リベルサスの危険性とは?副作用や飲んではいけない人を詳しく解説

「リベルサスって本当に安心して服用できる薬なの?」「重い副作用があるのでは?」と不安を感じていませんか?

リベルサスは2020年に厚生労働省から承認された2型糖尿病治療薬であり、正しい用法・用量を守れば過度に恐れる必要のない医薬品です。
ただし、吐き気や下痢などの消化器症状は5%以上の方に発生し、まれに急性膵炎や重度の低血糖といった重篤な副作用が起こる可能性もあります[1]。

この記事では、リベルサスの危険性について添付文書や公的資料をもとに、副作用の詳細から服用を避けるべき方の特徴まで詳しくお伝えします。

リベルサスの危険性と起こりうる副作用一覧

リベルサスを服用すると、体がお薬に反応してさまざまな副作用が現れる可能性があります。

副作用と聞くと不安になるかもしれませんが、どのような症状がどの程度の頻度で起こるのかを事前に知っておくことで、いざというときに冷静に対処することができます。

ここでは、添付文書に記載されている副作用を発生頻度別に詳しくお伝えしますので、服用前の参考にしてください。

消化器症状(吐き気・下痢・便秘など)【発生率5%以上】

リベルサスで最も多く報告されている副作用は、吐き気(悪心)や下痢といった消化器系の症状であり、臨床試験では5%以上の方にこれらの症状が発生したことが確認されています[1]

これらの症状が起こる主な原因は、リベルサスが持つ「胃内容排出遅延作用」にあります。

リベルサスは胃の動きをゆっくりにすることで満腹感を持続させる効果がありますが、この作用によって胃に食べ物が長くとどまり、吐き気や胃もたれ、腹部膨満感といった不快な症状を引き起こすことがあるのです。

「朝食後に気持ち悪くなって仕事に集中できない」「食事のたびにお腹が張って苦しい」といった声は、服用開始直後に特に多く聞かれます。

ただし、これらの消化器症状の多くは、服用を開始してから2〜3週間程度で体がお薬に慣れるにつれて自然に軽減していくため、軽度の症状であれば過度に心配する必要はありません。

症状がつらい場合は、1回の食事量を減らして回数を増やす、脂っこい食事を避けるといった工夫で和らげることができますので、まずは生活習慣の調整から試してみることをおすすめします。

低血糖症状(動悸・冷や汗・ふるえなど)

リベルサスは血糖値を下げる作用を持つお薬であるため、血糖値が正常値よりも低くなりすぎる「低血糖」を起こす可能性があります[1]

低血糖が起こると、動悸や冷や汗、手足のふるえ、脱力感、めまい、集中力の低下といった症状が現れ、日常生活に支障をきたすことがあります。

ただし、リベルサスには「血糖値が高いときにだけインスリン分泌を促す」という特性があるため、単独で使用している場合には低血糖が起こりにくいとされています。

注意が必要なのは、インスリン製剤やスルホニル尿素薬(SU剤)といった他の糖尿病治療薬と併用している場合や、極端な食事制限を行っている場合です。

「減量効果を高めたい」という思いから食事量を極端に減らしてしまうと、低血糖のリスクが大幅に高まります。

血糖値が50mg/dL未満になると意識障害を起こして命に関わる危険性があるため注意しましょう。

リベルサスを服用中は適度な食事を摂取することが重要であり、万が一低血糖の症状を感じたら、すぐにブドウ糖や糖分を含む飲料を摂取して対処してください。

急性膵炎【発生率0.1%】

リベルサスの重大な副作用として、急性膵炎が添付文書に記載されており、発生頻度は0.1%とまれではあるものの、命に関わる可能性のある重篤な症状です[1]

膵炎とは、膵臓に炎症が起こった状態のことを指し、リベルサスが膵臓に働きかけてインスリン分泌を促す過程で、膵臓に過度な負担がかかることが原因と考えられています。

急性膵炎の典型的な症状は、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛であり、痛みが背中にまで広がることや、発熱を伴うこともあります。

「いつもの胃痛とは明らかに違う」「じっとしていられないほどお腹が痛い」と感じた場合は、急性膵炎の可能性を疑う必要があります。

このような症状が現れた場合は、直ちにリベルサスの服用を中止し、すぐに医療機関を受診することが重要です。

なお、一度でも膵炎と診断された場合は、リベルサスの再投与は禁忌(使用禁止)となるため、過去に膵炎の既往がある方は服用前に必ず医師に申告することが必要です。

胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸【頻度低い】

2024年2月の添付文書改訂により、胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸がリベルサスの重大な副作用として新たに追加されました[1]

GLP-1受容体作動薬には胆嚢の収縮を抑える作用があることが知られており、この作用によって胆汁の流れが滞り、胆石ができやすくなったり、胆道系に炎症が起こったりする可能性が指摘されています。

胆道系障害の主な症状としては、右上腹部やみぞおち周辺の激しい痛み、吐き気や嘔吐、発熱や悪寒などです。黄疸が生じると皮膚や白目が黄色くなったり、尿の色が濃くなったりすることがあります。

「食後に右側のお腹が痛くなる」「最近なんとなく肌の色が黄色っぽい気がする」といった変化に気づいた場合は、胆道系の問題が起きている可能性を考える必要があります。

発生頻度は「頻度低い」ですが、比較的新しく追加された副作用であるため、今後の使用実績によってより詳細なデータが蓄積されていくことが予想されます。

これらの症状が現れた場合は速やかに医療機関を受診し、リベルサスを服用していることを医師に伝えるようにしてください。

その他の副作用(頭痛・めまい・疲労感など)

消化器症状や低血糖、膵炎以外にも、リベルサスの服用によってさまざまな副作用が報告されており、知っておくと安心です[1]

神経系の症状としては頭痛やめまいが報告されており、特に服用開始直後や増量時に感じる方がいらっしゃいます。

また、味覚異常(食べ物の味がいつもと違う、金属のような味がする)を訴える方もおり、食事の楽しみが減ってしまうと感じる場合もあるかもしれません。

全身症状としては、疲労感や無力症(体に力が入らない感覚)が現れることがあり、「なんとなくだるい」「いつもより疲れやすい」と感じる方もいらっしゃいます。

過敏症として発疹やじんましんが出ることもまれにあり、皮膚に異常を感じた場合はアレルギー反応の可能性があるため注意が必要です。

これらの症状の多くは一時的なものですが、症状が長引く場合や日常生活に支障が出る場合は、我慢せずに医師に相談することで適切な対処法を提案してもらえます。

リベルサスで死亡することはある?

結論からお伝えすると、リベルサスは適切に使用すれば死亡に至るような危険性は極めて低いお薬ですが、重篤な副作用が放置された場合にはリスクがゼロとは言い切れません。

リベルサス単独での死亡報告は確認されていない

2025年12月現在において、リベルサスを単独で使用したことによる死亡例は、厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)などの公的機関から報告されていません[1][2]

リベルサスは厚生労働省の承認を受けた医薬品であり、承認前には大規模な臨床試験が実施され、有効性と安全性(忍容性)が確認されています。

臨床試験では数千人規模の被験者がリベルサスを服用し、重篤な有害事象の発生率や死亡率についても詳細に検証されており、単独使用で死亡に至るような危険性は認められませんでした。

用法・用量を守り、医師の指導のもとで使用すれば、リベルサスは過度に恐れる必要のない医薬品といえるでしょう。

不安な気持ちがある方は、服用前に医師に相談し、ご自身の体質や健康状態に合っているかどうかを確認してから始めることをおすすめします。

重篤な低血糖・膵炎は命に関わる可能性あり

リベルサス単独での死亡例は報告されていないものの、重篤な副作用が適切に対処されなかった場合には、命に関わる可能性がゼロではないことを理解しておく必要があります[1]

特に注意が必要なのは、重度の低血糖と急性膵炎の2つです。

重度の低血糖は、血糖値が50mg/dL未満まで低下すると意識障害やけいれんを起こすことがあり、そのまま放置すれば脳へのダメージや最悪の場合は死亡につながる可能性があります。

急性膵炎についても、激しい腹痛を「ただの胃痛だろう」と放置してしまうと重症化し、多臓器不全など生命に関わる状態に陥ることがあります。

これらのリスクを避けるために最も重要なのは、副作用の初期症状を知っておくこと、そして異変を感じたらすぐに医療機関を受診することです。

「いつもと違う」と感じたら迷わず行動に移すことが、重篤な事態を防ぐための最善の方法といえます。

リベルサスを飲んではいけない人もいるので注意

リベルサスは多くの方が安全に服用できるお薬ですが、体質や持病によっては服用が禁止されている方や、特に注意が必要な方がいらっしゃいます。

服用を開始してから「実は飲んではいけなかった」と分かっても、すでに体に影響が出ている可能性があります。

ここでは、服用前に必ず確認しておくべき禁忌事項と注意点について詳しくお伝えしますので、ご自身が該当しないかチェックしてください。

禁忌に該当する人(1型糖尿病・ケトアシドーシスなど)

リベルサスには、医学的な理由から使用してはいけない「禁忌」に該当する方が定められており、これに該当する場合は服用することができません[1]

まず、リベルサスの成分(セマグルチドまたは添加物)に対して過敏症(アレルギー反応)を起こしたことがある方は、再び服用すると重篤なアレルギー反応を引き起こす危険性があるため禁忌とされています。

1型糖尿病の方も禁忌に該当しており、これは1型糖尿病がインスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊されている状態であり、リベルサスのようにインスリン分泌を促すお薬では治療できないためです。

糖尿病性ケトアシドーシス(血液が酸性になり危険な状態)や糖尿病性昏睡・前昏睡の状態にある方は、インスリン製剤による速やかな治療が必要であり、リベルサスでは対応できません。

重症感染症にかかっている方や、手術前後などの緊急時にある方も、インスリン製剤による血糖管理が必要となるため禁忌とされています。

これらの状態に該当する可能性がある方は、リベルサスの処方を受ける前に必ず医師に申告し、適切な治療法を相談してください。

慎重投与が必要な人(膵炎既往・重度胃腸障害など)

禁忌には該当しないものの、リベルサスの使用に際して特に慎重な判断が必要とされる方もいらっしゃいます[1]

膵炎の既往歴がある方は、リベルサスの服用によって急性膵炎を再発させるリスクがあるため、医師による慎重な判断が必要です。

重度の胃腸障害がある方は、リベルサスの胃内容排出遅延作用によって症状が悪化する可能性があり、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患を持つ方は特に注意が必要となります。

胃の摘出術を受けた方については、リベルサスは胃で吸収される設計になっているため、胃がない状態では有効成分が十分に吸収されず、期待した効果が得られない可能性があります。

低血糖を起こしやすい方、具体的には栄養不良状態にある方、食事を不規則に摂取している方、激しい運動を習慣的に行っている方、過度にアルコールを摂取する方なども慎重投与の対象です。

これらに該当する方は、服用を開始する前に医師に詳しく状況を説明し、リベルサスが適切かどうか、あるいは用量を調整する必要があるかどうかを相談することが重要です。

やめたほうがいい人の特徴(BMI18.5以下・摂食障害など)

禁忌や慎重投与には明確に該当しなくても、医学的・身体的な観点からリベルサスの使用を避けたほうがよいとされる方もいらっしゃいます。

BMIが18.5を下回るなど、もともと痩せている方がリベルサスを使用すると、さらなる体重減少によって健康を損なうリスクがあり、低血糖などの副作用も起こりやすくなります。

摂食障害(拒食症や過食症など)がある方は、リベルサスの食欲抑制作用が症状を悪化させる可能性があり、精神的な健康にも悪影響を及ぼすことが懸念されます。

妊娠中の方や妊娠している可能性がある方、2ヵ月以内に妊娠を予定している方は、動物実験でセマグルチドが胎児に影響を与える可能性が報告されているため、服用することができません[1]

授乳中の方についても、セマグルチドが母乳中に移行する可能性が否定できないため、使用は避けるべきとされています。

「体重を減らしたい」という気持ちは理解できますが、ご自身の体の状態を客観的に見つめ、本当にリベルサスが必要なのかどうかを医師の判断に仰ぐことが健康を守るうえで大切です。

リベルサスの副作用はいつまで続く?

リベルサスを服用し始めて副作用が現れると、「この症状はいつまで続くのだろう」「ずっとこのままだったらどうしよう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

副作用の持続期間を知っておくことで、一時的な症状なのか、それとも医師に相談すべき状態なのかを判断しやすくなります。

ここでは、副作用が続く期間の目安と、症状が出やすいタイミングについてお伝えします。

消化器症状は2〜3週間で軽減することが多い

吐き気や下痢、腹部膨満感といった消化器症状は、服用開始から2〜3週間程度で自然に軽減することが多いとされています[1]

これは、体がリベルサスの作用に徐々に慣れていくことで、胃腸への影響が緩和されていくためです。

臨床データによると、約70%の方は服用開始から1ヶ月以内に副作用が軽減または消失しており、多くの方が継続して服用できるようになっています。

「最初の1週間は吐き気がひどくて食事が摂れなかったけれど、2週間目からは楽になった」「3週目にはほとんど気にならなくなった」という体験談は珍しくありません。

症状が軽度であれば、無理に服用を中止せず、食事の工夫などで対処しながら様子を見ることで、次第に改善していくことが期待できます。

ただし、3週間以上経っても症状が一向に改善しない場合や、日常生活に支障が出るほどつらい場合は、我慢せずに医師に相談することが大切です。

半減期が約1週間と長いため症状が残りやすい

リベルサスの有効成分であるセマグルチドは、消失半減期(体内でお薬の量が半分になるまでの時間)が約1週間と非常に長い特徴を持っています[1]

一般的なお薬の半減期は数時間から1日程度であることを考えると、セマグルチドがいかに長く体内に留まるかがお分かりいただけるでしょう。

この特性により、副作用が現れた場合でも、服用を中止してからすぐに症状が消えるわけではなく、しばらくの間は体内に成分が残って症状が続く可能性があります。

具体的には、服用を中止してから完全に成分が体外に排出されるまでに、5〜7週間程度かかることがあります。

「お薬をやめたのに、まだ吐き気が続いている」と不安に感じる方もいらっしゃいますが、これは半減期の長さによる自然な現象です。

副作用が気になる場合でも自己判断で急に服用を中止すると、その後の治療計画に影響することがあるため、必ず医師に相談してから対応を決めるようにしてください。

増量時に再発することもある

リベルサスは3mg→7mg→14mgと段階的に用量を増やしていくことも検討するお薬です。

用量を増やしたタイミングで、一度治まっていた副作用が再び現れることがあります[1]

これは、体が新しい用量に適応するまでの一時的な反応であり、最初に服用を開始したときと同様のメカニズムで起こる現象です。

「3mgのときは大丈夫だったのに、7mgに増やしたらまた吐き気が出てきた」「14mgにしたら最初の頃のような胃もたれを感じる」といった経験をする方は少なくありません。

増量後に再発した副作用も、多くの場合は1〜2週間程度で再び落ち着いていくため、症状が軽度であれば継続することで改善が期待できます。

ただし、「前回よりも症状がひどい」「とても耐えられない」と感じる場合は、増量のペースが速すぎる可能性があります。

そのような場合は医師と相談して、一度前の用量に戻したり、増量の間隔を長くしたりするなど、ご自身の体に合ったペースで調整してもらうことをおすすめします。

副作用が出たときの対処法

リベルサスの服用中に副作用が出た場合、適切に対処することで症状を軽減したり、重篤な事態を防いだりすることができます。

すべての副作用に対して同じ対処法が有効なわけではなく、症状によって取るべき行動が異なります。

ここでは、代表的な副作用ごとの対処法を詳しくお伝えしますので、万が一のときに備えて覚えておいてください。

低血糖の場合|ブドウ糖・糖分を摂取

動悸や冷や汗、手足のふるえ、めまいなど低血糖の症状が現れた場合は、すぐに糖分を摂取して血糖値を上げることが最優先の対処法です[1]

最も効果的なのはブドウ糖であり、10g程度を摂取することで速やかに血糖値を回復させることができます。

ブドウ糖が手元にない場合は、ブドウ糖を含む清涼飲料水(150〜200mL程度)、砂糖(20g程度)、飴やラムネなどでも代用可能です。

糖分を摂取してから15分以上経っても症状が改善しない場合は、再度同じ量の糖分を摂取し、それでも改善しなければ医療機関を受診してください。

意識がもうろうとしている、けいれんを起こしている、自分で糖分を摂取できないといった重症の場合は、周囲の人にすぐに救急車を呼んでもらうことが必要です。

低血糖は適切に対処すれば速やかに回復する症状ですが、対応が遅れると危険な状態に陥ることもあるため、日頃からブドウ糖や飴を持ち歩くなどの備えをしておくと安心です。

吐き気・下痢の場合は食事を少量・複数回に分ける

吐き気や下痢、腹部膨満感といった消化器症状が現れた場合は、食事の内容や摂り方を工夫することで症状を和らげることができます[1]

最も効果的な方法は、1回の食事量を減らして食事の回数を増やす「少量頻回食」に切り替えることです。

胃に一度に大量の食べ物が入ると、リベルサスの胃内容排出遅延作用と相まって吐き気や膨満感が強まりやすいため、少量ずつ分けて食べることで胃への負担を軽減できます。

また、脂っこい食事や刺激物(辛いもの、カフェインなど)を控え、消化の良いものを選ぶことも効果的です。

下痢の症状がある場合は脱水に注意が必要となるため、こまめに水分補給を行い、必要に応じて経口補水液などを活用してください。

これらの工夫をしても症状がつらい場合は、医師に相談することで吐き気止め(制吐剤)などを処方してもらうことも可能ですので、遠慮なく相談してみましょう。

激しい腹痛がある場合はすぐに服用中止+病院受診

嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛がある場合は、急性膵炎や胆道系障害といった重篤な副作用の可能性があるため、すぐに対処する必要があります[1]

「いつもの胃痛や腹痛とは明らかに違う」「じっとしていられないほど痛い」「痛みが背中にまで広がっている」といった症状がある場合は、特に注意が必要です。

このような症状が現れた場合は、まず直ちにリベルサスの服用を中止してください。

その後、できるだけ早く医療機関を受診し、必要に応じて救急外来の利用も検討しましょう。

受診時には、リベルサスを服用していること、いつから服用を開始したか、現在の用量はいくらかといった情報を医師に伝えることが重要です。

急性膵炎や胆道系障害は早期発見・早期治療が非常に重要であり、「少し様子を見よう」「明日まで待ってみよう」と放置することは避けてください。

リベルサスを安心して服用するための5つのポイント

リベルサスの副作用リスクを最小限に抑え、効果を最大限に引き出すためには、正しい使用方法を守ることが何よりも重要です。

「せっかく服用するなら、安心して効果を実感したい」と思うのは当然のことでしょう。

ここでは、リベルサスを安心して服用するために押さえておきたい5つのポイントを詳しくお伝えします。

必ず医師の診察を受けて処方してもらう

リベルサスは医療用医薬品に分類されており、医師の処方なしに入手することはできないため、必ず医療機関を受診して処方を受けることが大前提となります[1]

医師の診察を受けることで、ご自身の健康状態や既往歴、現在服用中のお薬との相互作用などを総合的に判断してもらい、リベルサスが適切かどうかを確認することができます。

特に、糖尿病専門医や内科専門医など、GLP-1受容体作動薬の処方経験が豊富な医師のもとで治療を受けることをおすすめします。

近年ではオンライン診療でリベルサスを処方するクリニックも増えていますが、中には十分な問診を行わずに処方するケースもあるため、信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。

定期的な診察やフォローアップを行い、副作用の有無や効果の確認をしてくれる医療機関であれば、安心して治療を続けることができるでしょう。

3mg→7mg→14mgと段階的に増量する

リベルサスは、最初から高用量を服用すると副作用が強く出る可能性があるため、段階的に増量することが重要です[1]

具体的には、最初の4週間は3mgを服用して体をお薬に慣らし、4週間以上経過した後に7mgへ増量、さらに7mgを4週間以上服用しても効果が不十分な場合に14mgへの増量を検討するという流れになります。

「早く効果を実感したい」という気持ちから自己判断で用量を増やしてしまうと、吐き気や嘔吐などの消化器症状が強く出て、結果的に服用を継続できなくなるリスクがあります。

3mgの段階では減量効果を実感しにくいかもしれませんが、この期間は「効果を出すため」ではなく「安心して継続するための準備期間」として捉えてください。

焦らずに医師の指示に従い、ご自身の体の反応を見ながら段階的にステップアップしていくことが、結果的に効果を最大化する近道となります。

空腹時に水120mL以下で服用する

リベルサスは非常にデリケートなお薬であり、飲み方によって有効成分の吸収率が大きく変わるため、正しい服用方法を守ることが大切です。[1]

正しい服用方法は、1日のうち最初の飲食の前、空腹の状態で服用することであり、起床直後に服用するのが最も確実です。

水の量も重要なポイントであり、コップ約半分(120mL以下)の水で服用する必要があります。

「お薬を飲むときはたっぷりの水で」と思いがちですが、リベルサスの場合は水の量が多すぎると胃の中で有効成分が薄まり、吸収率が著しく低下してしまいます。

錠剤をかみ砕いたり、分割したりすることも吸収に影響するため、必ず錠剤のまま飲み込んでください。

正しい飲み方を習慣化することで、お薬の効果を最大限に引き出し、副作用のリスクも適切にコントロールすることができます。

服用後30分は飲食・他の薬を避ける

リベルサスを服用してから少なくとも30分間は、飲食や他のお薬の服用を一切避けることが添付文書で定められています[1]

これは、胃の中に食べ物や飲み物が入ると、リベルサスの有効成分であるセマグルチドの吸収が妨げられてしまうためです。

この30分間は、水やお茶、コーヒーなどの飲み物はもちろん、サプリメントや他のお薬も含めて一切口にしないことが重要です。

「朝は忙しいから」といって服用後すぐに朝食を取ってしまうと、せっかくのお薬がほとんど吸収されず、期待した効果が得られない可能性があります。

高血圧のお薬など毎朝服用する必要があるお薬がある場合は、リベルサス服用後30分以上経過してから服用するようにスケジュールを調整してください。

起床後すぐにリベルサスを服用し、身支度や準備をしている間に30分が経過してから朝食を取る、という習慣を作ると無理なく続けられるでしょう。

個人輸入・通販での購入は避ける

インターネット上では、個人輸入代行サイトなどを通じてリベルサスが販売されていることがありますが、これらのルートでの購入は避けるべきです。

海外から個人輸入されたお薬には、偽造品や品質に問題がある製品が混入しているリスクがあり、有効成分が含まれていなかったり、有害な物質が含まれていたりする可能性があります。

また、医師の診察を受けずに入手した場合、適切な用量や飲み方の指導を受けられないため、副作用が出たときに正しく対処できず、重篤な事態に陥るリスクが高まります。

さらに、個人輸入したお薬で健康被害が生じても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため、すべて自己責任となってしまいます。

「価格が安いから」「医療機関に行く手間が省けるから」といった理由で安易に個人輸入に手を出すことは、ご自身の健康と命を危険にさらす行為であることを認識してください。

リベルサスは必ず医療機関で医師の診察を受け、正規のルートで処方を受けて入手することが、安心して服用するための必須条件です。

リベルサスの危険性に関するよくある質問

リベルサスの危険性について、多くの方から寄せられる疑問にお答えします。

Q. リベルサスで死亡した事例はありますか?

A:リベルサスを単独で使用したことによる死亡例は、厚生労働省やPMDA(医薬品医療機器総合機構)などの公的機関からは報告されていません[1][2]

ただし、重篤な低血糖や急性膵炎が発生した場合に適切な対処が行われなければ、命に関わる可能性はゼロではありません。

異変を感じたら速やかに医療機関を受診し、早期に対処することが重要です。

Q. 副作用が出たらすぐにやめるべきですか?

A:吐き気や下痢といった軽度の消化器症状であれば、多くの場合2〜3週間で軽減するため、すぐに服用を中止する必要はありません[1]

ただし、激しい腹痛や意識障害など重篤な症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、すぐに医師に相談してください。

Q. 他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?

A:リベルサスは他のお薬との相互作用が起こる可能性があり、特にインスリン製剤やSU剤(スルホニル尿素薬)などの糖尿病治療薬との併用では低血糖のリスクが高まります[1]

また、リベルサスには胃内容排出を遅らせる作用があるため、他のお薬の吸収に影響を与える可能性も指摘されています。

現在服用中のお薬がある場合は、リベルサスの処方を受ける前に必ず医師にすべてのお薬を伝え、併用して問題ないかを確認してください。

Q. 妊娠中・授乳中でも服用できますか?

A:妊娠中の方、妊娠している可能性がある方、2ヵ月以内に妊娠を予定している方は、リベルサスを使用することができません[1]

動物実験においてセマグルチドが胎児に影響を与える可能性が報告されており、人における安全性は確立されていないためです。

授乳中の方についても、セマグルチドが母乳中に移行する可能性が否定できないため、使用は避けるべきとされています。

妊娠を希望する場合は、服用を中止してから少なくとも2ヵ月以上経過した後に妊娠を計画するようにしてください。

まとめ

リベルサスは2020年に厚生労働省から承認された2型糖尿病治療薬であり、正しい用法・用量を守って使用すれば過度に恐れる必要のない医薬品です。

ただし、吐き気や下痢などの消化器症状は5%以上の方に発生することが確認されており、まれに急性膵炎や重度の低血糖といった重篤な副作用が起こる可能性もあることを理解しておく必要があります。

1型糖尿病の方、膵炎の既往歴がある方、BMIが18.5以下の方、妊娠中・授乳中の方などは、服用を避けるか慎重に検討することが求められます。

消化器症状などの副作用は服用開始から2〜3週間で軽減することが多いですが、激しい腹痛や意識障害といった症状が現れた場合は直ちに服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

リベルサスの効果を最大限に引き出すためには、起床後すぐに空腹の状態でコップ半分程度の水で服用し、服用後30分間は飲食を避けるという正しい飲み方を徹底することが重要です。

減量目的での使用は日本国内では適応外使用となり、万が一重篤な副作用が発生しても国の救済制度の対象外となるリスクがあることも十分に理解しておきましょう。

リベルサスの服用を検討している方は、必ず信頼できる医療機関で医師の診察を受け、ご自身の体質や健康状態に合った治療かどうかを確認してから服用を開始してください。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。 お薬の服用に関しては必ず医師にご相談ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

参考文献

  1. ノボ ノルディスク ファーマ株式会社「リベルサス錠3mg・7mg・14mg 添付文書」(2025年7月改訂・第5版)
  2. PMDA「患者向医薬品ガイド リベルサス錠」(2025年7月更新)
  3. MSD Connect「リベルサス 禁忌を含む注意事項等情報」
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