
結論:AGAは「DHT×遺伝」が2大原因、生活習慣は進行を加速
AGAの主な原因は、男性ホルモンから変換されるDHT(ジヒドロテストステロン)と遺伝的要因の組み合わせです。日本皮膚科学会のガイドライン[1]でも、AGAは思春期以降に進行するDHT感受性の増大と遺伝要因が主要因とされています。治療の基本方針は、DHTの生成を抑制するか、毛包への作用を軽減することです。
一方で、喫煙や睡眠不足といった生活習慣は、AGAの進行を加速させる促進因子として働くことが研究で示されています。これらは原因の核心ではありませんが、適切な生活習慣の改善は治療効果を高めるために重要です。
薄毛の原因とは?
薄毛の原因は主に次の3つがあると考えられています。
- 男性ホルモンの影響
- 遺伝子の影響
- 頭皮環境、栄養不足、生活習慣など後天的要因
それぞれどういうことか詳しく解説していきます。
AGAの2大原因【科学的根拠】
原因① 男性ホルモン(DHT)が髪の成長を妨げる仕組み
男性ホルモンがAGAを引き起こすメカニズム
男性ホルモンの代表的なものはテストステロンです。このテストステロンですが頭皮にある「5αリダクターゼ」という還元酵素と結合すると、DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンに変換されます。このホルモンが髪の毛の毛根にある毛乳頭の受容体に結合すると髪の成長のサイクルが通常よりも短縮され、およそ数ヵ月〜1年で髪の成長が止まってしまいます。DHTによって髪の毛の成長サイクルが短縮されるために、細く、短く、抜けやすい髪の毛となってしまい、結果として脱毛、薄毛を促してしまうのです。

特に前頭部や頭頂部においては、このホルモン作用が起きやすく、薄毛の方の中でもAGA(男性型脱毛症)である場合には、この部分の抜け毛が進行しやすくなるのです。
遺伝的に男性ホルモンに感受性を持ちやすい人がいるといわれており、こういった方は男性ホルモンによって毛乳頭細胞の分裂が抑えられてしまい、毛の成長が止まってしまったり、髪の毛自体が十分成長せずに抜け落ちてしまうと考えられています。
フィナステリドはどのように効くのか
フィナステリドは、抜け毛の原因とされるDHTが作られるのを抑える「守り」のためのお薬です。このお薬は男性ホルモン(テストステロン)がDHTに変化するのを抑えることで、抜け毛を防ぎます。内服開始後1〜3ヶ月位で効果が実感できます。
デュタステリドはフィナステリドとどう違うのか
デュタステリドもフィナステリドと同様に、抜け毛を抑える「守り」のためのお薬です。テストステロンからDHTへの変化の原因となっている5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型とが存在していますが、フィナステリドはⅡ型のみに有効なのに対して、デュタステリドはⅠ型とⅡ型の両方に有効であるため、より高い効果が期待されます[2]。デュタステリドは、フィナステリドと比較した場合、約1.6倍毛髪数が増加したという報告があります[2]。内服開始後1〜3ヶ月位で効果が実感できます。
DHTが髪に悪さをする流れ
AGAにおいて、DHTがどのように薄毛を引き起こすのか、その流れを整理してみましょう。まず、男性ホルモンの一種であるテストステロンが、頭皮にある「5α還元酵素」という酵素の働きによってDHTに変わります。次に、このDHTが毛根にある細胞の「受け皿」のような部分(受容体)にくっつきます。すると、髪が育つ期間が短くなってしまい、髪がだんだん細く短くなっていきます。フィナステリドやデュタステリドは、最初の段階、つまりテストステロンがDHTに変わる過程を抑えることで、この悪循環を断ち切ります。
原因② 遺伝子の関与(AR遺伝子・20p11)
遺伝要因:AR座位と20p11(GWAS研究より)
AGAの発症には遺伝的な要因が深く関わっています。欧州で実施された大規模なゲノムワイド関連解析(GWAS)では、X染色体上のAR(アンドロゲン受容体)遺伝子座と、20番染色体の20p11.22領域がAGAの発症リスクと関連することが繰り返し確認されています[3]。特に、両方のリスク変異を持つ人では、AGAの発症オッズが約7.1倍に上昇するという報告があります[3]。このデータは、AGAが単なる生活習慣だけでなく、生まれつきの遺伝的素因に大きく影響されることを科学的に裏付けています。
「母方の遺伝」は本当か
俗に「母方の祖父が薄毛だと孫も薄毛になる」と言われますが、これには科学的根拠があります。AR遺伝子はX染色体上に存在し、男性は母親からX染色体を受け継ぐため、母方の遺伝的影響を受けやすいのです。ただし、AGAの遺伝は単一の遺伝子だけで決まるものではなく、20p11座位をはじめとする複数の遺伝要因が複雑に関与しています。そのため、父方・母方の両方の家系歴を考慮することが重要です。
AGAを促進する後天的要因
頭皮環境による原因
1つ目は頭皮に血流低下・荒れ・炎症が生じ、髪の毛の生育に悪影響が出てしまうことです。
髪の毛が成長するためには毛乳頭にある毛細血管に栄養が送られなければなりませんが、血管の循環不良が起こると成長が鈍ってしまい、髪の毛が抜けやすくなると考えられています。また、頭皮の緊張によって頭皮が突っぱって頭蓋骨と頭皮の間の血管を圧迫することによっても頭皮への血流が悪くなり、髪の成長を阻害すると考えられています。
頭皮の荒れ・炎症については、皮脂が異常に多く分泌されることで毛穴が詰まったり頭皮に炎症が及び、その結果として髪の成長が止まってしまうと考えられています。また、乾燥、菌、紫外線(UV)などによっても頭皮に悪影響が出ます。

PGD2(プロスタグランジンD2)の関与
近年の研究では、DHT以外の局所因子もAGAの病態に関与していることが明らかになっています。その一つがPGD2(プロスタグランジンD2)です。AGAの脱毛部位では、PGD2とその合成酵素であるPTGDSの発現が上昇しており、ヒトおよびマウスを用いた実験で毛成長の抑制作用が確認されています[4]。このことから、AGAの発症にはDHTだけでなく、頭皮の局所で産生される生理活性脂質も関与していると考えられています。
髪の生成に必要な栄養不足
2つ目は、髪の毛を作ろうとしても、作る材料が足りないということです。
髪を生成するのに必要な成分としてはビオチン・亜鉛・ビタミン群などが挙げられますが、これらの成分が不足すると髪の毛が作られにくくなってしまうと考えられます。
髪の毛の主成分であるタンパク質、髪の生成に必要な鉄や亜鉛などビタミン・ミネラルを含んだ、バランスのとれた食事がとれていなければ、しっかりとした太い髪が育たずに髪が抜けやすくなってしまいます。
食生活が乱れていて偏りがある、ダイエットなどで栄養バランスが崩れているという方は、髪に必要な栄養が届いておらず、髪が抜けやすくなり薄毛を誘発してしまうのです。

また、栄養を例えしっかりと摂っていたとしても、それが髪の毛に栄養を送る頭皮へ届いていなければ、意味がありません。頭皮や髪へ栄養を送っているのは毛細血管です。毛細血管は細い血管であるため、血行が良くなければしっかりと栄養を届けることができません。例えば、ストレスが溜まっている、睡眠が不足している、寒冷などの原因によって毛細血管が収縮し、髪に栄養が行き届かないこともあります。ですので、バランスの取れた栄養を摂るだけでなくシャンプーの際に頭皮マッサージをしたりストレスを解消したり、規則正しい生活を送ったりとセルフケアで対策をしていくことも必要になります。これらの知識を念頭に、日常生活のケアを行うことが重要なポイントです。
生活習慣(喫煙・睡眠・食事・ストレス)の影響度
喫煙とAGA進行リスク(メタ解析より)
生活習慣の中でも、特に喫煙はAGAの発症および進行リスクと関連することが科学的に示されています。2024年に発表されたメタ解析では、8件の観察研究のデータを統合した結果、喫煙歴のある人はない人に比べて、AGAの発症または進行のオッズが1.82倍(95%信頼区間:1.55-2.14)有意に高いことが報告されました[5]。この数値は統計的に意味のある差であり、禁煙がAGA予防の観点からも推奨されることを示しています。
飲酒・ストレス・睡眠不足の影響
飲酒については、AGAとの関連を示す一貫したエビデンスは現時点では限られています。一方で、ストレスや睡眠不足は、生理学的に血管収縮や炎症反応を引き起こし、頭皮の血流を悪化させる可能性が指摘されています。これらは観察研究レベルでの知見ですが、髪の健康を維持するためには、ストレス管理と十分な睡眠を心がけることが望ましいでしょう。
日本人データで見る年代と進行速度
AGAは加齢とともに進行することが知られていますが、その速度はどの程度なのでしょうか。2024年に発表された日本人男性5,372名を対象とした解析では、AGAステージの中央値が4.5年ごとに進行することが示唆されました[6]。この定量的なデータは、AGAが放置すれば確実に進行する疾患であること、そして早期に治療介入を行うことの意義を裏付けています。
AGAの原因・要因とエビデンスの強度
AGAに関与する様々な要因について、そのエビデンスの強度を整理すると以下のようになります。
要因 | 病態における位置づけ | エビデンスの種別 | 代表的な根拠 | エビデンス強度 |
男性ホルモン(DHT) | 中核 | ガイドライン、臨床試験 | 日本皮膚科学会ガイドライン[1] | ★★★★★(非常に強い) |
遺伝 | 中核 | GWAS(ゲノムワイド関連解析) | Richards et al., 2008[3] | ★★★★☆(強い) |
PGD2上昇 | 補助因子 | トランスレーショナル研究 | Garza et al., 2012[4] | ★★★☆☆(中程度) |
喫煙 | 促進因子 | メタ解析 | Behbahani et al., 2024[5] | ★★★☆☆(中程度) |
睡眠不足・ストレス | 促進因子 | 観察研究 | 総説レビュー | ★★☆☆☆(限定的) |
この表から分かるように、AGAの根本原因はDHTと遺伝であり、生活習慣はあくまで進行を促進する副次的な要因です。治療を検討する際には、原因の核心に対してアプローチすることが最も効果的です。
生活要因と推定影響
要因 | 推定される影響 | 指標 | 根拠 |
喫煙 | 発症・進行リスク上昇 | OR=1.82 | 2024年メタ解析(8研究)[5] |
飲酒 | 不確実 | ― | 一貫した定量的根拠に乏しい |
睡眠不足・ストレス | 促進の可能性 | ― | 観察研究レベル |
薄毛になる前に!薄毛の対策方法
薄毛の対策方法として、以下の4点がおすすめです。ぜひ身近なところから始めてみてはいかがでしょうか。
- 食事の栄養バランスを見直す
- 適度な運動をする
- 睡眠をしっかりと取る
- クリニックでAGA治療を行う
それぞれ詳しく解説していきます。
食事の栄養バランスを見直す
まずは食事の栄養バランスを見直しましょう。髪の毛の成長に欠かせない「タンパク質」「ミネラル」「ビタミン」の三大栄養素をきちんと摂ることが大事です。
日々の生活の中で、栄養バランスを気にしながら食事を摂るのは中々難しいという方は、最低限、「暴飲暴食」「脂肪分・カロリーの高い食事」「極端なダイエット」といった食生活は避けるように心がけましょう。
適度な運動をする
運動不足は血行不良を招くとされています。先の通り、血行不良が起こると髪の毛に十分な栄養が行きわたらず、薄毛を招く原因となります。
そのため日々の生活の中で、歩く機会を増やしたり、エスカレーターやエレベーターを使うのではなく階段を使ったりして、少しでも運動をするようにしましょう。
もし時間や体力に余裕があればジョギング等の有酸素運動をすると、より効果的でしょう。
睡眠をしっかりととる
睡眠不足は髪の毛に対して悪影響を招きます。髪の毛は毛母細胞の分裂によって成長しますが、毛母細胞の活動を促進するIFG-1というホルモンの産生は、睡眠の際に分泌される成長ホルモンの分泌量と相関しているとされています。そのため睡眠不足が重なると、毛母細胞の活動が弱まります。加えて、血行の悪化にも影響を及ぼすため、きちんと睡眠はとるようにしましょう。
クリニックでAGA治療を行う
先の通り、AGAは男性ホルモンが変化したDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる物質が大きく関係しています。
このDHTは、男性ホルモンの「テストステロン」が5α還元酵素と結合することで、変化します。
そして、このDHTは毛根の毛乳頭にある受容体に取り込まれ、髪の成長を止めるように信号を出し、AGAが引き起こされる原因となります。
フィナステリドは5α還元酵素の働きを抑えるため、男性ホルモンがDHTに変換されるのを防ぎ、抜け毛を防ぐ効果があります。
AGA治療薬にはどんな種類があるのか
AGAの治療では、主に飲み薬(フィナステリド、デュタステリド)と塗り薬(ミノキシジル)が用いられます。飲み薬は、抜け毛の原因となるDHTが作られるのを抑える「守り」のお薬です。塗り薬は、ミノキシジルという成分が頭皮の血管を拡張することで、毛を作る細胞への血流を促し、頭頂部や生え際の発毛を促進する「攻め」のお薬です。
治療薬の副作用について知っておくべきこと
飲み薬(フィナステリド、デュタステリド)では、性機能に関する副作用が報告されています。大規模な研究(23件の臨床試験、計12,143名)では、フィナステリドを飲んだグループで、飲まなかったグループに比べて性機能の問題が起こりやすい(約2.24倍)ことが分かっています[7]。ただし、実際に副作用が出る確率は、フィナステリドで約1%未満、デュタステリドで約5%未満とされています。主な副作用としては、食欲不振、抑鬱感、かゆみ、蕁麻疹、男性機能低下(性欲減退、勃起不全、精液減少など)があります。
また、服用期間中は献血ができず、フィナステリドは1ヶ月間、デュタステリドは6ヶ月間の休薬が必要になります。妊婦、妊娠する可能性のある女性、授乳中の女性の手の届かないところに保管する必要もあります。心配なことや、副作用について詳しく知りたい場合は、遠慮なく医師に相談してください。
ミノキシジルについて
ミノキシジルは発毛を促進する「攻め」のためのお薬です。ミノキシジルという成分が頭皮の血管を拡張することで、毛を作る細胞への血流を促します。
血行が改善されることで、毛細血管から毛乳頭へ栄養を行きわたらせることができるようになるため、頭頂部や生え際の発毛が促進されます。ミノキシジル配合の外用薬に比べ、内服型のミノキシジルタブレットの方が体内への吸収率が高く、より高い発毛効果が期待できます。
内服開始後しばらくすると(およそ1ヶ月程度で)、一時的に抜け毛が少し増えることがありますが、これは古い毛が生まれ変わっているサインであり、薬が効いている証拠です。数ヶ月で新しい毛が生えてきますので、飲み続けることが大事です。主な副作用としては、血圧低下や心拍数の増加、頭痛やめまい、体重増加、手足のむくみなどがあります。また、頭髪の増加に伴い、他の部位の毛量も増加するのが一般的です(増加の程度は個人差があります)。
あなたに合った治療法を見つけるために
AGAの原因を理解した上で、それに合った治療法を選ぶことが大切です。治療法には大きく分けて4つの選択肢があります。
飲み薬(フィナステリド、デュタステリド)は、薄毛の根本原因であるDHTが作られるのを防ぐことで、AGAの進行を抑えます。塗り薬(ミノキシジル)は、頭皮の血行を良くして、髪を作る細胞を活性化することで、新しい髪が生えてくるのを促します。注入治療は、髪の成長を助ける成分を直接頭皮に注射して、髪の再生を促す方法です。自毛植毛は、後頭部などの元気な髪を、薄くなった部分に移植する手術です。
どの治療法が向いているかは、AGAがどれくらい進んでいるか、年齢、生活スタイル、予算などによって変わってきます。まずは専門の医師に相談して、あなたに一番合った治療プランを一緒に考えていくことをお勧めします。
薄毛に関するよくある質問
最後は薄毛に関するよくある質問をまとめたので、併せてチェックしてみてくださいね。
Q. 10代や20代の若ハゲにおける原因はなんですか?
A. 若ハゲ特有の原因はありません。
10代や20代の方の薄毛も、これまで説明させて頂いた内容と同様に血行不良によるものであったり、男性ホルモンの影響によるものです。遺伝の影響も大きいとされています。10代や20代の方の薄毛も、早いタイミングでAGA治療を開始することで、治療効果は十分に期待できます。
Q. 薄毛治療ではどんな事をするんですか?
A. 主に投薬治療を行います。
薄毛治療(AGA治療)では主に投薬治療を行います。先の通りフィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルなどのAGA治療薬を用いて、治療を行っていきます。
Q. AGAの主な原因は何ですか?
A. AGAの中核となる原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)への感受性と遺伝要因です。DHTは5α還元酵素によって生成され、毛根の受容体に結合することで髪の成長期を短縮させます。
Q. 母方の遺伝は本当に関係しますか?
A. はい、関係します。AR遺伝子座や20p11座位など複数の遺伝要因が関与します[3]。男性は母親からX染色体を受け継ぐため、母方の影響を受けやすい傾向があります。ただし、父方・母方の両方の家系歴を考慮することが重要です。
Q. 喫煙はAGAに影響しますか?
A. はい、影響します。観察研究のメタ解析では、喫煙者は非喫煙者に比べてAGAの発症・進行オッズが1.82倍有意に高いことが示されています[5]。禁煙はAGA予防の観点からも推奨されます。
Q. AGAは若い年代でも進行しますか?
A. はい、進行します。AGAは思春期以降に発症し得る疾患です。20代での発症頻度は約10%といわれています。[1]さらに日本人男性のデータでは、AGAステージの中央値が4.5年ごとに進行することが報告されており[6]、年齢が若くても遺伝的素因やDHT感受性があれば進行します。早期発見・早期治療が重要です。
Q. 生活習慣の改善だけでAGAは治りますか?
A. 生活習慣の改善だけでAGAを根本的に治すことは難しいと考えられます。AGAの主な原因はDHTと遺伝であり、これらは生活習慣の改善だけでは対処できません。ただし、喫煙を避ける、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を摂るといった生活習慣の改善は、AGAの進行を遅らせたり、治療効果を高めたりする可能性があります。根本的な治療には医療機関での投薬治療が推奨されます。
この記事の監修医について
本記事は、AGA治療の専門知識を持つ医師によって監修されています。記事内で紹介されている科学的根拠は、日本皮膚科学会ガイドライン、査読付き学術論文などの一次情報に基づいています。
参考文献
[1] 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」
[2] クリニックフォア 薬剤説明書「デュタステリド0.5mg」
[3] Richards JB, Yuan X, Geller F, et al. Male-pattern baldness susceptibility locus at 20p11. Nat Genet. 2008;40(11):1282-1284. doi:10.1038/ng.255
[4] Garza LA, Liu Y, Yang Z, et al. Prostaglandin D2 inhibits hair growth and is elevated in bald scalp of men with androgenetic alopecia. Sci Transl Med. 2012;4(126):126ra34. doi:10.1126/scitranslmed.3003122
[5] Behbahani S, Khezri S, Shahidi-Dadras M. Association between cigarette smoking and androgenetic alopecia: A systematic review and meta-analysis. J Cosmet Dermatol. 2024;23(1):23-32.
[6] Age-related progression of androgenetic alopecia: A cross-sectional analysis of 5,372 Japanese men. JAAD Int. 2024.
[7] Liu L, Zhao S, Li F, et al. Effect of 5α-reductase inhibitors on sexual function: A meta-analysis and systematic review of randomized controlled trials. J Sex Med. 2016;13(9):1297-1310.
