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ケラチンシャンプーとは?まず知っておきたい基本
そもそもケラチンシャンプーが、ふつうのシャンプーと何が違うのか分かりにくいですよね。ケラチンシャンプーは、髪の主成分であるケラチンに由来する成分を配合したシャンプーで、ダメージが気になる髪のケアを目的に選ばれています。
なぜケラチンが髪にとって大切なのか、その仕組みを知っておくと、シャンプー選びの判断がしやすくなるでしょう。ここでは、ケラチンシャンプーを理解するために知っておきたい基本から整理していきます。
ケラチンは髪の主成分となるたんぱく質
ケラチンは、髪の毛の大部分を構成しているたんぱく質です[1]。ケラチンは、髪の強さやしなやかさを支える重要な成分です。
ケラチンは、いくつものアミノ酸が結びついてできており、このつながりが髪のハリやコシ、弾力を生み出しています。つまり、髪の状態はケラチンに大きく左右されます。
ケラチンは、爪や皮膚の角質にも含まれている成分です。まずは、ケラチンが髪をかたちづくる土台のような存在だと知っておくと、このあとの話が理解しやすくなるでしょう。
髪はキューティクル・コルテックス・メデュラの三層でできている
髪の毛の構造を知ると、ケラチンがどこで働いているのかが見えてきます。髪の毛は外側から、キューティクル・コルテックス・メデュラという三つの層でできています[2]。
いちばん外側のキューティクルは、うろこ状に重なって髪の内部を守るバリアのような層で、内部のたんぱく質や水分が失われないように保護しています[1][2]。その内側にあるコルテックスは髪の大部分を占め、ケラチンを多く含み、髪の太さやしなやかさ、色を左右します[2]。
中心にあるメデュラは、髪の芯にあたる部分です[2]。ケラチンは主にコルテックスに含まれ、キューティクルが守ることで、髪はしなやかさを保っています[2]。
ダメージで髪のケラチンは失われていく
髪が傷むと、内部のケラチンなどのたんぱく質が流れ出やすくなるといわれています。ヘアカラーやブリーチ、パーマ、縮毛矯正などの施術は、髪の構造に負担をかけることが知られています。また、毎日のドライヤーやヘアアイロンの熱、紫外線、摩擦なども、髪のダメージの原因のひとつです。
こうしたダメージで外側のキューティクルがはがれると、内部のケラチンなどのたんぱく質や水分が失われやすくなります。その結果、髪はパサついたり、ハリやコシを失ったり、枝毛や切れ毛が起きやすくなるでしょう。
傷んだ髪の表面をなめらかに整え、扱いやすくする発想が、ケラチンシャンプーの考え方の土台になっています。
シャンプーに使われる「加水分解ケラチン」とは
シャンプーの成分表示でよく見かけるのが「加水分解ケラチン」です。ケラチンはそのままでは分子が大きく、髪になじみにくいため、細かく分解して使いやすくしたものが加水分解ケラチンです[2]。
分子を小さくすることで、髪の表面になじみやすくなり、ダメージが気になる部分を整えやすくなっています。成分表示に「加水分解ケラチン」「加水分解ケラチン(羊毛)」などと書かれていれば、ケラチン由来の成分が配合されている目安です。
似た補修成分には、加水分解コラーゲンやシルク、各種アミノ酸などもあり、これらと組み合わせて配合されることもあります。成分名を知っておくと、パッケージの宣伝文句だけに頼らず、自分で中身を確認しやすいでしょう。
ケラチンシャンプーに期待できること
ケラチンシャンプーを使うと、実際にどんな変化が期待できるのか気になりますよね。ケラチンシャンプーは、洗いながらダメージが気になる髪を整え、扱いやすい状態に導くことを目的としたシャンプーです。
ただし、できることとできないことがあるため、期待できる範囲を正しく知っておくことが、満足できる選び方につながります。ここでは、ケラチンシャンプーに期待できることを、具体的に見ていきます。
ダメージが気になる髪をいたわって洗う
ケラチンシャンプーの基本的な役割は、ダメージが気になる髪をいたわりながら洗うことです。カラーや縮毛矯正、熱や摩擦で傷んだ髪は、表面がざらついて指通りが悪くなりがちです。ケラチン由来の成分が髪の表面になじむことで、手ざわりが整い、洗い上がりがなめらかに感じられるでしょう。
洗髪と同時に髪を整える成分を使えるため、ダメージが気になる人の毎日のケアに取り入れやすいのが特徴です。髪そのものを元の状態に戻すわけではなく、髪をいたわりながら洗い、扱いやすく整えるために使うものです。
毎日使うシャンプーだからこそ、洗いながらケアできる点が大きな利点といえるでしょう。
ハリ・コシ・指通りを整える
ケラチンシャンプーには、髪にハリやコシを与え、指通りをよくすることが期待できます。ダメージで髪の成分が失われると、髪は柔らかく頼りなくなり、絡まりやすくなります。ケラチン由来の成分が髪になじむと、一本一本に弾力が感じられ、まとまりのある手ざわりに整えやすくなるでしょう。
その結果、ブラッシングやスタイリングのときの引っかかりが減り、扱いやすさを感じる人もいます。ハリやコシが整うと、見た目の印象も健やかに見えやすくなるでしょう。
毎日のケアを通じて、少しずつ髪の扱いやすさを実感していくイメージで使うことをおすすめします。
パサつき・広がりをおさえてまとまりやすくする
乾燥やダメージによるパサつき、広がりが気になる人にも、ケラチンシャンプーは向いているでしょう。キューティクルが乱れた髪は水分を保ちにくく、湿気で広がったり、乾燥してまとまりにくくなったりします。
ケラチンや保湿成分が髪を整えることで、表面がなめらかになり、まとまりやすい状態に近づきます。とくに、湿気の多い時期にうねりや広がりが気になる人は、扱いやすさの変化を感じやすいかもしれません。
ただし、髪質やダメージの程度によって感じ方には個人差があります。自分の髪の悩みに合うかどうかは、しばらく使いながら確かめていくのがおすすめです。
カラーや縮毛矯正後の髪をいたわる
ヘアカラーや縮毛矯正のあとの髪のケアにも、ケラチンシャンプーは取り入れられることが多いです。これらの施術は髪に負担をかけるため、施術後はとくにダメージが気になりやすい状態になります。サロンでケラチントリートメントを受けたあと、その状態を保ちたいときのホームケアとして選ばれることもあります。
サロンのケラチントリートメントは美容師が施術として行うもので、自宅で毎日使うケラチンシャンプーとは使い方も目的も異なります。洗浄力がおだやかなものを選ぶと、施術後のデリケートな髪を、洗浄による負担をおさえながら洗いやすいでしょう。
ただし、縮毛矯正やカラーの仕上がりやもちは、使うシャンプーだけで決まるわけではありません。施術後のケアについては、担当の美容師に相談しながら選ぶと、より自分に合った方法が見つかります。
ケラチンシャンプーのメリット・デメリット
ケラチンシャンプーを選ぶ前に、メリットだけでなくデメリットも知っておきたいですよね。どんなアイテムにも向き・不向きがあり、期待できる範囲を理解しておくことで、選んだあとの満足度が変わってきます。
ここでは、ケラチンシャンプーのメリットとデメリット、合う人・合わない人の目安を整理していきます。
メリット|ダメージ毛をケアしながら洗える
ケラチンシャンプーの大きなメリットは、毎日の洗髪と同時にダメージ毛のケアができる点です。特別な手間を増やさなくても、いつものシャンプーを置きかえるだけでケアを取り入れられます。ケラチン由来の成分が髪を整えることで、指通りやまとまりのよさを感じることが期待できるでしょう。
カラーや縮毛矯正でダメージが気になる人にとって、続けやすいケアの形といえます。トリートメントとあわせて使うことで、ケアの実感を高めやすいのも利点です。
毎日続けるものだからこそ、無理なくケアできることは大きな魅力になるでしょう。
デメリット|「髪が生え変わる」わけではない
一方で、ケラチンシャンプーには期待しすぎない方がよい点もあります。ケラチンシャンプーは、あくまで今ある髪の表面を整えるもので、髪そのものを元どおりに戻すわけではありません。頭皮の外に伸びた髪は、傷んでも自然に元の状態に戻ることはないため、ダメージを「なかったこと」にはできません。
また、髪を太く生やしたり、薄毛を改善したりする目的のものでもありません。期待できるのは、今ある髪にハリやコシを与えて扱いやすく整え、枝毛や切れ毛を防ぐことです。
「修復・再生する」といった過度な期待ではなく、いたわって整えるものと理解しておくと、がっかりせずにすむでしょう。
合う人・合わない人の目安
ケラチンシャンプーには、向いている人とそうでない人の目安があります。カラーやパーマ、縮毛矯正でダメージが気になる人、パサつきや広がり、ハリ・コシ不足が気になる人には向いています。反対に、髪のダメージが少なく健康な人は、変化を感じにくいこともあります。
また、洗浄成分や配合成分が肌に合わない場合は、頭皮のかゆみなどが出ることもあるため注意が必要です。しっとり仕上がるタイプは、髪が細い人にはやや重く感じられることもあります。
自分の髪質や悩みに合うかどうかを意識して選ぶことが、満足できるシャンプー選びにつながります。
ケラチンシャンプーの選び方
ケラチンシャンプーといってもさまざまな商品があり、どれを選べばよいのか迷いますよね。選ぶときは、配合成分や洗浄成分、自分の髪質や悩みに合っているかを確認することが大切です。
ポイントを押さえておくと、宣伝の言葉だけに頼らず、自分に合った一本を選びやすくなります。ここでは、ケラチンシャンプーの選び方を、具体的な視点ごとに見ていきます。
洗浄成分で選ぶ(アミノ酸系などやさしいもの)
ケラチンシャンプーを選ぶときは、まず洗浄成分に注目するのがおすすめです。ダメージが気になる髪は、洗浄力が強すぎるシャンプーだと、必要なうるおいまで奪われてしまうことがあります。
アミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は洗浄力がおだやかなものが多く、洗いすぎを防ぎやすいとされています。成分表示で「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」「コカミドプロピルベタイン」などの名前を目安にすると分かりやすいでしょう。
ケラチン由来の成分が入っていても、洗浄成分が髪に合っていなければ、洗うたびに負担を感じることがあります。まずは洗浄成分のやさしさを確認することが、ダメージ毛のケアの土台になります。
「加水分解ケラチン」など補修成分を確認する
ケラチンシャンプーを選ぶなら、補修にかかわる成分が配合されているかを確認しましょう。成分表示に「加水分解ケラチン」と書かれていれば、髪になじみやすいかたちでケラチンが配合されている目安になります[2]。
あわせて、加水分解コラーゲンやシルク、各種アミノ酸など、髪を整える成分が入っているかも見ておくとよいでしょう。保湿成分が配合されていると、パサつきやすい髪をしっとり整えるのを助けてくれます。
「ケラチン配合」とうたっていても、配合量や処方は商品によって異なるため、成分表示を確認する習慣が役立ちます。化粧品の全成分表示は、配合量の多い順に記載するのが原則で、1%以下の成分は順不同で記載してよいとされています[3]。
成分表示の並び順も、ケラチン由来の成分がどの程度配合されているかを知る手がかりのひとつになるでしょう。パッケージの宣伝文句だけでなく、中身を見て選ぶことが、満足できる一本につながるでしょう。
髪質・悩みに合わせて選ぶ(くせ毛・細い髪・乾燥)
ケラチンシャンプーは、自分の髪質や悩みに合わせて選ぶことが大切です。くせ毛や広がりが気になる人は、しっとりまとまる仕上がりのタイプが向いていることが多いです。乾燥やパサつきが強い人は、保湿成分が多めに配合された、うるおい重視のものが合いやすいでしょう。
一方で、髪が細くてボリュームが出にくい人は、しっとりしすぎるタイプだと重く感じることがあります。その場合は、軽い仕上がりやハリ・コシを意識したタイプを選ぶと、ふんわり感を保ちやすくなります。
自分の髪の悩みを整理してから選ぶと、仕上がりのイメージに近づけやすくなるでしょう。
市販品とサロン専売品の違い
ケラチンシャンプーには、ドラッグストアなどで買える市販品と、美容室で扱うサロン専売品があります。
市販品はドラッグストアや通販サイトなどで手軽に購入でき、価格帯も幅広いため、初めて試す人や続けやすさを重視する人に向いています。サロン専売品は主に美容室で購入するもので、髪質やダメージに合わせた処方のものが多く、美容師に相談しながら選べるのが利点です。
どちらが優れているということではなく、自分の髪の状態や続けやすさ、予算に合うかで選ぶのが現実的でしょう。サロンでケラチントリートメントを受けている場合は、相性のよいホームケア用を美容師にたずねるのもよい方法です。
価格や入手しやすさだけでなく、続けられるかどうかも含めて選ぶと失敗が少なくなります。
メンズ向けの選び方のポイント
ケラチンシャンプーは女性向けの印象がありますが、男性のダメージケアにも取り入れられます。カラーやブリーチ、パーマをする男性や、髪のパサつきや手ざわりが気になる男性にも向いています。
皮脂が多めで頭皮のべたつきが気になる場合は、頭皮の汚れをしっかり落としつつ、髪をいたわるバランスのものを選ぶとよいでしょう。しっとりしすぎるタイプはボリュームが出にくくなることもあるため、仕上がりの軽さも確認したいポイントです。
メンズ向けと表示された商品だけでなく、成分や仕上がりで選べば、男女問わず使えるものも多くあります。自分の頭皮の状態と髪の悩みに合わせて選ぶことが、男性のヘアケアでも基本になります。
続けやすい価格・使い心地で選ぶ
ケラチンシャンプーは毎日使うものだからこそ、続けやすさも大切な選び方の一つです。どれだけ良い成分が入っていても、価格が高すぎて続かなければ、使い続けるよさを感じにくいでしょう。
香りや泡立ち、洗い上がりの使い心地が好みに合うかどうかも、毎日続けるうえで意外と重要なポイントです。まずは小さめのサイズやトライアルで試し、自分の髪と相性がよいかを確かめてから続けるのもよい方法です。
詰め替え用があるかどうかも、長く続けるうえでの判断材料になります。無理なく続けられる一本を選ぶことが、ヘアケアの実感につながっていきます。
※自由診療
※医師の判断によりお薬の処方ができない場合があります
ケラチンシャンプーの効果的な使い方
せっかくケラチンシャンプーを使うなら、効果を引き出す使い方を知っておきたいですよね。同じシャンプーでも、洗い方やその後のケアによって、髪の仕上がりや扱いやすさは変わってきます。
正しい手順を押さえておくと、髪をいたわりながら、ケアの実感を得やすくなります。ここでは、ケラチンシャンプーの効果的な使い方を、順を追って見ていきましょう。
予洗いとシャンプーの正しい手順
ケラチンシャンプーの効果を引き出すには、洗う前の予洗いが大切です。シャンプー前に、ぬるま湯で髪と頭皮をしっかりすすぐと、汚れの多くが落ちて泡立ちがよくなります。予洗いをしておくと、少ない量のシャンプーでもしっかり洗えるため、髪や頭皮への負担をおさえられます。
シャンプーは手のひらに出して指先の方へのばし、耳の上や後ろ、頭のてっぺんなどの頭皮に少しずつつけてから、指の腹で頭皮をやさしくマッサージするように洗いましょう[2]。爪を立ててゴシゴシ洗うと頭皮を傷つけることがあるため、力を入れすぎないことがポイントです。
最後はすすぎ残しがないよう、髪の生え際や襟足までしっかり洗い流すことが大切です。
トリートメントとの併用でケアを高める
ケラチンシャンプーは、トリートメントと組み合わせて使うことで、ケアの実感を高めやすくなります。シャンプーで髪を整えたあと、同じ系統のトリートメントで仕上げると、ハリ・コシやまとまりを保ちやすくなります。
トリートメントは頭皮ではなく、傷みやすい毛先を中心になじませると、根元のべたつきを防ぎやすいでしょう。数分置いてから洗い流すタイプは、表示時間を守ることで成分がなじみやすくなります。
週に数回、より集中的にケアできるヘアマスクを取り入れる方法もあります。シャンプーとトリートメントをセットで考えると、毎日のケアがより効果的です。
ドライヤーでの乾かし方のコツ
洗ったあとの乾かし方も、髪の仕上がりを左右する大切なポイントです[2]。ケラチンシャンプーで丁寧にケアした髪も、乾かし方を間違えてしまうと、そのよさを十分に活かせないこともあります。シャンプー後のひと手間を意識すると、翌朝の髪のまとまりやすさにもつながるので、ぜひ習慣にしてみてください。
ぬれた髪はやわらかく、摩擦などで傷みやすいため、洗髪後はできるだけ早く乾かすことが大切です[2]。濡れたまま長い時間を過ごすと、そのぶん傷みやすい状態が続いてしまいます。
お風呂上がりはまずタオルドライを丁寧に行い、ドライヤーの時間をできるだけ短くする準備をしましょう。タオルでこすらず、髪をはさんでやさしく水分を吸い取ると、摩擦による負担をおさえられます。
ゴシゴシとこする動作はキューティクルを傷つけるだけでなく、枝毛や切れ毛の原因にもなります。吸水性の高いタオルを使うと、短い時間で水分を吸い取りやすく、こする回数を減らせます。
ドライヤーは髪から少し離し、同じ場所に熱を当て続けないように動かしながら乾かしましょう。一点に熱が集中すると、髪のケラチンなどのたんぱく質が変性して、パサつきや硬さの原因になります。
根元から毛先に向かって風を当て、最後に冷風を当てて髪の熱をとると、まとまりやすく仕上がります。仕上げに冷風を使うのも、ツヤのある髪に整えるためのひと手間です。
使う頻度と続け方の目安
ケラチンシャンプーは、毎日の洗髪に取り入れて続けることが基本です。シャンプーは今ある髪の表面を整えるものなので、一度使っただけで大きく変わるものではありません。続けて使うなかで、指通りやまとまりの変化を感じていくイメージで使うとよいでしょう。
しっとりしすぎると感じる場合は、ほかのシャンプーと使い分ける方法もあります。季節や髪の状態によって、仕上がりの好みが変わることもあるため、髪の様子を見ながら調整しましょう。
無理なく続けられるペースで使うことが、ケアの実感につながっていきます。
ケラチンシャンプーを使うときの注意点
ケラチンシャンプーを使ううえで、気をつけておきたい点も知っておきたいですよね。注意点を理解しておくことで、過度に期待しすぎず、トラブルを避けながら上手に使えます。
ここでは、ケラチンシャンプーを使うときの注意点を整理していきます。
すぐに劇的に変わるわけではない
ケラチンシャンプーは、使ってすぐに髪が劇的に変わるものではありません。あくまで今ある髪の表面を整えるもので、傷んだ髪を元の状態に戻すわけではないためです。
指通りやまとまりの変化は、続けて使うなかで少しずつ感じられていくのが一般的です。「一度で見違える」といった期待をすると、思ったほどの変化を感じられず、がっかりしてしまうことがあります。
毎日のケアの積み重ねで、髪を扱いやすく保っていくものと理解しておくと安心です。焦らず続けることが、ケラチンシャンプーと上手に付き合うコツになります。
頭皮トラブルがあるときは無理に使わない
頭皮にかゆみや赤み、かぶれなどのトラブルがあるときは、無理に使わないことが大切です。洗浄成分や配合成分が肌に合わないと、頭皮の不調につながることがあります。
使用中や使用後に、頭皮に赤み、はれ、かゆみ、刺激などの異常があらわれた場合は、使用を中止しましょう。症状が続いたり強く出たりするときは、自己判断せず、皮膚科専門医などに相談してください。
敏感肌の人は、まず少量で試してから使い始めると安心です。髪のケア以前に、土台となる頭皮の状態を大切にすることが基本になります。
縮毛矯正・カラーの予定があるときの注意
縮毛矯正やカラーの予定があるときは、ホームケアについて美容師に相談しておくと安心です。シャンプーやトリートメントの成分が、施術の仕上がりやもちに影響する場合があるためです。
とくに縮毛矯正やパーマの前後は、髪がデリケートな状態になっているため、ケアの方法に配慮が必要です。サロンでケラチントリートメントなどを受けている場合は、相性のよいホームケア用を確認しておくとよいでしょう。
自己判断で合わないケアを続けると、施術の仕上がりが長持ちしないこともあります。施術とホームケアをセットで考えると、より自分に合った髪のケアにつながるでしょう。
ケラチンシャンプーに関するよくある質問
Q:ケラチンシャンプーとは何ですか?
A:ケラチンシャンプーは、髪の主成分であるケラチンに由来する成分を配合したシャンプーです。髪を洗いながら表面を整え、指通りやまとまりのよい扱いやすい状態にすることを目的としています。カラーや縮毛矯正などでダメージが気になる人のホームケアとして選ばれています。
Q:ケラチンシャンプーにはどんな効果が期待できますか?
A:ハリ・コシや指通りを整え、パサつきや広がりをおさえてまとまりやすくすることが期待できます。ただし、傷んだ髪を元の状態に戻すものではなく、今ある髪を整えていくものです。感じ方には個人差があるため、続けながら自分の髪との相性を確かめるのがおすすめです。
Q:ケラチンシャンプーのデメリットや合わない人はいますか?
A:ケラチンシャンプーは髪そのものを生やしたり、薄毛を改善したりするものではありません。しっとり仕上がるタイプは、髪が細い人には重く感じられることもあります。洗浄成分や配合成分が肌に合わない場合は、頭皮の違和感が出ることもあるため注意が必要です。
Q:加水分解ケラチンとは何ですか?
A:加水分解ケラチンは、ケラチンを髪になじみやすいように細かく分解した成分です[2]。分子が小さくなることで髪の表面になじみやすくなり、ダメージが気になる部分を整えるのを助けます。成分表示に記載があれば、ケラチン由来の成分が配合されている目安になります。
Q:ケラチンシャンプーはどう選べばよいですか?
A:まずアミノ酸系などの頭皮にやさしい洗浄成分かを確認し、加水分解ケラチンなどの補修成分が入っているか確認してください。そのうえで、くせ毛・乾燥・細い髪など、自分の髪質や悩みに合った仕上がりのものを選ぶとよいでしょう。毎日続けられる価格や使い心地かどうかも、大切な選び方のポイントです。
Q:縮毛矯正やカラーのあとにケラチンシャンプーは使えますか?
A:施術後のダメージが気になる髪のホームケアとして取り入れやすい選択肢です。ただし、シャンプーの成分が施術の仕上がりやもちに影響することもあるため注意が必要です。施術後のケアは、担当の美容師に相談しながら選ぶと、より自分に合った方法が見つかります。
Q:ケラチンシャンプーとアミノ酸シャンプーの違いは何ですか?
A:アミノ酸シャンプーは「洗浄成分」がアミノ酸系であることを指し、頭皮や髪へのやさしさが特徴です。一方、ケラチンシャンプーは「補修にかかわる成分」としてケラチンを配合したものを指します。両方の特徴をあわせ持つ、アミノ酸系洗浄成分でケラチンを配合したシャンプーも多くあります。
まとめ
ケラチンは髪の大部分を構成するたんぱく質で、ダメージによって流れ出やすくなるといわれています。ケラチンシャンプーは、ケラチン由来の成分を配合し、洗いながら髪を扱いやすく整えるためのシャンプーです。ハリ・コシや指通りを整え、パサつきや広がりをおさえてまとまりやすくすることが期待できます。
ただし、傷んだ髪を元どおりに戻したり、髪を生やしたりするものではない点は理解しておきたいところです。選ぶときは、やさしい洗浄成分か、加水分解ケラチンなどの補修成分が入っているか、自分の髪質に合うかを確認しましょう。
予洗いや正しい洗い方、トリートメントとの併用、ていねいな乾かし方を意識すると、ケアの実感を得やすくなります。頭皮トラブルがあるときや施術の予定があるときは無理をせず、必要に応じて美容師や医療機関に相談しながら、自分に合ったケアを続けていきましょう。
※自由診療
※医師の判断によりお薬の処方ができない場合があります
