BNLS(脂肪溶解注射)は効果がない?その原因と回避法とは?

BNLSとは、顔に使う脂肪溶解注射のことです。ダウンタイムが少なく、施術時間も短いといった理由から、脂肪吸引の替わりに受ける方も多いです。しかし、「BNLSには効果がない」という口コミを目にすることもあります。

そこでこの記事では、BNLSの効果が感じられない理由や、その回避方法などについて詳しく解説します。

BNLSとは?

正式な名前はBN Liposculpting Solutionで、現在は最新の「BNLS Ultimate」というお薬が広く使われています。

これは、顔に使う脂肪溶解注射で、デオキシコール酸を注射し、頬やフェイスラインの余分な脂肪を溶かして排出するというものです。むくみ解消にも効果が期待できます。

また、注射するだけなので、施術時間は5~10分程度。ダウンタイムもほぼありません。同じく顔の脂肪をなくす施術として知られているのが脂肪吸引ですが、脂肪吸引はダウンタイムやリスクが大きいため、替わりにBNLSを選ぶ方もいます。

BNLSに効果がないと言われる理由

「BNLSには効果がない」という口コミもあるようです。治療効果、ダウンタイムや副作用などの現れ方は個人差があるものの、まずはその理由として考えられることを見ていきましょう。

効果が実感できるまで数日かかる

BNLSの効果が実感できるのは、早くても施術から2~3日後からです。施術直後から変化すると思っている方にとっては、効果がないと感じることがあるかもしれません。

まずは、10日程度じっくり様子を見てみましょう。

施術回数不足・頻度・薬の量が不適切

BNLSは3回程度の施術で高い効果が期待できるものです。1回だけでは思ったような効果が得られないことが多く、適切な間隔と頻度で受ける必要があります。そのため、一度の施術で効果がないと判断するのは時期尚早です。

また、施術の際は最適なお薬の量を選ぶ必要があります。量が少ないと効果が得られない恐れがあるので、適切なお薬の量を提案してくれるクリニックや医師を選ぶことも大事です。

適切な箇所に打てていない

脂肪溶解注射自体にはある程度の効果があると言われていますが、施術者の技術によって、効果に大きな差が出ることがあります。

理想の仕上がりにするためには、どこにどの程度打てばいいのかなどを理解している医師に施術してもらうことが大事です。

効果が自覚できていない

実はしっかり効果が出ているのに、自分で自覚できていないだけのケースもあります。施術前に写真を撮っておくと、施術後に比較がしやすいでしょう。

脂肪以外の原因によるもの

BNLSは脂肪にアプローチする施術です。しかし、大きく見える顔や二重あごの原因は、脂肪だけではありません。皮膚のたるみ、骨格、エラなどさまざまな原因があるので、そのような場合はBNLSでは効果が得られません。

BNLSの効果を効率よく得るためのコツ

「BNLSは効果がない」と言われる理由をふまえて、効率よく効果を得るためのコツについてもお伝えします。

回数・頻度を守る

効果が効率よく実感できるよう、指示された回数・頻度を守りましょう。途中で自己判断で中止すると十分な効果が得られないことがあるため、注意してください。

施術後はマッサージをする

施術後に注射した箇所の周辺をマッサージすると、リンパの流れや血行がよくなり、効率よく効果が得られます。

マッサージは早ければ当日からできることもありますが、タイミングは医師に相談しましょう。

また、過度な摩擦はたるみや色素沈着などの原因となるので、クリームなどで摩擦を減らし、優しく行ってください。

有酸素運動を行う

施術から数日程度は、しっかり脂肪を燃焼させるために、積極的に運動しましょう。有酸素運動(ジョギング、水泳など)をすることで、脂肪燃焼効果がさらに高まります。20分以上運動を続けると、脂肪燃焼効果がより高まるとされています。

イメージ通りの効果を得るためのポイント

客観的には効果が出ていても、自分が思っていた場所に思った通りの効果が出ていなければ「効果がない」と感じる方もいるでしょう。イメージ通りの効果を得るためには、以下のようなポイントも押さえる必要があります。

カウンセリングはしっかり受ける

自分の悩みやなりたいイメージを伝え、医師とイメージのすり合わせをすることが大事です。自分が希望するイメージになるには、そもそもBNLSではなく他の施術が適している可能性もあるので、医師としっかり相談しましょう。

また、悩みの原因が脂肪ではない可能性もあるので、カウンセリング時によく確認してもらいましょう。場合によっては他の施術も検討することが大事です。

適切な施術を選ぶ

BNLSは顔の脂肪に特に効果が期待できる脂肪溶解注射です。そのため、顔以外に効果を得たい場合や、たるみやエラなどを解消したい場合などは、別の施術が選択肢となります。

カウンセリングをしっかり受け、適切な施術を受けましょう。

さまざまな施術を扱っているクリニックを選ぶ

脂肪注射しか取り扱っていないクリニックの場合、他の施術を選択することができません。そのため、さまざまな施術を選べる環境のクリニックを選びましょう。

BNLSが向いている人は?

BNLSが向いているのは以下のような方です。

  • 顔などの脂肪が気になる人
  • 頬や顎下といった小さな部位の部分痩せをしたい人
  • 二の腕周辺、太ももの一部、膝周りなど、一部分だけを少しでもいいからすっきりさせたい人
  • ダウンタイムが軽い・短い施術を希望する人
  • 脂肪吸引には抵抗がある人など

比較的狭い範囲の脂肪が気になっており、負担が少ない施術を受けたい方に向いています。

BNLS以外の部分痩せ施術の概要と違い

施術内容効果が期待できる(適している)部位・症状メリットデメリットやリスク施術時間施術回数・期間・頻度・1回あたりの費用相場※
脂肪溶解注射(BNLS)顔の脂肪腫れやダウンタイムが少ない広範囲のダイエットには向いていない10分程度・合計3回程度・1~2週間に1回2~5万円程度
ボトックスボツリヌス菌の毒素を注入し、筋肉をゆるませるエラの張り1度で効果を得やすい3ヶ月~半年ほどで効果がなくなる10分程度持続して効果を得たい場合は3ヶ月に1回程度の頻度で施術を受ける1~5万円程度
脂肪吸引脂肪を直接吸引する・顔やお腹、太ももなどの脂肪もしっかり除去1度で一気に効果が得られる・麻酔が必要・強い痛みや腫れなどのダウンタイムが最低1週間は続く・施術自体は20~30分程度・麻酔をかけるなどの準備時間がかかる基本的に1回7~30万円程度
HIFU・超音波を皮膚に当て、内部に熱エネルギーを与える
・脂肪を破壊する・たるみをひきしめる
・顔の脂肪・顔のたるみ脂肪もたるみも改善できる・施術中の痛み
・やけど、水ぶくれ、しびれ、神経損傷などのリスク
30分~1時間程度持続して効果を得たい場合は半年に1回程度の頻度で施術を受ける3~10万円程度
糸リフト特殊な糸を使ってリフトアップする・顔のたるみ
・ほうれい線
・顔のシワ
たるみやシワを改善して引き締め、若々しい印象になる・麻酔が必要・1週間ほどダウンタイムがある
・3年ほど経つと糸が溶けて効果がなくなる
10~30分程度持続して効果を得たい場合は1年に1回程度の頻度で施術を受ける1~25万円程度
※費用相場 2024/4/23時点クリニックフォアにてインターネット検索より、関東圏でBNLS施術対応クリニックをランダムに選出し3クリニックの費用を最小~最高値で表示した費用

BNLS以外にも、部分痩せを目指す施術にはさまざまなものがあります。代表的なものをまとめたので、ご覧ください。

それぞれにメリットデメリット、費用の差があるため、自分の悩みや理想に合った施術を受けるとよいでしょう。

顔痩せ・ダイエットはクリニックフォアへ

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また、東京や大阪のクリニックで実施している対面診療では、小顔超音波施術の「HIFU」、注射で部分痩せを目指す「ボトックス」、脂肪燃焼効果が期待できる「点滴」、脂肪や筋肉にアプローチする医療機器などによる施術も提供しています。

 

 

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。医師の診察をうけ、診断された適切な治療方法をお守りください。