糖質の少ない食べ物を食べていると痩せるの?
糖質を摂取したとき、体内で起きる反応について説明します。糖質を摂取すると、主に小腸からその糖質が摂取されて血中に取り込まれます。すると、血中の糖の濃度を示す値である血糖値が上昇し、その血糖値の上昇に応じてインスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリンというホルモンは、血中の糖分を身体中の細胞組織に取り込ませることによって、上がった血糖値を下げていくという大切な役割があるのですが、この作用によって脂肪組織に糖分が取り込まれて太ってしまうという反面もあります。
そのため、糖質の少ない食べ物を食べると糖質の摂取が減り、インスリン分泌が抑えられるため、太りにくいと言われています。
糖質の少ない食べ物を食べると他のメリットはあるの?
糖質の少ない食べ物を食べることでの、痩せる以外のメリットを解説していきます。
①食後に眠くなりにくくなる
糖質を摂取するとインスリンが分泌されることはすでに説明しましたが、インスリンは脳に働くと、糖質ではなくトリプトファンというアミノ酸を取り込ませる働きがあります。この働きにより、ご飯を食べて血糖値が上がると眠くなるのです。
しかし、糖質の少ない食事によりこのインスリンを抑えられるため、眠気を減らすことができます。
②動脈硬化など、生活習慣病を予防できる
糖質の少ない食べ物を食べることで、痩せられるだけではなく、健康を手に入れることもできます。
糖質を取りすぎてしまうと血糖値が高い状態が長期にわたって続くことになり、糖尿病になって全身の動脈硬化が進んでしまうリスクがありますが、糖質の少ない食べ物を摂取することで予防することができます。
糖質の少ない食べ物を食べるデメリットは?
糖質の少ない食べ物を食べることによるデメリットを紹介していきます。
①低血糖による症状が出る
糖質の少ない食べ物を食べることで、血糖値が低くなってしまいます。
脳は血糖値が下がると本来の機能を果たせなくなってしまい、怒りっぽくなったり、記憶力が下がるといった脳機能の低下症状が起きてしまいます。
②体臭がキツくなる
糖質が少なくなると、体内では脂質を代わりのエネルギー源として使い始めます。脂質をエネルギーに変換する際に体内ではケトン体という物質が発生しますが、このケトン体による独特の甘酸っぱい匂いが体臭として現れることがあります。
ダイエット方法は様々なやり方が存在していますが、危険なもの、注意点を守らないと体に負荷がかかりすぎてしまうものがあります。
安全にダイエットを行いたい方は、医師による診断で、ご自身の健康状態や体質から適切なダイエット方法を提案いただける「メディカルダイエット」を検討してみてください。
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