糖質オフダイエットには要注意?低血糖?医師が解説します。
皆さんは、ダイエットをしていて怒りっぽくなってしまったり頭痛がしたり、思考力が下がったり、と言ったことを経験したことはありますか?
実は、この症状はダイエットによる低血糖症状かもしれません。
今回は、低血糖とダイエットの関係性について、詳しく解説していきます。

血糖値とは?
まず、血糖値というフレーズはよく耳にするけども、いまいち何のことかわからないという方のために、血糖値とは何なのかを説明します。
血糖値とは、その名の通り「血」液の中に含まれている「糖」の量を表した数「値」です。覚えやすいですね。ここで、「糖」とは特にグルコースのことを指しています。
この血糖値は下がってしまっても上がってしまっても体に良くないため、一定の数値に保つような仕組みが体には備わっているのですが、糖質をとりすぎたり、逆にとらなすぎたり、またストレスや睡眠不足などによって体内のホルモンバランスが崩れてしまうと血糖値を一定の範囲内に保つことができなくなり、様々な症状や疾患を引き起こしてしまいます。
血糖値が高い/低いとどうなるの?
次に、血糖値が高くなりすぎたり、低くなりすぎたらどうなるのかを説明していきます。
血糖値が上昇するときには、インスリンというホルモンが分泌されます。

このインスリンというホルモンは身体中の細胞や組織にグルコースを取り込ませて血糖値を下げるホルモンで、これにより脂肪細胞がグルコースを取り込むと太ってしまいます。
また、慢性的に血糖値が高い状態が続くことを「糖尿病」といい、糖尿病は動脈硬化や目の網膜症、腎症など様々な疾患、合併症を起こす原因になります。
次に、血糖値が下がりすぎると怒りっぽくなってしまったり、冷や汗をかいたりと言った症状が出ます。脳はグルコースしか栄養として使うことができないので、血糖値が下がると脳が栄養不足になる、つまり脳の機能が落ちてしまうというわけです。
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血糖値とダイエットの関係性とは?
では血糖値とダイエットの関係性について最後に解説します。
ダイエットには様々な方法がありますが、最近は低糖質ダイエットや糖質制限ダイエット、ケトジェニックダイエットなど糖質を減らすというダイエット方法が流行しています。
糖質を制限すると、摂取するグルコース量が必然的に減ってしまいますので、低血糖になってしまいやすくなります。
さらに、普段血糖値が下がっている状態が続くために血糖値を下げる仕組みの働きが悪くなり、ダイエット中の食後や、ダイエットが終わった後にむしろ血糖値が高い高血糖状態になってしまって眠くなってしまったりリバウンドしてしまいやすくなる、つまり血糖値が不安定になってしまう可能性があります。

そのために、ダイエット中に怒りっぽくなってしまったり、仕事中にボーッとしてしまう、ついついうとうとしてしまう、記憶力が落ちて大切な用事を忘れてしまう、などと言った症状が起きてしまいます。
以上のように、ダイエットと血糖値は切っても切れない関係性があります。
血糖値は高くても低くても体には良くないので、糖質制限をする場合も過度な制限、急な糖質量の変化はさせず、減らすときは徐々に減らす、ダイエットを終えて増やす時も徐々に増やす、ということが大切です。
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メディカルダイエットのオンライン診療について
公開日:2021年2月11日
監修:クリニックフォアグループ医師
参考文献
血糖値とは 合併症や低糖質ダイエットなど|医療法人メディカルフロンティア https://mdf.or.jp/glu/
糖質制限で体臭がキツくなる!? – コラム fancl park – ファンケル https://blog.fancl.co.jp/column/vol_07/index.html