サクセンダの効果とは?使い方・副作用などを医師が徹底解説

皆さんは「サクセンダ」というお薬を聞いたことがありますか?

今回は、GLP-1受容体作動薬というお薬のなかの1つ、「サクセンダ」の効果や使用方法、副作用などについて詳しく解説します。また、サクセンダは注射して使うお薬なので、注射が苦手な方でも使える飲み薬も紹介します。

サクセンダってどんなお薬?効果は?

サクセンダの主な成分はリラグルチドです。サクセンダはGLP-1受容体作動薬という薬で、GLP-1というホルモンと同様の作用を引き起こす薬です。サクセンダは、血糖値を下げる作用があり、海外で肥満症の治療薬として承認を受けています。日本では、サクセンダと同じ成分をもつビクト―ザが2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。

GLP-1受容体作動薬は、脳に作用して過剰な食欲を抑制するお薬です。胃の働きが抑えられることで血糖値の急激な上昇も抑えることができます。

サクセンダの使用方法は?

サクセンダは、一日一回、同じ時間に腕やお腹、足のどこかに自分で注射して使用します。

また、毎日注射を打つことになりますので、注射量も医師の指示が必要です。初めは一番少ない0.6mgから始めるのが一般的ですが、1-2週間ごとに0.6mgずつ増やしていき、最大3.0mgまで増やしてそのあとは同じ量を打ち続けるのが一般的です。副作用が出たりして注射量の調節が必要な場合は、必ず医師の指示の下、行うようにしましょう。

サクセンダにはどんな副作用がある?

副作用で最も多いとされるのはお腹の症状です。胸やけや、吐き気・嘔吐、下痢や便秘が認められます。

また重大な副作用として、低血糖や急性膵炎などのリスクがあります。嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛といった強い症状が現れた場合には、急性膵炎の可能性があるので、すぐに医師に相談しましょう。GLP-1受容体作動薬は、血糖値を下げるために使う薬です。そのため、低血糖状態になることがあります。脱力感、動悸、冷や汗、強い空腹感、手足の震え、意識が低下する、といった症状が出たらすぐに糖分(甘いジュース、あめなど)を摂取し、医師病院に相談してください。

サクセンダはどこで手に入れられるの?病院処方が安心?

サクセンダは処方薬のため、きちんと病院で医師の診察を受け、適切な症状に対してでなければ、処方することができません。

サクセンダと他のGLP-1受容体作動薬との違い

サクセンダ以外にも、同じGLP-1受容体作動薬は複数存在し、代表的なものにビクトーザやオゼンピック、リベルサスがあります。

用量を細かく調整できる「ビクトーザ」

ビクトーザは、サクセンダと同じ成分(リラグルチド)をもち、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。ビクトーザは日本市場に向けて調整されているため、サクセンダより用量を細かく調節できる点、最大用量が少ないのが特徴です。

注射の回数が週1回「オゼンピック」

サクセンダは毎日注射を行うのに対し、オゼンピックは、一週間に一度の注射を行うという違いがあります。

飲むタイプ「リベルサス」

リベルサスは、オゼンピックと同じ成分(セマグルチド)をもつ内服薬で、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。

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※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。

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