AGAのジェネリック医薬品とは?先発品との違いを解説

AGA治療を始めるにあたって、「ジェネリック医薬品(後発医薬品)で本当に効果があるの?」「安い分、品質が劣るのでは?」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一方で、「AGA治療は続けたいけれど毎月の費用が負担になっている」という方にとっても、ジェネリック医薬品は気になる選択肢でしょう。

結論からお伝えすると、ジェネリック医薬品は先発品と同じ有効成分を含み、厚生労働省の審査を経て同等の効果が確認されたお薬です。
AGA治療薬の場合、プロペシアの後発品がフィナステリド錠、ザガーロの後発品がデュタステリドカプセルとなります。

この記事では、ジェネリック医薬品の仕組みと先発品との違い、AGA治療薬のジェネリックについて詳しく解説します。

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AGAジェネリック医薬品とは|先発品との違い

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許期間が満了した後に、同じ有効成分・同じ効能効果で製造・販売されるお薬のことです。

先発医薬品の開発には長い歳月と多額の研究開発費がかかりますが、ジェネリック医薬品は先発医薬品の研究開発データを活用できるため、開発コストを抑えられます。

その結果、先発医薬品よりも低価格で提供できるという仕組みになっています。

AGA治療はガイドラインでも少なくとも6か月程度は服用を続けて効果を確認すべきとされており、長期間の継続が前提です[1]

ジェネリック医薬品を選ぶことで月々の負担が軽くなり、経済的な理由で治療を中断するリスクを減らせるでしょう。

有効成分・効果は先発品と同等

フィナステリドは、先発医薬品であるプロペシアと同じ有効成分であり、AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで薄毛の進行を抑えるお薬です[2]

デュタステリドは、先発医薬品であるザガーロと同じ有効成分であり、フィナステリドがⅡ型5α還元酵素のみを阻害するのに対し、Ⅰ型およびⅡ型の両方を阻害することでDHTの生成を抑える作用を持ちます[3]

日本皮膚科学会のガイドラインでは、フィナステリド・デュタステリドともに「使用を強く勧める」とされる推奨度Aに位置づけられています[1]

ジェネリック医薬品は、厚生労働省の審査により先発医薬品と同等の効果が得られることが確認されたうえで承認されたお薬です。

有効成分が同じであるため、期待できる効果に違いはないと考えてよいでしょう。

添加物や製造方法が異なる場合がある

ジェネリック医薬品は有効成分こそ先発医薬品と同じですが、添加物や製造方法、錠剤の形状などは製造販売元によって異なる場合があります。

添加物とは、お薬の形を保ったり、飲みやすくしたり、保存性を高めたりするために配合される成分です。

この違いにより錠剤の色や大きさ、味などに若干の差が生じることがありますが、お薬の効果や安全性に影響を与えることは基本的にありません。

特定の添加物に対するアレルギーがある方は、事前に医師や薬剤師に相談しておくと安心です。

ジェネリック医薬品は複数のメーカーから販売されているため、合わないと感じた場合は別のメーカーのものに変更することも可能です。

AGA治療薬のジェネリック医薬品一覧

AGA治療薬のジェネリック医薬品には、フィナステリドとデュタステリドがあります。

いずれも先発医薬品の特許期間満了後に登場したお薬で、複数のメーカーから製造・販売されています。

先発医薬品と同じ有効成分を含みながら費用を抑えて処方を受けられるため、長期継続が前提となるAGA治療では経済的なメリットが大きい選択肢です。

一方、AGA治療薬として広く知られるミノキシジルにはジェネリック医薬品が存在しないため、注意が必要です。

ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。

フィナステリド(プロペシアの後発品)

フィナステリドは、先発医薬品であるプロペシアのジェネリック医薬品として複数のメーカーから販売されています。

プロペシアは2005年に日本で承認されたAGA治療薬で、特許期間の満了に伴い2015年からジェネリック医薬品が登場しました[2][4]

主な製造販売元としては、富士化学、ヴィアトリス製薬(旧ファイザー)、沢井製薬、東和薬品、クラシエなどがあります。

有効成分はすべて同じフィナステリドであるため、どのメーカーを選んでも期待できる効果に違いはないと考えてよいでしょう。

クリニックによって取り扱っているメーカーが異なるため、気になる方は事前に確認しておくとスムーズです。

デュタステリド(ザガーロの後発品)

デュタステリドは、先発医薬品であるザガーロのジェネリック医薬品として複数のメーカーから販売されています。

ザガーロは2015年に日本でAGA治療薬として承認され、特許期間の満了に伴い2020年からジェネリック医薬品が登場しました[3][5]

主な製造販売元としては、東和薬品、沢井製薬、日本ジェネリックなどがあります。

デュタステリドは、フィナステリドがⅡ型5α還元酵素のみを阻害するのに対し、Ⅰ型およびⅡ型の両方を阻害することでDHTの生成を抑える作用があり、フィナステリドで十分な効果が得られなかった方の選択肢としても処方されています[1][3]

ただし、副作用の発現率がフィナステリドに比べて高い傾向が報告されているため、医師と相談のうえで選択することが大切です[3]

ミノキシジルにはジェネリック医薬品が存在しない

AGA治療薬として広く知られているミノキシジルには、フィナステリドやデュタステリドのようなジェネリック医薬品が存在しません。

ミノキシジル外用薬には特定の先発医薬品が存在せず、各メーカーがそれぞれ独自の製品として承認を取得しているため、ジェネリック医薬品という分類にはあてはまりません。

国内では複数のメーカーからミノキシジル外用薬が販売されており、一般用医薬品として薬局やドラッグストアでも購入できます。

ガイドラインでもミノキシジル外用薬は推奨度Aとされているため、フィナステリドやデュタステリドとあわせて医師に相談してみるとよいでしょう[1]

なお、ミノキシジル内服薬は日本国内ではAGA治療薬としての承認を受けていないため、服用を検討する場合は医師に相談してください[1]

AGAジェネリック医薬品を選ぶメリット

AGAジェネリック医薬品を選ぶことには、以下のようなメリットがあります。

  • 先発医薬品と同等の効果が期待できる:有効成分が同じであるため、先発医薬品と同等の効果が期待できます。厚生労働省の審査を経て承認されたお薬なので、品質面でも安心です。
  • 治療費を抑えられる:先発医薬品に比べて低価格で処方を受けられるため、月々の経済的な負担を軽減できます。AGA治療は自由診療で保険が適用されないため、この差は長期的に大きなメリットとなるでしょう。
  • 治療を継続しやすくなる:AGA治療はお薬の服用をやめると再び薄毛が進行する可能性があるため、長期にわたる継続が必要です。費用の負担が軽くなることで、長期的な治療の継続につなげやすくなります。
  • 複数のメーカーから選べる:フィナステリド・デュタステリドともに複数のメーカーがジェネリック医薬品を製造しています。万が一お薬が合わないと感じた場合でも、別のメーカーに変更しやすい点もメリットのひとつです。

ジェネリック医薬品は「安いから効果が劣る」というものではなく、同じ有効成分で同等の効果が確認されたお薬です。

費用面の不安からAGA治療を迷っている方は、ジェネリック医薬品を選ぶのも選択肢のひとつとなるでしょう。

デュタステリドの先発医薬品とジェネリック医薬品の価格差

AGA治療は自由診療のため、お薬の価格はクリニックごとに異なりますが、先発医薬品とジェネリック医薬品では同じクリニックでも数千円の差が生じるケースが一般的です。

実際に、クリニックフォアでのデュタステリドの処方価格を例に比較すると、以下のとおりです。

1か月分
デュタステリド国内先発医薬品(ザガーロ)12,760円(税込)
デュタステリド国内後発品(ジェネリック)8,140円(税込)
差額4,620円(税込)

ジェネリック医薬品に切り替えるだけで、月あたり4,620円、年間では約55,440円の費用を抑えられる計算になります。

AGA治療は数年単位で続けることが一般的であるため、長期的にみるとさらに大きな差になるでしょう。

またフィナステリドについては、クリニックフォアでは国内後発品での処方となるため、すでにジェネリック医薬品の価格で治療を受けることが可能です。

海外製ジェネリック(個人輸入)のリスク

インターネット上では、海外製のAGAジェネリック医薬品を個人輸入で入手できるサイトが多数存在します。

しかし、海外製ジェネリックの個人輸入には偽造品や粗悪品が含まれるリスクがあり、厚生労働省も注意喚起をおこなっています[6]

偽造品には有効成分が含まれていなかったり、表示と異なる成分が混入していたりするケースも報告されており、期待した効果が得られないだけでなく健康被害につながるおそれがあります。

さらに、個人輸入した医薬品で副作用が発生しても、日本の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるため、補償を受けることができません[6]

国内で承認されているジェネリック医薬品であれば、製造から流通まで厳格な基準のもとで品質が管理されています。

長期間にわたって服用し続けるお薬だからこそ、国内の医療機関で正規品の処方を受けることをおすすめします。

AGAのジェネリック医薬品についてオンライン診療で相談できる

AGAのジェネリック医薬品は医師の処方が必要ですが、オンライン診療を利用すれば自宅から手軽に処方を受けることができます。

オンライン診療には以下のようなメリットがあります。

  • ジェネリック医薬品を取り扱っているクリニックを全国どこからでも受診できる
  • 通院にかかる時間や交通費を節約でき、治療費全体のコストを抑えやすい
  • 定期配送を利用すればお薬の受け取り忘れを防ぎ、治療を継続しやすい
  • 対面での診察に抵抗がある方でも気軽に相談できる

クリニックフォアでは、フィナステリドやデュタステリドのジェネリック医薬品を取り扱っています。

ジェネリック医薬品を活用して、無理なくAGA治療を続けていきましょう。

※自由診療
※医薬品副作用被害救済制度等の対象外となります。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。医師の診察を受け、診断された適切な治療方法をお守りください。
※医師の判断でお薬の処方可否・お薬の処方日数は変わります。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

AGAジェネリック医薬品に関するよくある質問

AGAのジェネリック医薬品について、よく寄せられる質問と回答をまとめました。

Q. ジェネリックと先発品で副作用に違いはありますか?

有効成分が同じであるため、副作用の種類や発現頻度も基本的に同等です。

フィナステリドでは性欲減退や勃起機能障害、デュタステリドでも同様の副作用が報告されています[2][3]

添加物の違いによるアレルギー反応の可能性はゼロではありませんが、気になる症状があれば医師に相談してください。

Q. ジェネリックに切り替えるタイミングはいつがよいですか?

ジェネリック医薬品は先発品と同じ有効成分を含んでいるため、治療の途中からでも切り替えることが可能です。

先発品で効果が安定している方も、次回の処方時に医師に相談すればスムーズに切り替えられるケースがほとんどです。

切り替えに不安がある場合は、医師に現在の治療経過を伝えたうえで相談してみてください。

Q. 個人輸入でジェネリックを入手しても大丈夫ですか?

個人輸入には偽造品や健康被害のリスクがあるため、おすすめできません。

厚生労働省も個人輸入した医薬品には偽造品の可能性があると注意喚起をおこなっています[6]

万が一健康被害が起きても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるため、国内の医療機関で正規品の処方を受けることをおすすめします[6]

Q. ミノキシジルにジェネリックはありますか?

ミノキシジル外用薬には特定の先発医薬品が存在しないため、ジェネリック医薬品という分類にはあてはまりません。

国内では各メーカーが独自の製品として製造・販売しており、一般用医薬品として薬局やドラッグストアでも入手できます。

なお、ミノキシジル内服薬は日本国内ではAGA治療薬として承認されていないため、服用を検討する場合は医師に相談してください。

まとめ:AGAジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ効果で費用を抑えられる

AGAジェネリック医薬品は、先発品と同じ有効成分を含みながら、より手頃な価格で処方を受けられるお薬です。

日本で承認されているジェネリック医薬品は、厚生労働省の審査を経て品質・有効性が確認されています。

AGA治療は長期間の継続が前提となるため、ジェネリック医薬品を活用することで経済的な負担を軽減しながら治療を続けやすくなるでしょう。

ただし、海外からの個人輸入には偽造品のリスクがあり、健康被害が起きても公的な救済制度を受けられない可能性があります。

安心してAGA治療を続けるためには、国内の医療機関で正規品の処方を受けることが大切です。

ジェネリック医薬品を上手に活用しながら、無理のない範囲でAGA治療を継続していきましょう。

※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

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AGAの原因

AGAが起こる原因を理解しましょう。

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参考文献

  1. 日本皮膚科学会|男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
  2. PMDA|プロペシア錠添付文書
  3. PMDA|ザガーロカプセル添付文書
  4. PMDA|フィナステリド錠 医薬品情報
  5. PMDA|デュタステリドカプセル 医薬品情報
  6. 厚生労働省|医薬品等を海外から購入しようとされる方へ
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