頭頂部ハゲ・薄毛の原因は？対策方法と治し方について徹底解説

「頭頂部が薄くなってきたど何が原因なんだろう･･･」「頭頂部ハゲっぽいけどどうにか対策できないかな･･･」「頭頂部が薄い気がするけどこれはハゲてるんだろうか･･･」と感じたことのある方は多いのではないでしょうか。そこで本記事では頭頂部ハゲの定義から原因、対策方法について徹底解説。女性の方は「つむじや頭頂部の薄い女性が改善すべきこととは？医師が解説します」の記事をご覧ください。

頭頂部ハゲの特徴・基準

頭頂部ハゲはO型ハゲとも言われるハゲの形です。頭頂部（つむじ）付近が薄いことが特徴的ですが、進行していくにつれ、側頭部や後頭部にまでその範囲は広がります。

見た目の上で薄毛かどうかは人によって捉え方は異なるため、一概に頭頂部ハゲの基準というものはありません。しかし頭頂部ハゲの方には、以下のような特徴があります。

• つむじの毛流れがハッキリとしていない
• 頭頂部付近の毛のみ突出して細い・短い
• 頭頂部の地肌が透けて見えている

「いくつか当てはまるな」という方は、頭頂部ハゲの恐れがあります。心配な方は専門のクリニックで医師に相談することをオススメします。

頭頂部ハゲの原因

頭頂部ハゲになってしまう原因はいくつか考えられます。中でも主たる原因は以下の3点です。

• AGA
• 血行不良
• 脂漏性脱毛症

それぞれ詳しく解説していきます。

AGA

AGAとは、男性型脱毛症（AndroGenetic Alopecia）の略称。思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症のことを指します。

髪の毛は、毛周期と呼ばれる毛の成長サイクルに従って生まれ変わっており、通常の毛周期では、毛が太くなり成長する「成長期」が2～6年、毛が退化していく「退行期」を経て毛が抜け落ちる「休止期」が数ヶ月、というサイクルです。

しかしAGAになると、この成長期が短くなります。休止期にとどまってしまうものが多くなり、毛の成長が鈍化。そして、特に前頭部や頭頂部の髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には頭髪がなくなっていきます。

日本人男性は20代後半から30代にかけてAGAが発症し、40代以降にかけて徐々に進行していくパターンが多いとされていますが、早い方では10代後半から発症する方もいらっしゃいます。

そのため「まだ若いから」「目立たないから大丈夫」と放置せずに、できるだけ早くからケアをすることが治療の観点からは非常に大事です。

血行不良

血行不良になると髪の毛へ十分に栄養と酸素が行きわたらず、毛が細くなり薄毛を招くことがあります。

メカニズムとしては、髪の毛の基となる毛母細胞は細胞分裂にあたり多くの栄養分と酸素を必要とします。そして、この栄養分や酸素は血によって運ばれてくるのです。

そのため、血行不良を起こすと毛母細胞へ栄養分と酸素がきちんと運ばれなくなってしまうのです。

脂漏性脱毛症

脂漏性皮膚炎などの「皮膚の炎症」によっても薄毛につながる場合があります。脂漏性皮膚炎が引き起こす脱毛症は、「脂漏性脱毛症」と呼ばれます。

脂漏性皮膚炎とは皮脂の過剰分泌によって起こる疾患です。頭皮のべたつき、ニキビや炎症、湿疹のほか、頭皮からフケがボロボロと出るなどの症状が見られます。高度な炎症がある場合、頭皮環境が悪化することで、抜け毛が進行する原因となります。

脂漏性皮膚炎は、皮膚に常在しているマラセチアというカビ（真菌）の一種が過剰に増殖することが原因であると考えられています。マラセチアは皮脂腺から分泌される皮脂を栄養源としている真菌であり、皮膚の炎症をベースとして、皮脂の分泌が多くなるとマラセチアも増殖してしまうことが知られています。

加えて精神的ストレスや、頭皮がきちんと洗えていない、シャンプーやリンスなどが十分に洗い落とせていない、などと言ったことも、脂漏性皮膚炎の原因になり得るとされています。

頭頂部ハゲの対策方法

頭頂部ハゲの原因を確認したところで、次は対策方法について紹介します。対策方法については主に以下の3点です。

• クリニックでAGA治療を受ける
• 生活習慣を見直す
• 血行促進に繋がることを行う

それぞれ詳しく説明していきます。

クリニックでAGA治療を受ける

最も有効性が高い対策方法はクリニックでのAGA治療です。治療が早ければ早いほどに、かかる費用や身体的負担も楽になるため、「まだ大丈夫だろう」という方でも、一度診察を受けられることをオススメします。

投薬治療によってDHT（ジヒドロテストステロン）を抑制する

AGA治療は投薬治療がメインになります。主にジヒドロテストステロンの抑制を目的としており、フィナステリド（商品名：プロペシア）やデュタステリド（商品名：ザガーロ）を用いて行います。

治療内容や有効性について詳しく知りたい方は「薄毛治療に不安を抱えている方に！知っておくべき情報を医師がまとめて解説します。」をご覧ください。

生活習慣を見直す

日々の食生活や睡眠などの生活習慣も、薄毛対策に大きく影響します。

毛母細胞の活動のため、栄養バランスが整った食事を摂るのはもちろんですが、睡眠もとても重要なポイントです。

毛母細胞の活動を促進するIFG-1という物質は、成長ホルモンに関連しているのですが、成長ホルモンは睡眠時に多く分泌される傾向があります。

より具体的な生活習慣の改善方法について詳しく知りたい方は「AGA対策・薄毛改善のために知っておきたい生活習慣、食べ物について医師が解説します。」をご覧ください。

血行促進に繋がることを行う

先の通り、頭皮の血行不良は毛母細胞への栄養と酸素供給を滞らせます。そのため薄毛対策には血行促進も重要です。

運動やストレッチ、半身浴など様々な方法がありますが、まずは気軽に行える頭皮マッサージから始めてみましょう。指の腹で頭皮全体を包み円を描く様に、ゆっくり回していくのがポイントです。

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