AGAとは?どういう症状がある?
AGAとは男性型脱毛症(AndroGenetic Alopecia)の略称。思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症のことを指します。
毛の成長サイクルが乱れて薄毛が徐々に進行する
髪の毛は、毛周期と呼ばれる毛の成長サイクルに従って循環しています。
通常の毛周期では、毛が太くなり成長する「成長期」が2~6年、毛が退化していく「退行期」を経て毛が抜け落ちる「休止期」が数ヶ月、というサイクルです。
しかしAGAになると、この成長期が短くなります。休止期にとどまってしまうものが多くなり、毛の成長が鈍化。そして、前頭部や頭頂部の髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には頭髪がなくなっていきます。
20代後半から30代にかけて発症することが多い
日本人男性は20代後半から30代にかけてAGAが発症し、40代以降にかけて徐々に進行していくパターンが多いとされています。
そのため「まだ若いから」「目立たないから大丈夫」と放置せずに、できるだけ早くからケアをすることが非常に大事です。
AGAの原因・メカニズムは?
AGAの発症には様々な原因があるとされていますが、中でも大きく以下の3つが原因として挙げられます。
- 頭皮の血行不良
- 髪の生成に必要な栄養不足
- 男性ホルモンの影響
それぞれ詳しく説明していきます。
頭皮の血行不良
一つ目の原因は、頭皮の血行不良。髪の毛が成長するために必要な栄養素のアミノ酸やミネラル、ビタミンなどは、血液を通して毛乳頭にある毛細血管に送られます。
しかし頭皮の血行が悪化すると、当然ながら栄養が正常に届けられなくなります。そのため、髪の成長を阻害し薄毛が進行するのです。
血行の悪化にはストレスなど様々な原因がある
血行が悪化する原因は、以下のような事が挙げられます。
- ストレス
- 運動不足
- 生活習慣の乱れ
- 睡眠不足
- 加齢
- 紫外線
- 過度なエアコンなどの冷房
髪の生成に必要な栄養不足
二つ目の原因は、髪の生成に必要な栄養の不足。先の通り、髪の成長には栄養が不可欠。
髪はケラチンと呼ばれるタンパク質によって大部分が形成されています。そして、そのケラチンを生成するために必要な成分が、アミノ酸やビタミン。
そのため過度なダイエットをしていたり、外食の頻度が高かったり、食生活に偏りや乱れがあると、髪がしっかりと成長できなくなってしまいます。
男性ホルモンの影響
三つ目の原因は、男性ホルモンの影響。AGAのほとんどは、男性ホルモンが影響しているとされています。
男性ホルモンがAGAを引き起こすメカニズムには、男性ホルモンの「テストステロン」が大きく影響しています。このテストステロンは頭皮にある「5αリダクターゼ」という還元酵素と結合し、DHTというホルモンが新たに生まれます。
そしてDHTは毛根にある毛乳頭の受容体に取り込まれ、髪の成長を止めるように信号を出します。その結果、髪の毛が細くなってしまったり、髪が抜け落ちたりするのです。
AGAの対策方法は?
AGAは徐々に進行していくもの。しかし予め対策を行っておくことで、進行を止めることもできます。AGA治療を受けるのも、もちろんのことですが、まずはすぐに実践できる以下の対策を実践してみましょう。
- 睡眠時間をしっかり確保する
- 食生活のバランスを見直す
- 飲酒・喫煙を控える
- ストレスを発散する
- 頭皮マッサージを行う
AGAの治療方法
AGAの治療方法は、大きく分けて以下の4種類があります。
- 薬剤治療(内服薬・外用薬)
- 植毛・増毛
- 光治療・LED治療
- 成長因子・細胞の注入
AGAはどれくらいの割合で起こる?
AGAにかかっている日本人男性の割合は、全体で何と約30%にも登ります。年齢別のAGA発症割合は以下の通りです。
基本的には年齢が上がるにつれ、AGAになっている方の割合も多くなります。
年代 | 割合 |
---|---|
20代 | 10% |
30代 | 20% |
40代 | 30% |
50代 | 40%以上 |
AGAのよくある質問
Q . AGA治療は何歳から受けられますか?
A. 15歳から受けられます。
クリニックフォアではAGA治療は15歳以上であれば、誰でも治療を受けることができます。18歳未満の方は、診察の際には保護者の方の同席をお願いしております。
Q. AGA治療で失敗することはありますか?
A. 正しい方法で治療をしないと失敗することもあります
AGA治療は、必ずしも成功する人ばかりでは無く、正しい方法で治療を行わないと失敗してしまうこともあります。