リベルサスはGLP-1受容体作動薬の飲み薬
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬に分類される飲み薬です。
GLP-1とは、もともと私たちの体内で分泌されているホルモンの一種で、食欲や血糖値のコントロールに関わる働きを持っています。
GLP-1受容体作動薬はこのホルモンの働きを利用したお薬で、これまでは注射タイプのものが主流でした。
リベルサスは飲み薬タイプのGLP-1受容体作動薬として登場し、注射が苦手な方でも始めやすい点が特徴です[1]。
有効成分は「セマグルチド」で、注射タイプのオゼンピックやウゴービと同じ成分が使われています。
注射に抵抗がある方や、毎日の服用を習慣にしやすい方にとって、リベルサスは選択肢の一つになるでしょう。
もともとは2型糖尿病の治療薬として開発された
リベルサスは、もともと2型糖尿病の治療薬として開発されたお薬です。
血糖値を下げる作用があり、糖尿病患者さんの血糖コントロールを助ける目的で使用されています。
日本では2020年に2型糖尿病治療薬として承認され、多くの医療機関で処方されるようになりました[1]。
糖尿病治療においては、食事療法や運動療法で十分な効果が得られない場合に、お薬による治療が検討されます。
リベルサスは飲み薬タイプのため、注射に抵抗がある糖尿病患者さんにとっても始めやすい治療選択肢となっています。
減量目的で処方されるケースもある
近年では、減量目的でリベルサスを処方する医療機関も増えています。
リベルサスには食欲を抑える作用があるため、服用することで自然と食事量が減り、体重減少につながる方も少なくありません。
糖尿病の治療だけでなく、肥満に悩む方の体重管理をサポートするお薬としても注目されるようになりました。
ただし、糖尿病ではない方が減量目的でリベルサスを使用する場合は、保険適用外の自由診療となります。
自由診療の場合は医療機関によって費用が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
減量目的でリベルサスの使用を検討している方は、信頼できる医療機関で相談してみてください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。
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リベルサスの効果と作用
リベルサスには血糖値を下げる作用だけでなく、食欲を抑える作用もあることが知られています。
これらの作用によって、糖尿病治療だけでなく減量目的でも効果が期待されています。
ここでは、リベルサスの減量の効果と作用についてお伝えします。
食欲を抑えて自然と食事量が減る
リベルサスの有効成分であるセマグルチドは、脳の摂食中枢に働きかけることで食欲をコントロールする働きを持っています。
服用することで空腹感が軽減され、「お腹が空いてたまらない」という感覚が和らぐ方も多いようです。
その結果、無理な食事制限をしなくても自然と食べる量が減り、摂取カロリーを抑えることができます。
食事制限がなかなか続かない方や、食欲のコントロールに悩んでいる方にとって、リベルサスはサポートになる可能性があります。
ただし、効果の感じ方には個人差があるため、医師と相談しながら継続することが大切です。
血糖値の上昇を抑える
リベルサスには、血糖値の上昇を抑える作用があります[1]。
食事をすると血糖値が上がりますが、リベルサスを服用することで食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ働きが期待できます。
この作用は、リベルサスの有効成分であるセマグルチドがインスリンの分泌を促すことによるものです。
もともとリベルサスが糖尿病治療薬として開発されたのは、この血糖値を下げる作用があるためです。
胃の動きをゆっくりにして満腹感が持続する
リベルサスには、胃の動きをゆっくりにする作用もあります[1]。
胃の動きが遅くなることで、食べたものが胃の中に長く留まり、満腹感が持続しやすくなります。
食後すぐにお腹が空いてしまうということが減り、間食を控えやすくなる方も多いようです。
この作用と食欲を抑える作用が組み合わさることで、自然と食事量をコントロールしやすくなります。
「食べてもすぐにお腹が空く」「間食がやめられない」という悩みを持つ方で体重増加が気になる方にとって、リベルサスは助けになる可能性があります。
食事量のコントロールが難しいと感じている方は、医師に相談してみてはいかがでしょうか。
リベルサスの飲み方と服用ルール
リベルサスには独特の服用ルールがあり、正しい飲み方を守ることが大切です。
飲み方を間違えるとお薬の効果が十分に発揮されない可能性があります。他のお薬とは異なるルールがあるため、しっかりと理解しておきましょう。
ここでは、リベルサスの正しい飲み方についてお伝えします。
朝起きてすぐ空腹の状態で服用する
リベルサスは、朝起きてすぐの空腹の状態で服用します[1]。
胃の中に食べ物があるとお薬の吸収が悪くなるため、1日のうち最初の飲食の前に服用することがルールとなっています。
前日の夜に食べたものが胃に残っている可能性もあるため、最後の食事から最低6時間あけて服用します。
「朝食を食べてから飲もう」と思っていると服用のタイミングを逃してしまうため、起きたらまずリベルサスを飲む習慣をつけるとよいでしょう[3]。
毎朝のルーティンの一番最初にリベルサスの服用を組み込むことで、飲み忘れも防ぎやすくなります。
朝の習慣にしてしまえば、それほど難しいことではありません。
コップ半分程度(約120mL以下)の水で飲む
リベルサスは、コップ半分程度(約120mL以下)の水で服用します[1]。
一般的なお薬はコップ1杯程度の水で飲むことが多いですが、リベルサスはそれよりも少ない水の量が推奨されています。
水の量が多すぎると、お薬の吸収に影響を与える可能性があるためです。
また、お茶やコーヒー、ジュースなどではなく、水で飲むことが基本となっています。
水以外の飲み物に含まれる成分がお薬の吸収に影響を与える可能性があるため、服用時は必ず水を使うようにしてください。
前日の夜にベッドの近くに薬と水を用意しておくと、朝起きてすぐに服用しやすくなるのでおすすめです。
服用後30分間は飲食・他のお薬を避ける
リベルサスを服用した後は、30分間は飲食や他のお薬の服用を避ける必要があります[1]。
これは、お薬が胃で吸収される時間を確保するためのルールです。
服用後すぐに食事をしたり、他のお薬を飲んだりすると、リベルサスの吸収に影響を与える可能性があります。
30分間は長いように感じるかもしれませんが、朝の身支度をしている間に過ぎてしまうことがほとんどです。
サプリメントや他のお薬を朝に飲む習慣がある方は、リベルサス服用後30分経ってから飲むようにスケジュールを調整してください。
30分経てば、普段通りの朝食を食べても問題ありません。
リベルサスの副作用
リベルサスにはいくつかの副作用が報告されています。
多くは軽度で一時的なものですが、服用前に知っておくことが大切です。副作用について理解しておくことで、症状が出た際にも落ち着いて対処できます。
ここでは、リベルサスの主な副作用についてお伝えします。
吐き気・嘔吐・下痢などの消化器症状
リベルサスの副作用として最も多いのは、吐き気・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状です[1]。
リベルサスは胃腸に作用するお薬のため、消化器系の症状が出やすいという特徴があります。
特に服用を開始したばかりの時期や、用量を増やしたときに症状が現れやすい傾向があります。
これらの症状は、体がお薬に慣れるにつれて軽減していくことが多いため、最初のうちは様子を見ながら続けることが推奨されています。
症状がつらい場合は、消化の良い食事を心がけたり、こまめに水分を摂ったりすることで和らぐこともあります。
症状が強い場合や長引く場合は、無理をせず医師に相談してください。
低血糖の症状が出ることがある
リベルサスの服用中は、低血糖の症状が出ることがあります[1]。
低血糖とは、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態のことで、特に他の糖尿病治療薬と併用している場合にリスクが高まります。
低血糖の症状としては、冷や汗、動悸、手足の震え、ふらつき、強い空腹感、めまいなどが挙げられます。
リベルサス単独で使用している場合は低血糖のリスクは比較的低いとされていますが、過度な食事制限をしている場合などは注意が必要です。
低血糖の症状を感じたら、すぐにブドウ糖や糖分を含む飲み物を摂取するなどの対応を取ってください。
急性膵炎に注意
リベルサスの稀な副作用として、急性膵炎のリスクがあります。吐き気や嘔吐を伴う持続的で激しい腹痛が主な症状です。この症状が出た場合は、直ちに服用を中止し、緊急で医療機関を受診する必要があります。
副作用が気になる場合は医師に相談
副作用が気になる場合は、自己判断でお薬をやめずに医師に相談することが大切です。
副作用の症状によっては、用量を調整したり、対処法のアドバイスを受けたりすることで改善できる可能性があります。
「副作用がつらいから」といって自己判断で服用を中止すると、せっかくの治療効果が得られなくなってしまいます。
症状が強い場合や、日常生活に支障をきたすほどの副作用が出ている場合は、早めに医療機関を受診してください。
医師と相談しながら、自分に合った用量や服用方法を見つけていくことが重要です。無理なく続けられる方法を一緒に探していきましょう。
リベルサスの費用と処方について
リベルサスの費用は、使用目的によって異なります。
糖尿病治療として使用する場合は保険適用になりますが、減量目的の場合は自由診療となります。
処方を受ける方法についても知っておくと、スムーズに治療を始められます。ここでは、リベルサスの費用と処方についてお伝えします。
糖尿病治療目的なら保険適用
2型糖尿病の治療目的でリベルサスを使用する場合は、保険適用となります。
リベルサスは糖尿病治療薬として承認されているお薬のため、糖尿病と診断された方は必要に応じて保険診療で処方を受けることができます[1]。
保険適用の場合、お薬代の自己負担は1〜3割程度となります。
食事療法や運動療法と組み合わせることで、より効果的な血糖コントロールが期待できます。
減量目的の場合は自由診療
減量目的でリベルサスを使用する場合は、保険適用外の自由診療となります。
糖尿病ではない方への処方は保険が適用されないため、全額自己負担となります。
自由診療の費用は医療機関によって異なりますが、1ヶ月あたり数千円〜数万円程度が目安となっています。
用量によっても費用が変わるため、事前に医療機関に確認しておくことをおすすめします。
長期間の服用を考えている場合は、継続しやすい価格帯の医療機関を選ぶことも重要なポイントです。
費用面で不安がある方は、複数の医療機関の料金を比較してみるとよいでしょう。
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よくある質問
Q:リベルサスとはどんなお薬ですか?
A:リベルサスは、GLP-1受容体作動薬に分類される飲み薬です。
もともとは2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、食欲を抑える作用があることから減量目的でも使用されることもあります[1]。
注射タイプが多いGLP-1受容体作動薬の中で、飲み薬として服用できる点が特徴です。
Q:リベルサスはどのくらいで効果が出ますか?
A:リベルサスの効果を実感できるまでの期間には、個人差があります。
早い方では数週間で食欲の変化を感じることもありますが、体重の変化が現れるまでには1〜2ヶ月程度かかることもあります。
焦らずに継続することが大切で、数ヶ月単位で様子を見ていくことが推奨されています。
Q:リベルサスは誰でも飲めますか?
A:リベルサスは、すべての方が服用できるわけではありません。
妊娠中・授乳中の方、膵臓に持病がある方、重度の胃腸障害がある方などは服用できません[1]。
服用を検討している方は、必ず医師の診察を受けて、自分が服用できるかどうか確認してください。
Q:リベルサスとオゼンピックの違いは何ですか?
A:リベルサスとオゼンピックは、どちらも同じ有効成分「セマグルチド」を含むお薬です。
最も大きな違いは投与方法で、リベルサスは1日1回の飲み薬、オゼンピックは週1回の注射となっています。
注射が苦手な方はリベルサス、毎日の服用が難しい方はオゼンピックが向いているかもしれません。
まとめ
リベルサスは、GLP-1受容体作動薬に分類される内服薬で、もともとは2型糖尿病の治療薬として開発されました。
食欲を抑える作用や胃の動きをゆっくりにする作用があり、近年では減量目的で処方されるケースもあります。
服用方法には独特のルールがあり、朝起きてすぐ空腹の状態で、コップ半分程度の水と一緒に飲み、服用後30分間は飲食を避ける必要があります[1]。
副作用としては吐き気や下痢などの消化器症状が多く報告されていますが、多くは体が慣れるにつれて軽減していきます。
糖尿病治療目的なら保険適用、減量目的なら自由診療となます。
リベルサスは医療機関での処方が必要なお薬(医療用医薬品)のため、市販では手に入れることができません。
リベルサスについて気になる方は、信頼できる医療機関で相談してみてください。
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。 お薬の服用に関しては必ず医師にご相談ください。
