたるみ改善方法で有効と考えられるのは2つです。
HIFU
照射が速く施術時間が短いので、スピーディーな治療を求める方に最適です。浅い層に熱を与えて小ジワやハリを改善し、顔全体を引き締めます。ほうれい線・マリオネットラインの改善や、フェイスライン・二重あごのたるみ解消にも効果が期待できます。
- 治療時間の目安:全顔60分
- 治療間隔:半年に1回
- ダウンタイム:ほぼなしで治療当日からメイク可能
- 起こりうる副作用:赤み、腫れ、熱傷、一時的な感覚の変化
ヒアルロン酸注入
たるみやシワが気になる部分に注射で直接ヒアルロン酸を注入する治療です。皮膚の下にヒアルロン酸を注入することで、肌にふっくらとした弾力をもたらします。黒クマや赤クマなどの目の下のたるみのほか、シワや頬コケなどの改善にも効果が期待できます。
- 治療時間の目安:約30分
- 治療間隔:数ヶ月に1回程度
- ダウンタイム:ほとんどないですが、注入後はヒアルロン酸による腫れや内出血が起こりやすいため、施術後2週間程度は、顔を圧迫しないように注意が必要です。
- 起こりうる副作用:腫れ、内出血、血管閉塞、左右非対称、軽度の痛み
