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※医師の判断によりお薬の処方ができない場合があります
頭皮が赤いのはどんな状態?まず知っておきたいこと
自分の頭皮が赤くなっていると、何か大きな病気ではないかと心配になりますよね。
結論からいえば、頭皮の赤みは、何らかの刺激や炎症などによって起こることが多く、頭皮の状態に変化が起きているサインのひとつです。
原因はひとつとはかぎらず、毎日のヘアケアや紫外線などの刺激、生活習慣、ときには皮膚の病気など、複数の要因が関わっていることもあります。
まずは、頭皮の赤みがどのような状態を指すのか、そして症状からどのように見分けていくのかを整理しておきましょう。
頭皮の赤みは「炎症」のサインであることも
頭皮の赤みは、皮膚に炎症が起きた時にみられる代表的な変化のひとつです。
私たちの皮膚は、強い刺激を受けたり、乾燥などによって皮膚のバリア機能が低下したりすると、炎症が起こって赤みが生じることがあります。
とりわけ頭皮は髪の毛におおわれて見えにくいため、赤みが出ていても気づきにくいことがあります。
分け目や生え際が赤い、シャンプーのときにピリピリしみる、といった変化は、頭皮に炎症などのトラブルが起きている可能性を示すことがあります。
ごく軽い赤みなら数日で自然に治まることもありますが、何度も繰り返す場合は、原因を確認するために皮膚科への相談を検討しましょう。
まずは赤みを「頭皮からのサイン」として受け止め、症状やきっかけを確認しながら原因を考えていくことが、適切な対処への第一歩になります。
かゆい・かゆくない・痛い・できもの…症状から原因を考える
頭皮の赤みは、一緒にあらわれている症状によって、原因の可能性をある程度絞り込めることがあります。
かゆみやフケ、痛み、できものの有無といった症状が、原因の可能性を絞り込む手がかりになるためです。
かゆみやフケをともなう赤みでは、脂漏性皮膚炎やかぶれなどが考えられます。
一方、かゆみのない赤みは日焼けや刺激によって起こることもあります。
押すと痛い赤いできものがある場合は、毛穴の炎症などが考えられます。
また、赤みが広がっていく場合や、症状が長引く場合には、皮膚の病気が関わっている可能性もあります。
自分の症状にどのような特徴があるのかを整理しておくと、このあとに続く原因や対処について、より理解しやすくなるでしょう。
赤み以外に一緒に出やすい頭皮のサイン
頭皮の赤みは、フケやかゆみ、ベタつきといった、ほかの症状をともなうこともあります。
これらの症状は、頭皮の状態や原因を知るうえでの手がかりになります。
皮脂の分泌が多い場合はベタつきや黄色っぽいフケ、乾燥がある場合は細かい白いフケがみられることがあります。
ただし、フケの色や大きさだけで原因を判断することはできません。
においやヒリつきなどをともなう場合は、頭皮に炎症や感染などのトラブルが起きている可能性もあるため、症状の経過を確認することが大切です。
赤みだけを見るのではなく、こうした変化もあわせて観察しておくと、頭皮の状態を把握しやすくなり、受診時にも症状を伝えやすくなります。
頭皮が赤くなる主な原因
ここからは、頭皮が赤くなる主な原因を、ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
ここではまず、毎日のヘアケアや紫外線、季節や体調の変化といった身近な要因を取り上げます。
皮膚の病気が背景にある場合については、後半であらためて詳しく解説します。
また、原因はひとつとはかぎらず、複数の要因が重なって赤みが生じている場合もあります。
自分の症状や生活習慣に当てはまるものがないか確認しながら読み進めると、対処の方向性を考える手がかりになります。
洗いすぎ・乾燥・シャンプーの刺激
頭皮の赤みの原因のひとつとして、洗いすぎや乾燥による皮膚への刺激が挙げられます。
一日に何度も髪を洗ったり、自分の頭皮に合わない洗浄力の強すぎるシャンプーを使い続けたりすると、頭皮を守るために必要な皮脂まで落としすぎることがあります。
皮脂が過度に失われると、頭皮が乾燥してバリア機能が低下し、ふだんなら気にならない程度の刺激でも赤みや刺激感が生じることがあります。
爪を立ててゴシゴシと洗ったり、熱いお湯で洗い流したりすると、頭皮への刺激となり、赤みやヒリつきが出ることもあります。
シャンプーのすすぎ残しは頭皮への刺激やかぶれの原因となることがあり、ドライヤーの熱を近くから当てすぎることは、頭皮の乾燥や熱刺激につながる可能性があります。
刺激が原因の赤みであれば、洗い方や乾かし方を見直すことで改善することがあります。
まずは毎日のケアを見直し、症状が続く場合は皮膚科への相談を検討しましょう。
季節や気温の変化による赤み
頭皮の赤みには、季節や気温の変化が影響することもあります。
空気が乾燥する冬は頭皮も乾燥しやすく、皮膚のバリア機能が低下することで、赤みが生じやすくなることがあります。
一方、汗ばむ夏は汗や皮脂による蒸れや刺激が生じやすく、頭皮の状態によっては炎症につながることがあります。
季節の変わり目に、頭皮のかゆみや赤みが強くなることもあります。
冷暖房の使用によって室内の空気が乾燥すると、頭皮の乾燥が進むこともあります。
季節に応じて乾燥や汗、蒸れへの対策を見直すことが、頭皮の状態を整える助けになることがあります。
ホルモンバランスの変化
女性の場合、更年期などに伴うホルモンバランスの変化が、皮膚や毛髪の状態に影響することもあります。
ホルモンと頭皮の関係にはわかっていない点もありますが、ホルモンの変化が大きい時期に、皮脂の量や肌の調子が普段と変わったと感じる方もいます。
月経前後や妊娠・出産後、更年期など、ホルモンの変化が大きい時期には、肌や頭皮の状態に変化を感じることがあります。
いつもと同じケアなのに急に頭皮がかゆくなったり赤くなったりする、と感じる方もいます。
こうした時期は、洗いすぎや強い摩擦などの刺激を避け、頭皮をやさしくケアすることが、症状の悪化予防につながることがあります。
ホルモンの変化にともなって頭皮の状態が変わることもありますが、赤みやかゆみが続く場合は、ホルモンの変化だけが原因とは限りません。
症状に合わせてケアを見直し、必要に応じて皮膚科に相談しましょう。
紫外線による日焼け
頭皮が赤くヒリヒリと痛むようなときは、紫外線による日焼けが原因になっていることもあります。
頭皮は体の中でも日光を受けやすい位置にあり、特に髪の分け目は髪に覆われていないため、紫外線の影響を受けやすい部位です。
日焼けは、紫外線によって起こる急性の皮膚反応で、赤みやほてり、時間がたってからの皮むけなどを起こすことがあります。
屋外で長い時間を過ごしたあとに分け目が赤くなっていた場合は、紫外線による日焼けも原因のひとつとして考えられます。
つばの広い帽子や日傘を使うことは、頭皮の日焼け予防に役立ちます。
髪の分け目を固定しないことも、分け目への紫外線の集中を避ける工夫のひとつです。
こうした紫外線対策は、頭皮の日焼けを防ぐだけでなく、長期的な紫外線によるシミなどの皮膚トラブルの予防にもつながります。
ストレスや生活習慣の乱れ
強いストレスや生活習慣の変化が、頭皮の赤みやかゆみなどの症状に影響することもあります。
脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などの皮膚の病気は、ストレスや睡眠不足、疲れがたまったときに悪化することがあります。
また、睡眠不足などの生活習慣の乱れが続くと、皮膚の状態に影響し、症状が長引くことがあります。
仕事や家事などで疲れがたまった時期に、頭皮の赤みやかゆみが強くなったと感じることもあります。
栄養バランスの偏りや過度な飲酒、喫煙なども、健康状態や皮膚の状態に影響する可能性があります。
生活習慣の乱れは誰にでも起こりうるものなので、自分を責めすぎず、できる範囲で休息をとり、生活リズムを整えていきましょう。
赤いできもの・斑点があるとき
頭皮に赤いできものや斑点がある場合は、平らな赤みとは異なる原因が考えられます。
押すと痛むできもの、膿をもったブツブツ、盛り上がって白っぽいものが付着した部分など、見た目や触れたときの感触には違いがあります。
こうした症状の背景には皮膚の病気があることも多いため、それぞれの特徴は後半の項目で詳しく解説します。
かゆみの有無にかかわらず、できものや斑点が長く続く場合や、痛み・膿をともなう場合は、見た目だけで判断せず皮膚科を受診しましょう。
抜け毛・薄毛と頭皮の赤みの関係
頭皮の赤みが続くと、この先の抜け毛や薄毛につながらないかと気になる方もいるでしょう。
頭皮の炎症が長く続くと、炎症の種類や程度によっては、抜け毛に影響することがあります。
脂漏性皮膚炎などの頭皮の病気と、抜け毛が同時にみられる場合もあります。
赤みやかゆみとともに抜け毛が増えたと感じるときは、頭皮の炎症などが関係している可能性もありますが、抜け毛にはさまざまな原因があります。
ただし、頭皮に赤みがあるからといって、必ずしも薄毛につながるわけではありません。
赤みやかゆみとともに抜け毛が気になる場合は、頭皮の状態や抜け毛の原因を確認するために、皮膚科への相談を検討しましょう。
頭皮の赤みの原因となる皮膚の病気
頭皮の赤みが続く場合や、かゆみ・フケ・痛みなどをともなう場合には、皮膚の病気が背景にあることがあります。
頭皮は皮脂腺が多く、髪におおわれて蒸れやすいうえ、紫外線や整髪料などの刺激も受けやすいため、さまざまな皮膚疾患が生じやすい部位です。
原因となる病気によって、赤みの見た目や経過、必要な治療は大きく異なります。
ここでは、頭皮の赤みに関係する代表的な病気を、頻度の高いものから順に整理します。
脂漏性皮膚炎
頭皮の赤みとフケが同時にみられるとき、よくある原因のひとつが脂漏性皮膚炎です。
皮膚に常在するマラセチアという真菌(カビの一種)がつくる酵素(リパーゼ)によって皮脂が分解され、その分解産物である脂肪酸(とくにオレイン酸)が炎症を引き起こすと考えられています[1]。
皮脂の分泌が多い部位に生じやすく、頭皮や生え際のほか、眉間、小鼻の脇、耳の後ろなどにも症状が現れます。
黄色みを帯びたベタつくフケや、境界のはっきりしない赤みが特徴で、良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい病気です。
治療は抗真菌薬の塗り薬が中心で、赤みやかゆみが強い場合にはステロイドの塗り薬を併用することがあります。
市販の薬用シャンプーなどで様子を見ても赤みやフケがぶり返す場合は、自己判断でのケアを続けず、皮膚科で診断を受けましょう。
アトピー性皮膚炎
もともと湿疹を繰り返しやすい体質の方では、アトピー性皮膚炎が頭皮に現れていることがあります。
アトピー性皮膚炎は、増悪と軽快を繰り返す、かゆみをともなう湿疹を主な病変とする疾患です[2]。
頭皮では、赤みや細かいフケ、強いかゆみがみられ、かき壊しによってジュクジュクした状態やかさぶたを生じることもあります。
顔や首、肘の内側、膝の裏など、ほかの部位にも湿疹がある場合は、この病気が疑われます。
治療は、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏、デルゴシチニブ軟膏、ジファミラスト軟膏などの塗り薬で炎症を抑えることと、保湿剤によるスキンケアが基本です[2]。
塗り薬で十分な効果が得られない中等症以上の場合には、注射薬や飲み薬が使われることもあるため、症状が強いときは皮膚科で相談しましょう。
接触皮膚炎(かぶれ)
ヘアカラーやパーマ液、シャンプーなどが体質に合わず、かぶれを起こしている場合もあります。
とくにヘアカラーに含まれる成分によるかぶれは、施術の翌日以降に強い赤みや腫れ、かゆみとして現れることがあります[3]。
新しい製品や施術のあとに症状が出た場合は、まず使用を中止することが重要です。
繰り返すと症状が強く出るようになることがあるため、原因を特定する検査を含めて皮膚科に相談しましょう[3]。
毛包炎(毛嚢炎)・せつ
赤いブツブツや膿をもった発疹が毛穴に一致して出ている場合は、毛包炎が考えられます。
毛包炎は、毛穴(毛包)に細菌が感染して炎症を起こした状態で、頭皮では汗や蒸れ、かき傷、整髪料の刺激などがきっかけになることがあります。
炎症が毛穴の周囲まで広がると「せつ」と呼ばれ、赤い腫れと強い痛みをともない、しこりのように触れることもあります。
自分でつぶすと悪化したり、あとが残ったりすることがあるため、触らずに清潔を保ちましょう。
軽症であれば自然に治まることもありますが、痛みが強い場合や広がる場合は皮膚科を受診しましょう。
必要に応じて、抗菌薬の塗り薬や飲み薬による治療が行われます。
頭部白癬・ケルスス禿瘡
赤みに加えてフケや脱毛をともなう場合は、真菌が毛髪に感染する頭部白癬の可能性があります。
炎症が強いケルスス禿瘡では、毛包から膿が出て、痛みやリンパ節の腫れをともないます[4]。
注意が必要なのは、湿疹だと思ってステロイドの塗り薬を使うと、かえって悪化するおそれがある点です。
治療は抗真菌薬の内服が原則です[4]。
塗り薬だけでは治りにくいため、フケや脱毛をともなう赤みが続く場合は、市販薬で様子を見ずに皮膚科を受診しましょう。
尋常性乾癬
厚みのある赤い盛り上がりに、銀白色のフケが重なって付着している場合は、尋常性乾癬が考えられます。
頭皮は、肘や膝の外側などと並んで乾癬ができやすい部位のひとつです[5]。
フケが厚く積み重なるため脂漏性皮膚炎と区別がつきにくいことがあり、市販のシャンプーだけで改善させるのは難しい病気です。
爪の変形や関節の痛みをともなうこともあり、関節の症状(乾癬性関節炎)がある場合は、関節が壊れるのを防ぐために飲み薬や注射薬による治療が検討されます[5]。
頭部の血管肉腫
高齢の方で、ぶつけた覚えのないあざのような赤紫色の斑が頭にでき、なかなか消えない場合は、注意が必要です。
血管肉腫は血管の細胞から生じる悪性腫瘍で、高齢者の頭頸部に生じやすく、典型的には境界のはっきりしない暗赤紫色の斑として現れます[6]。
進行すると盛り上がりやしこりを作り、出血しやすくなって、かさぶたや潰瘍をともなうようになります[6]。
打撲によるあざや帯状疱疹と思われて、治療をしても治らずに見つかることがあります。
まれな病気ですが進行が速く、早期に診断して治療を始めることが重要です。
高齢の方で、頭のあざのような赤みが数週間たっても消えない、あるいは広がる場合は、様子をみずに皮膚科を受診しましょう。
ここまで紹介した病気の特徴を、赤みの見た目とともなう症状の面から整理します。
【頭皮の赤みに関係する主な皮膚の病気】
| 病気 | 赤みの特徴 | ともなう症状 | 主な治療 |
| 脂漏性皮膚炎 | 境界のはっきりしない赤み | ベタついた黄色いフケ、かゆみ | 抗真菌薬の外用、ステロイド外用薬 |
| アトピー性皮膚炎 | 湿疹としての赤み、繰り返す | 強いかゆみ、ほかの部位の湿疹 | ステロイド外用薬などの塗り薬、保湿、注射薬・飲み薬 |
| 接触皮膚炎 | 使用・施術後に出る赤みと腫れ | かゆみ、浸出液 | 原因製品の中止、ステロイド外用薬 |
| 毛包炎・せつ | 毛穴に一致した赤いブツブツ | 膿、痛み、しこり | 抗菌薬の外用・内服 |
| 頭部白癬 | フケをともなう赤み | 脱毛、膿、痛み | 抗真菌薬の内服 |
| 尋常性乾癬 | 厚く盛り上がった赤み | 銀白色の厚いフケ、爪の変形 | ステロイド外用薬、活性型ビタミンD3外用薬など |
| 頭部の血管肉腫 | あざのような暗赤紫色の斑 | 出血、しこり、潰瘍 | 手術、放射線治療、薬物療法 |
表のとおり、赤みの見た目だけで病気を見分けることは難しいため、フケの性状や痛み、脱毛、出血などをあわせて確認することが受診の判断材料になります。
頭皮の赤みが気になるときのセルフケア
はっきりした症状をともなわない軽い赤みであれば、日々のケアを見直すことで落ち着くこともあります。
頭皮の赤みには、洗い方による刺激や、かき壊し、紫外線などが関係している場合があるためです。
洗うときは爪を立てず、指の腹でやさしく洗い、熱すぎないぬるま湯ですすぎ残しがないように洗い流しましょう。
洗浄力の強すぎる製品や一日に何度も洗う習慣は、必要な皮脂まで落として乾燥や刺激につながるため、頭皮の状態に合わせて見直すことが大切です。
かゆいときに強くかくと、頭皮に傷がついて炎症が長引いたり、そこから細菌が入り込んだりすることがあるため、冷たいタオルを短時間あてるなど、かかずに済む工夫を取り入れましょう。
頭皮は紫外線を受けやすい部位でもあるため、日差しの強い日は帽子などで守り、汗をかいたときはこまめに外して蒸れをためないようにします。
ただし、これらのケアはあくまで軽い赤みへの対応です。
赤みが続く場合や、かゆみ・フケ・痛み・脱毛などをともなう場合は、セルフケアを続けるのではなく皮膚科に相談しましょう。
頭皮の赤みで皮膚科を受診する目安
セルフケアを続けても頭皮の赤みがなかなか治まらないと、受診したほうがよいのか迷ってしまいますよね。
皮膚科では、頭皮の状態を診察し、必要に応じて検査を行ったうえで、原因に応じた治療を受けられます。
とはいえ、市販のケアで少し様子を見てよい場合と、早めの受診がすすめられる場合とがあります。
ここでは、受診を考えるときの目安と、市販薬との付き合い方について整理します。
早めに皮膚科を受診したほうがよい目安
次のような症状がある場合は、自己判断で様子を見続けず、早めに皮膚科を受診しましょう。
赤みが長く続く、かゆみや痛みが強い、フケや皮膚の付着物が増えるといった場合は、受診を検討する目安になります。
赤いできものが痛む、膿をもっている、赤い斑点が広がっていくといった症状も、見た目だけでの自己判断が難しいサインです。
市販のケアを試しても改善しない場合や、赤みを何度も繰り返す場合も、皮膚科で原因を確認しましょう。
赤みとともに抜け毛が増えたと感じる場合も、頭皮の状態や抜け毛の原因を確認するため、皮膚科への相談を検討しましょう。
気になる症状が続く場合は、ひとりで我慢し続けず、皮膚科に相談しましょう。
市販薬の使い方と何科を受診するか
頭皮の赤みに使える市販の塗り薬もありますが、その使い方にはいくつか注意したい点があります。
市販薬で一時的に症状が和らいでも、原因に合った治療でなければ、症状が繰り返すことがあります。
薬によっては、症状や使用部位に適していない場合もあるため、自己判断で長期間使い続けるのは避けましょう。
とくに市販のステロイドの塗り薬は、水虫・たむしなどのカビ(真菌)による皮膚の病気には使えず、頭部白癬のように真菌が原因の赤みに使うと、かえって悪化させるおそれがあります。
使用しても改善しない場合や、症状が悪化した場合は、製品の使用上の注意を確認したうえで、薬剤師や医師に相談しましょう。
どこにかかるか迷うときは、頭皮も皮膚の一部ですので、まずは皮膚科を選ぶとよいでしょう。
市販薬を使っても症状が続く場合は、皮膚科で原因を確認してもらいましょう。
皮膚科で受けられる検査や治療
皮膚科では、頭皮の状態を診察し、必要に応じて検査を行い、原因に応じた治療を検討します。
検査の例としては、フケや皮膚の表面を顕微鏡で調べてカビ(真菌)がいないかを確かめる検査、拡大鏡で皮膚を観察するダーモスコピー、必要な場合に皮膚の一部を採って調べる皮膚生検などがあります。
脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎などと診断された場合は、症状に応じて外用薬などによる治療が行われます。
必要に応じて、頭皮の状態に合わせたケア方法について相談することもできます。
赤みが続く場合や症状が強い場合は、自己判断でケアを続けず、皮膚科で相談しましょう。
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頭皮の赤みに関するよくある質問
Q:頭皮の赤みは自然に治りますか?
洗いすぎや一時的な刺激による赤みであれば、刺激を避けることで自然に和らいでいくこともあります。
ただし、脂漏性皮膚炎や接触皮膚炎などが原因の場合は、セルフケアだけでは改善しにくいことがあります。
数日たっても改善しない場合や、症状が強くなっている場合は、様子を見続けず皮膚科に相談しましょう。
Q:かゆくない赤みでも受診したほうがよいですか?
かゆみがなくても、赤みが長く続いているようなら、一度皮膚科で相談することをおすすめします。
かゆみのない赤い斑点やできものでも、皮膚の病気が原因の場合があるためです。
見た目だけで原因を判断するのは難しいため、赤みが続く場合は皮膚科で相談しましょう。
Q:赤みに市販の薬を使ってもいいですか?
市販の塗り薬には、症状をやわらげる目的で使われるものもありますが、原因に合っていないと改善しないことがあります。
使用しても改善しない場合や、症状が悪化した場合は、製品の使用上の注意を確認したうえで、薬剤師や医師に相談しましょう。
自己判断で使い続けるのではなく、症状が続くときは皮膚科に相談するようにしましょう。
Q:頭皮の赤みは食生活と関係ありますか?
食生活が頭皮の赤みに直接どの程度関わるかははっきりしていませんが、偏った食生活は肌の状態を含めた全身の健康に影響する可能性があります。
特定の食事だけで頭皮の赤みが起こるとは限りませんが、偏った食生活が続いている場合は、バランスを見直すことも大切です。
バランスのよい食事を心がけることは、全身の健康を保つためにも大切です。
Q:頭皮の赤みは薄毛につながりますか?
頭皮の炎症が続くことで、炎症の原因となる皮膚の病気にともなって抜け毛が生じることはあります。
ただし、赤みがあるからといって、それがそのまま薄毛になると決まっているわけではありません。
赤みとともに抜け毛が増えた場合は、頭皮の状態や抜け毛の原因を確認するため、皮膚科に相談しましょう。
まとめ
頭皮の赤みは、皮膚に炎症などの変化が起きているサインであることが多いです。
洗いすぎや乾燥による刺激、シャンプーやカラー剤によるかぶれ、日焼けは、身近な原因の一つです。
一方で、脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、毛包炎、頭部白癬、乾癬などの皮膚の病気が背景にあることもあります。
高齢の方で、ぶつけた覚えのないあざのような赤紫色の斑が消えない場合は、血管肉腫のようにまれでも進行の速い病気が隠れていることがあります。
セルフケアの基本は、指の腹でやさしく洗うこと、かゆくてもかき壊さないこと、紫外線から頭皮を守ることの3点です。
ただしこれらは軽い赤みへの対応であり、症状をともなう赤みには適しません。
赤みが長く続く、痛みやできものをともなう、抜け毛が増えたといった場合は、早めに皮膚科で相談しましょう。
気になる赤みをひとりで我慢し続けず、症状が続く場合は皮膚科に相談し、原因に応じた対処を行いましょう。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療に代わるものではありません。
頭皮の赤みや症状が続く場合や、症状が強い場合は、自己判断で対処を続けず、皮膚科などの医療機関にご相談ください。
症状の現れ方には個人差があります。
※自由診療
※医師の判断によりお薬の処方ができない場合があります
